人間と野生動物の共棲がいかに難しい時代になったのか、つくづく考えさせられました。
彼らの縄張りを荒らしているのは人間です。しかし被害が出た場合、彼らは駆除対象となって殺されます。
後に著者が記すマタギの世界への、入り口の一冊です。熊の生態がよく描かれていて、大変面白かった。

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ウエンカムイの爪 単行本 – 1998/1/5
熊谷 達也
(著)
夏の北海道でヒグマに襲撃された吉本は、突然現れた不思議な女性に救出される。一年後、彼女と再会した吉本は、幻の熊の存在を知る。野生に魅せられた男と女の物語。第10回小説すばる新人賞受賞作。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1998/1/5
- ISBN-104087743195
- ISBN-13978-4087743197
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ヒグマの襲撃から救ってくれた謎の女性と再会した吉本。幻の熊を追って二人は北海道の原野へ。金毛の熊「カムイ」を追う男の自立と壮大な自然を活写する。小説すばる新人賞受賞作。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (1998/1/5)
- 発売日 : 1998/1/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4087743195
- ISBN-13 : 978-4087743197
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,126,321位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26,301位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テーマ、物語の道筋は悪くないのだが、妙にあっさりしていて自分的には物足りなかった。あれ?もう終わり?と言うのが正直な感想。もう少しページを割いて物語に深みを与えても良かったのではなかろうか。
2014年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めどうしてヒグマの相手が出来る女性がいるのだろうと興味しんしん。読んでてなんだそ~だったのか。と。
2021年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
切実に読むことができました。
羆の描写がリアルで、あっという間に読了しました。
マタギ3部作へ行きます。
羆の描写がリアルで、あっという間に読了しました。
マタギ3部作へ行きます。
2022年8月25日に日本でレビュー済み
邂逅の森、相剋の森、そして本作を読んだ。
邂逅の森が最も印象的だった。
悪い神(ウェンカムイ)が乗り移った熊を仕留めるために、森の中を追う。
その熊は兄弟熊と共に、幼少時代に登場人物の女性(玲子)と暮らしており、人間の食べ物などを
知ってしまっている。故に、人間に近づきやすい。
兄弟熊の方と対峙した吉本は、死の恐怖を乗り越え、闘おうとする。
映像が目に浮かぶような描写、1日で読み終えた。
吉村昭「羆嵐」もお薦めです。
邂逅の森が最も印象的だった。
悪い神(ウェンカムイ)が乗り移った熊を仕留めるために、森の中を追う。
その熊は兄弟熊と共に、幼少時代に登場人物の女性(玲子)と暮らしており、人間の食べ物などを
知ってしまっている。故に、人間に近づきやすい。
兄弟熊の方と対峙した吉本は、死の恐怖を乗り越え、闘おうとする。
映像が目に浮かぶような描写、1日で読み終えた。
吉村昭「羆嵐」もお薦めです。
2020年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の小説とは違い、いきなりのヒグマの登場。
意外な展開でしたが、本当の恐怖はその後に…
読んでいく度にどんどん引き込まれていって、あっという間に読破してしまった感じですね。
意外な展開でしたが、本当の恐怖はその後に…
読んでいく度にどんどん引き込まれていって、あっという間に読破してしまった感じですね。
2012年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者名が記されていなければ『山背郷』と同じ作家だとはわからなかっただろう。
直木賞作家・熊谷達也氏の処女作。
ストーリー展開等さほど気に掛けず、東北という風土の断面を無作為に抜き取って、
無造作に並べた様な構成であるにも拘わらず、限りなく魅力的であった『山背郷』に比べ、
本作は全く以て普通の文体である。まあ、その分、非常に読み易く数時間で読み終えた。
羆版『サンダ対ガイラ』みたいな話。古く遡れば『海彦山彦』のテーマか?
二本足で立ち上がって咆哮する、ウェンカムイらしい金毛羆を描いたイラスト(写真?)が結構お気に入り。
直木賞作家・熊谷達也氏の処女作。
ストーリー展開等さほど気に掛けず、東北という風土の断面を無作為に抜き取って、
無造作に並べた様な構成であるにも拘わらず、限りなく魅力的であった『山背郷』に比べ、
本作は全く以て普通の文体である。まあ、その分、非常に読み易く数時間で読み終えた。
羆版『サンダ対ガイラ』みたいな話。古く遡れば『海彦山彦』のテーマか?
二本足で立ち上がって咆哮する、ウェンカムイらしい金毛羆を描いたイラスト(写真?)が結構お気に入り。