スターリンが抜けて4人なった頃の、93年のアルバムです。
Ordinary World、Come Undoneが好きで、今もよく聞くのですが、
リバティ以降、長い間DDのアルバムをじっくり聞かなくなっていました。
なので、ずっと後になって聞いて、最近また聞き返したのですが。
ヒット曲以外にもいい曲の多い、個性的なアルバムです。
イントロのギターがいい最初の曲、Too Much Information 。
気だるい感じがいい Love Voodoo 。
ミルトン・ナシメントと共演したBreath After Breath、
U.M.F.、インストのDrowning Man もいいですね。
ブックレットが凝ってますが、
歌詞が手紙形式のTo Whom It May Concernはユニーク。
カバー曲Femme Fatale の音の美しさは、DDならではの気がします。
日本版はボーナストラックのせいか、
後半、似たような曲が並んだ気もしますが、
全体としてはいろんなタイプの曲が入っています。
それぞれ4人の個性が違うことがわかり、
それがメンバーチェンジに繋がっていくのかなと思いますが。
ウォーレンがいたからこその音なんだろうなとも思います。
昔のファンでなければ、今からこのアルバムを聞こうという方は、
美しき獲物たちやOrdinary WorldでDDに興味を持った方でしょうか。
古くてもいい曲が多いので、とりあえず気楽にどうぞ。
今はワーナーから出たものが手軽に買えますが、
DDの曲は歌詞の言葉数も多く、難しいけれどよくできているので、
できれば対訳をじっくり読んでみることもお勧めします。