自分が使ってた教科書とはぜんぜん違う。読みやすい、見やすい、解りやすい。
私が歴史の授業で習った覚えの無い、気になった所をピックアップしていきます。
■序章 歴史のとらえ方(p7)
序章の扉ページが好太王碑文とは粋な計らいですね。「391年に倭(日本)が海を渡って百済・加羅・新羅を破り、臣民にした」
という辛卯年の記述が有名でしょうか。好太王碑文や倭王武の上表文(p49)などを素直に読めば、4世紀末に日本が朝鮮半島で軍事行動を起こし、
一時的であれいくつかの国を支配下に置いていたのはほぼ確実でしょう。また任那地方では前方後円墳も発見されていますが、日本の強い影響下にあったことの証左でしょう。
本書の最初にこの碑文を持ってきたのは、「唐・朝鮮その他どの勢力にも憚ることなく、歴史的事実を記述する」
「不当な抗議には決して屈しない」という決意を感じました。
■日本神話(p44~47)
p44~45は天地開闢から神武天皇の即位まで。p46~47はオオクニヌシの国譲り。
古代のご先祖様の心に触れられる貴重な機会です。
言うまでも無く、日本神話とは日本にしかない日本独自の世界化成神話なわけですが、
自国にしかない貴重なものを何で国民に教えないの?という疑問は当然湧き上がってくるわけです。
私たちのご先祖様が何百年もかけて語り継いできた国民の遺産にして宝を、子供達に教えないで何を教えるの?と。
私は学校で習った覚えはありません。
■天皇号の始まり(p54~55、p78)
推古天皇の決断と、聖徳太子の外交勝利。これは本当に見事。あんたは皇帝、私は天皇、対等だからよろしくという内容。
これ以降日本は華夷秩序から離脱したわけですが、天皇号の意義を詳しく習った覚えはありませんね。
いや断っておきますが私学校はちゃんと行ってましたよ(笑)
なにがすごいってその天皇が現代まで存在しているということでしょうか。ほかの国の皇帝は全て滅んでしまいました。
「不臣の朝貢」(p41)は初めて耳にしました。「あんたの国から学ぶけど、家来にはならねーぜ」ってことですね。
遣隋使は朝貢だった!などと嘯き、対等外交の意義を矮小化し貶めるレトリックは通用しません。
■「日本」という国名のおこり(p60~61)
自国の国名の意味と、どのようにして出来たか説明しない歴史教科書なんか、問答無用で欠陥教科書だと思うんですがどうでしょうか。
私も現在の歴史教科書の内容を知ってるわけではないので「おい自由社だけじゃないぞ。うちの教科書も日本国号の意味と意義を説明してる。」
という教科書出版社があるなら本当に申し訳ありません。先に謝っておきます。
日本という国号の意味は「日出ずる処」「昇る太陽の出てくるところの国」。私は習った覚えはありませんねぇ。教科書にも載ってた覚えはありません。
私見では「天照大神の土台となる国」、つまり「最高神の真下に存在する世界の中心の国」。
天皇号も日本国号も、正式な法制度として定められたのは持統天皇の飛鳥浄御原令ですが、
この日本人のアイデンティティーを確立するに至った大事件は流石にどの教科書も載せてますよね?
■鎌倉幕府成立年は1192年(p84)
これは1192で習いました。最近になって、頼朝が征夷大将軍に任命される前から幕府としての実態はあった。
1185こそが鎌倉幕府の成立年であると囁かれるようになったようですね。
なんか臭うなと思ってたんですが、「つくる会」のHPでも指摘されている通り天皇の権威を軽視したものだということです。
「日本の歴史から天皇の影響力を排除しようとする史観」とでも言いましょうか、姑息なことしますよねぇ。
■元寇は「遠征」、秀吉は「侵略」 最高に笑えるダブスタ
これは本書とは直接関係無いことなんですが言わせてください。こちらも「つくる会」のHPで指摘されてます。
鎌倉幕府成立年の変更の時のような、ホンネとタテマエの考察も要りません。一見してすぐに不審な点に気づくと思います。
自由社以外のいくつかの歴史教科書では国外で取った軍事行動を、フビライの場合は「日本遠征」で秀吉は「朝鮮侵略」という表記になっているというもの。
「どういう基準で使い分けてんだよ」とツッコミを入れたくなります。
というかちょっと勘の良い中高生なら気づくんじゃないんですか。「元寇は遠征なのに、なんで秀吉が侵略なんだ?おかしいぞ?」と。
私は山川用語集を読んでて気付いたんですが、ここまで堂々とダブスタを披露されると逆に清々しいですね。
■明治維新とはなにか(p170~171)
第一次大戦が始まるまで、地球上の陸地の84%が欧米列強の植民地となっていました。
この帝国主義に飲み込まれないようにするための改革が明治維新です。
ほとんど全てのものが変わっていく時代に、国民の精神安定装置の役割を果たしたのが明治天皇でした。
憲法を制定するも、アブデュルハミト2世の専制で議会制民主主義の道が閉ざされ、改革が停滞したオスマン帝国とは対照的ですね。
日本には天皇がいたから改革がスムーズに進行した。
逆に言うと、日本以外のアジア諸国で近代化がうまくいかなかったのは天皇のような存在が無かったからではないでしょうか。
日本が明治維新を成し遂げられたのは、歴史の必然だったのかもしれません。
■大東亜戦争(太平洋戦争)(p238)
これは教科書出版会社に言っても詮無きことなですが、
近年、歴史用語である「大和朝廷」が、当時の日本の政権を正確に表した語ではないとして、
「ヤマト王権」だの「ヤマト政権」だのに言い換えが行われてるようなんですが、
だとすると「太平洋戦争」という歴史用語は、日本の歴史用語の中で正確に表したものではない最たるものですね。
p239の大東亜戦争の展開図を見れば一目瞭然ですが、太平洋の戦場はあの戦争の戦場としてはごく一部です。
なのに「太平洋戦争」などど名乗っていては、何も知らない子供達が「太平洋戦争」なんだから太平洋だけが戦場だったんだなと勘違いしてしまう恐れがあります。
私は「大東亜戦争という名称は戦後になってからアメリカに禁止されたんだ。日本が自分で名づけた大東亜戦争という名称に戻せ。」
という次元でものを言ってるのではありません。「太平洋戦争」という用語があの戦争を表す表記として正確じゃない、と言っているのです。
大して不正確とも思えない「大和朝廷」が正確じゃないと言い換えられて、
明らかに不正確な「太平洋戦争」という用語が言い換えられないのは何故なんですかねぇ。
■大東亜戦争とアジアの独立(p246~247)
欧米列強の植民地を開放すると、植民地に攻め込んだ国は日本以外にあるのでしょうか。
戦争には負けたけど、アジアの人々を奮い立たせ最終的に独立していった。
世界史の奇跡だと思いました。
■戦時国際法と戦争犯罪(p248)
原爆投下と東京大空襲が「20世紀最大の戦争犯罪」と記されています。
私個人も、法に基づいても証拠に基づいてもホロコースト、史上最悪の戦争犯罪だと認識しています。
これに対し「軍部が悪い」「天皇が悪い」「日本が悪い」と身内で犯人探しをしてるんだから、アメリカからしたら笑いが止まらないでしょうね。
投下や空襲というのも歴史事実を正確に表していませんね。「広島大虐殺」「東京大焼殺」とかじゃ駄目なんでしょうか。
■WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)(p254~255)
自分の犯した罪深さ、大虐殺を隠すために、日本が悪かったと戦争に対する罪悪感を刷り込む情報操作、ある意味全ての元凶。
zomahon様のレビューにあるように、未だにメディアをあげての情報操作が現在進行形で行われてることも載せて欲しかったです。
新聞やテレビの「太平洋戦争」とやらの話になると、決まって戦争の惨禍を伝える言葉だけが溢れるんですよね。
爆弾を落としたアメリカはスルー。欧米列強がアジアを植民地にしてた事実もスルー。
私が中学時代使っていた国語の教科書(教育出版)に、「アイム ソーリー」吉屋敬 という話が載っていました。
要約すると、「オランダへ留学した歴史に無知な作者が、インドネシアで現地人を奴隷にした過酷なプランテーションで甘い汁を吸っていたが、
日本軍に追い出され一家離散の憂き目にあった初老のオランダ人に『日本人のせいだ』と自分達のしてきた事を棚に上げたあげく恨み事を言われ、
歴史に無知な作者はショックを受け『戦争さえなかったら』といい続けた母を思い出し、『アイムソーリー』と思わず謝ってしまった。
その後戦争と平和と愛について考えるようになり、オランダ人がインドネシア人を350年間奴隷にしてた事は華麗にスルーして、都合のいい善人に目覚めた」という話です。
今読むとツッコミどころ満載なんですが、本当に歴史に無知なのは罪ですね。現地のインドネシア人からしたら日本軍は解放軍以外の何者でもなかったでしょう。(p241)歴史の教科書だけじゃない、国語の教科書でもこんな調子です。

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市販本 新版 新しい歴史教科書 単行本(ソフトカバー) – 2015/6/3
「新しい歴史教科書つくる会」がつくった中学生向け歴史教科書(27年4月文科省検定済)を全ページ収載。虚構の南京事件を載せず 実在した通州事件を書いた 初めての教科書誕生!<br> 「日本の国柄と歩みについて、虚構を排し、事実を中心に教える教科書」櫻井よしこ<br> ・近代の戦争の真実に迫る・植民地だったアジア諸国の独立に日本は重要な役割を果たした。・東京大空襲も原爆投下も「戦争犯罪」である、と明記。国家の成り立ちを鮮明に描く・中華秩序から離脱し、独自の文化・文明を築いた日本。天皇号と国名の由来も説明。胸を張って語れる日本人の自画像を描く・争いを避け、平和を愛し、助け合う、秩序ある社会。<br> 米国による、原爆投下、東京大空襲、東京裁判が戦争犯罪にあたる事実、そしてマッカサーが東京裁判に疑問を呈した事実を記述。
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社自由社
- 発売日2015/6/3
- ISBN-104915237834
- ISBN-13978-4915237836
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商品の説明
出版社からのコメント
戦後70年、「国家」と「家族」、そしてGHQによって削除され歪曲された「本当の歴史」を取り戻すために、教育こそが要となります。 物語性のある文章が興味を強く引き、歴史の面白さを堪能できる教科書です。胸を張って語れる日本人の自画像が、読者の心深くに定着します。「つくる会」の19年間の精華が結集した歴史教科書!
著者について
本教科書の製作主体は、「新しい歴史教科書つくる会」。<br>「つくる会」は、 「従軍慰安婦」「南京事件」「沖縄集団自決」という自虐史観の根底をなす虚構を教科書から排除した。<br> 中国、韓国の強硬な反発を跳ね返し、教科書界唯一の「真実の歴史」を語る教科書をつくる一般社団法人である。
登録情報
- 出版社 : 自由社; 第1版 (2015/6/3)
- 発売日 : 2015/6/3
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 306ページ
- ISBN-10 : 4915237834
- ISBN-13 : 978-4915237836
- Amazon 売れ筋ランキング: - 503,051位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2015年8月10日に日本でレビュー済み
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2015年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学校の教科書とはいえ,視覚的に分かりやすいレイアウトで歴史の学習,
あるいは復習に役立つこと間違いありません.
これまで根拠不十分のまま紹介されてきた「南京大虐殺」の項は取り上げ
られておらず,誤った先入観を生徒たちが植え付けられてしまう可能性は
少しばかり減少したことでしょう.
生徒たちが自ら歴史に対して疑問を抱き,自発的に調べることによって,
南京大虐殺という虚構に惑わされないようになることを願うばかりです.
----------
南京大虐殺について
何度言っても分からない人がいますが,南京大虐殺は捏造です.
疑問に思った方はご自分で調べていただきたいのですが,
意図的に被害者数を水増ししたものや,(確信犯かは分かりません
が)資料の記述を誤解したもの等,信憑性の高い肯定説は存在
しないといえます.
日中歴史共同研究を根拠に肯定説を唱える人もいますが,同研究
は上述の信憑性の低い主張が存在すると「確認した」だけであり,
主張の妥当性に変化はありません.
すなわち,南京大虐殺を肯定し得る資料・根拠が欠如している状態
は同研究が行われる以前と何も変わらず,「日中歴史共同研究に
よって南京大虐殺が事実であると証明された」といった主旨の説明
は誤りとなります.
「研究」の語に惑わされないでください.
あるいは復習に役立つこと間違いありません.
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----------
南京大虐殺について
何度言っても分からない人がいますが,南京大虐殺は捏造です.
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意図的に被害者数を水増ししたものや,(確信犯かは分かりません
が)資料の記述を誤解したもの等,信憑性の高い肯定説は存在
しないといえます.
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は上述の信憑性の低い主張が存在すると「確認した」だけであり,
主張の妥当性に変化はありません.
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は同研究が行われる以前と何も変わらず,「日中歴史共同研究に
よって南京大虐殺が事実であると証明された」といった主旨の説明
は誤りとなります.
「研究」の語に惑わされないでください.
2018年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい本だと思いました、中学社会となっていますが,是非大人の方も読んでみては、とおもいます。今まで我々が考えていた事柄とは異なった事実が数多く明らかとなっており、にほんの真実の歴史を知り、大変よかったと思いました。
2015年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までの習ってきたことが如何に偏ったものだったか、実感できる内容です。
ただ、あくまで読み物としてであって、受験対策等には全く役に立ちません!
というのも今の教育機関がそもそも真逆のことを教えていて、受験でもその内容が出るからです。
日本の歴史を深く知りたい、という方になら名著でしょうが、
それ以外の方にはお勧めできず、万人受けはできないでしょう!
その他にも日本を褒めちぎり過ぎてて、
日本人が行った犯罪行為には若干薄めた内容になっていて偏りがあります。
とは言うものの、本来は日本人なら日本の素晴らしさを学ぶべきであるので、
そういうスタンスで読むならお勧めできるでしょう!
ただ、あくまで読み物としてであって、受験対策等には全く役に立ちません!
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2019年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史の学び直しに数年前に購入したものの、購入後本棚へ(笑)。
最近、再び歴史を学び直そうと思った為、読んでみました。
図や写真が多く、非常に読みやすく理解しやすいです。語注が多く、副読本が無くても学びやすい作りになっています。コラムでは日本人や日本のすばらしさを知る事ができ、「日本」を好きになる事ができる教科書と思いました。
昭和天皇のコラムは涙無しでは読めません。
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2018年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日教組・全教によってねじ曲げられた我が國 日本の歴史
私は「日本は他国を侵略した」→「アメリカにも奇襲攻撃をした」→「だから原爆を落とされた」→「日本が悪い」と教わった…
ちゃうやん!!!( ;゚皿゚)ノシ💢
正しく知るとは、自国民としての誇りを持つ事にも繋がる。
私は「日本は他国を侵略した」→「アメリカにも奇襲攻撃をした」→「だから原爆を落とされた」→「日本が悪い」と教わった…
ちゃうやん!!!( ;゚皿゚)ノシ💢
正しく知るとは、自国民としての誇りを持つ事にも繋がる。
2017年2月19日に日本でレビュー済み
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タイトルに「市販本」と書かれているが、冒頭の数ページにこの教科書の特徴などが
説明されていて、後のページは教科書そのままの内容が記載されています。
昭和の時代に中学で習った歴史では、縄文文化・弥生文化の後にいきなり大和朝廷が
来て、その後に「大化の改新」が来て、ようやく皇室が歴史の教科書に登場するという
変則的な内容だった(自分も、その教科書で習った)のですが、この教科書では、
紀元前500年台に神武天皇が即位してからの建国の歴史が書かれていて、
「『日本書紀』や『古事記』と今現在が、こういう繋がりがあったのか」ということが
分かる内容になっています。
また、近現代史でも、左翼政党や近隣の国家が政治的に主張している内容を排除して、
事実のみを記述しているという点も、「こういう公平な記述の教科書で学びたかった」
と思わせてくれるものです。
今の中学生世代だけではなく、昭和の時代に学んだ世代にも呼んで欲しいと思った
中学の歴史教科書だと思いました。
説明されていて、後のページは教科書そのままの内容が記載されています。
昭和の時代に中学で習った歴史では、縄文文化・弥生文化の後にいきなり大和朝廷が
来て、その後に「大化の改新」が来て、ようやく皇室が歴史の教科書に登場するという
変則的な内容だった(自分も、その教科書で習った)のですが、この教科書では、
紀元前500年台に神武天皇が即位してからの建国の歴史が書かれていて、
「『日本書紀』や『古事記』と今現在が、こういう繋がりがあったのか」ということが
分かる内容になっています。
また、近現代史でも、左翼政党や近隣の国家が政治的に主張している内容を排除して、
事実のみを記述しているという点も、「こういう公平な記述の教科書で学びたかった」
と思わせてくれるものです。
今の中学生世代だけではなく、昭和の時代に学んだ世代にも呼んで欲しいと思った
中学の歴史教科書だと思いました。
2015年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっとまともな教科書が一般向けにも出てきた!
今までの日本否定教科書にはウンザリしていたので嬉しかった!
但し隣国相手には甘く、白人相手に妥協している書き方が在ったのが惜しい所でした。
今後に期待します!
今までの日本否定教科書にはウンザリしていたので嬉しかった!
但し隣国相手には甘く、白人相手に妥協している書き方が在ったのが惜しい所でした。
今後に期待します!