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仮面ライダークウガ(1) (ヒーローズコミックス) コミック – 2015/7/4

4.2 5つ星のうち4.2 238個の評価


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平成レジェンドヒーロー、クウガ新生――。

東京都内で連続して起こる猟奇殺人事件。
その人間離れした犯人の残虐性に、怒りの炎を燃やす警視庁捜査一課の面々だったが、
若きエリート刑事・一条薫は、冷静に物事をみつめる「正眼の構え」で、捜査に臨んでいた。
時を同じくして起こる、長野県・九郎ヶ岳遺跡の研究員惨殺。

一見無関係な二つの事件をつなぐのは、「人間性」の介在しない、ある「生物」の存在だった――――。

「平成仮面ライダー」シリーズの第一作として、以降のライダーシリーズの確固たる礎となった
『仮面ライダークウガ』を、新たな地平を目指すべく新生&新創出!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館クリエイティブ (2015/7/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/7/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 220ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4864684219
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4864684217
  • 寸法 ‏ : ‎ 18 x 12.8 x 2.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 238個の評価

著者について

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井上 敏樹
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
硬派で残酷な世界観の中で、明るいキャラクターの主人公が光っている。これからが楽しみ。
2015年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いいと思います
好みは別れるかもしれませんが勢いのある画風、クリーチャーのケレンミの効いたカッコよさ、
原作をなぞりながらも、
漫画的にわかりやすくアレンジされたシナリオ
漫画ならではの良さに溢れています。
まだ序盤ですが、これから原作をどう漫画として料理していくのかが原作ファンとして楽しみです。

あと
昔あった原作そのままのものでは
ありませんから、そこに不満を持つ人もいるだろうなとは思います
ただ、原作そのままのものを望むなら、
原作を見返せばすむのです。
というか原作をそのままコピーするなら、
それこそ、いちいち今さら漫画化なんてしなくていいでしょ?
原作とは、ここが違うから云々といってキーキー喚く方っていわゆる「老害」なんだと思います。
こういう不平不満を垂れるだけの方々が特撮に限らず、
世に新しく出たものや、時代に会わせた変化、アレンジを認められずに物事を停滞させちゃうんでしょうねぇ。

(多分)いい年した大人であろう本作の読者になら、
原作との違いを楽しめる位の余裕はありますよねぇ?
まさかその余裕すらない?まさかねぇーw
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平成ライダー1号「クウガ」の新解釈的作品。原作を担当しているのがアギト、555の脚本家なので人間の悪人も出てきて、残酷シーンもあるので対象年齢は18歳以上でしょう。当時テレビシリーズを見ていた大人のライダーファンは読みましょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クウガはその連続性の卓越したストーリーと、ライダーの概念に
囚われない新世代のヒーロー物として成功した作品であり、今回の
コミカライズを凄く楽しみにしていた。

読了の感想としては、実写ストーリーにプラスアルファが加わり寄り
怪奇アクションとしての読み物となっていて普通に面白かった。

実写スーツでは表現できないグロンギの戦闘形態や能力、実写でやれば
子供番組で無くなる様な残忍な新しい解釈の殺人方法などあちこちに実写
をリスペクトしながらも新しい物に変えて行っている事や、クウガも細部をより
クリーチャー風にアレンジされていて、ちょい竹谷・造形風に生まれ変わっていて
好感が持てる。
一方不満点と言えば、人の絵柄に画力不足を凄く感じる点や設定を現代に移している事
とは言え、五代雄介を今時若者風の耳にピアスしまくりでモヒカンヘアのチャラいチンピラ
キャラに仕立て上げていたり、一条刑事を線の細いひ弱な優男でサイコ掛かった描写には何とも...。

新生させたいと言う意図は解らないでもないが、雄介にしても一条にしても実写版で演出された
強い意志を持つキャラクターとしての見てくれもそれなりに必要だと思った。
実写の雄介もパッと見にはチャランポランな若者に見えるが、底から沸き上がる様な信念が演じる
オダジョーの演技力や演出から感じ取れたものである。

性格や風体に多少アレンジが加わっても、実写キャストのイメージが固まっている事を
鑑みたら、主要な四人のキャラクターは実写キャストであるオダギリジョー、葛山信吾、
村田和美、葵若菜を意識したイメージを残す描き方が良かった様に思う。

作画問題は別として、今後の展開も実写をベースに進むのだろうが実写では表現しきれなかった
グロンギのルーツや戦士クウガとしての源であるアークルの正体なども寄り深く掘り下げて欲しい
し布石として同じ時系列に位置するアギトやアンノウンも織り交ぜて、できれば新解釈で続けて
アギト編もコミカライズしては如何だろうか。

画力が気にならないのではあれば、お勧め。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月26日に日本でレビュー済み
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第1巻は、キャラクターの整理で、ストーリーが大きく動きません。
なので、これを買った人は3巻まで読んでください
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラマ版とは別に見るべき作品と先に言っておきます。
しかし、ドラマ版五代よりも、強い守る意志を感じます。
ドラマ版のクウガになる前は、存在を感じる程度なイメージですが、漫画版はクウガの意志をハッキリと受け継ぐ表現があり、私が昔感じたヒーローの五代君を垣間見た気がしました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月16日に日本でレビュー済み
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かなり面白いです。
オダギリジョーの顔が出て来ました!
ストーリーもなかなかのものです。
2020年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
完結してから書こうと思っていたが、意外と長く続いている上、掲載誌のヒーローズが雑誌媒体としては休刊してしまい、今後はネット配信になったのもあって、一度、現在、刊行されている15巻までの内容から本作を総括しておきたく書く。
よって、以下はネタバレを含んでおり、多少、濁しても触れずに書くのは無理な部分も多いので、未読の人には勧めないし、1巻のレビューでもないのは理解してもらいたい。

まず、本作はクウガではメインライターではない井上敏樹の原作脚本であり、序盤はクウガの設定を踏襲しているものの、物語のテーマの本質はどちらかと云えばアギトのテーマの1つに近く、また全体は555の群像劇によく似た構成になっていると書いておく。
つまり、非常に井上らしい作品であり、例え作画担当がイマイチだったり、変なところが多くても、本質としての井上らしさは強く残っているので、井上脚本が好きな層はダメな部分も含めて面白く読めるだろう。
そのため、クウガの漫画であり、アギトも登場しているものの、本作ではそれらのTV版との差異は一旦忘れて読む事をお奨めする。
よって、TV版のクウガ・アギトの、特に各キャラクターの強烈なファンにもあまり奨めない作品になっている。

本作のクウガの設定はTV版と近い部分もあるが、色々と違っている。
キャラクターの多くも似た部分を持つものの、細かい設定がTV版とは色々と違いあるので詳しく触れないが、そもそものグロンギの設定やシステムが違う上に、クウガとはグロンギ内の離反者でリントを守ると云う、むしろオリジナルのライダーのショッカーの改造人間とか、石ノ森で言えばサイボーグ009からの伝統に近いのが先代のクウガと云う設定だ。
そしてリントである五代が力を受継げた細かい理由は不明だが、その辺はTV版にもあったクウガがやがてグロンギと同じ様になってしまうのではないかとか、アギトではもっと追及された人間との敵対可能性を孕む事で、井上らしいキャラの関係構造を作っている。
また、本作での五代はTV版より少年漫画の主人公的な面が強調されており、TVと違って一条より読者に解りやすいキャラクターになっている。

逆に一条は別の事件や身内の設定と本人のキャラクターもあり、TV版とは違い、割ととっつきの悪いキャラクターになっている。
この一条に関しては作画が悪いのか脚本が悪いのか判らないが、ツッコミどころの多い設定の為、余計に他のキャラクターに比べ、単におかしい奴なんじゃないかと思う時があり、その辺、井上のキャラ転がしの下手さがモロに出てしまったキャラと言える。

キャラ転がしの話で云えば、本作オリジナルの駿河だが、正直、面白そうなキャラなのに作画のせいもあるのか、どうも面白く転がせていない。
後で触れる翔一にしても、駿河の方を上手く転がせていれば、いくらでもリカバー出来たと思える。
また、警察機構の中での意見を上手く体現出来たであろうし、扱い方によっては、中々、面白いキャラに出来たであろうケイをサクっと殺してしまう辺りの下手さは井上らしいと言えばらしい。
キャラ転がしだけは似た様な作品で根強いファンの多い小林靖子の方が上手いと思うが、多分、小林のキャラ転がしは井上の世界観やテーマの方を殺してしまう可能性が高いのが悩ましい。
(両人が参加した龍騎は、面白い設定があっても井上は上手く回収出来ず、小林はキャラ転がしに始終して回収すらしないので、個人的には全体の評価は低い…伏線張りとキャラ転がしに始終しない前半だけなら評価している)

そして翔一だが、これはアギトの翔一ではなく、記憶喪失になる前のただの沢木哲也を更に凡人として描いていると思えば納得はいく。
料理が得意だが発想が一般的でないと云う元の沢木の設定に、翔一になってからの独善的で想像力に乏しく空気を読めない設定を重ねた、ただのしょうもないキャラクターなのだ。
だからこそ駿河がコントロールする必要がある訳で、そこで面白い動かし方が出来たであろう。
また、サチを殺す部分で思い出すのは、井上の小説版555だ。
本作の翔一は、555の啓太郎をネガティブにし、木場の様な役割を与えたキャラクターなのだ。

ここで一度、本作におけるアギトの設定を書いておく。
TV版では、バイブルを経典とする一神教の二元論的善悪観に対するアンチテーゼとしての側面のあったアギトだが、本作ではその側面は設定として全く入っていない。(霊石が何かによっても、そこはあまり変わらないだろう)
本作では、グロンギに対抗する人間の戦士であり、能力の源はグロンギと同じで、後にアギトの方が先に生まれたらしい説明すらある。
つまり、TV版にあったアギトのテーマは全く入っていないのが本作のアギトなのだ。
ここで思い出すのは555のオルフェノクで、オルフェノクは人間の中からアギトにおける使徒を生み出した様な存在と云う設定であった事から、TV版のアギトとは対でありそちらに似た存在だとも言える。
両方とも井上(ほぼ一人)の脚本による作品である為、本作のアギトはむしろオルフェノクに近い存在にしてあるのは意図的であろう。

そもそも最初に書いた様に、本作の物語部分は555的な群像劇になっており、役割的に類似が見られるキャラもいる。
駿河の態度は海道を思い起こさせる部分もあるだろう。
そうすると翔一が木場っぽい立ち位置にあるのは面白いし、多分、五代の対応に関わらず翔一は破滅していくのが当然に思えるし、その方向に向かっていく展開でもある。
更にG3誕生で、勢力に新たに人間が加わるのもタイミングとしては丁度良かった。
グロンギにもグロンギの正義があると云う描かれ方が一貫している本作では、それぞれの理想とギャップが表裏的なキャラ配置で面白さを出しているからだ。
(16巻以降ではグロンギ内での対立構造も出てきており、本筋やメインの謎でグダっとしている分、群像劇としての面白さは増している)

他でTV版と違うキャラで面白いのは桜子だろう。
バルバによる伏線が張られる前からTV版以上に出てくるし色を付けたキャラではあったが、あの伏線からの流れで非常に興味深いキャラクターになったと言える。
その辺と五代がクウガの力を受継げた理由などは、割と本作の根幹設定なので、そこはきちんと描き切って欲しいものだ。

以上の様に、本作は井上の平成ライダー総括的な作品と言えるが、それが元のTVの平成ライダーファン向けでないとも言える。
しかし、全くのオリジナル作品にした場合、井上原作の漫画はあまり成功していないのも事実であり、このクウガを利用し、多くのオリジナルのファンを敵に回しても、本作では最後までテーマを描き切って欲しいと云うのが自分の望みだ。
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