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八日目の蝉 通常版 [DVD]
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー |
コントリビュータ | 小池栄子, 井上真央, 森口瑤子, 永作博美, 成島出 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 27 分 |
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メーカーによる説明
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥5,381¥5,381 | ¥3,560¥3,560 | ¥4,140¥4,140 |
製品仕様 | Blu-ray | DVD | DVD |
発売日 | 2011/10/28 | 2011/10/28 | 2011/10/28 |
商品の説明
直木賞作家・角田光代のベストセラー小説、衝撃の映画化!
不倫相手の子供を誘拐し4年間育てた女と、
誘拐犯に育てられた女。
なぜ、誘拐したのか?
なぜ、私だったのか?
女として生まれたことの痛ましいまでの哀しみと、それを生き抜く強さを描く、衝撃の人間ドラマ。
希代のストーリーテラー、角田光代が手掛けた初の長編サスペンスであり、最高傑作の呼び声高い「八日目の蝉」。
05年11月から読売新聞にて連載され、 07年第2回中央公論文芸賞を受賞。各メディアから絶賛と驚愕を持って迎えられたベストセラー小説が、遂に映画化。
【ストーリー】
今日まで母親だと思っていた人が、自分を誘拐した犯人だった。
1985年に起こったある誘拐事件―。
不実な男を愛し、子を宿すが、母となることが叶わない絶望の中で、男と妻の間に生まれた赤ん坊を連れ去る女、野々宮希和子と、その誘拐犯に愛情一杯に4年間育てられた女、秋山恵理菜。
実の両親の元へ戻っても、「ふつう」の生活は望めず、心を閉ざしたまま21歳になった恵理菜は、ある日、自分が妊娠していることに気づく。
相手は、希和子と同じ、家庭を持つ男だった。過去と向き合うために、かつて母と慕った希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜がそこで見つけたある真実。
そして、恵理菜の下した決断とは・・・?
【キャスト】
井上真央 永作博美 小池栄子 森口瑤子 田中哲司 渡邉このみ 市川実和子/余貴美子 平田満 風吹ジュン/劇団ひとり 田中泯
【スタッフ】
原作:角田光代(中公文庫)
監督:成島出『孤高のメス』
脚本:奥寺佐渡子『サマーウォーズ』
音楽:安川午朗
主題歌:「Dear」中島美嘉(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
挿入歌:「ドーターズ」ジョン・メイヤー(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
製作:『八日目の蝉』製作委員会
配給:松竹
【特典映像】
●予告編 他
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 106 g
- EAN : 4527427649347
- 監督 : 成島出
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 2 時間 27 分
- 発売日 : 2011/10/28
- 出演 : 井上真央, 永作博美, 小池栄子, 森口瑤子
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- ASIN : B005CZ7M72
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 31,736位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 337位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 1,637位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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それは、この映画を観た多くの方が、秋山恵里菜を、何の躊躇もなく「薫」と呼んでいたことだ。
恵里菜と呼ぶ方もいたが、わざわざ(薫)と付記されている方が多かった。
考えてみればそれは当然で、私たちは「宮田京子」こと野々宮希和子の逃避行に寄り添って、一緒に笑って、一緒に泣いたのだ。
彼女に守られて、彼女に愛されたあの女の子は、どこからどう見ても、「薫」だった。
秋山恵里菜が警察に保護された時、4歳になったばかりだった(なぜそれがわかるかというと、安藤千草(小池栄子)が持ってきた新聞のスクラップに「1342日ぶり保護」と出ているからだ。生後4ヶ月に連れ去られたので120日だとして、1342+120=1462。これを365日で割ると、4.00547…、つまり、限りなく4歳に近いことがわかる)。
彼女の自我は出来上がりつつあった。つまり、自分自身を「薫」とする世界観を形成し終えたばかりだった。
雪の降る坂道を駆け下りてゆくシーン。雪が降っているから、1月か、2月か。保護されたのが9月8日なので、4ヶ月か5ヶ月経っている。
知らないおじさんとおばさんに捕まって、知らない場所にずっと閉じ込められていたのだ。「かおる」ではなく「えりな」だと言われ、ママのことを言ったら怒られ、ママの悪口を何回も何回も言われ続けたのだ。
おまわりさんの所まで逃げられたら、きっと、ママが迎えに来てくれる。おまわりさんが、きっとママを連れてきてくれる。
おまわりさんが連れてきたのは、あのおじさんと、あの怒っているおばさんだった。「薫」は小さな体に、これでもかと絶望を叩きつけられた。
彼女は「薫」、すなわち自分自身を否定され、「ママ」を否定された。つまり、世界の全てを完全否定されたのだ。
おばさんこそが「おかあさん」なのだ。「ママ」は誘拐犯で、わたしは「かおる」ではなくて「えりな」なのだ。
でも、あったかい背中の上で聴いた、あの「お星さまのうた」を聴きたい。耳の奥にかすかに残っているあの美しいうたを、せめてもう一度聴きたい。
おかあさんがまた怒り出した。おかあさん、ごめんなさい。「ママ」を想っていてごめんなさい。「かおる」じゃなくて「えりな」なのにごめんなさい。「ママ」を想っていてごめんなさい。あのうたを聴きたいと思ってごめんなさい。
保護された恵里菜ちゃんを報道陣がフラッシュを焚いて取り囲む。よく聞くと「恵里菜ちゃん」と呼ぶ声に紛れて、「薫ちゃん」と呼び掛けているのがわかる。保護された時にはもう既に「薫」の名前が漏れていたのだ。
野々宮希和子の裁判でも繰り返されたその名前は、おもしろおかしくマスコミに書き立てられた。思い出の中までぐちゃぐちゃにされた。まるでオオカミに育てられた子みたいに、奇異の視線を浴び続けた。誰も助けてくれなかった。
マロンちゃん(安藤千草)にいざなわれて、恵里菜は野々宮希和子の足跡を辿る。「からっぽのがらんどう」になりたくなくて、奪った赤ちゃんに変な名前を付けて、逃げ回った女の道のりを。自分もからっぽのがらんどうになりたくないというだけで、奥さんのいる人の赤ちゃんを、産むと決めた恵里菜が。
そして、小豆島のフェリー乗り場、切符売り場からみた駐車場。自分を見つめて涙を流す女の姿を、ありありと思い出す。段々畑で、一緒に見た虫送りの美しい火の行列を。心に蓋をして、閉じ込めていた「ママ」を、はっきりと思い出す。愛されていた記憶を。写真館で、「ママ」から手の中にもらったプレゼントを。
からだのなかに、「ママ」が満ち溢れて、産まれてきてよかった、と心の底から思う。おなかの中のこの子に、「大好き」と伝えたい。「ママ」からもらったプレゼント、「大好き」を、この気持ちごと、この子にあげたい。
映画を観て何回も泣いて、レビューを読んで何回も泣きました。私のつたない文章が、この映画を汚してしまわないか、おそれながら、ここで書くのをやめます。
「この作品も...」と勧められました。
こちらの作品も『信頼』という心情を
テーマにしているように感じます。
誘拐犯が非常に良い母親で、
実の母親はヒステリックな母親だったら...
子どもは現実を受け入れられるのだろうか?
誘拐さえなかったら、母親は正常だったのかもしれない。
やっと自分のもとに帰ってきた愛しい我が子が
両親を「他人」と認識している事実を
自分なら受け止められるだろうか?
誰もが誰かを信じたい。そして信じてほしい。
それでも信頼を裏切られた時、
その事実を受け入れられることが本当の「信じる」ということ。
でも...それは非常に難しいことだ。
そしてこの作品において誰が悪いかという話になるなら、
どう考えても父親が悪いと思う笑