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ヴェラの祈り HDマスター アンドレイ・ズビャギンツェフ [DVD]
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン, 字幕付き |
コントリビュータ | マリア・ボネヴィー, アンドレイ・ズビャギンツェフ, ドミトリー・ウリヤノフ, コンスタンチン・ラヴロネンコ, アレクサンドル・バルエフ |
言語 | ロシア語 |
稼働時間 | 2 時間 37 分 |
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商品の説明
「赤ちゃんができたの。でもあなたの子じゃない」
彼女は愛を確かめたかった…。
しかし、それは浮遊し、いつでも孤独の姿しか見せない―。
『父、帰る』がヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞、最新作『裁かれるは善人のみ』がゴールデン・グローブ賞受賞、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど世界から注目される俊英アンドレイ・ズビャギンツェフ監督長編第二作が待望のDVDリリース。
ウィリアム・サロヤンの原作をアンドリュー・ワイエスの絵画からインスパイアされた圧倒的なビジュアルで映画化!
諦めと、そして諦められない何か――。それを身体の奥底に抱えてしまった時、ひとりの人間が見つめるのはいったい何か。人間の内面に徹底的に迫った胸を抉る人間ドラマの傑作が誕生した。
『父、帰る』に続き主演を務めたコンスタンチン・ラヴロネンコは本作での“沈黙する男”の演技が評価され、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した。妻の思わぬ告白に心を乱され、家族を破滅へと導いてしまう沈黙する夫を重厚に演じている。妻ヴェラを演じるのは北欧映画界を代表する若手女優の一人マリア・ボネヴィー。舞うように軽やかな美しさと同時に、女性の神秘と強さを体現し深い印象を残していく。
【内容】
夏を過ごすために、亡き父が遺した田舎の家を訪れたある家族。美しい景色の中で流れる静かな家族の時間は、妻ヴェラのある思いがけない告白で暗転していく。
孤独より深い海の底を見てしまった女性の、戻れない道を描いた現代の「黙示録」。妻であること、そして母であるという立場に納まりきれない感情の熱波は、やがて家族そのものを飲み込む奔流となり、悲劇を引き起こしていく…。
【作品情報】
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ (『父、帰る』『エレナの惑い』『裁かれるは善人のみ』)
原作:ウィリアム・サロヤン(「どこかで笑っている“The Laughing Matter”」)
脚本:アルチョム・メルクミヤン/アンドレイ・ズビャギンツェフ/オレグ・ネギン
撮影:ミハイル・クリチマン
編集:アンナ・マス
音楽:アンドレイ・デルガチョフ
楽曲:アルヴォ・ペルト /ヨハン・セバスティアン・バッハ ほか
出演:コンスタンチン・ラヴロネンコ/マリア・ボネヴィー/アレクサンドル・バルエフ/ドミトリー・ウリヤノフ
【スペック】
製作国:ロシア、157分(予定)、カラー、日本語字幕、ロシア語音声、製作年:2007年
16:9シネマスコープ
カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞(コンスタンチン・ラヴロネンコ)
モスクワ国際映画祭 グランプリ受賞
ザグレブ国際映画祭 ゴールデン・プラム賞受賞
ウラジオストク国際映画祭 ユル・ブリンナー賞受賞
2015年劇場公開作品
●封入解説リーフレット(予定)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : ロシア語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4933672246239
- 監督 : アンドレイ・ズビャギンツェフ
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, 字幕付き
- 時間 : 2 時間 37 分
- 発売日 : 2015/11/27
- 出演 : コンスタンチン・ラヴロネンコ, マリア・ボネヴィー, アレクサンドル・バルエフ, ドミトリー・ウリヤノフ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : IVC,Ltd.(VC)(D)
- ASIN : B012YYYVGS
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,808位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 13,665位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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『父、帰る』のロシア人監督アンドレイ・ズビャギンツェフの長編第2作で、アメリカ人作家ウィリアム・サロイヤンの原作をもとに、夫婦のすれ違いと孤独が引き起こす悲劇を描いたヒューマンドラマ。
圧倒的な映像美と長回しは、強くタルコフスキーを思わせる。 セリフは少ないが
メタファーに溢れた映像が続く、かなり重厚な作品。コンパクトにまとめるつもり
まったくなしの2時間40分。
スピード感のあるサスペンスだった『父、帰る』に比べると、上記のように静かに
重々しく、そしてゆっくりと進むので結構眠くなる。
ラスト30分で明かされる真実にも、ちょっと理解しがたいものがあった。ある意味
宗教的・哲学的な要素も強いと思う。 最後まで理由が説明されない部分も結構
あります。
タルコフスキーファンにはオススメの作品です。
スタートから25分頃に「子供ができたの。あなたの子供ではないけれど・・・」というヴェラのことばから始まる長い映像は、最後にアレックスがロベルトと会い、ヴェラの生前の様子を聞くことによってやっとこの映画のストーリーを理解させてくれる。いや、あらゆる選択の可能性が狭められて観た者の解釈が成り立つ。
だから、そこに至るまでの1時間半はストーリーを描くために映像を必死に観させられるということで、飽きも疲れもくるかもしれない。ましてや、それでもアレックス、マルク兄弟の絆の奥に漂う影のような部分(開始早々のマルクの被弾や最後の方の突然の死、ヴェラがアレックスにもらす「あなたやマルクがどんな人か知っている」「キールの将来も」「自分のためだけに家族を愛しているだけ」)部分はこの兄弟が、闇の社会に関わっていることを想像させの描き方だ。
「ヴェラの祈り」というタイトルはそんなアレックスや(長男)キール、(長女)エヴァ、そして生まれてくる子どもを含めた家族が、そんな予定されている未来から抜け出ることを願っての賭けをアレックスに問いかけたのではないだろうか?
最初から死に至るまで、一貫して憂鬱で不安定なヴェラの姿が映像に描かれるが、「子供ができたの。あなたの子供ではないけれど・・・」ということばの真意を追い求めて映画を観ているわけだけれども、説明する部分はやはり最後の45分にれやっと訪れる。
実際にはこの映画の詳細を理解したり、監督の訴えに近づいて共感することはできない。それはヴェラがロベルトに語る「彼の子であることは事実よでも、私たちの子は私たちだけの子じゃない。私たちだって両親だけの子じゃないわ」ということば。このことばは、やっと理解しかけた自分なりの解釈をまた遠くに引き戻してしまった感じがする。
『エレナの惑い』を観たい。
2017/05/02
その嘘が結果的にとんでもない悲劇をもたらします。
女がついた嘘の理由やオープニングの展開の意味が個人的には理解できないために、物語としては今一つ低評価なのですが、映像としての全体的に静寂な雰囲気、ロシアの田舎の風景の美しさ、都市の冷たさの描き方は最高です。よって切り上げの☆5とさせていただきました。
監督は『父、帰る』(2003年)のアンドレイ・ズビャギンツェフ。
夫役には『父、帰る』のコンスタンチン・ラヴロネンコ、妻役には『恋に落ちる確率』(2003年)のマリア・ボネヴィー。
母親が堕胎している時に、子供たちが『受胎告知』のジグソーパズルで遊んでいるのはさすがにやりすぎだと感じました。