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あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫) 文庫 – 2011/12/22
山田 風太郎
(著)
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老境の卓見に満ちた傑作エッセイ!
「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」。飄々とした一文から始まり、老いること、生きること、死ぬことを独創的に、かつユーモラスにつづる。風太郎節全開のエッセイ集!
「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」。飄々とした一文から始まり、老いること、生きること、死ぬことを独創的に、かつユーモラスにつづる。風太郎節全開のエッセイ集!
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2011/12/22
- 寸法10.7 x 1.3 x 14.9 cm
- ISBN-104041000564
- ISBN-13978-4041000564
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商品の説明
著者について
●山田 風太郎:1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (2011/12/22)
- 発売日 : 2011/12/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4041000564
- ISBN-13 : 978-4041000564
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 140,143位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 363位ロシア・東欧文学研究
- - 2,343位日本文学研究
- - 2,727位日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家 クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死 去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 八犬傳 下(新装版) (ISBN-13: 978-4331614044)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きたろうさんが紹介をちょっとして初めていてラジオで知りました。あと何回夕食が、食べれるのか?から始まる非常にゆっくりとしたエッセイ。ゆっくり人生を終えたい方におすすめ。
2022年12月4日に日本でレビュー済み
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山田風d太郎が自身の病気のことも踏まえた随筆です。独断と偏見に満ちた風太郎節が炸裂して、大変面白い。
2023年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田風太郎先生の箴言を楽しめます。
曰く:人に気を遣ってばかりいる心優しい人々は薄明でゴーツクバリが長生きするようだ。ゴーツクバリ期の何年かが過ぎると今度は痴呆期にはいる。
曰く:かくて私の「生物学」は人間の往生適齢期を六十五歳とする断を下した。
曰く:最愛の人が死んだ夜にも人間は晩飯を食う
曰く:来世で逢いたいと思う人はむろんあるが、二度と顔を見たくない人々はそれに倍してある。
曰く:そもそも私は山海の珍味を牛飲馬食するような人間でなければ大事を託することは出来ない、と信じている。
そして、大正・昭和・平成・を生きた風太郎先生は、いつの時代が良かったかについては: 日本は昭和四十年代のころが一番「よき時代」ではなかったかと考えている。昭和三十九年からの新幹線開通や東京オリンピックなどを振り返ってそういうのである。(中略)その国が繁栄を不動のものとするかどうかは、ひとえにその繁栄期の舵の取り方にかかっているという。この舵とりにしくじれば歴史は非情なものでその国は永遠に三流国の鎖に縛られてしまう。
風太郎先生は2001年に七十九歳逝去されました。
曰く:人に気を遣ってばかりいる心優しい人々は薄明でゴーツクバリが長生きするようだ。ゴーツクバリ期の何年かが過ぎると今度は痴呆期にはいる。
曰く:かくて私の「生物学」は人間の往生適齢期を六十五歳とする断を下した。
曰く:最愛の人が死んだ夜にも人間は晩飯を食う
曰く:来世で逢いたいと思う人はむろんあるが、二度と顔を見たくない人々はそれに倍してある。
曰く:そもそも私は山海の珍味を牛飲馬食するような人間でなければ大事を託することは出来ない、と信じている。
そして、大正・昭和・平成・を生きた風太郎先生は、いつの時代が良かったかについては: 日本は昭和四十年代のころが一番「よき時代」ではなかったかと考えている。昭和三十九年からの新幹線開通や東京オリンピックなどを振り返ってそういうのである。(中略)その国が繁栄を不動のものとするかどうかは、ひとえにその繁栄期の舵の取り方にかかっているという。この舵とりにしくじれば歴史は非情なものでその国は永遠に三流国の鎖に縛られてしまう。
風太郎先生は2001年に七十九歳逝去されました。
2021年2月2日に日本でレビュー済み
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後期高齢者入り口の自身に対し、こんな楽しみも有るのかのエールを送れた。
2015年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらの書籍は、ベスト本です。
「あと死ぬまでに、何回、晩飯をたべられるかな。。。」という思いは、老いる人を介護する立場なら、よく聞かされることでしょう。
著者はそう思いながら、なかなか健啖に食について綴っていきます。
ベスト本なので、その言葉がだんだん変わっていく様子が読み取れて、興味深かったです。
星を減らしたのは、編集コンセプトに、もう少し工夫があってもいいと、思ったからです。
たとえば、時間経過の様子が伝わるような、食や時代を表す写真を、ところどころに挿入するとか、著者の手書きの一部をいれて、著者が年齢を重ねていくようすを想像させるような配慮があったら、寄せ集め感がしなくなったのではないかと思いました。
「あと死ぬまでに、何回、晩飯をたべられるかな。。。」という思いは、老いる人を介護する立場なら、よく聞かされることでしょう。
著者はそう思いながら、なかなか健啖に食について綴っていきます。
ベスト本なので、その言葉がだんだん変わっていく様子が読み取れて、興味深かったです。
星を減らしたのは、編集コンセプトに、もう少し工夫があってもいいと、思ったからです。
たとえば、時間経過の様子が伝わるような、食や時代を表す写真を、ところどころに挿入するとか、著者の手書きの一部をいれて、著者が年齢を重ねていくようすを想像させるような配慮があったら、寄せ集め感がしなくなったのではないかと思いました。