福島原発事故を受け、今後の増える可能性のある晩発的影響、特に子供や未来世代への影響が心配である。
とかく因果関係の証明が難しい放射能被曝の問題を風化させないために、日本でも是非行われるべき疫学調査である。
原発から160kmの所に住むだけで様々な病気が増える(ただし風向きと気象条件も大いに関連する)という主張は、にわかには信じられない。しかし、「信じられない」イコール「そんな被害はない」と決めつけるのは、科学的な姿勢でない。
そもそも日本には、アメリカのようなガン登録システムがない。(日本でも導入すべきだ)その意味でも大変貴重なデータを提供していることは間違いない。
高価なだけあって、なかなか読み進めるのが難しい本でもあるが、そのぶん、丁寧に検証されるべき内容だ。
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低線量内部被曝の脅威: 原子炉周辺の健康被害と疫学的立証の記録 単行本 – 2011/3/31
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本書はアメリカ合衆国の核施設がもたらす健康被害について、大気圏核実験時代(1945年~63年)に続く核被害を参照としながら、徹底した疫学調査をもとに、簡明な図表と明快な論調で解説する。
とりわけ、アメリカ全土3,053の郡における人口および死亡数を追跡し、年齢グループを18に分けた上でのグループ別年齢調整死亡率を5年を1期間とした3期間を通じて割り出すという、膨大な基礎作業を通じて、核施設周辺での癌死亡率を分析していく姿勢は圧巻である。
また大気圏核実験、チェルノブイリ核事故が、地球規模で影響を与えていったことについて、様ざまな統計データをもとに実証。放射能汚染が地球全体の問題となることについて象徴的に示し、高リスク地域から低リスク地域への移住が問題の解決にはならないことを指摘する。
レイチェル・カーソンの予見を裏付けた、手ごたえのある警世の書。
とりわけ、アメリカ全土3,053の郡における人口および死亡数を追跡し、年齢グループを18に分けた上でのグループ別年齢調整死亡率を5年を1期間とした3期間を通じて割り出すという、膨大な基礎作業を通じて、核施設周辺での癌死亡率を分析していく姿勢は圧巻である。
また大気圏核実験、チェルノブイリ核事故が、地球規模で影響を与えていったことについて、様ざまな統計データをもとに実証。放射能汚染が地球全体の問題となることについて象徴的に示し、高リスク地域から低リスク地域への移住が問題の解決にはならないことを指摘する。
レイチェル・カーソンの予見を裏付けた、手ごたえのある警世の書。
- 本の長さ388ページ
- 言語日本語
- 出版社緑風出版
- 発売日2011/3/31
- 寸法15.8 x 2.9 x 21.7 cm
- ISBN-104846111059
- ISBN-13978-4846111052
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商品の説明
著者について
1915年生まれ。コロンビア大学で経済統計学博士号取得。1955年、最高裁判決にまで発展した有名なブラウンシュー事件で専門家証人として司法省に雇われ、統計学者としての地位を確立。以後、30年以上米国のオクシデンタル石油、グレイハウンド、エマーソンエレクトリックなど、主だった反トラスト訴訟の専門家として活躍。70歳近くになってビジネスを離れた後は、自らの資金も投じ、環境汚染が健康に及ぼす影響の研究活動をライフワークとする。その後、スターングラス博士の勧めにより、原子炉からの放射線物質と癌の関係の疫学調査を行ない、1990年、スターングラス博士と共に非営利組織「放射能と公衆衛生プロジェクト(RPHP)」を設立。2005年死去。
1917年広島市生まれ、日本大学専門部医学科卒、陸軍軍医学校卒、医師。広島で被爆。全日本民医連顧問。医療生協さいたま名誉理事長。著書に『広島の消えた日 被爆軍医の証言』(日中出版、1982年、増補新版は影書房、2010年)、『ヒロシマ・ナガサキを世界へ』(あけび書房、1991年)、『ヒロシマを生きのびて 被爆医師の戦後史』(あけび書房、2004年)、『内部被曝の脅威』(鎌仲ひとみとの共著、ちくま新書、2005年)がある。訳書は『死にすぎた赤ん坊 低レベル放射線の恐怖』(スターングラス著、時事通信社、1978年)など。
947年生まれ、福島県立医科大学卒、広島大学原爆放射能医学研究所内科(臨床血液学)、広島大学保健管理センター(助手)、広島中央保健生協福島生協病院、同・名誉院長、現在、福島医療生協わたり病院(福島市)勤務、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)日本支部会員。著書に『広島・長崎原爆被害の実相』(共著、新日本出版、1999年)がある。訳書に『死にいたる虚構――国家による低線量放射線の隠蔽』(グールドほか著、共訳、双信舎、1994年、自費出版、新版PKO法「雑則」を広める会、2008年、自費出版)がある。
1917年広島市生まれ、日本大学専門部医学科卒、陸軍軍医学校卒、医師。広島で被爆。全日本民医連顧問。医療生協さいたま名誉理事長。著書に『広島の消えた日 被爆軍医の証言』(日中出版、1982年、増補新版は影書房、2010年)、『ヒロシマ・ナガサキを世界へ』(あけび書房、1991年)、『ヒロシマを生きのびて 被爆医師の戦後史』(あけび書房、2004年)、『内部被曝の脅威』(鎌仲ひとみとの共著、ちくま新書、2005年)がある。訳書は『死にすぎた赤ん坊 低レベル放射線の恐怖』(スターングラス著、時事通信社、1978年)など。
947年生まれ、福島県立医科大学卒、広島大学原爆放射能医学研究所内科(臨床血液学)、広島大学保健管理センター(助手)、広島中央保健生協福島生協病院、同・名誉院長、現在、福島医療生協わたり病院(福島市)勤務、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)日本支部会員。著書に『広島・長崎原爆被害の実相』(共著、新日本出版、1999年)がある。訳書に『死にいたる虚構――国家による低線量放射線の隠蔽』(グールドほか著、共訳、双信舎、1994年、自費出版、新版PKO法「雑則」を広める会、2008年、自費出版)がある。
登録情報
- 出版社 : 緑風出版 (2011/3/31)
- 発売日 : 2011/3/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 388ページ
- ISBN-10 : 4846111059
- ISBN-13 : 978-4846111052
- 寸法 : 15.8 x 2.9 x 21.7 cm
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2011年4月14日に日本でレビュー済み
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2011年4月9日に日本でレビュー済み
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アメリカの原発周辺の被曝の記録を丹念に記録した本です。日本にはこの手の本が無い。日本列島には原発の影響が無い地域が存在しない。東日本大震災で福島原発から漏れた放射能が問題になっているが、人体に影響が無いとされる通常運転でさえはっきりと影響が出ている。この本が10年早く出ていればと思わせる内容である。日本の国土の20倍以上の面積のアメリカに2倍程度の原発しかない。この事から見ても日本には原発が多過ぎるのだ。安全と言われたから安全と信じるのではなく、自分の目や頭で考えて原発が安全か考えて欲しい。そのための考える材料を与えてくれる良書である。
2012年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般の大学教授が書いたような本で値段も分厚さもそれと同じ様な本です。
内容も分かりにくい感じです。 原子力専攻の学生や専門家向けの本って
感じでした。
内容も分かりにくい感じです。 原子力専攻の学生や専門家向けの本って
感じでした。
2012年3月8日に日本でレビュー済み
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この本は、統計学の世界レベルの一つです。放射能の人体への「良い」「悪い」は、疫学調査もポイントの一つとなりますが、この「疫学調査」は「統計学」の知識が要求される学問であるといいます。この本で放射能の人体への影響のたぶん世界一数の統計がとられている結果がわかります。この分厚い本を読む前に「これが結論!日本人と原発(小学館)」を読んでおくことで、より興味を持ち読むことができます。放射能が人体に良いならば、アメリカ本土に劣化ウランを撒けばよいだけです。バランスをとるために「ラッキー博士の本」を読むこともお勧めします。
2011年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般に低線量の放射線被曝の被害を科学的に証明することは100万人規模の調査を必要とし、ほとんど不可能と思われる。それを統計学と科学的推理を駆使して証明した本書は統計学という数学と複合汚染などの鍵となる生物学とに基づく美しい証明である。グールド氏とスターングラス氏達の非凡な才能と努力がなければこのような自然な説明は発見できなかったかもしれない。この成果がフクシマの被曝に生かされ、被曝を避ける避難等東京電力と政府は全責任を果たすべきである。私たちは汚染地やその食糧からの被曝から子供や将来の生命を守るため協力しなければならないことを教えてくれる。そして原発や再処理工場は日常の運転でも乳がんなど放射線の被害を人類にもたらすことが明らかにされている。こうして、核の平和利用が不可能であることがわかる。
2011年11月27日に日本でレビュー済み
まず、なんでもフォールアウトのせいにしようとしている姿勢が多く感じられる。
冒頭で免疫不全について語られていた。エイズについても語られていた。原因のひとつとして論議していくことは
良い事であるが…普通に考えて、アフリカアジアなどでのエイズの蔓延。
フォールアウトだけの問題でしょうか?
乳癌の発生率の上昇も、未婚、高年齢出産が増えている現在、放射性物質を前面にだしてもな…と思うのですが。
警鐘をならしたいが故に、むりやり書いたような気がする。
レイチェルカーソンは好きなんですけど…
他の可能性もかなり高いのはちょっと知識があればわかることじゃないのでしょうか?
冒頭で免疫不全について語られていた。エイズについても語られていた。原因のひとつとして論議していくことは
良い事であるが…普通に考えて、アフリカアジアなどでのエイズの蔓延。
フォールアウトだけの問題でしょうか?
乳癌の発生率の上昇も、未婚、高年齢出産が増えている現在、放射性物質を前面にだしてもな…と思うのですが。
警鐘をならしたいが故に、むりやり書いたような気がする。
レイチェルカーソンは好きなんですけど…
他の可能性もかなり高いのはちょっと知識があればわかることじゃないのでしょうか?
2011年6月27日に日本でレビュー済み
本書の原題“The Enemy Within”が本書の内容を的確に表しているように、本書は米国の原子力発電所から放出される放射性物質の影響を疫学的に分析し、低線量内部被爆が確実にがん死亡者数を増大させていることを証明したものである。米国では、1970年に最初の商業用原発が稼動し、その後急速にその数が増えたが、1979年のスリーマイルアイランド原発事故を経験した後は、稼動数が漸減した。本書では、原発の影響がない1950〜54年を基準に、原発稼動後10年を経た80〜84年、85〜89年を対比している。また、原発からの距離を50マイル(80km)以内と100マイル(160km)以内の郡(カウンティ)とそれ以外の郡(郡の総数は3053)に分け、乳がんのほか、低出生体重児についても分析するという、気の遠くなるような疫学調査を行い、図表を駆使して結果をまとめたものである。
本書によれば、原発から100マイル以内の郡における乳がん死亡数は、100マイル以上離れた郡の乳がん死亡率よりも確実に(統計学的に有意に)大きくなる。その死亡率の増加分は10万人当たり約5人であり、原発の影響が少ないと考えられる100マイル以遠の郡の死亡率22人を約20%増大させることになる(本書中の「原子炉から100マイル(160km)以内の原子炉数と乳がん死亡率の関係」から概算)。原発から100マイル以内の人々の被曝線量については残念ながら言及がないが、恐らく法律の規定以下の低線量だったに違いない。
本書の調査期間には、1979年のスリーマイルアイランド原発事故も含まれているが、全体を通してみると、通常運転時の原発からの放射性物質がほとんどを占めていることが注目される。本書の原著は1996年に刊行され、翻訳は既に1999年に自費出版されていたが、今回(福島原発事故の直後に)再刊されたものである。首都圏を含む広大な地域が既に放射能汚染され、その影響は長い期間を経てから現れることが懸念されている現在、本書は今後の長期的な「放射能との闘い」のために、貴重な教訓と示唆を提供する。決して読み易い本とはいえないが、低線量被曝の問題にじっくり取組みたい人にお奨めできる。
【追記】本書によれば、1970〜1987年に、米国で稼動していた原発から放出された放射性物質の年平均量は3,176,000キュリーである。これは現在の単位に変換すると、1.2E+17(指数表示で、1.2に10の17乗を掛けた値)ベクレルとなる。一方、日本政府が2011年6月、IAEAに提出した福島原発事故の報告書によれば、ヨウ素131 が1.6E+17ベクレル、セシウム137 が1.3E+16ベクレルである。つまり、アメリカの104基の原発から毎年出される放射性物質の総量は、今回の福島事故に匹敵する量である。このことを念頭に置くと、本書の主張がより身近なものとなる。
本書によれば、原発から100マイル以内の郡における乳がん死亡数は、100マイル以上離れた郡の乳がん死亡率よりも確実に(統計学的に有意に)大きくなる。その死亡率の増加分は10万人当たり約5人であり、原発の影響が少ないと考えられる100マイル以遠の郡の死亡率22人を約20%増大させることになる(本書中の「原子炉から100マイル(160km)以内の原子炉数と乳がん死亡率の関係」から概算)。原発から100マイル以内の人々の被曝線量については残念ながら言及がないが、恐らく法律の規定以下の低線量だったに違いない。
本書の調査期間には、1979年のスリーマイルアイランド原発事故も含まれているが、全体を通してみると、通常運転時の原発からの放射性物質がほとんどを占めていることが注目される。本書の原著は1996年に刊行され、翻訳は既に1999年に自費出版されていたが、今回(福島原発事故の直後に)再刊されたものである。首都圏を含む広大な地域が既に放射能汚染され、その影響は長い期間を経てから現れることが懸念されている現在、本書は今後の長期的な「放射能との闘い」のために、貴重な教訓と示唆を提供する。決して読み易い本とはいえないが、低線量被曝の問題にじっくり取組みたい人にお奨めできる。
【追記】本書によれば、1970〜1987年に、米国で稼動していた原発から放出された放射性物質の年平均量は3,176,000キュリーである。これは現在の単位に変換すると、1.2E+17(指数表示で、1.2に10の17乗を掛けた値)ベクレルとなる。一方、日本政府が2011年6月、IAEAに提出した福島原発事故の報告書によれば、ヨウ素131 が1.6E+17ベクレル、セシウム137 が1.3E+16ベクレルである。つまり、アメリカの104基の原発から毎年出される放射性物質の総量は、今回の福島事故に匹敵する量である。このことを念頭に置くと、本書の主張がより身近なものとなる。
2011年8月20日に日本でレビュー済み
きちんと読んで自分で根拠を示して反論しろ。 日本の原発で被曝者が出ても認定がなかなかされないのは有名な話だ だからこそ、必死に被害を訴えてる人達がいる。 私の知人にも浜岡周辺に住み健康を崩して原発に反対している人がいます 広島、長崎、チェルノブイリ…現代医学では根拠が示せない症状が本当に表れてるる事を深く考えるべき。 原発の影響を受ける前と原発が稼動してからの発生したデータ分析は疫学的にもなんらおかしくない。ここまで丁寧に検証した事を評価するならともかく根拠なく悪く言うのは愚の骨頂である 否定するなら逆にこのような変化の理由の原因を証明すべきである ちなみにセラフィールド、ラ・アーグについても調べてみる事をお勧めします