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宇宙飛行士という仕事 - 選抜試験からミッションの全容まで (中公新書 2352) 新書 – 2015/12/18
柳川 孝二
(著)
選抜試験の事務局トップを務めるなど、宇宙飛行士を間近に見てきた著者が憧れの仕事のすべてを描く。若田光一氏インタビューを収録。
- 本の長さ257ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2015/12/18
- 寸法11.1 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104121023528
- ISBN-13978-4121023520
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2015/12/18)
- 発売日 : 2015/12/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 257ページ
- ISBN-10 : 4121023528
- ISBN-13 : 978-4121023520
- 寸法 : 11.1 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 365,439位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,604位中公新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リーダーシップとフォロワーシップ。意味が解りました。単なるチームワークではありません。宇宙空間でのサバイバルを想定しての選抜です。容赦ない評価方法がとても良い。(一般の会社でも活用してほしいぐらい。)
2016年2月14日に日本でレビュー済み
宇宙飛行士の歴史から選抜・訓練までを紹介しつつ、日本人の有人宇宙活動の過去から将来を展望する本。著者はJAXAで国際宇宙ステーション(ISS)に計画立ち上げから携わり、2007年のJAXA宇宙飛行士選抜の責任者も務めた。地上での準備が入念なのに驚いた。飛行士の健康は心身とも入念に日々チェックされているほか、日本の実験施設「きぼう」では2000の不具合事例を想定してシミュレーションしたという。
3,4章の求められる資質、選抜試験から長く過酷な訓練の話は、現場を知る人だからこそ書ける濃い内容だ。宇宙飛行士は選抜も厳しいが、その後、宇宙飛行士になる訓練、なってからの能力維持の訓練も相当苦しい。宇宙工学や医学、飛行機操縦、船外活動練習などのほか、夏や冬に野外を十日間歩いてリーダーシップを養うサバイバル訓練、海底や洞窟で1週間過ごす耐久訓練もある。運用中の有人宇宙船がロシアのソユーズしかないことから、200時間のロシア語講習もあり、中級以上の語学力が求められる。心身体すべてレベルアップを求められている。
合格から1年半で宇宙飛行士に認定されるが、いつ搭乗にできるかはわからない。10年以上待ったJAXA飛行士もいる。NASA飛行士には宇宙に出なかった者もいるという。なお、JAZAでは、ISS搭乗を「低軌道長期出張」として扱う。衣食住も往復もすべて現物支給のため、出張費は出ないが、本給の7割が「宇宙飛行士手当」として支給される。宇宙での8時間半勤務・土日休みの生活も読んでいて楽しい。
本書を読むと「日本が単に金を払って米ロの宇宙船に乗せてもらっている」というわけではないことを理解できた。優れた人材の派遣や「きぼう」建設など、日本なりにISS計画に費用以上の貢献をすることで、米ロとの信頼関係を築いて宇宙活動に参加している。巻末の日本人の宇宙活動の意義についてはなあ……と思うが、読んだ人が判断すればよいことだろう。
熟練のライターが書いたかのように、こなれた文章で読みやすい。特に第1章の、ガガーリンから油井亀美也氏までの有人宇宙飛行の歴史は簡潔ながら要を得ている。宇宙飛行士には何が必要か、本書でわかりやすく描かれている。本書でも紹介されていたが、油井氏らを選抜した試験に密着した「 ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書) 」は臨場感あふれるルポだ。また同じ中公から、NASAの歴史や組織文化を論じた「 NASA ―宇宙開発の60年 (中公新書) 」を読むと、本書でたびたび登場するISSがけた外れに大きい計画であるかがわかる。
3,4章の求められる資質、選抜試験から長く過酷な訓練の話は、現場を知る人だからこそ書ける濃い内容だ。宇宙飛行士は選抜も厳しいが、その後、宇宙飛行士になる訓練、なってからの能力維持の訓練も相当苦しい。宇宙工学や医学、飛行機操縦、船外活動練習などのほか、夏や冬に野外を十日間歩いてリーダーシップを養うサバイバル訓練、海底や洞窟で1週間過ごす耐久訓練もある。運用中の有人宇宙船がロシアのソユーズしかないことから、200時間のロシア語講習もあり、中級以上の語学力が求められる。心身体すべてレベルアップを求められている。
合格から1年半で宇宙飛行士に認定されるが、いつ搭乗にできるかはわからない。10年以上待ったJAXA飛行士もいる。NASA飛行士には宇宙に出なかった者もいるという。なお、JAZAでは、ISS搭乗を「低軌道長期出張」として扱う。衣食住も往復もすべて現物支給のため、出張費は出ないが、本給の7割が「宇宙飛行士手当」として支給される。宇宙での8時間半勤務・土日休みの生活も読んでいて楽しい。
本書を読むと「日本が単に金を払って米ロの宇宙船に乗せてもらっている」というわけではないことを理解できた。優れた人材の派遣や「きぼう」建設など、日本なりにISS計画に費用以上の貢献をすることで、米ロとの信頼関係を築いて宇宙活動に参加している。巻末の日本人の宇宙活動の意義についてはなあ……と思うが、読んだ人が判断すればよいことだろう。
熟練のライターが書いたかのように、こなれた文章で読みやすい。特に第1章の、ガガーリンから油井亀美也氏までの有人宇宙飛行の歴史は簡潔ながら要を得ている。宇宙飛行士には何が必要か、本書でわかりやすく描かれている。本書でも紹介されていたが、油井氏らを選抜した試験に密着した「 ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書) 」は臨場感あふれるルポだ。また同じ中公から、NASAの歴史や組織文化を論じた「 NASA ―宇宙開発の60年 (中公新書) 」を読むと、本書でたびたび登場するISSがけた外れに大きい計画であるかがわかる。
2016年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙開発関係の書籍として今までにない異色の内容です。宇宙開発の裏側が覗けて面白いのはもちろん、社会生活一般にも通じる啓蒙書としても優れた内容と言えます。
2017年6月11日に日本でレビュー済み
まず、宇宙飛行士の選抜試験について目をつけた点、そしてそれを公開する許可を貰えた点が素晴らしいと思う。
宇宙飛行士の選抜というブラックボックスの中身がわかり易く、詳細などを含め楽しく読めるのが特徴だ。
本書を読むと程度の差はあれど宇宙飛行士の資質は多くの労働者にとっても関係が深いと思える。
彼らの高い他人と強調する力、諦めない忍耐力、冷静さ、人に好かれる力などはまさに人間力の塊と言えるのではないだろうか。
宇宙飛行士の選抜というブラックボックスの中身がわかり易く、詳細などを含め楽しく読めるのが特徴だ。
本書を読むと程度の差はあれど宇宙飛行士の資質は多くの労働者にとっても関係が深いと思える。
彼らの高い他人と強調する力、諦めない忍耐力、冷静さ、人に好かれる力などはまさに人間力の塊と言えるのではないだろうか。
2020年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はJAXAの立ち上げから宇宙飛行士の選抜まで関わった宇宙開発の実務家。日本人をISSに搭乗させるためにNASAと交渉、宇宙開発がギブアンドテイクで貫かれているシビアな現場も伝えます。宇宙飛行士に選ばれても宇宙に行けるのは時の運次第。卓抜した頭脳だけでなく、いつかは機会が巡ってくると思いながら苛酷な訓練を毎年繰り返す忍耐強さも求められるとします。若田光一氏がISSで船長を務めた実績を残したことで月より遠くの深宇宙探査には日本人が活躍する余地が十分にあること、民間の参入などにより宇宙ツアーが50年前の日本人にとっての海外旅行に近づきつつあるといった明るい未来も紹介。
宇宙飛行士の選考試験に密着した『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』と合わせて読むとより理解が深まるのではないかと思います。
宇宙飛行士の選考試験に密着した『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』と合わせて読むとより理解が深まるのではないかと思います。
2016年1月13日に日本でレビュー済み
この本は,宇宙飛行士になるための基準・なった後の訓練の詳細だけでなく
これまでの宇宙開発事業の流れから,JAXAおよび日本人宇宙飛行士の貢献まで描いている.
最後には,日本人宇宙飛行士として初めて船長を務めた若田光一さんのインタビューもある.
そもそも宇宙飛行士とは何か,なぜ宇宙開発を行う必要があるのか
加えて,宇宙開発の歴史に興味がある方にはオススメの一冊である
これまでの宇宙開発事業の流れから,JAXAおよび日本人宇宙飛行士の貢献まで描いている.
最後には,日本人宇宙飛行士として初めて船長を務めた若田光一さんのインタビューもある.
そもそも宇宙飛行士とは何か,なぜ宇宙開発を行う必要があるのか
加えて,宇宙開発の歴史に興味がある方にはオススメの一冊である