小学校のころ読んで「かべは知っていた」がすごく記憶に残って、また読みたくなり買いました。
5つの話のどれも、子供にとって絶対的な存在である家族や親というものが揺らいでしまうことで、恐怖や孤独を感じさせるという話だと思います。
特に孤独を感じたのは以下の2つですが、孤独の感じ方が対象的だと思いました。
「僕は5階で」
1人になってしまい感じる孤独
「かべは知っていた」
1人ではないが、周りにいる人間(親)は当てにならないし信用できないと悟って感じる孤独
個人的には、「かべは知っていた」のほうがリアリティを感じ、自分と重なるところもあったので、子供ながらすごく記憶に残ったのだと思います。(これ以外の話の内容は忘れてました)
逆に、1人になってしまう孤独に共感できる人は、「ぼくは5階で」のほうが印象に残るのかもしれません。
機能不全家族で育った方や、アダルトチルドレンの方は、特に心に来るものがあるかもしれません。

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おとうさんがいっぱい (フォア文庫 B 103) 新書 – 1988/10/1
- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社理論社
- 発売日1988/10/1
- ISBN-104652070713
- ISBN-13978-4652070710
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学3〜4年生向けとのことで、いずれの小説も児童書的な言葉遣いや表現が使用されており、平易でわかりやすく、読みやすいのですが怖いです。不条理で救いのない結末がなんとも言えないざらりとした読後感を残してくれる、今まで出会ったことのないタイプの児童書です。
いずれの話もテーマとなっているのが、自己存在の不確実性です。本当に自分はここにいるのか、という自己の存在に対する疑念を囁きかけてきます。この本を読んで感じる怖さは、不確実な自己を失うことへの恐怖、ある意味「死」の恐怖に近い、根源的な怖さなのだと思います。
いずれの話もテーマとなっているのが、自己存在の不確実性です。本当に自分はここにいるのか、という自己の存在に対する疑念を囁きかけてきます。この本を読んで感じる怖さは、不確実な自己を失うことへの恐怖、ある意味「死」の恐怖に近い、根源的な怖さなのだと思います。
2020年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
衝撃的な結末ばかりがのっている児童書です。めでたしめでたし、ちゃんちゃん。では終わらない、後味の悪い、ぞっとする終わり方をします。
子どもが読んだらトラウマになっちゃうかも??
ダークな話が好きな方や、ちょっと変わった本を読みたい方にはおすすめです!児童書なので、あっという間に読めます。
子どもが読んだらトラウマになっちゃうかも??
ダークな話が好きな方や、ちょっと変わった本を読みたい方にはおすすめです!児童書なので、あっという間に読めます。
2019年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供のころに図書館で読んで衝撃をうけました。また読み返したいと思い、購入。子供向けとは思えないストーリーで、大人になってもココロに刺さりました。
2006年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生の時に学校の図書室で借りて読みました。
読後の衝撃が忘れられずにずっと心に残ったまま大人になりました。
短編の物語の集まりだったこと、不思議な話だったこと、本の表紙の装丁の赤い色と絵柄は記憶していましたが、詳細は忘れてしまっていました。
でも、ずっともう一度読みたいなと思って本屋を長年探していました。今回アマゾンで発見して購入しました。
子供の心にこれほどまでに記憶を残す本であるということが
大人になって再読して理解できました。
この本で初めて「四次元の世界」というか「空間のねじれ」というか
なんか不思議な空間、次元に迷い込んでしまうっていうことがあるんだなってことを知ったので衝撃的な一冊になったんだと思います。
いくつかある物語のうち、今回もやっぱり一番心に響いたのが
少年が自宅のマンションから出られなくなる話でした。
どんなに何度も玄関の扉を開けても、そこはまた同じ部屋の中へ
入る扉となってしまっている・・・という。
不思議で、不思議で、自分もそんな風になったらどうしようと
子供心にすごく不安になったのを覚えています。
小学生におすすめの本ですが、もちろん大人が読んでも楽しめる児童書ですよ。
読後の衝撃が忘れられずにずっと心に残ったまま大人になりました。
短編の物語の集まりだったこと、不思議な話だったこと、本の表紙の装丁の赤い色と絵柄は記憶していましたが、詳細は忘れてしまっていました。
でも、ずっともう一度読みたいなと思って本屋を長年探していました。今回アマゾンで発見して購入しました。
子供の心にこれほどまでに記憶を残す本であるということが
大人になって再読して理解できました。
この本で初めて「四次元の世界」というか「空間のねじれ」というか
なんか不思議な空間、次元に迷い込んでしまうっていうことがあるんだなってことを知ったので衝撃的な一冊になったんだと思います。
いくつかある物語のうち、今回もやっぱり一番心に響いたのが
少年が自宅のマンションから出られなくなる話でした。
どんなに何度も玄関の扉を開けても、そこはまた同じ部屋の中へ
入る扉となってしまっている・・・という。
不思議で、不思議で、自分もそんな風になったらどうしようと
子供心にすごく不安になったのを覚えています。
小学生におすすめの本ですが、もちろん大人が読んでも楽しめる児童書ですよ。
2018年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気味の悪い世界がひろがっています。え、、、結局、、どうなったの?え?うそ?みたいな読み終わりです。昔、小学生のころに、こんなになったら怖いなって、想像していた、ぼんやりとした世界がそのままお話しになっている感じ。
トラウマ級と書いているレビューもありますが、うちの子はそれほど、トラウマにはなっておらず、ただ、メデタシメデタシではないお話しなため、キミ悪さを余韻に本をとじる感じです。私は好きです。
トラウマ級と書いているレビューもありますが、うちの子はそれほど、トラウマにはなっておらず、ただ、メデタシメデタシではないお話しなため、キミ悪さを余韻に本をとじる感じです。私は好きです。
2015年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
静かにぞっとする物語の数々。
子どもと言うよりおとなが楽しめる1冊。
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2014年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子どもの頃に読んで、とても不思議な世界観のある内容だったので、好きな本でした。
自分の子どもにも読ませてあげたいと思い、購入しました。
子どもたちにも面白かったようです。
イラストも個性的でインパクトがあります。
自分の子どもにも読ませてあげたいと思い、購入しました。
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