数学における「関数」の概念を高校生から大学初級生に噛み砕いて教えるような本になっています。数学がどのように実生活に使われているかという事例や数学者の逸話に時折触れるなどの工夫が見られます。(例:AM/FM通信、懸垂線、年代測定(フェルメールの贋作事件)、など) オイラー公式(e^(ix)=cos(x)+i sin(x))も勿論登場します。
【主要目次】第1章 三角関数がわかる、第2章 指数関数がわかる、第3章 対数関数がわかる、第4章 複素関数がわかる、第5章 汎関数がわかる、第6章 超関数がわかる、第7章 無限がわかる
第1章〜第3章くらいまでは高校生なら理解しておくべき内容でしょう。第4章から難易度が大学初級レベルに一気に上がりますが、このような内容に初めて触れる人は全てが腑に落ちなくても良いでしょう。(オイラーの公式が理解できることで良しとしましょう) 実際、本書の後半は説明が尻切れトンボ気味な処も少しありますので、本書の説明で全てが分かる訳でもないと思います。例えば、複素積分に関する説明はKnow-howにはなっていますがKnow-whyまでは説明できていません。別の本 (「虚数の話」(ナーイン))で補うと良いでしょう。あと、汎関数や超関数の章も初心者にはキツイかも。(せめて" 汎関数微分"の概念に触れて欲しかった) せっかく"最速降下線"の話に触れたのですから、寺院の屋根の形状との偶然の一致(→雨水を流す工夫)という小ネタも挿入して欲しかった処です。
本書のような数学入門書をお求めの読者は、まず始めに「数学入門」(遠山啓)をジックリ取り組めば良いのではないかと思います。本書では触れられてなかった話題(e=lim(1+1/n)^n (n→∞)の意味(連続的複利法)や、自然対数の微分は1/xとなる理由)について説明があります。逸話も楽しく読めますし、オススメです。
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関数とはなんだろう―三角関数から複素関数・超関数まで (ブルーバックス) 新書 – 2008/7/23
山根 英司
(著)
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関数がわかると、数学はおもしろい! 関数は数学のどの分野にも現れる。だから、関数を理解することは、数学そのものを理解することにつながっている。三角関数、対数関数、複素関数、汎関数、超関数 etc. 本書は関数のさまざまな話題について楽しく読めるように書かれた入門書です。(ブルーバックス・2008年07刊)
関数がわかれば、数学は楽しい! 三角関数、指数関数、対数関数、複素関数……関数は数学の大きな柱です。そこで関数をキーワードで数学を見てみます。フーリエ級数やリーマン予想などもわかる。
関数がわかれば、数学は楽しい! 三角関数、指数関数、対数関数、複素関数……関数は数学の大きな柱です。そこで関数をキーワードで数学を見てみます。フーリエ級数やリーマン予想などもわかる。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/7/23
- 寸法11.4 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104062576066
- ISBN-13978-4062576062
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- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4062576066
- ISBN-13 : 978-4062576062
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2008年7月26日に日本でレビュー済み
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2023年7月15日に日本でレビュー済み
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理系大学に進学した方なら難なく読める本です。
ところどころ大学で習う内容が出てきますが、大学で使用する教科書の副読本として利用すると理解に深みが出るかと思います。私は数学は化学専攻でしたので数学は教養程度の知識しか持ち合わせていませんので程よい内容でしたが、さらに深く知りたい方は解析学の専門書を購入してみてはいかがでしょうか。
ところどころ大学で習う内容が出てきますが、大学で使用する教科書の副読本として利用すると理解に深みが出るかと思います。私は数学は化学専攻でしたので数学は教養程度の知識しか持ち合わせていませんので程よい内容でしたが、さらに深く知りたい方は解析学の専門書を購入してみてはいかがでしょうか。
2014年7月12日に日本でレビュー済み
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理系の大学数学への橋渡しをしてくれる本です。詳細はそれぞれの専門書へ譲るという点では、関数を外観、鳥瞰できると思います。山根先生の高校生のための逆引き微分積分、明解複素解析、と併せて参考にすると受験数学とは違う関数の世界が拡がると…先生のHPには先程の書籍への正誤表、解説等もあり大変親切でもあり、数学教育に対する情熱すら感じます。