表紙も素敵な黄緑ですが、中身もとってもやわらかく、肩ひじ張らず読める本です。
社会を変えることが、政治家や役人でなくても可能で、普通の人のちょっとした気持ちが
世の中の共感をよんで、大きく社会を変えられる可能性があるということが、具体的な
事例でわかります。
とっても素敵な本です。副題にあるように、いわゆる市民活動家ではなく、ふつうの人に
広く読んでもらいたい本だと思います。

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社会をちょっと変えてみた――ふつうの人が政治を動かした七つの物語 単行本(ソフトカバー) – 2016/3/24
子供が保育園に入れない! クラブは深夜営業禁止って本当? 障害者が自立して暮らすには? 身近に転がるそんな不都合を自分で解決する方法、ロビイング。「ふつうの人」が、どう「政治」を動かしたのか。七つの実例と、極意マニュアルの二本立てで、選挙でも、デモでもない社会の変え方教えます!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2016/3/24
- ISBN-104000611100
- ISBN-13978-4000611107
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2016/3/24)
- 発売日 : 2016/3/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4000611100
- ISBN-13 : 978-4000611107
- Amazon 売れ筋ランキング: - 39,282位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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認定NPO法人フローレンス代表理事。1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2005年日本初の「共済型・訪問型」病児保育を開始。07年「Newsweek」の“世界を変える100人の社会起業家”に選出。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。のちに小規模認可保育所として政策化。14年、日本初の障害児保育園ヘレンを開園。15年には障害児訪問保育アニーを開始。その他赤ちゃん縁組事業、こども宅食事業などを行う。内閣府「子ども・子育て会議」委員複数の公職を兼任。著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)、『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 』(PHP新書)等。2022年1月、『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』を上梓。一男一女の父であり、子どもの誕生時にはそれぞれ2か月の育児休暇を取得。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「フツーの人たちが、フツーに世の中を変えていった事例(p.v)」7つを紹介する第Ⅰ部が約180ページ、「草の根ロビイスト」のノウハウを伝える第Ⅱ部が約40ページ。
第Ⅰ部が圧倒的に長く、副題も「ふつうの人が政治を動かした七つの物語」とあるけれど、はっきり言って第Ⅱ部の方がはるかに面白い。もっともそれは、私が、第Ⅰ部のような運動家の記録はすでにいくつか読んでいたからかもしれないが。
第Ⅰ部で気になったのは文体。
例えば、冒頭の文章(p.4)は13行のうち10行で改行されている。「詩」か! 登場する女性の描写も「たとえば、春色のパステルカラーが似合いそう。タイトスカートよりフレアスカートが似合いそう。(p.5)」という感じで、読者になるべく柔らかく、親しみやすい印象を持たせようとしているのかもしれないけれど、やりすぎだ。
第Ⅱ部は、笑ってしまうように徹底したリアリズム。曰く
(役所に要望を伝える場合)「課題と自分たちの要望を書いた、簡単なレジュメを持っていくといいでしょう。……担当者の上司に相談する際に、伝言ゲームで歪曲する危険性を減らせるためです。(p.194)」
(議員に会いに行く場合)「注意点は共産党の扱いです。共産党の議員の方々はよく勉強されていて熱心な方が多く、福祉関係の話題はとても話しやすい。しかし、共産党は議会内で独特なポジションにいる場合が多く、他の党から賛成を引き出しづらくなるリスクがあります。(p.195)」
(議会への請願の注意として)「請願を紹介する議員が『浮いている』人、人望がまったくない人、議会内で『嫌われている』党だと、通らない確率も高まってしまいます。(p.199)」
(マスコミ対応で)「テレビの場合、『絵』を撮りたいという要求をされます。……そうした要求に応えてあげる必要がでてきます。(p.200)」
こういうノウハウは「主権者教育」を推進する学校でも教えられないだろうな。
第Ⅰ部☆☆、第Ⅱ部☆☆☆☆。
第Ⅰ部が圧倒的に長く、副題も「ふつうの人が政治を動かした七つの物語」とあるけれど、はっきり言って第Ⅱ部の方がはるかに面白い。もっともそれは、私が、第Ⅰ部のような運動家の記録はすでにいくつか読んでいたからかもしれないが。
第Ⅰ部で気になったのは文体。
例えば、冒頭の文章(p.4)は13行のうち10行で改行されている。「詩」か! 登場する女性の描写も「たとえば、春色のパステルカラーが似合いそう。タイトスカートよりフレアスカートが似合いそう。(p.5)」という感じで、読者になるべく柔らかく、親しみやすい印象を持たせようとしているのかもしれないけれど、やりすぎだ。
第Ⅱ部は、笑ってしまうように徹底したリアリズム。曰く
(役所に要望を伝える場合)「課題と自分たちの要望を書いた、簡単なレジュメを持っていくといいでしょう。……担当者の上司に相談する際に、伝言ゲームで歪曲する危険性を減らせるためです。(p.194)」
(議員に会いに行く場合)「注意点は共産党の扱いです。共産党の議員の方々はよく勉強されていて熱心な方が多く、福祉関係の話題はとても話しやすい。しかし、共産党は議会内で独特なポジションにいる場合が多く、他の党から賛成を引き出しづらくなるリスクがあります。(p.195)」
(議会への請願の注意として)「請願を紹介する議員が『浮いている』人、人望がまったくない人、議会内で『嫌われている』党だと、通らない確率も高まってしまいます。(p.199)」
(マスコミ対応で)「テレビの場合、『絵』を撮りたいという要求をされます。……そうした要求に応えてあげる必要がでてきます。(p.200)」
こういうノウハウは「主権者教育」を推進する学校でも教えられないだろうな。
第Ⅰ部☆☆、第Ⅱ部☆☆☆☆。
2016年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会貢献の方法はいろいろあります。寄付、ボランティア、仕事を通じて。
この本には「市民として」社会を変える方法が書いてあります。
具体的なレシピ、実際にやるのは読んでも「難しそう」と感じてしまうところはまだあるものの、日常で「街頭演説に立っているあの人にこえかけてみようかな?」など、ちょっとした行動をしてみたくなる。
ここに書いてあること全部できなくても、小さな一歩を踏み出すには、最良の一冊です。
この本には「市民として」社会を変える方法が書いてあります。
具体的なレシピ、実際にやるのは読んでも「難しそう」と感じてしまうところはまだあるものの、日常で「街頭演説に立っているあの人にこえかけてみようかな?」など、ちょっとした行動をしてみたくなる。
ここに書いてあること全部できなくても、小さな一歩を踏み出すには、最良の一冊です。
2016年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが元政治部の著者が書いただけあって内情がわかりやすく書かれている。社会は変えられるんだろうけど、そう簡単じゃない。使命感と情熱が不可欠。ま、何事もそうなんだけど。
2016年11月6日に日本でレビュー済み
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試行錯誤して動くのが面倒臭いと思い続けていた自分のお尻をたたかれた気がします。
2016年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秋山訓子さんの文章はとても抑制が利いていて、実際に社会をちょっとだけ変えちゃった人たちが決して特別ではなかったことがよくわかります。それが、最後の駒崎弘樹氏の指南の説得力を倍増して、本当に社会が変えられそうです。
2018年7月25日に日本でレビュー済み
政治家にならなくても、いち市民という立場でも、政治を変えられることに気づかせてくれる本です。
サブタイトルに「ふつうの人が政治を動かした」と書かれていますが、さすがに皆さん人並み以上に活動的です……
本当に普通の人、そんなに頑張れない人でも実行できる方法がもっと書かれていれば良いなと思ったので☆4つ。
サブタイトルに「ふつうの人が政治を動かした」と書かれていますが、さすがに皆さん人並み以上に活動的です……
本当に普通の人、そんなに頑張れない人でも実行できる方法がもっと書かれていれば良いなと思ったので☆4つ。
2018年5月10日に日本でレビュー済み
初めの1歩は大変。初めて補助なしの自転車をこぎ出した時のように、よろけそう。躓きそうで勇気がいる。力がいる。でも、いろいろな人の始めた「初めの1歩」と、それに続いた努力や苦労の末に、社会が動いているのが実感できる本。
そうなんだ~、こんな風に踏み出して、こんな風に動いていったんだ。動き続けるには何が大切だったのだろう。
噛みしめながら読んでいくと、自分もどう1歩を踏み出したらよいか、見えてくるかもしれない。
今、日本の民主主義が危ない。そんな時だからこそ、主権者である国民が「人民(じんみん)の人民による人民のための政治」という民主主義政治の根本精神をしっかり自覚して、「おかみにおまかせ」政治から抜け出さないと!この本に背中を押してもらって、社会をよくしたい「思い」をしっかり「現実の動き」に繋げていかなくちゃですねぇ。
そうなんだ~、こんな風に踏み出して、こんな風に動いていったんだ。動き続けるには何が大切だったのだろう。
噛みしめながら読んでいくと、自分もどう1歩を踏み出したらよいか、見えてくるかもしれない。
今、日本の民主主義が危ない。そんな時だからこそ、主権者である国民が「人民(じんみん)の人民による人民のための政治」という民主主義政治の根本精神をしっかり自覚して、「おかみにおまかせ」政治から抜け出さないと!この本に背中を押してもらって、社会をよくしたい「思い」をしっかり「現実の動き」に繋げていかなくちゃですねぇ。