気狂いピエロの決闘 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 字幕付き |
コントリビュータ | アントニオ・デ・ラ・トレ, カルロス・アレセス, サンチョ・グラシア, マヌエル・タリャフェ, アレックス・デ・ラ・イグレシア, カロリーナ・バング |
言語 | スペイン語 |
稼働時間 | 1 時間 47 分 |
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商品の説明
カルト的人気を誇るスペインのアレックス・デ・ラ・イグレシア監督が、ピエロ同士の狂気に満ちた戦いを描いた異色作!
☆2010年ヴェネツィア国際映画祭銀獅(監督賞)受賞 オゼッラ脚本賞受賞
☆ゴヤ賞 2011 最優秀特殊効果賞 最優秀メイクアップ 最優秀ヘアスタイル受賞
● 世界各国で絶賛! 8勝&19部門にノミネートした傑作
● 2010年・第67回ベネチア国際映画祭で審査員長のクエンティン・タランティーノも賞賛
● 傑作揃いのスペイン内戦の映画で、ずば抜けて衝撃度の高い作品と評価。某著名人も三大映画祭で視聴しその強烈な刺激を絶賛!
【STORY】
泣き虫ピエロ」としてサーカス団で働き始めたハビエルだったが、人気道化師で「怒りのピエロ」役をしているセルジオが、妻のナタリアを殴っている現場を目撃。
ナタリアを助けたハビエルは、セルジオと争うようになり、やがて2人の戦いは常軌を逸した市街戦へと発展していく。
檻に入れられた猿が暴れまわる中、外では人と人とが殺し合う狂気のサーカスが繰り広げられていた。
―スペイン内戦。無理やり共和国側に参加させられた“がらくたピエロ"は、ナタを振り回し国民軍を次々と残虐に殺していった。
ピエロの衣装のまま… 長い月日が過ぎ、時はフランコ総統時代。
“がらくたのピエロ"の息子ハビエルはサーカス団で“泣き虫ピエロ"として働き始める。
そこでハビエルは個性的なキャラクターの風変わりな面々と出会う。人間砲台男、象の調教師、ケンカ好きなドッグトレーナーたち。
そしてここで、ハビエルは`怒りのピエロ' セルジオと初めて出会うのだった。顔が醜くゆがんだ2人のピエロ、ハビエルとセルジオ。
サーカス団で最も美しく残酷な美女ナタリアをめぐり、怒りと絶望、渇望に煽られた彼らの命がけの戦いが始まる―
(C)Tornasol Films - Castafiore Films - La Fabrique 2- Mikado Films SpA -2010
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : スペイン語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 83.16 g
- EAN : 4580189026955
- 監督 : アレックス・デ・ラ・イグレシア
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 47 分
- 発売日 : 2013/3/6
- 出演 : カルロス・アレセス, アントニオ・デ・ラ・トレ, カロリーナ・バング, サンチョ・グラシア, マヌエル・タリャフェ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : スペイン語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : アメイジングD.C.
- ASIN : B00AEMBUR6
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,268位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 18,198位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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人公)の恋の諍いがおきます。主人公の横恋慕なんすけどね。
内戦パートは巡業中の主人公の父(ピエロ)がスペイン共和派に強制連行されて兵隊にされます。父はピエロの格
好のまま戦場で鉈を振り回して国粋派兵士を相手に血煙街道を邁進します。結局は国粋派に捕まって囚人になるん
ですが、息子である主人公への教育的言葉からひしひしと狂気が感じられます。ここまでがこの映画を楽しめるかど
うかの分水嶺です。
さて、幼少期からトラウマになるような人生を送ってきた主人公がサーカス団に就職するところから現代パートの始
まりです。ここで狂気を担当する怒りピエロはピエロとしては天才ですが、酒癖が悪くDV癖もあるので交際している
美女を殴ってから乱暴に犯すなど危なさをかもし出します。さらに美女もこの歪んだ関係に依存している共依存状態
どうしようもねーな。美女に恋した主人公が「愛しているなら暴力をふるうな」と立ち向かうのですが、間男としてボ
コボコにされます。ここのハンマーを叩いてランプを上に点けていくゲームを使っての暴力描写はホラーです。
ようやく主人公のターンになり、加速度的に狂気が満ちていきます。最初は理想主義で良心的だった主人公の方がよ
り狂っていき、心身ともに後戻りできなくなります。
本作においては
怒りピエロ=内戦中の強権的なファシスト
泣き虫ピエロ=内戦中のコミュニスト。理想を追っていたのに気がついたら内ゲバ状態の共和派を象徴しているの
ではないかと思います。また「主人公が完全に狂うのが教会だったり、その後の衣装が聖職者の服。またフランコ総
統が主人公を猟犬にする鬼畜大佐に「人の尊厳を大切にしろ」と説くいい人だったりと2項対立的善悪では計れない
世界が展開されます。内戦を経験しているとこういう世界観になるんですかね。
銃撃戦・人体損壊・エロとホラーのお約束要素が揃っていてサイコな意味でも怖いのでお勧めです。
地上派で放送されることはありえないので、興味のある方はどーぞ'
フランコ軍に逆らい、捕まってしまう。彼はそのときからもうピエロになろうと決意していた。
'73年に飛んでも体制は存続していたが、ハビエルは晴れてピエロの仲間入りをする。
強権的で癇の強いセルヒオは、ナタリアを従え、さながら小フランコというふうな独裁で狂暴な男である。
しかし彼とてサーカスに逃げているに過ぎず、所詮はお山の大将なのだった。
この映画はフランコがわりと紳士的に描かれ、むしろ側近を人道に悖ると非難している。
ハビエルの変身から展開がガラリとかわり、彼とセルヒオのナタリアをめぐる血みどろの闘いが繰り広げられる。
※ 写真・自己紹介は無視して下さい
完全にゴダール・ファンを敵にまわす様な邦題になっちゃってますが、喧嘩を売っている訳ではなく、ある意味、的を射たタイトルとなっております。
もうオープニングから興奮しっぱなしでした。
久々にハイテンションな作品に触れた気がします。
様々な映画に精通しているのが今までの作品から伺い知る事が出来るイグレシア監督ですが、本作では、「13みんなしあわせ」や「オックスフォード連続殺人」で見せたヒッチコック技法には蓋をして、「ハイル・ミュタンテ!電撃XX作戦」や大傑作「ビースト/悪魔の黙示録」など、初期の名作で披露した残酷描写に心血を注いだ怪作となっております。
ところが、初期の作品に見られた笑いの要素は殆どなし。
ピエロの風貌からは想像も付かないストレートなホラー映画です。
ここへ来て、一見ふざけた邦題は、直球で勝負する監督の思惑を見事に表現したタイトルだと理解する事が出来るでしょう。
また、「気狂い」が表現する通り、後半から一気に加速する狂気の描き方は尋常ではありません。
これが、内戦や独裁を経験し、人の死を身近に感じていた国民のみが知る狂気なのか、と感じてしまう程でした。
絵に描いたようなエロいシルエットのファック・シーンに始まり、クラシカルな古典映画を彷彿させる決闘場所に至るまで息を呑む大迫力。
2人の気狂いを通して、圧倒的な狂気を描きながら、闇を孕んだスペインの歴史を白日の下に晒そうとしているのは明白で、強権的な独裁と共産主義が2人の姿に重なって見えてきます。
国土を荒廃し、国民を疲弊させたスペイン内戦は、結果、何も得る事はないままに、ただ狂気が過ぎ去って行っただけであったという、監督の考え方がヒシヒシと伝わる傑作でした。
タランティーノが絶賛したらしい
でも
それなりに面白かったんやけど、それなりかなぁー
アグレシア監督は賞を受賞してない映画の方が面白いかも
タイトル通り二人のピエロのひとりの美女奪い合いの半生を描くという
なかなか異色な設定で
先の読めない展開はなかなかよかった
しかし
全体的に遊んでいるわりに真面目すぎてコメディー的要素や狂気が少し足りず
ややどっちつかず中途半端な雰囲気になってしまっている気がする
リベンジムービーとしても中途半端やし…
あとせっかく二人のピエロという切り口にしてるんやし
両方の子供時代からたどるとかもアリやったと思うし
オチももうひとひねり欲しかった…
そういやピエロ二人が奪い合う美女は監督の嫁
映画としても安っぽさがなく、たいへん完成度が高いホラーテイストの活劇になっています。
リアリズムが良い。
見るまでは、ピエロの悲哀をじっくり描いた作品なのかなぁと思っていました。
一応、一人の女を取り合う二人の男の歪んだラブロマンスが主体になっており、悲哀感もあります。
しかし、冒頭からスペイン内戦でピエロがナタで兵士を斬りまくる、女を殴り倒す、激しいセックスシーン、顔面破壊、逃亡劇、指折りシーン、銃撃戦に爆破、決闘、ダイビングシーンなどが盛りだくさんにあります。
またスペイン内戦からブランコ首相暗殺まで、やや強引とはいえ絡めてスペインの歴史もさりげなく紹介しています。
それと展開もよく変わるし、進行もスピーディーです。
悲哀ラブロマンス、アクション、ホラーバイオレンス、スペイン近現代史・・幕の内弁当みたいな、これらの内容を一度に楽しみたい欲張りな方におすすめな映画です。
ピエロが怖いです。
もしも万が一この映画をお子様が観てしまったら,ずーっとピエロを怖がりそうです。
それから,ヒロインの女性がとても魅力的です。
彼女が画面にいるだけで,ホッとします。
しかし,不幸な目にたくさんあいます・・・。
あとワンコ・・・いっぱいスペイン犬がウロウロしています。
狩りのシーンでたくさんの犬が飛び出すところが圧巻です。
先が読めなくて,悪夢のような映画でした。