上巻では、あまりに悲惨なリューシーとシャルコの境遇に引き込まれるが、
下巻では壮大過ぎる広がりを見せるスケールに圧倒される。
こういう作品はアメリカ勢の独壇場かと思っていたが
フランス勢も、けっこうやるもんだな。
前作『シンドロームE』から続く「暴力」の根源を探るテーマの連作だが
まだ結論までには至っていない。
本国では続篇も出たという。
日本でも続刊を望みたい。

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GATACA(上) (ハヤカワ文庫 NV テ 9-3) 文庫 – 2013/5/24
娘を殺されたリューシーは警察の職を辞し、恋人のシャルコ警視とも別れてしまった。ところが憎むべき殺人犯が、刑務所で自らの動脈を自らの指で断ち切るという死を遂げる。独房の壁には上下逆さまの奇妙な風景画が……リューシーは事件の真相を探り出そうと決意する。そのころ傷心のシャルコも、研究所で女子学生がチンパンジーに惨殺される事件に遭遇していた。ふたりの捜査は、それぞれに奇怪な絵図を描きはじめていた。フランス・ミステリ界の鬼才が放つ大作!
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2013/5/24
- ISBN-104150412839
- ISBN-13978-4150412838
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商品の説明
出版社からのコメント
前作『シンドロームE』に続く超絶サスペンス。前作のラストで悲劇に直面したシャルコとリューシーが、ふたたび恐るべき怪事件に立ち向かいます。もちろん、前作を読んでいなくても大丈夫!
著者について
1973年フランス東部アヌシーの生まれ。IT業界で働くかたわら執筆を行なう。2004年にフランク・シャルコ警視を主人公にした『タルタロスの審問官』を発表して注目を集め、2005年にはリューシー・エヌベルを初登場させた『死者の部屋』でフランス国鉄ミステリ大賞(Prix du polar SNCF)を受賞した。2010年発表の『シンドロームE』では、このふたつのシリーズを合体させて成功をおさめた。本書はそれに続く作品で、二作あわせての映画化がハリウッドで進行中である。北フランスのパ=ド=カレー在住。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2013/5/24)
- 発売日 : 2013/5/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4150412839
- ISBN-13 : 978-4150412838
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,430,879位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,070位ハヤカワ文庫 NV
- - 6,822位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
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