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なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争【山本七平賞受賞】 単行本(ソフトカバー) – 2016/1/29
加藤達也
(著)
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第25回 山本七平賞受賞
----------------------------------------------------------------
「人治主義」「情治主義」「反日無罪」…。かの国は法治国家ではない。
----------------------------------------------------------------
朴槿惠大統領への名誉毀損罪で起訴された産経新聞の加藤前ソウル支局長。
2015年末、ソウル中央地裁は「無罪判決」を下しました。
なぜ、ソウル中央地検は公権力に不都合な記事を書いた外国人特派員を刑事訴追するという暴挙に出たか。
背後に何があったのか。また、なぜ彼は韓国に勝つことができたのか。
当事者による初の手記を緊急出版。〝暗黒裁判〟の裏側をすべて明らかにした衝撃の一冊です。
●目次
第一章 3つのコラムが存在した
第二章 加藤さん、謝ったほうがいい
第三章 法廷に立つユニークな人々
第四章 情治主義の国
第五章 検察の焦り
第六章 韓国はこれからも韓国なのか
加藤裁判記録 主な攻防
●主な内容
彼らは何を読んだのか/ドラマチックな噂/大統領府の顔色を見る検察/
姫のクネビーム/私に接触してきた人々/ため息をつく検察/
日本語には「遺憾」という便利な言葉がある/朝鮮日報はなぜおとがめなし/
韓国人にこそ考えてほしいこと/投げつけられた生卵/韓国社会の「右」「左」/
遺族の前でチキンパーティーをする団体/大統領の反日の理由/
ナッツ事件「怒りが収まらない」国民/なぜカメラの前で謝罪するのか/
憲法より上位の「国民情緒法」/反日無罪の韓国人/糞尿が飛ぶ半官製デモ/
ガス抜きが許される社会/「事実」よりも「論」が大事/
金大中の闇に焦点をあてた男/朝日の若宮氏を知っていますか?/
産経は「嫌韓」なのか/2ちゃんねるの書き込みを提出/痛みを知っているから書いた/
なぜ「量刑参考資料」が表に出たのか/大丈夫か、朝鮮日報/岩盤が揺れ動いた
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「人治主義」「情治主義」「反日無罪」…。かの国は法治国家ではない。
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朴槿惠大統領への名誉毀損罪で起訴された産経新聞の加藤前ソウル支局長。
2015年末、ソウル中央地裁は「無罪判決」を下しました。
なぜ、ソウル中央地検は公権力に不都合な記事を書いた外国人特派員を刑事訴追するという暴挙に出たか。
背後に何があったのか。また、なぜ彼は韓国に勝つことができたのか。
当事者による初の手記を緊急出版。〝暗黒裁判〟の裏側をすべて明らかにした衝撃の一冊です。
●目次
第一章 3つのコラムが存在した
第二章 加藤さん、謝ったほうがいい
第三章 法廷に立つユニークな人々
第四章 情治主義の国
第五章 検察の焦り
第六章 韓国はこれからも韓国なのか
加藤裁判記録 主な攻防
●主な内容
彼らは何を読んだのか/ドラマチックな噂/大統領府の顔色を見る検察/
姫のクネビーム/私に接触してきた人々/ため息をつく検察/
日本語には「遺憾」という便利な言葉がある/朝鮮日報はなぜおとがめなし/
韓国人にこそ考えてほしいこと/投げつけられた生卵/韓国社会の「右」「左」/
遺族の前でチキンパーティーをする団体/大統領の反日の理由/
ナッツ事件「怒りが収まらない」国民/なぜカメラの前で謝罪するのか/
憲法より上位の「国民情緒法」/反日無罪の韓国人/糞尿が飛ぶ半官製デモ/
ガス抜きが許される社会/「事実」よりも「論」が大事/
金大中の闇に焦点をあてた男/朝日の若宮氏を知っていますか?/
産経は「嫌韓」なのか/2ちゃんねるの書き込みを提出/痛みを知っているから書いた/
なぜ「量刑参考資料」が表に出たのか/大丈夫か、朝鮮日報/岩盤が揺れ動いた
- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社産経新聞出版
- 発売日2016/1/29
- 寸法12.9 x 2.1 x 18.9 cm
- ISBN-104819112740
- ISBN-13978-4819112741
登録情報
- 出版社 : 産経新聞出版 (2016/1/29)
- 発売日 : 2016/1/29
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 337ページ
- ISBN-10 : 4819112740
- ISBN-13 : 978-4819112741
- 寸法 : 12.9 x 2.1 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 453,584位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,173位外交・国際関係 (本)
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー

5 星
外務省に加藤さんのような方が増えれば日韓関係が健全になるでしょう
韓国の恐喝と泣き落としと裏切りの手口を知らなければ、普通の感覚の善良な日本人なら簡単に騙され、底無しの被害にあいかねない。少なくとも、こういう手口が民から官まで無意識レベルで浸透していることを理解した上で付き合う必要がある。詳細な事実経過は、客観的で淡々としているからこそドラマチックでハラハラするが、パククネ政権の言論弾圧に加藤達也さんが打ち勝てた理由はシンプルだと思う。単に謝らなかった。どれほどの圧力や脅迫にも負けずに、自分の言葉の正当性を信じ、謝らなかった。結果的にパククネ政権が自滅していくというシンプルなストーリーだが、現実にこれをやりきるのは、どれほど難しいか。無罪判決の描写は、淡々としていながら感動すら覚える。印象的だったのは、その無罪判決に喜び安堵した韓国人達の様子だ。どれだけ反日教育を刷り込まれて育っていても、目の前で政権の言論弾圧に負けずに正直さを通し抜く人の姿には、それを払いのける説得力があったのだろう。政権の言論弾圧が自らに常日頃からかけられていることもわかっているからこそ、余計に感動したのかもしれない。日本の外務省に加藤達也さんのような真っ直ぐな生き方をする人が増えれば、日韓関係もいつか健全なものに近づくときが来るのかもしれない。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
産経新聞前ソウル支局長の加藤達也氏が、
全くもって常軌を逸した理由で韓国の裁判所に起訴され、
最終的に無実を勝ち取った経緯が刻々と記載されている。
セウォル号事故の際、大統領の朴大統領の当時の動向が全く分からず、
「空白の7時間」が存在した。国家の危機に直面している最中に大統領はその時何をしていたのか?
という要旨のコラムであったが、それが韓国メディアの逆鱗に触れ
裁判という形に発展したようだ。
細かい経緯は本書を見ていただきたい。およそ民主主義や法治国家とかけ離れた、
感情論だけで判断する極めて未成熟な国家が浮き彫りになっている。
だが加藤氏は無罪を勝ち取った。その理由は何か。
「毅然とした態度で立ち向かい、真実を主張し、相手の誘いに乗らない」
これだけである。
口で言うのは簡単だが、想像を絶する戦いだったと思う。
この事件を通して、改めて韓国とは価値観を共有できない国であり、
日韓友好などという左翼のいう主張は世迷言にすぎない。
この本を読めば、韓国へ旅行に行こうなどという日本人はいなくなるのではないか。
何かのトラブルに巻き込まれてはたまったものではない。
最後に加藤氏が、「韓国が成熟した民主主義国家になることこそが、
新しい日韓関係が生まれる第1歩だと思っています」と述べているが、
国交を断絶し、一旦距離を置くことがベストだと思う。
「関わらない」これが、今後の日本における最善の道と信じる。
全くもって常軌を逸した理由で韓国の裁判所に起訴され、
最終的に無実を勝ち取った経緯が刻々と記載されている。
セウォル号事故の際、大統領の朴大統領の当時の動向が全く分からず、
「空白の7時間」が存在した。国家の危機に直面している最中に大統領はその時何をしていたのか?
という要旨のコラムであったが、それが韓国メディアの逆鱗に触れ
裁判という形に発展したようだ。
細かい経緯は本書を見ていただきたい。およそ民主主義や法治国家とかけ離れた、
感情論だけで判断する極めて未成熟な国家が浮き彫りになっている。
だが加藤氏は無罪を勝ち取った。その理由は何か。
「毅然とした態度で立ち向かい、真実を主張し、相手の誘いに乗らない」
これだけである。
口で言うのは簡単だが、想像を絶する戦いだったと思う。
この事件を通して、改めて韓国とは価値観を共有できない国であり、
日韓友好などという左翼のいう主張は世迷言にすぎない。
この本を読めば、韓国へ旅行に行こうなどという日本人はいなくなるのではないか。
何かのトラブルに巻き込まれてはたまったものではない。
最後に加藤氏が、「韓国が成熟した民主主義国家になることこそが、
新しい日韓関係が生まれる第1歩だと思っています」と述べているが、
国交を断絶し、一旦距離を置くことがベストだと思う。
「関わらない」これが、今後の日本における最善の道と信じる。
2016年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「加藤くん。この国と付き合う時には、納得のいかんことで謝罪をしてはいかんのよ。今回の案件にしても本来、刑事事件なんかになるような話やない。検察に呼び出して拘束だの家宅捜索だのを想像させてひるませて謝罪に追い込んで、産経が全面的に間違いを認めたと針小棒大に発表して産経の信用を失墜させるという魂胆が見え見えや」。
検察からの出頭要請があり、朴槿惠政権と検察の攻撃が本格化したころ、この産経新聞の先輩記者の助言が、加藤氏の心構えを強固にしたという。韓国政府からとみられる非公式な「謝罪」や「遺憾の意」の要求に対して、産経新聞社が全社一丸となってそれをはねのけたのも、加藤氏が「謝りたい、この裁判から逃げたい」と言わなかったのが大きいという。中途半端な妥協をしなかったからこそ、無罪になったと、加藤氏は確信している。
法律よりも国民感情が優先され、法の支配が歪められる韓国では、国際社会の常識は通用しない。「朝鮮日報」の記事を引用した産経新聞の記事だけが問題視され、刑事責任を問われ、引用元について不問に付す。「悪い日本人は起訴されて当然だ」という感覚なのである。また、被害者ではない第三者が名誉棄損で告発できるなど、他国では考えられないことばかりである。加藤氏は、自分が書いたコラムが有罪になるのなら、韓国や韓国大統領に関する報道で気に入らないことを報じられれば、国家指導者が任意に起訴し、有罪にできることになってしまうのではないか、という疑義を持つ。
韓国の「言論弾圧」に対して、米国、フランスはじめ他国からも次々と批判の声が上がった。「国境なき記者団」が韓国政府を批判する声明を出し、米国人の大物ジャーナリストも証言台に立ってくれた。国連の自由権規役委員会が、政府を批判する者に対し、韓国検察当局が名誉棄損罪を適用する例が増えているとして「懸念」を表明し、名誉棄損への懲役刑の適用廃止を勧告した。韓国の新聞記者の間でも、刑事事件としては無理筋だとの声が上がっていたという。
「無罪」の判決が出たとき、さすがの韓国メディアも、この裁判に限っては「反日一辺倒」では分が悪いと感じたのか、<裁判所が検察の"大統領の顔色うかがい”による無理な起訴に鉄槌を下した><検察の無理な起訴が内外で言論の自由弾圧という激しい批判を招き、韓日関係にも悪影響を及ぼした>と検察を非難したメディアが多かった。
加藤氏に有罪判決が出たとしたら、韓国は完全に国際社会から孤立せざるを得なかったと、韓国側も分かっていたのだろう。
加藤氏がいったん帰国を許された後、裁判のため韓国に戻ったとき、韓国の記者から非常に驚かれたという。「もう来ないのではないか」「普通は逃げるだろう」と。
逃げずに戦い続けた加藤氏と、彼を支えた産経新聞社に敬意を表します。また、加藤氏の弁護を引き受けた韓国人弁護士がまっとうな見識を持った人物だったことも幸運で、弁護士にも敬意を表します。
検察からの出頭要請があり、朴槿惠政権と検察の攻撃が本格化したころ、この産経新聞の先輩記者の助言が、加藤氏の心構えを強固にしたという。韓国政府からとみられる非公式な「謝罪」や「遺憾の意」の要求に対して、産経新聞社が全社一丸となってそれをはねのけたのも、加藤氏が「謝りたい、この裁判から逃げたい」と言わなかったのが大きいという。中途半端な妥協をしなかったからこそ、無罪になったと、加藤氏は確信している。
法律よりも国民感情が優先され、法の支配が歪められる韓国では、国際社会の常識は通用しない。「朝鮮日報」の記事を引用した産経新聞の記事だけが問題視され、刑事責任を問われ、引用元について不問に付す。「悪い日本人は起訴されて当然だ」という感覚なのである。また、被害者ではない第三者が名誉棄損で告発できるなど、他国では考えられないことばかりである。加藤氏は、自分が書いたコラムが有罪になるのなら、韓国や韓国大統領に関する報道で気に入らないことを報じられれば、国家指導者が任意に起訴し、有罪にできることになってしまうのではないか、という疑義を持つ。
韓国の「言論弾圧」に対して、米国、フランスはじめ他国からも次々と批判の声が上がった。「国境なき記者団」が韓国政府を批判する声明を出し、米国人の大物ジャーナリストも証言台に立ってくれた。国連の自由権規役委員会が、政府を批判する者に対し、韓国検察当局が名誉棄損罪を適用する例が増えているとして「懸念」を表明し、名誉棄損への懲役刑の適用廃止を勧告した。韓国の新聞記者の間でも、刑事事件としては無理筋だとの声が上がっていたという。
「無罪」の判決が出たとき、さすがの韓国メディアも、この裁判に限っては「反日一辺倒」では分が悪いと感じたのか、<裁判所が検察の"大統領の顔色うかがい”による無理な起訴に鉄槌を下した><検察の無理な起訴が内外で言論の自由弾圧という激しい批判を招き、韓日関係にも悪影響を及ぼした>と検察を非難したメディアが多かった。
加藤氏に有罪判決が出たとしたら、韓国は完全に国際社会から孤立せざるを得なかったと、韓国側も分かっていたのだろう。
加藤氏がいったん帰国を許された後、裁判のため韓国に戻ったとき、韓国の記者から非常に驚かれたという。「もう来ないのではないか」「普通は逃げるだろう」と。
逃げずに戦い続けた加藤氏と、彼を支えた産経新聞社に敬意を表します。また、加藤氏の弁護を引き受けた韓国人弁護士がまっとうな見識を持った人物だったことも幸運で、弁護士にも敬意を表します。
2016年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の序文において加藤氏はいきなり「韓国は法治国家に非ず」(1p~ )と言い切ってしまう。「法よりも感情が優先され、法の支配が恣意的に歪め
られる━━━━。残念ながら、これがわが国の隣国・韓国のいつもの姿です」と、加藤氏は無念を滲ませる(3p)。韓国には”国民情緒法”と呼ばれる概
念が存在している。その時々の国民(というか、大統領)の気分によって法解釈が好き勝手に捻じ曲げられてしまい、まるで一貫性のない状態が平然と
横行している(144p)。加えて韓国は「反日」が国是の国であり保守・革新を問わぬ統一したコンセンサスとなっている。日本人記者、しかも韓国が「右翼
的新聞」と罵倒する『産経新聞』の記者が大統領を批判するコラムを書くなどムカツク、こんな理由で加藤氏は起訴され刑事被告人にされてしまった。特
に第四章『情治主義の国』(130p~ )はそのへんの事情が詳述されている。
韓国の新聞やメディアは政府を応援し加藤氏を厳罰に処すべきだと主張した。彼らの中では日本人記者には「報道の自由」の権利がないと考えているの
だろう。一方、海外のジャーナリストたちは加藤氏支援に乗り出した。アメリカ人ジャーナリストのドナルド・カーク氏や『西日本新聞』の植田ソウル支局長
などが弁護側証人として法廷に立ち加藤氏を擁護した(171p~ )。その一方で『朝日新聞』の若宮啓文主筆は「一国のトップに対して実に無礼な記事だ。
まるで週刊誌の記事のようで、恥ずかしい」などという内容のコラムを韓国紙に寄稿したという。加藤氏は後にそのコラムを読み「朴政権に揉み手で擦り
寄るような後味の悪いコラムでした」と批判している(178~179p)。「報道の自由」には事の他うるさいはずの『朝日新聞』お得意のダブルスタンダードが
ここでも発揮された形だ。
結局加藤氏は無罪を勝ち取った。常識から考えればあたり前だが、ここでも韓国ならではの情治主義が作用したと加藤氏は見る。「あくまでも司法の問
題であり、日韓の外交問題ではない」としていた韓国当局だが急に方針転換、有罪が有力視されていた加藤氏は無罪となった。そこには「最高指導者、
朴槿恵大統領の決裁がないはずがないのです」(210p)と加藤氏は指摘する。要は外交上いろいろ都合が悪いので無罪にした、ということなのだろう。
加藤氏は韓国という国家に対し大きな失望感を抱いたのは当然だが、一方で「今回の無罪判決が、韓国の民主主義の歯車が後退する歯止めの役割を
果たせたのであれば、私の裁判は無駄ではなかったと思います」(245p)と、これからの韓国への期待を綴っている。加藤氏のこの思いが果たして韓国に
届くか否か。巻末には加藤氏の裁判の記録および判決文が収録されており(251p~ )、一応某大学法学部卒の私としては興味深く読んだ。
られる━━━━。残念ながら、これがわが国の隣国・韓国のいつもの姿です」と、加藤氏は無念を滲ませる(3p)。韓国には”国民情緒法”と呼ばれる概
念が存在している。その時々の国民(というか、大統領)の気分によって法解釈が好き勝手に捻じ曲げられてしまい、まるで一貫性のない状態が平然と
横行している(144p)。加えて韓国は「反日」が国是の国であり保守・革新を問わぬ統一したコンセンサスとなっている。日本人記者、しかも韓国が「右翼
的新聞」と罵倒する『産経新聞』の記者が大統領を批判するコラムを書くなどムカツク、こんな理由で加藤氏は起訴され刑事被告人にされてしまった。特
に第四章『情治主義の国』(130p~ )はそのへんの事情が詳述されている。
韓国の新聞やメディアは政府を応援し加藤氏を厳罰に処すべきだと主張した。彼らの中では日本人記者には「報道の自由」の権利がないと考えているの
だろう。一方、海外のジャーナリストたちは加藤氏支援に乗り出した。アメリカ人ジャーナリストのドナルド・カーク氏や『西日本新聞』の植田ソウル支局長
などが弁護側証人として法廷に立ち加藤氏を擁護した(171p~ )。その一方で『朝日新聞』の若宮啓文主筆は「一国のトップに対して実に無礼な記事だ。
まるで週刊誌の記事のようで、恥ずかしい」などという内容のコラムを韓国紙に寄稿したという。加藤氏は後にそのコラムを読み「朴政権に揉み手で擦り
寄るような後味の悪いコラムでした」と批判している(178~179p)。「報道の自由」には事の他うるさいはずの『朝日新聞』お得意のダブルスタンダードが
ここでも発揮された形だ。
結局加藤氏は無罪を勝ち取った。常識から考えればあたり前だが、ここでも韓国ならではの情治主義が作用したと加藤氏は見る。「あくまでも司法の問
題であり、日韓の外交問題ではない」としていた韓国当局だが急に方針転換、有罪が有力視されていた加藤氏は無罪となった。そこには「最高指導者、
朴槿恵大統領の決裁がないはずがないのです」(210p)と加藤氏は指摘する。要は外交上いろいろ都合が悪いので無罪にした、ということなのだろう。
加藤氏は韓国という国家に対し大きな失望感を抱いたのは当然だが、一方で「今回の無罪判決が、韓国の民主主義の歯車が後退する歯止めの役割を
果たせたのであれば、私の裁判は無駄ではなかったと思います」(245p)と、これからの韓国への期待を綴っている。加藤氏のこの思いが果たして韓国に
届くか否か。巻末には加藤氏の裁判の記録および判決文が収録されており(251p~ )、一応某大学法学部卒の私としては興味深く読んだ。
2016年1月30日に日本でレビュー済み
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韓国の恐喝と泣き落としと裏切りの手口を知らなければ、普通の感覚の善良な日本人なら簡単に騙され、底無しの被害にあいかねない。
少なくとも、こういう手口が民から官まで無意識レベルで浸透していることを理解した上で付き合う必要がある。
詳細な事実経過は、客観的で淡々としているからこそドラマチックでハラハラするが、パククネ政権の言論弾圧に加藤達也さんが打ち勝てた理由はシンプルだと思う。
単に謝らなかった。
どれほどの圧力や脅迫にも負けずに、自分の言葉の正当性を信じ、謝らなかった。
結果的にパククネ政権が自滅していくというシンプルなストーリーだが、現実にこれをやりきるのは、どれほど難しいか。
無罪判決の描写は、淡々としていながら感動すら覚える。
印象的だったのは、その無罪判決に喜び安堵した韓国人達の様子だ。
どれだけ反日教育を刷り込まれて育っていても、目の前で政権の言論弾圧に負けずに正直さを通し抜く人の姿には、それを払いのける説得力があったのだろう。
政権の言論弾圧が自らに常日頃からかけられていることもわかっているからこそ、余計に感動したのかもしれない。
日本の外務省に加藤達也さんのような真っ直ぐな生き方をする人が増えれば、日韓関係もいつか健全なものに近づくときが来るのかもしれない。
少なくとも、こういう手口が民から官まで無意識レベルで浸透していることを理解した上で付き合う必要がある。
詳細な事実経過は、客観的で淡々としているからこそドラマチックでハラハラするが、パククネ政権の言論弾圧に加藤達也さんが打ち勝てた理由はシンプルだと思う。
単に謝らなかった。
どれほどの圧力や脅迫にも負けずに、自分の言葉の正当性を信じ、謝らなかった。
結果的にパククネ政権が自滅していくというシンプルなストーリーだが、現実にこれをやりきるのは、どれほど難しいか。
無罪判決の描写は、淡々としていながら感動すら覚える。
印象的だったのは、その無罪判決に喜び安堵した韓国人達の様子だ。
どれだけ反日教育を刷り込まれて育っていても、目の前で政権の言論弾圧に負けずに正直さを通し抜く人の姿には、それを払いのける説得力があったのだろう。
政権の言論弾圧が自らに常日頃からかけられていることもわかっているからこそ、余計に感動したのかもしれない。
日本の外務省に加藤達也さんのような真っ直ぐな生き方をする人が増えれば、日韓関係もいつか健全なものに近づくときが来るのかもしれない。

韓国の恐喝と泣き落としと裏切りの手口を知らなければ、普通の感覚の善良な日本人なら簡単に騙され、底無しの被害にあいかねない。
少なくとも、こういう手口が民から官まで無意識レベルで浸透していることを理解した上で付き合う必要がある。
詳細な事実経過は、客観的で淡々としているからこそドラマチックでハラハラするが、パククネ政権の言論弾圧に加藤達也さんが打ち勝てた理由はシンプルだと思う。
単に謝らなかった。
どれほどの圧力や脅迫にも負けずに、自分の言葉の正当性を信じ、謝らなかった。
結果的にパククネ政権が自滅していくというシンプルなストーリーだが、現実にこれをやりきるのは、どれほど難しいか。
無罪判決の描写は、淡々としていながら感動すら覚える。
印象的だったのは、その無罪判決に喜び安堵した韓国人達の様子だ。
どれだけ反日教育を刷り込まれて育っていても、目の前で政権の言論弾圧に負けずに正直さを通し抜く人の姿には、それを払いのける説得力があったのだろう。
政権の言論弾圧が自らに常日頃からかけられていることもわかっているからこそ、余計に感動したのかもしれない。
日本の外務省に加藤達也さんのような真っ直ぐな生き方をする人が増えれば、日韓関係もいつか健全なものに近づくときが来るのかもしれない。
少なくとも、こういう手口が民から官まで無意識レベルで浸透していることを理解した上で付き合う必要がある。
詳細な事実経過は、客観的で淡々としているからこそドラマチックでハラハラするが、パククネ政権の言論弾圧に加藤達也さんが打ち勝てた理由はシンプルだと思う。
単に謝らなかった。
どれほどの圧力や脅迫にも負けずに、自分の言葉の正当性を信じ、謝らなかった。
結果的にパククネ政権が自滅していくというシンプルなストーリーだが、現実にこれをやりきるのは、どれほど難しいか。
無罪判決の描写は、淡々としていながら感動すら覚える。
印象的だったのは、その無罪判決に喜び安堵した韓国人達の様子だ。
どれだけ反日教育を刷り込まれて育っていても、目の前で政権の言論弾圧に負けずに正直さを通し抜く人の姿には、それを払いのける説得力があったのだろう。
政権の言論弾圧が自らに常日頃からかけられていることもわかっているからこそ、余計に感動したのかもしれない。
日本の外務省に加藤達也さんのような真っ直ぐな生き方をする人が増えれば、日韓関係もいつか健全なものに近づくときが来るのかもしれない。
このレビューの画像

2018年9月14日に日本でレビュー済み
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いっかりした内容で産経新聞の記者らしい理論だった。私も産経の読者なのでスッとする内容であった。
2016年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
李氏朝鮮という国があった。日本では李朝白磁で知られている。
その末期は、例によって親露・親清・親日派に分裂し迷走した。
1894年、下関条約により清王朝の冊封体制から離脱し、その後日本に併合された。それは、同時に「近代化」を意味する。
著者は、韓国を「情治主義」の国家としている。「法治主義」以前という意味である。
「近代国家」と云うものは、須らく「法治主義」である。資本主義体制で発展を期するなら、当然に「法治主義」でなければ何れ行き詰る。
だが、日本の統治時代を思い起こさせる「近代化」は、国是となっている「反日」の中で極めて困難と思われる。それには、日本が明治以来行ったように身を切る必要がある。
著者の体験によると韓国には、憲法の上に「国民情緒法」とでも云うべきものがある。そして、反日無罪が横行しその流れの中で「トンデモ判決」が相次いでいる。
著者は、約一年半に亘って「法治国家」を掲げながら、平然と法の解釈を変え、法よりも国民感情が優先され、法の支配が恣意的に歪められるその不気味さ、恐ろしさそして滑稽さを見せつけられた。
だが、この経過は逐一、日本で報道され「韓国は危険な国ではないか」と云う認識が広まっていった。また、各国のジャーナリストも声明文を通じ韓国政府を批判した。
韓国人は、感情の昂ぶりの余り冷静さを欠き逆の結果を齎した。
本当に裁かれたのは、韓国であったのである。
不可解な隣国と付き合っていく上で必要な、彼の国の真の姿が綴られている。
加藤支局長は、一身を以って韓国が「法治国家」なのかを確かめたのである。そして、その結果は、否であった。「言論の自由」も保証されていない。これは、今まで記録されてこなかった貴重な記念碑みたいなものである。
古田教授の否韓三原則(教えず、助けず、関わらず)を思い起こす。この結論も歴史共同研究委員会での喧々諤々の議論を踏まえての結論であった。李朝以来、面々と続く文化は、一朝一夕には変わらないものであり、隣国だから仲良くしましょうとは、軽々しく言えないものである。ご苦労様でした。
その末期は、例によって親露・親清・親日派に分裂し迷走した。
1894年、下関条約により清王朝の冊封体制から離脱し、その後日本に併合された。それは、同時に「近代化」を意味する。
著者は、韓国を「情治主義」の国家としている。「法治主義」以前という意味である。
「近代国家」と云うものは、須らく「法治主義」である。資本主義体制で発展を期するなら、当然に「法治主義」でなければ何れ行き詰る。
だが、日本の統治時代を思い起こさせる「近代化」は、国是となっている「反日」の中で極めて困難と思われる。それには、日本が明治以来行ったように身を切る必要がある。
著者の体験によると韓国には、憲法の上に「国民情緒法」とでも云うべきものがある。そして、反日無罪が横行しその流れの中で「トンデモ判決」が相次いでいる。
著者は、約一年半に亘って「法治国家」を掲げながら、平然と法の解釈を変え、法よりも国民感情が優先され、法の支配が恣意的に歪められるその不気味さ、恐ろしさそして滑稽さを見せつけられた。
だが、この経過は逐一、日本で報道され「韓国は危険な国ではないか」と云う認識が広まっていった。また、各国のジャーナリストも声明文を通じ韓国政府を批判した。
韓国人は、感情の昂ぶりの余り冷静さを欠き逆の結果を齎した。
本当に裁かれたのは、韓国であったのである。
不可解な隣国と付き合っていく上で必要な、彼の国の真の姿が綴られている。
加藤支局長は、一身を以って韓国が「法治国家」なのかを確かめたのである。そして、その結果は、否であった。「言論の自由」も保証されていない。これは、今まで記録されてこなかった貴重な記念碑みたいなものである。
古田教授の否韓三原則(教えず、助けず、関わらず)を思い起こす。この結論も歴史共同研究委員会での喧々諤々の議論を踏まえての結論であった。李朝以来、面々と続く文化は、一朝一夕には変わらないものであり、隣国だから仲良くしましょうとは、軽々しく言えないものである。ご苦労様でした。
2016年3月29日に日本でレビュー済み
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読めば読むほど、うんざりの国ぶりが よくわかります。
故に、あまり気持ちの良いものではありません。
加藤さんはよく頑張られたというか、真のジャーナリストだなと思いました。
まぁ、こんな愉快でもない本は、あまり人に勧めるものではありませんがね・・・
故に、あまり気持ちの良いものではありません。
加藤さんはよく頑張られたというか、真のジャーナリストだなと思いました。
まぁ、こんな愉快でもない本は、あまり人に勧めるものではありませんがね・・・