著者の加藤諦三さんの別の本を読んだことがあり、一般の心に関する本とは違うなという印象がありました。
全く自覚のない「よい子」が読むと反発するかもしれませんが、自分は薄々気づいていたので、読んでいて心が痛いながらも、この本に巡り会えて良かったと感じています。
「よい子」の根底にあるものはなにかが書かれています。問題を解決する手段についてはあまり語られていません。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
人生の悲劇はよい子に始まる: 見せかけの性格が抱える問題 (PHP文庫 カ 5-10) 文庫 – 1994/1/1
加藤 諦三
(著)
- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日1994/1/1
- ISBN-104569565824
- ISBN-13978-4569565828
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1938年、東京に生まれる。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973年以来、度々、ハーヴァード大学准研究員をつとめる。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所准研究員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『不安のしずめ方 40のヒント』(ISBN-10:4569791247)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は時間がかかりました。1つ理解して寝て消化して心を浄化して外部に触れて、また2つ目へ、と。肩が軽くなります。根本的な深い深いところに触れること。自我の役割についての例えは完璧でした。初めて自我を持つことの大切さを理解した気がします。
腑に落ちる言及や意見に目から鱗の一冊です。先生は自分にとってシャーマンみたいな存在です(?) とにかく感謝です。
先生と皆様に愛の祈りと祝福を。
腑に落ちる言及や意見に目から鱗の一冊です。先生は自分にとってシャーマンみたいな存在です(?) とにかく感謝です。
先生と皆様に愛の祈りと祝福を。
2022年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、すぐに人に何かをやってあげるタイプで、搾取タイプが集まってきます。私の親は、私にばかり頼み事をし、ありがとうを言いません。「ありがとうくらい言いなよ」と言っても、謎の上から目線の返事が返ってきます。でもたまに、ありがとうを言う時もあるので、嫌いだけどなかなか離れられませんでした。私は、責任感からやっているとばかり思っていましたが、実は、愛情を求めていたことを、この本を読んで気付かされました。共依存ではないかと、うすうす気がついていましたが、私がいないと親は、寂しがるだろうと思って離れられずにいました。でも、この本には、「共生者は、自分が離れたら、相手が困るだろうと思うが、それは自惚れだ。あなたが離れたら、あなたに代わる人を探すだけだ。代替えがきく商品と同じようなものだ」というようなことが書いてあって、驚きました。まさに、私が感じていたこと、自分は、単なる道具ではないか、と同じだったからです。
そして、下の兄弟がお気に入りなのですが、お気に入りになっても、その子供が愛されているわけではない。ともありました。
親の自尊心を満たした時だけ、愛されていたのだとわかりました。そして、著者は「~がないと生きていけないは本当か」と問いかけます。「あなたなしでは、生きていけない」という言葉がありますが、親がいなくても、生きていけるのではないか、と。動物は、自分で餌を取れるようになったら、もう親を必要としません。いろいろと気づきがありました。
そして、下の兄弟がお気に入りなのですが、お気に入りになっても、その子供が愛されているわけではない。ともありました。
親の自尊心を満たした時だけ、愛されていたのだとわかりました。そして、著者は「~がないと生きていけないは本当か」と問いかけます。「あなたなしでは、生きていけない」という言葉がありますが、親がいなくても、生きていけるのではないか、と。動物は、自分で餌を取れるようになったら、もう親を必要としません。いろいろと気づきがありました。
2012年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去には「よい子」の部類であったと思われる自分と、現在「よい子」であるわが子に思い当たり、図書館で手に取ったのがきっかけ。しばらく続く子育てに、ぜひ手元に置いておきたいと購入。
程度の差こそあれ、だれしもが(普段は閉じている)心の奥の方を掘り返される感覚があるのではないか。本を紹介した数人の友人(紹介する人も選びます)は、みな、「読んでいくのが怖かった」そうである。
程度の差こそあれ、だれしもが(普段は閉じている)心の奥の方を掘り返される感覚があるのではないか。本を紹介した数人の友人(紹介する人も選びます)は、みな、「読んでいくのが怖かった」そうである。
2021年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何故自分は大丈夫と思えない、自尊心が低いんだろうという疑問へのヒントになった。
内容は難しいというか同じことを何度も言っている、文体は強く、例えばうつを抱える人にはキツイ言い方に思った。
内容は難しいというか同じことを何度も言っている、文体は強く、例えばうつを抱える人にはキツイ言い方に思った。
2022年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の不安や罪悪感がどこから生まれたのかが初めて理解できました。この本が読めたこと、心から感謝しています。
2016年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「よい子」と言われる度に、「個性の無い子」と聞こえた。
実際私には自分が無い。決して「よい子」では無い。
虐待家庭で育つ為には、感情は邪魔だった。
でも本当は、怒り、憎しみ、悲しみ、悔しさ、といった感情が心の奥底へ積もりに積もっていた。
強迫行為がやめられないのは、母に責められていた幼い頃の感情を再体験しているだけ。
そう気付いたら、驚くほど症状が軽くなった。
依存心の強さは、父性愛、母性愛に飢えていたから。
そう気付いたら、目の前の人の優しさを感じるようになった。
凶悪犯罪者にならなかったのも、自殺をしなかったのも、
徹底的に惚れてくれた男性がいたから。そして沢山の本に出会えたから。
いっぱい、いっぱいありがとう。
今までの醜い自分の人生を全て受け入れる。
成長して、心のお勉強して、いつか人の役に立ちたいな。
実際私には自分が無い。決して「よい子」では無い。
虐待家庭で育つ為には、感情は邪魔だった。
でも本当は、怒り、憎しみ、悲しみ、悔しさ、といった感情が心の奥底へ積もりに積もっていた。
強迫行為がやめられないのは、母に責められていた幼い頃の感情を再体験しているだけ。
そう気付いたら、驚くほど症状が軽くなった。
依存心の強さは、父性愛、母性愛に飢えていたから。
そう気付いたら、目の前の人の優しさを感じるようになった。
凶悪犯罪者にならなかったのも、自殺をしなかったのも、
徹底的に惚れてくれた男性がいたから。そして沢山の本に出会えたから。
いっぱい、いっぱいありがとう。
今までの醜い自分の人生を全て受け入れる。
成長して、心のお勉強して、いつか人の役に立ちたいな。
2004年4月23日に日本でレビュー済み
「よい子」であることは何故問題があるのか。私はこの本を読んで、その問題が只ならぬ物であることを思い知らされてしまった。
多発する少年犯罪、年間10万人を超えるとも言われる不登校、そして年間3万人を超える自殺などが、「よい子」であったことで起こったのではないかと論破されていたからである。
この本が出た当時はまだ、これらの問題は余り深刻な問題ではなかった。しかし現在の世の中を考えた場合、「よい子」であることは、逆に恐ろしいことを秘めていると思う。
本当にこれは、「よい子」であることが実は危険であることを思い知らさせてしまう本である。
多発する少年犯罪、年間10万人を超えるとも言われる不登校、そして年間3万人を超える自殺などが、「よい子」であったことで起こったのではないかと論破されていたからである。
この本が出た当時はまだ、これらの問題は余り深刻な問題ではなかった。しかし現在の世の中を考えた場合、「よい子」であることは、逆に恐ろしいことを秘めていると思う。
本当にこれは、「よい子」であることが実は危険であることを思い知らさせてしまう本である。