とても楽しく読みました。抱腹絶倒。コメディタッチの名作。小説版も漫画も両方最高です。榎田先生のファンとしては、是非ノベルを読んで欲しいけど。
生活能力ゼロの漫画家のルコちゃんと、ハンサムで面倒見がいい完璧な東海林のコンビが本当に魅力的に描かれていて、ストーリーも山あり谷ありで読まされてしまいます。幼馴染で腐れ縁の二人の関係が変わっていくところが読みどころなんだけど、「売れない漫画家」な設定でダメ人間のルコちゃんが親友に突き離されても、一人で頑張る姿を ついつい応援したくなってしまう。もう恋とか愛とか以前に、人としてまず頑張れって! 締め切り前の修羅場とか創作の苦悩など漫画家の生活のリアルな描写も読みどころです。ルコちゃんの日常にすっかり持っていかれてしまう感じ。榎田先生のマジック恐るべし。 そして、やっぱり二人は引き寄せあうんだけれども、イケメン東海林が腹をくくれるのか? ルコちゃんを引き受けられるのか? 個人的に、ルコちゃんを支える編集の佐伯さん飛田さんの存在もリアルで好きでした。
しかし、のだめカンタービレ」ののだめも、「全ての恋は病から」の椎名先輩も、ゴミ屋敷に住む駄目キャラって魅力的ですよね~。それは全て作家さんの筆力に因るものなんだろうけれど。
憎めない、読んでて楽しい。駄目な部分も愛しちゃう。けなげに頑張るキャラクターに完敗です!

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きみがいなけりゃ息もできない (ビーボーイノベルズ 347) 単行本 – 2003/9/1
ごくごく一部に熱心なファンがいる(らしい)売れないマンガ家「豪徳寺薫子先生」こと二木。生活能力赤ん坊なみの彼を放っておけず、幼なじみの東海林は文字通り衣食住の面倒を見てやっている。そんな折、二木にメジャー出版社での掲載のチャンスがきた。二人の関係にも微妙な、そして大きな変化が──!? オール書き下ろしで、榎田尤利初登場!
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社ビブロス
- 発売日2003/9/1
- ISBN-104835214870
- ISBN-13978-4835214870
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
売れないマンガ家「豪徳寺薫子先生」こと二木。生活能力赤ん坊なみの彼を放っておけず、幼なじみの東海林は文字通り衣食住の面倒を見てやっている。そんな折、二木にメジャー出版社での掲載のチャンスがきて…。
登録情報
- 出版社 : ビブロス (2003/9/1)
- 発売日 : 2003/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 244ページ
- ISBN-10 : 4835214870
- ISBN-13 : 978-4835214870
- Amazon 売れ筋ランキング: - 887,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,614位ボーイズラブノベルス (本)
- - 144,793位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実は漫画の方からはいりました~☆今BE-BOY GOLDっていう雑誌で円陣闇丸さんが連載されているんですが、ルコちゃんのダメっぷりに我慢できなくなって本書を手に取りました。肉体的ないちゃいちゃはあんまないけど精神的にはべったりあまあまですた…。個人的にクールな(ふりしたムッツリ)攻がぐるぐるしてるお話は好きな方なんでにへにへしながら読みました★☆★
2009年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このお話、円陣闇丸さんがコミックでも描いていて、わたしはそっちを先に読んでからこの原作を読んだのですが、どっちもハマった!両方読んで見てください。
二木のあまりの生活無能力ぶりがもう可愛くてしょうがない。そしてそれを世話しつつ、これが友情だとか受験生を見守る母親だとか、猛獣使いだとかという義務感ではなくて二木への愛情だとわかってからの東海林の行動、そしてそっけなくなった東海林への、縋るものがなくなってなお縋ろうとする二木の気持ちが切ない。
よく心が純で子供がただ大きくなっただけって人物設定の話もありますが、ここまでじゃないでしょう。この二木はダントツの「無能力、無頓着、無秩序」大王。
ですが、そんな姿に萌えてしまうんですよ〜。
しっかり者ので其れなりに地位もある東海林と、お金なくてどうしようもなく弱い二木、世話焼き攻めと世話焼かれ受け、ある意味王道BLカップルなのかもしれないですね。
だから読んでて落ち着くところに落ち着くのかも。
コミックにはないですが、この原作にはこの二人が出会って隣どうしに住み始めるまでの話「きみがいたんじゃ転居できない」が収録されてます。東海林が二木と再会して、どうしようもない生活をしている二木を見ているうちに、ついに自分が隣に越してくるまでの話。
もうこの頃から東海林は二木のこと好きなんじゃん!って匂わせてくれる小話。
コミックか原作どっちか選べっつーなら、やっぱこの小話分、原作かなあ。
二木のあまりの生活無能力ぶりがもう可愛くてしょうがない。そしてそれを世話しつつ、これが友情だとか受験生を見守る母親だとか、猛獣使いだとかという義務感ではなくて二木への愛情だとわかってからの東海林の行動、そしてそっけなくなった東海林への、縋るものがなくなってなお縋ろうとする二木の気持ちが切ない。
よく心が純で子供がただ大きくなっただけって人物設定の話もありますが、ここまでじゃないでしょう。この二木はダントツの「無能力、無頓着、無秩序」大王。
ですが、そんな姿に萌えてしまうんですよ〜。
しっかり者ので其れなりに地位もある東海林と、お金なくてどうしようもなく弱い二木、世話焼き攻めと世話焼かれ受け、ある意味王道BLカップルなのかもしれないですね。
だから読んでて落ち着くところに落ち着くのかも。
コミックにはないですが、この原作にはこの二人が出会って隣どうしに住み始めるまでの話「きみがいたんじゃ転居できない」が収録されてます。東海林が二木と再会して、どうしようもない生活をしている二木を見ているうちに、ついに自分が隣に越してくるまでの話。
もうこの頃から東海林は二木のこと好きなんじゃん!って匂わせてくれる小話。
コミックか原作どっちか選べっつーなら、やっぱこの小話分、原作かなあ。
2007年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マンガ家シリーズの一作目にしてシリーズ最高傑作(言い切ります)。
とにかく主役級の2人が魅力的。
ルコちゃんは、人としてマトモに生活していけないヒト。普通こういう甘ったれたキャラにはイライラする人もいると思うのですが。
ルコちゃんはルコちゃんなりに、東海林に側にいてもらうために健気にもメチャクチャ頑張るんですよね。そこんとこで、もー切なくて、心臓ワシ掴みです。
とにかくルコちゃんは忘れられないキャラ。身綺麗にすれば美形なのに、綺麗好きの人が読めばオゾケが走る描写満載です。でもクリエイターとしてはこの世で唯一無二の存在(まあ超絶マイナーですが)。
東海林も、円陣先生のイラストがピッタリの好い男っぷりです。
相変わらず脇役も魅力的で、物語を盛り上げてくれます。
エロは少なめなのですが、全く気になりません。というか、物語で読ませてくれるこの作品でエロは、意味を持った場所に、意味を持ったシチュエーションで織り込まれているので…。
とにかく主役級の2人が魅力的。
ルコちゃんは、人としてマトモに生活していけないヒト。普通こういう甘ったれたキャラにはイライラする人もいると思うのですが。
ルコちゃんはルコちゃんなりに、東海林に側にいてもらうために健気にもメチャクチャ頑張るんですよね。そこんとこで、もー切なくて、心臓ワシ掴みです。
とにかくルコちゃんは忘れられないキャラ。身綺麗にすれば美形なのに、綺麗好きの人が読めばオゾケが走る描写満載です。でもクリエイターとしてはこの世で唯一無二の存在(まあ超絶マイナーですが)。
東海林も、円陣先生のイラストがピッタリの好い男っぷりです。
相変わらず脇役も魅力的で、物語を盛り上げてくれます。
エロは少なめなのですが、全く気になりません。というか、物語で読ませてくれるこの作品でエロは、意味を持った場所に、意味を持ったシチュエーションで織り込まれているので…。
2007年1月10日に日本でレビュー済み
題名から激情な想いを秘める恋愛小説かと思ったが過激な描写はない。むしろエロさはほとんどないので初心者や純粋に恋愛物を読みたい人にはおすすめ。激情小説にしたらエロさがないせいか激しさは感じられず題名負けした小説。
2006年12月15日に日本でレビュー済み
マンガ家シリーズの記念すべき一作目。
二作目、三作目は読んでいたものの、出遅れた私は新装版にして
ようやくこの本を手に取ることができました。
「ルコちゃんという愛称」で、「生活能力赤ん坊なみの彼」というフレーズと
表紙の絵のコミカルな色使いで勝手に「コメディ色強いんだろな」と思っていた。
読み始めてみると、あまりにひどいルコちゃん(本名二木)の甘えぶりと
それを甲斐甲斐しく世話をするどうみても犬属性ではない男前の東海林を見るにつけ
「あほっ、捨ててしまえ、そんなやつ」と言いたくなった。
何でこんなやつの世話を焼くかな、どこがいいんだ、こいつのっと思っていたのに、
気づいたら自分も涙が出るほど愛しいと感じてしまっていた。
特にルコちゃんが万年筆を捜すくだりはいい。
そして、タイトルとなったこのセリフを言い出すところも。
私は今日この週末のラッシュ時に、不在連絡表をひっつかんで
宅配センターに本を取りに行った自分はとてもえらかったと思っています。
二作目、三作目は読んでいたものの、出遅れた私は新装版にして
ようやくこの本を手に取ることができました。
「ルコちゃんという愛称」で、「生活能力赤ん坊なみの彼」というフレーズと
表紙の絵のコミカルな色使いで勝手に「コメディ色強いんだろな」と思っていた。
読み始めてみると、あまりにひどいルコちゃん(本名二木)の甘えぶりと
それを甲斐甲斐しく世話をするどうみても犬属性ではない男前の東海林を見るにつけ
「あほっ、捨ててしまえ、そんなやつ」と言いたくなった。
何でこんなやつの世話を焼くかな、どこがいいんだ、こいつのっと思っていたのに、
気づいたら自分も涙が出るほど愛しいと感じてしまっていた。
特にルコちゃんが万年筆を捜すくだりはいい。
そして、タイトルとなったこのセリフを言い出すところも。
私は今日この週末のラッシュ時に、不在連絡表をひっつかんで
宅配センターに本を取りに行った自分はとてもえらかったと思っています。
2007年5月6日に日本でレビュー済み
榎田尤利先生のエンターテイメントBL作品の傑作の「きみがいなけりゃ〜」堂々の新装版です。
初版の出版元のビブロス社が潰れた時はどうなることかと思いましたが、いや、こうして新装版が出版されてよかったよかった。
勝手ながら、魚住君シリーズがシリアス作品の傑作なら、こっちはエンターテイメント作品の傑作、榎田BLの双璧だと思ったりしています。
その後こちらの作品の舞台にもなった出版社つながりの一連の榎田さんの作品が、作家シリーズとなり今後も刊行が予定されているそうですが、やっぱりこの作品の主人公・売れないマイナー漫画家「ルコちゃん」ほどダメな子は他にいません。
「あるわけ無いだろ!」と突っ込みつつも読み進めると、気が付いたら切なくて愛しくて、なぜだかラストには涙が溢れて来る・・・なのに可愛くて笑っちゃうんです。
主人公ルコちゃんのこのダメっぷりがいかほどか、ぜひみんなに読んで確かめて欲しい・・・
そして「か、かわいいかも・・・ルコちゃん・・・」と思えばあなたも今日からルコちゃん親衛隊の仲間入りです。
ルコちゃんの近況が知りたいなあ・・・
と思う今日この頃。
初版の出版元のビブロス社が潰れた時はどうなることかと思いましたが、いや、こうして新装版が出版されてよかったよかった。
勝手ながら、魚住君シリーズがシリアス作品の傑作なら、こっちはエンターテイメント作品の傑作、榎田BLの双璧だと思ったりしています。
その後こちらの作品の舞台にもなった出版社つながりの一連の榎田さんの作品が、作家シリーズとなり今後も刊行が予定されているそうですが、やっぱりこの作品の主人公・売れないマイナー漫画家「ルコちゃん」ほどダメな子は他にいません。
「あるわけ無いだろ!」と突っ込みつつも読み進めると、気が付いたら切なくて愛しくて、なぜだかラストには涙が溢れて来る・・・なのに可愛くて笑っちゃうんです。
主人公ルコちゃんのこのダメっぷりがいかほどか、ぜひみんなに読んで確かめて欲しい・・・
そして「か、かわいいかも・・・ルコちゃん・・・」と思えばあなたも今日からルコちゃん親衛隊の仲間入りです。
ルコちゃんの近況が知りたいなあ・・・
と思う今日この頃。
2006年12月15日に日本でレビュー済み
書き下ろしが読みたくて買っちゃいました。
私の耳にも、二木の「ショウジィ〜」って、ちょっと情けなぁい声が聞こえてきます(笑)。
私の耳にも、二木の「ショウジィ〜」って、ちょっと情けなぁい声が聞こえてきます(笑)。
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GB
5つ星のうち5.0
I wanted the book even though it was not in ...
2016年5月26日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I wanted the book even though it was not in english.