近松門左衛門の『平家女護島』の二段目の切で,中村勘三郎屈指の当り役。昭和54年4月の歌舞伎座の舞台を収録。都への想いと絶望の狭間に揺れる俊寛の感情の起伏が見事に演じられている。実川延若,中村富十郎,片岡仁左衛門など配役も華を感じさせてくれる。 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)