本号の目玉は
特集「慰安婦」戦は止まず
である。
執筆者は西尾幹二、西岡力、秦郁彦、阿比留瑠比、水島総、大高末貴の諸氏であるが、ここでいちいち各人の説を要約していてはきりがないのでまとめて紹介する。
執筆諸氏とも12月28日に発表された日韓合意に唖然・茫然としている。
まず慰安婦問題は当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題であり・・・・・・・安倍内閣総理大臣は心からおわびと反省の気持ちを表明する、という点。
第二に日本政府はお詫びのしるしとして慰安婦救済事業に10億円拠出するという点。
第三にこれが一番問題であるが、「今回の発表により、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認する。日本政府と韓国政府は今後、国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える。」となっている。
以上の3点により国際社会では、さんざんごねていた日本政府もついに慰安婦20万人の拉致虐殺を認め、保証金として10億円拠出する。こんご、この問題につてごねることはありません。と正式に表明したと取られていることである。
民間レベルで、慰安婦問題は朝日新聞の虚報に基づき造られた嘘であることを暴き、朝日新聞に吉田清二証言が嘘であったことを認めさせ、挺身隊なる用語に誤用があったことを認めさせた努力が全部水泡に帰したことになる。
私jも年末に安倍総理大臣の表明を聞いたときに、「万事休す」との感慨をもったが、ここに執筆されている諸氏も同じ感慨を持っている。水島総氏などは、いまからでも遅くない、この日韓合意は白紙に戻すべきだとの意見である。
多分、安倍総理もアメリカ政府による「日韓はもっとなかよくやってくれ」、との圧力に屈したものであろう。
この合意によって、手足を縛られてしまった日本ではあるが、せめて外務省レベルで、12歳以上の韓国人女性を軍の命令で拉致し慰安婦とし虐殺したというのは事実に反する点を発信すべきである。
幸い、韓国サイドでも挺対協などの過激派は「日韓合意反対」をかかげて相変わらず反日運動を続けている。この際、「そうですか。それでは白紙に戻しましょう。」とすることはできないのか。日本は韓国がいかに反日であろうと国際社会で困ることはなにもない。
この日韓合意はこのままでは終わらないだろう。
朴槿恵大統領との500日戦争を終えて・・・・・産経新聞元ソウル支局長加藤達也氏と呉善花氏との対談である。
韓国裁判所も、この問題を大きくしたくなかったのか、加藤氏に色々と妥協案を持ちかけて来たらしいが、加藤氏が断固拒絶したのが勝因である。
個人的に興味深かったのは「挺対協の背信、そして旧社会党との関係」
やはり土井たか子を中心とする旧社会党、現民社民党の面々は裏で挺対協とつながっていたのだ。
そして挺対協の後ろには国際共産党組織がいて、日韓離反を図っていたのだ。納得させられる記事ではある。
私は、日韓合意に関して桜井よし子さんが、どういう記事を書くか注目していたのだが、本号では桜井さんは台湾の選挙問題しか書いてない。がっかりである。せめて一言述べてもらいたかった。
「原発・最終処分場問題、小泉元首相の文春「独白録」に欺瞞あり・・・・この記事の目的は、原発が小泉元首相が言うように危険なものではない、と言いたいらしいが、読んでいるうちに、筆者が原発の危険性を論証しているように思えてくるのは皮肉である。
「吉永小百合さんへの手紙」・・・・・吉永小百合が原爆詩の朗読会をやっていることが結局日本の反日勢力を後押ししていることになるとして、左翼勢力に利用されないようにとの提言である。芸能人が情緒的に反戦を唱えるといたずらに社民党や共産党に利用されるということだ。

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正論2016年3月号 雑誌 – 2016/2/1
台湾政権交代、日韓慰安婦合意、北核実験…東アジア動乱は始まっている
台湾政権交代、日韓慰安婦合意、北核実験…
東アジア動乱は始まっている 櫻井よしこ
総力特集 「慰安婦」戦、いまだ止まず
日韓合意、早くも到来した悪夢 西尾幹二
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【対談】安倍首相「最終的かつ不可逆的解決」の行方 秦郁彦/阿比留瑠比
【連載特別版】国家百年の大計を誤った安倍首相 水島総
スクープ! 慰安婦劇女優が悔悟の証言 挺対協の背信、そして旧社会党との関係 大高未貴
産経前ソウル支局長無罪確定! 【対談】朴槿恵大統領との500日戦争を終えて 呉善花/加藤達也
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好評連載 ファァシスタたらんとした者5 西部邁
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