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心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告 (新潮文庫) 文庫 – 2011/3/29

5つ星のうち3.9 132個の評価

その引き金は何だったのか?
殺人、自殺、無理心中…。
精神を蝕まれていく隣人の壮絶な現実を描く


突然訪れたかに見える、精神の変調。
そこには日常に潜む、誰もが見落とす「きっかけ」が―。
人はどのようにして「心の病」に罹患するのか?
狂気への淡い境界を越えるとき、身体には何ごとが起きるのか?
「うつ」「アルコール依存」から「アスペルガー障害」「統合失調症」まで、
重度へと陥った具体例を数多く提示、
自分だけは大丈夫だと錯覚している人たちに警鐘を鳴らす。

臨床経験豊富な現役医師が詳細に分析する。

著者の言葉
普通の人物が小さな狂いをきっかけとして、精神全体を病んでしまう、
あるいは人を殺めるような取り返しのつかない行動を起こすこともある。
そこには日常と非日常の裂け目のような、底の見えない怖さが存在している。
精神の「狂い」は、われわれが確固たるものとして信じている安定した日常的な世界の風景が、
実は単なるフィクションに過ぎないことを示唆するようにも思える。(「はじめに」より)

目次より
第1章 依存の果て
第2章 架空の敵
第3章 罪なき殺人者
第4章 摂食障害というゲーム
第5章 無垢な逸脱
第6章 器質性精神病
第7章 精神鑑定の嘘
第8章 うつ病の不都合な真実
第9章 アナンカスト
解説 豊田正義

著者について
2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授。2015年より昭和大学附属烏山病院長を兼任、ADHD専門外来を担当する。最近の主な著書に、『精神科医が読み解く名作の中の病』『発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち』『心の病が職場を潰す』『大人のADHD もっとも身近な発達障害』『他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑』『精神鑑定はなぜ間違えるのか? 再考昭和・平成の凶悪犯罪』『発達障害』『精神疾患』『殺人に至る「病」 精神科医の臨床報告』などがある。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2011/3/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/3/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 301ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101305730
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101305738
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.9 132個の評価

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岩波 明
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2019年4月9日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    おもしろい。
    悩んでいる方には申し訳ないが。

    胃腸のつくる身体感覚は、精神を支える絆となる。
    空腹感を中心とするこの身体感覚の絆には、致命的な欠点がある。
    食べれば失われるという点です。

    それは、神を失った信者、母を失った幼児のように、精神的な不安定に陥る。
    地獄の苦しみや世界崩壊の恐怖の中で、とまではいかないまでも、もやもやとした不快感から、摂食障害の人は、失った空腹感を取り戻すために、食べたものを吐こうとする。

    「食べなければいい。可能な限り少量で抑えよう」
    しかし、空腹感は、やがて飢餓感になり、食欲は巨大化する。
    味覚は鋭敏になり、食べる快感も巨大化する。

    このため、食べ始めるとしばしばブレーキが利かなくなり、胃がパンパンに膨れるまで食べてしまう。
    飢餓に対応して、腸は、細くなっているため、胃から食物はなかなか下りていかない。
    消化酵素で満たされた食物が、胃の中に何時間も滞留すると、異様な感じになる。
    危険を感じて、喉に指を入れて吐いてしまう。
    吐かないのは、むしろ極めて危険だと思われる。

    身体は、記憶の絆になっている。
    たとえば、他人の顔は、その他人の記憶全体の絆になっている。
    だから、町で知り合いを見かけると「あいつだ」と思う。
    その知り合いの顔を見て、彼の記憶全体が漠然と働いたのだ。

    同じことが、自分の記憶全体についても言える。
    ただし、自分の記憶は自分の顔には結びつかない。
    なぜなら、ふだん人は自分で自分の顔を見ないからだ。
    そのかわり、直立活動する人間は、直立姿勢を維持するために、安定した身体感覚を持っている。
    だから、この身体感覚に自分の記憶全体が結びついている。

    胃腸や心臓、肺の運動によって作り出す身体感覚も、記憶と結びついている絆となっている。
    だから、危険な状況になると全身の筋肉と内臓の筋肉も反応し、強い身体感覚をつくることで、記憶全体を強く働かせようとする。
    胃腸が緊張し、食欲がなくなり、心臓は高鳴り、肺の筋肉の緊張により、呼吸が止まったり、荒い呼吸になったりする。

    人間の分業社会は、強制を作り出した。
    人間は、分業社会の歯車になるために、他人に強制するし、自分にも強制する。

    楽しい人間関係に、絆が育ち、人を支える。
    身体も同じで、楽しく身体を動かせば、身体の絆が育ち、身体が人を支える。
    逆に、いやいや身体を動かせば、身体の絆は弱くなる。

    楽しく身体を動かせ。
    そうすれば、身体の絆は育ち、内臓の筋肉への負担を減らせる。

    すべての心身症は、より深刻な精神不安定への防壁になっている。
    医者や家族は、患者の生命を守るために、こぞってこの防壁を壊そうとする。
    患者は精神を守るために、孤立無援の戦いをする。
    「隠れて」せざるを得ない状況の中で戦っている。
    悲劇、悲惨、錯誤、混乱。
    でも解決策は、単純だ。

    知的な人間に少食を実践している人は多い。
    少食へのこだわりは、守るべき財産だ。

    アウトドアが楽しければ、外を歩き回るのが楽しいから、身体の絆が自然と育つ。
    イギリスやフランスは、大地が緩やかに起伏しており、歩くと豊かな展望が変化して楽しい。
    だから、アウトドアを楽しむ、スポーツ社会が育ち、自立した個人主義社会が育った。

    日本には、イギリスやフランスのような展望に満ちた楽しいアウトドアが身近にない。
    でも、楽しく身体を動かして、身体の絆を強く育て、自分を強く安定させることは簡単です。

    歩く代わりにジョーバ(パナソニックの乗馬機械、中古がアマゾンで1万7000円くらい)に乗り、楽しい展望の代わりにテレビゲームを楽しむ。
    こうすれば、飽きずに、楽しく効果的に身体の絆を育てることができます。
    これが、私が試した限り、今のところ一番簡単で手軽で楽しい方法です。

    ジョーバは、前後左右に揺れるだけのたいくつな機械です。
    テレビゲームは、子供の遊び、時間の浪費です。
    でも、この二つの組み合わせは、飽きることのない効果的なスポーツです。

    テレビゲームの画面の中心は、視線と同じか、高くしましょう。
    こうすれば、自然と姿勢がよくなります。
    いい姿勢は、身体感覚を安定させます。
    他人の顔は、いつも同じだから、その人の記憶は、その顔に結びつくのです。
    自分の身体感覚を安定させることは、言わば「自分の顔」を同じにすることです。

    ジョーバは、テレビゲームを楽しめるように、最低速で乗りましょう。
    アウトドアをゆったり歩きながら楽しむ感じでいいのです。
    欲しいのは、筋肉じゃない。楽しくなければ、絆は育たない。

    寝つきがよくなったら、成功です。
    何時間楽しんでも、かまいません。
    一日中楽しんでも飽きません。
    テレビゲーム+ジョーバで、何時間テレビゲームを楽しんでも、あなたがそれで、よく眠れるなら、もうひとつ、あなたを支える絆が育ってゆきます。
    私は、ゼルダ ブレイス オブ ザワイルド WiiUを500時間楽しみ、地球防衛軍5 PS4を500時間以上楽しんでいます。
    テレビゲームには、幼児からお年寄りまで、いろんな人が楽しめるものがあります。

    摂食障害の人は、活動的だと言われます。
    健康のための運動が失敗する原因は、運動が楽しくないからです。

    楽しいから、記憶のネットワークは育つのです。
    ジョーバ+テレビゲームは、いつまでも飽きることなく楽しい。

    ジョーバ+テレビゲームの問題点
    2017年3月にジョーバ+テレビゲームを始めてから、2年間、毎日2時間以上楽しんできて、問題点が見つかりました。
    ジョーバが腸を前後左右に揺するため、腸に負担がかかるためか、下痢になったことです。
    直ちに、ジョーバ+テレビゲームを中止して、フィトネスバイク(=エアロバイク)+テレビゲームに変更しました。
    3か月続けたところ、腸の負担は改善しました。

    フィトネスバイク(=エアロバイク)+テレビゲームの効果
    その効果は、ジョーバ+テレビゲームの7~8割だと思います。
    フィトネスバイクは、座席を高めにして、膝を落とし気味にすると、歩きながらテレビゲームを楽しむ感じに近づきます。
    もちろん、フィトネスバイクの負荷の調整は、最低にしています。
    時期を見て、限定的にジョーバ+テレビゲームを取り入れる予定です。

     
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年9月28日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    ほとんどが具体的な話です。
    こんな会話がなされたとか、こんな行動をしていたとか。
    理論的分析はわずかであり、
    私自身はあまり面白くなかったですが、
    そもそもこういう話は表にでることがなく、
    その一点だけでも貴重な価値があります。
    28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2018年3月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    精神医療の現場の壮絶さを感じることが出来ます。綺麗事だけではない、医療の現場、精神疾患に苦しむ患者はもとより、家族や医療関係者といった当事者にしか見えない部分をよく描写出来ていると思います。
    17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2014年12月29日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    幻覚や幻聴に苦しめられている精神病患者が罪を犯したら、精神鑑定に基づいてその人の量刑が決定される。しかし残念ながら日本では、精神鑑定は精神科医が片手間に行っているようなもので、司法現場を踏まえた訓練が足りてないと事例を挙げて指摘する。

    この本は、主に精神病患者の犯罪と司法についての記述を中心にしているが、一方で、最近まで普通に日常生活を送ってきた人が精神病になり、急激に自分自身の行動を制御できなくなる可能性についても指摘している。

    安倍晋三が一回目に首相就任した時、胃腸の不良を理由に内閣改造を行った直後、突然辞任したが、前後の関係者証言や本人の主張から、うつ病だった可能性を著者は指摘する。
    国家の元首の精神的な不調により決定された政策により、大勢の人の運命を変えてしまう危険性について、政治家や国民はもっと意識すべきだ。例えば、ルーズベルト大統領が大戦後の首脳会議の際に、資料をよく確認しなかったために、北方領土がロシア領になってしまったという説もある。欧米の首脳経験者が精神疾患の罹患を告白した例は何件かあるが、日本の政治家は隠したがる傾向があるようである。

    精神疾患は特別な人ではなく、誰にでもふりかかる可能性がある。精神疾患に関してタブー視せず、その事実を念頭においた上で対策を議論することが大切である。
    42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年6月1日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    新聞で精神疾患についての記事が目立つので、参考に読みました。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年2月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    冒頭に概要を挟む形で症例を列挙している内容。考察が全く伝わってこないので問題点なり著者がこの本で伝えたいことがわからない。
    興味本位に症例を見たいという人にはいいかもしれない。タイトル負けしている。
    25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2015年7月21日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    結構、興味深く読めました。精神障害は誰でもなるのだとわかりました。
    7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2015年9月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    この度は迅速かつご丁寧なお取引を有難うございました。また機会がございましたら宜しくお願い致します。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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