1.初心者には低い山の麓で堂々巡りをせず、いきなり高い山の頂を目指せ、とその方法論を説く。納得の議論あり。
2.ある程度聴いてきた者には、日本におけるジャズのありかたの特殊性
(一流のライブに触れる機会が庶民にはなく、
日常のなかにジャズ的要素がほとんどない)、
またそれゆえのジャズ道を極めよという主張に同感する。
3.剣道柔道茶道華道と日常をつねに倫理的生き方の追求、求道ととらえる態度がついにジャズにまで及んできたと感慨深い。しかしそれは日本では 確かに合理的な方法論でもあるように感じられる。
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挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門 (幻冬舎新書 な 2-1) 新書 – 2007/1/1
中山 康樹
(著)
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2007/1/1
- ISBN-104344980220
- ISBN-13978-4344980228
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2007/1/1)
- 発売日 : 2007/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 212ページ
- ISBN-10 : 4344980220
- ISBN-13 : 978-4344980228
- Amazon 売れ筋ランキング: - 480,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 203位ジャズ
- - 795位幻冬舎新書
- - 21,765位楽譜・スコア・音楽書 (本)
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トップレビュー
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2018年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
星の数ほどあるジャズのアルバムを何が良いのか手当たりしだいに聞けるほど時間のない人には、
ありがたい本だと思います。日本の自称ジャズ通が中山氏の影響をかなり受けていたのが良く
わかります。是非みなさんに読んで頂きたい本です。
ありがたい本だと思います。日本の自称ジャズ通が中山氏の影響をかなり受けていたのが良く
わかります。是非みなさんに読んで頂きたい本です。
2010年2月6日に日本でレビュー済み
マイルスデイヴィス、ビルエヴァンスなどの有名人の紹介がある。
ブルーノートなどの記事もある。
ボックスセットを買うなという記事がある。
資料として買うのならいいのではないかと思った。
いろいろ課題があるのを、知らずに買うなという趣旨だと理解しました。
ブルーノートなどの記事もある。
ボックスセットを買うなという記事がある。
資料として買うのならいいのではないかと思った。
いろいろ課題があるのを、知らずに買うなという趣旨だと理解しました。
2009年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャズを難しくして、壁を作っているのは、この著者本人である。
音楽が好きで、興味があって、楽しみたくて、ジャズを聴いて何が悪い。
楽しんだ後で興味があれば、音楽理論書等で少し勉強してみるのもいいだろう。
そういう、音楽は「音を楽しむもの」としての視点が落ちている。
著者はジャズを真剣置きかなければ、意味がないという趣旨を展開するが、
真剣に難しく聴くだけが音楽ではない。そういう聴き方もあるが、1つの方法にすぎない。
2007年刊行なのに、CDショップで試聴するとか、インターネットで試聴するとか、そういう風に内容に触れてからアルバムを選ぶという視点も落ちている。
推薦しているアルバムも変わったものばかり。
初心者にはとても薦められない本である。
内容にも偏りがあり問題がある。
音楽が好きで、興味があって、楽しみたくて、ジャズを聴いて何が悪い。
楽しんだ後で興味があれば、音楽理論書等で少し勉強してみるのもいいだろう。
そういう、音楽は「音を楽しむもの」としての視点が落ちている。
著者はジャズを真剣置きかなければ、意味がないという趣旨を展開するが、
真剣に難しく聴くだけが音楽ではない。そういう聴き方もあるが、1つの方法にすぎない。
2007年刊行なのに、CDショップで試聴するとか、インターネットで試聴するとか、そういう風に内容に触れてからアルバムを選ぶという視点も落ちている。
推薦しているアルバムも変わったものばかり。
初心者にはとても薦められない本である。
内容にも偏りがあり問題がある。
2007年2月2日に日本でレビュー済み
中山氏の著書はほとんど読んでいる。毎度の事ながらシンパシーを強く感じ嬉しくなる。だから今回も買って読んだ。失礼かもしれないが中山氏は私と感性がほぼ同じような気がする。こんなことは本書には書かれていないが、私は1枚のCDを寿司屋のようなものだといつも思っている。とくにカウンターに座ったときだ。その日の気分で喰いたいネタを喰う。どんなに気に入ったCDの中にでも何度も聴きたい曲もあれば飛ばしてしまう曲もある。必ず全部を通して聴くCDはマイルスの「BITCHES BREW」の1枚目とツェッペリンの4作目、そしてザビヌル・シンジケートのブート5枚ぐらいなもんだ。ジャンルを問わず私も200枚はCDを持っているが、それでもきちんと聴くものはこの程度しかない。中には3曲目だけとか最後の曲だけとかしか聴かないものすらある。寿司だって同じこと。必ずといっていいほど平目と鯛は喰うが中トロはいらないと思うことのほうが多い。ちなみに私は回転寿司には入らない。安っぽいムーディな音楽をただひたすら聴き流すようなかけかたを普段はしないのと同じだ。あ、ちなみに買ったはいいけど最後に聴いてから半年も再生していないことに気付いたCDはディスクユニオン行きとしているのが私の流儀だ。その半年後にまた聴きたくなったら廉価な輸入盤を買うこともあるが、最近はi-tunesにインポートしているのでそんなこともめっきり少なくなった。というわけでここにもCDが売れ行き不振に喘いでいる原因を作っている人間がいます。
2011年4月13日に日本でレビュー済み
この本は初心者が読んでもそこそこ理解できるが、ジャズを聴くようになってしばらく経ったような人が読んだほうがよく理解できると思う。
初心者であれば文字のうえでの理解だが、中級者以上であれば実体験を伴う理解だからだ。
私はジャズを聴くようになって6年以上が経過するので、第4章 ジャズ道入門 予習編まではうなずきながら読むことが多かった。
しかし、第5章 ジャズ道入門 実践編や終章、あとがきは疑問符が否めなかった。
著者は実践編で、ビル・エヴァンスの「What's New」を推奨しているが、はっきり言って初心者向きとは言い難いように思う。
私は「Waltz for Debby」など、「リヴァーサイド4部作」でビル・エヴァンスの良さを知り、それがきっかけでビル・エヴァンスを頻繁に聴くようになったのだが、「What's New」を最初に聴いていれば、ビル・エヴァンスを敬遠していたかもしれない。
ピアノ・トリオから入ったほうが、ビル・エヴァンスの良さが分かると思う。
著者が「リヴァーサイド4部作」の一つである「Explorations」を紹介していることは素直に評価したいが。
他にも著者は色々な作品を紹介しているが、あまりなじみがないようなものが多いように思った。
ただ、同じ著者が出している「超ジャズ入門」が、マイルスとブルーノートのみを推奨しているのに対し、この本では比較的バランスのとれた紹介をしていることは評価できる。
しかし、あとがきを読んで、改めて私の持つ「ジャズ観」との違いを実感した。
あとがきで、著者は「紹介したCDを聴いて何も感じなければ、聴く耳がないわけだから、ジャズへの道を諦めたほうがよい」と述べているが、その言葉に「排他性」と「非寛容さ」を感じるのは私だけではないと思う。
寺島靖国氏の本のほうが、寛容さがあってとっつきやすい。
この本の読者層をおおざっぱに、学生・ビジネスマン・OL・自営業者・主婦などと想定すると、じっくり聴く時間をとれるのはおそらく文系学生のみ、ビジネスマンやOLは帰宅後や休日くらい。
また、ビジネスマンやOLは仕事上、ニュースなどもチェックしなければならないのが実情だ。
そういう事情も考慮して書かれているようには思えない。
寺島氏のほうが、そういった事情に対する配慮があるように思う。
ジャズ関連の職種の人はともかく、著者がこの本の中で主張していることを実践することはかなり難しいのではなかろうか。
結論を言えば、著者の主張と自分の考えが違っていても、少しも気にする必要はない。
どの本についても言えることだが、本に書かれてあることを鵜呑みにするのではなく、自分なりに咀嚼することが大事なのではないだろうか。
初心者であれば文字のうえでの理解だが、中級者以上であれば実体験を伴う理解だからだ。
私はジャズを聴くようになって6年以上が経過するので、第4章 ジャズ道入門 予習編まではうなずきながら読むことが多かった。
しかし、第5章 ジャズ道入門 実践編や終章、あとがきは疑問符が否めなかった。
著者は実践編で、ビル・エヴァンスの「What's New」を推奨しているが、はっきり言って初心者向きとは言い難いように思う。
私は「Waltz for Debby」など、「リヴァーサイド4部作」でビル・エヴァンスの良さを知り、それがきっかけでビル・エヴァンスを頻繁に聴くようになったのだが、「What's New」を最初に聴いていれば、ビル・エヴァンスを敬遠していたかもしれない。
ピアノ・トリオから入ったほうが、ビル・エヴァンスの良さが分かると思う。
著者が「リヴァーサイド4部作」の一つである「Explorations」を紹介していることは素直に評価したいが。
他にも著者は色々な作品を紹介しているが、あまりなじみがないようなものが多いように思った。
ただ、同じ著者が出している「超ジャズ入門」が、マイルスとブルーノートのみを推奨しているのに対し、この本では比較的バランスのとれた紹介をしていることは評価できる。
しかし、あとがきを読んで、改めて私の持つ「ジャズ観」との違いを実感した。
あとがきで、著者は「紹介したCDを聴いて何も感じなければ、聴く耳がないわけだから、ジャズへの道を諦めたほうがよい」と述べているが、その言葉に「排他性」と「非寛容さ」を感じるのは私だけではないと思う。
寺島靖国氏の本のほうが、寛容さがあってとっつきやすい。
この本の読者層をおおざっぱに、学生・ビジネスマン・OL・自営業者・主婦などと想定すると、じっくり聴く時間をとれるのはおそらく文系学生のみ、ビジネスマンやOLは帰宅後や休日くらい。
また、ビジネスマンやOLは仕事上、ニュースなどもチェックしなければならないのが実情だ。
そういう事情も考慮して書かれているようには思えない。
寺島氏のほうが、そういった事情に対する配慮があるように思う。
ジャズ関連の職種の人はともかく、著者がこの本の中で主張していることを実践することはかなり難しいのではなかろうか。
結論を言えば、著者の主張と自分の考えが違っていても、少しも気にする必要はない。
どの本についても言えることだが、本に書かれてあることを鵜呑みにするのではなく、自分なりに咀嚼することが大事なのではないだろうか。
2007年2月2日に日本でレビュー済み
あとがきによると「総論としてのジャズ入門書はこれが最後」とのこと。たしかに中山康樹の新刊(とくに新書)は、このところかなり短いサイクルで出版されていたが、これで一旦打ち止めとすると、ちょっと残念である。
逆に、この本でも「でしょでしょオジサン」として散々コケにされている寺島靖国の新刊が、その売れ行きの悪さとマンネリから、最近パタッと音沙汰ない状態になっているのは、喜ぶべきことではあるが。
「つまるところアーティストは音楽を創造し、聞き手はその音楽に想像力で立ち向かう。(中略)最良のジャズとは、そのふたつの「そうぞう」が出会ったところに存在する」というあたり、まさに至言であろう。
逆に、この本でも「でしょでしょオジサン」として散々コケにされている寺島靖国の新刊が、その売れ行きの悪さとマンネリから、最近パタッと音沙汰ない状態になっているのは、喜ぶべきことではあるが。
「つまるところアーティストは音楽を創造し、聞き手はその音楽に想像力で立ち向かう。(中略)最良のジャズとは、そのふたつの「そうぞう」が出会ったところに存在する」というあたり、まさに至言であろう。
2007年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時々Jazz Liveを聴きにいっているが、数人のプレーヤーしか知らない初心者であるため、専門家の考え方を学ぶために購入してみた。
本書はジャズ入門ではなくジャズ道入門であり、Jazzの聴き方を指南することを目的としている。そのため、入門のためのCD紹介までに延々と著者自身の考え方が述べられている。それはそれで面白く読むことができた。
印象に残ったくだりは2つある。
・Jazz Musicianは「よりすばらしい即興演奏をするために練習や研究」を積み重ね即興演奏のパターンを習得している。
・Jazzに名曲なし、名演あるのみ。
早速ここに紹介されているCDを2枚注文してみた。
まだそのCDの結果が出ていないが期待以上に得られたことがあったので評価として当面星4つとしておく。
購入したCDがよければ5つ星としよう。
本書はジャズ入門ではなくジャズ道入門であり、Jazzの聴き方を指南することを目的としている。そのため、入門のためのCD紹介までに延々と著者自身の考え方が述べられている。それはそれで面白く読むことができた。
印象に残ったくだりは2つある。
・Jazz Musicianは「よりすばらしい即興演奏をするために練習や研究」を積み重ね即興演奏のパターンを習得している。
・Jazzに名曲なし、名演あるのみ。
早速ここに紹介されているCDを2枚注文してみた。
まだそのCDの結果が出ていないが期待以上に得られたことがあったので評価として当面星4つとしておく。
購入したCDがよければ5つ星としよう。