ソポクレスの『オイディプス王』を、
作家の島田雅彦が解説するということで興味を持ち購入。
人間は逃れることのできない運命にどう立ち向かうべきか、
辛い運命に直面したときどうふるまうべきか。
今から2500年近くも前に書かれたとは思えないほど
完成度の高い戯曲の魅力が、非常によく理解できました。
実際に作品を読む前に本書に目を通しておくと、
その奥深さがより味わえると思います。
おすすめです。
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ソポクレス『オイディプス王』 2015年6月 (100分 de 名著) ムック – 2015/5/25
島田 雅彦
(その他)
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運命にあらがい、
向き合うことは可能か
ギリシア神話の名君オイディプス王が「自分探し」の果てに破滅する姿を描いた、詩人ソポクレスによる悲劇『オイディプス王』。スリリングな論理展開、起承転結形式、「父殺し」のコンセプト─2500年ほど前に執筆され、今なお古今東西の物語のルーツとされる本作を、「運命」をテーマに読み解く。
向き合うことは可能か
ギリシア神話の名君オイディプス王が「自分探し」の果てに破滅する姿を描いた、詩人ソポクレスによる悲劇『オイディプス王』。スリリングな論理展開、起承転結形式、「父殺し」のコンセプト─2500年ほど前に執筆され、今なお古今東西の物語のルーツとされる本作を、「運命」をテーマに読み解く。
- 本の長さ112ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2015/5/25
- ISBN-104142230514
- ISBN-13978-4142230518
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- 言語 : 日本語
- ムック : 112ページ
- ISBN-10 : 4142230514
- ISBN-13 : 978-4142230518
- Amazon 売れ筋ランキング: - 151,070位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
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2018年9月7日に日本でレビュー済み
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2015年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本で作家の島田雅彦氏はソポクレスの2つの戯曲「オイディプス王」とその続編
「コロノスのオイディプス」をカバー。オイディプスという一本筋が通っている男の
一生を通じて、どんなに恐ろしい苦難を背負っても高貴さを保ち運命に向き合って、
事実から目を背けない生き方を学ぶことができます。
「オイディプス王」 ソポクレス66歳の円熟期の作品(BC430年頃)
「コロノスのオイディプス」 ソポクレス死の直前の90歳の時の作品
「オイディプス王」はソポクレスの円熟期の作品ですから、重厚で波乱万丈です。
シェイクスピアの悲劇が人間の性格の悲劇であると評されるのに対してギリシャ悲劇は
運命の悲劇とよく言われますが、まさに典型的な運命に翻弄されるギリシャ悲劇です。
話の中身の主要部分はすでにオイディプス伝説としてホメロスの「イリアス」や
「オデュッセイヤ」にも書かれています。父親殺し、近親相姦、自分探し、捨て子の物語
などのテーマは現在でも形をかえて繰り返し文学にあらわれる重要なテーマです。
当時の観客は話の内容はあらかじめよく知っているのにもかかわらず、劇の急展開に
ひきずりこまれていったようです。その理由を島田雅彦氏は(現在の私たちには常識と
なっている)起承転結の筋書が当時のギリシャでは画期的な手法だったからと指摘しています。
「コロノスのオイディプス」は王の座を失い盲目となったオイディプスが諸国をさすらい
死ぬまでの物語です。ソポクレス死の直前の作品ですから、あまり盛り上がらない諦念に
満ちた劇で、すべてが終わったあとの身の振り方はどうあるべきか教えてくれます。
印象に残ったのは、「オイディプス王」と「コロノスのオイディプス」の書かれた時期は
アテナイの繁栄と滅亡の時期に重なるということです。このことから島田氏はさらに
現代の日本に重ね合わせて、われわれも繁栄の高度成長時代を過ごし、失われた20年という
衰退の時期を経験し、ひょっとして滅亡にむかう分岐点に立っているかもしれない。
そういった観点で、(目先のもうけ主義や狭量なナショナリズムに自己陶酔することなく)
オイディプスの生き方を学び自分たちの身の処し方の参考にしなさいと呼びかけています。
「コロノスのオイディプス」をカバー。オイディプスという一本筋が通っている男の
一生を通じて、どんなに恐ろしい苦難を背負っても高貴さを保ち運命に向き合って、
事実から目を背けない生き方を学ぶことができます。
「オイディプス王」 ソポクレス66歳の円熟期の作品(BC430年頃)
「コロノスのオイディプス」 ソポクレス死の直前の90歳の時の作品
「オイディプス王」はソポクレスの円熟期の作品ですから、重厚で波乱万丈です。
シェイクスピアの悲劇が人間の性格の悲劇であると評されるのに対してギリシャ悲劇は
運命の悲劇とよく言われますが、まさに典型的な運命に翻弄されるギリシャ悲劇です。
話の中身の主要部分はすでにオイディプス伝説としてホメロスの「イリアス」や
「オデュッセイヤ」にも書かれています。父親殺し、近親相姦、自分探し、捨て子の物語
などのテーマは現在でも形をかえて繰り返し文学にあらわれる重要なテーマです。
当時の観客は話の内容はあらかじめよく知っているのにもかかわらず、劇の急展開に
ひきずりこまれていったようです。その理由を島田雅彦氏は(現在の私たちには常識と
なっている)起承転結の筋書が当時のギリシャでは画期的な手法だったからと指摘しています。
「コロノスのオイディプス」は王の座を失い盲目となったオイディプスが諸国をさすらい
死ぬまでの物語です。ソポクレス死の直前の作品ですから、あまり盛り上がらない諦念に
満ちた劇で、すべてが終わったあとの身の振り方はどうあるべきか教えてくれます。
印象に残ったのは、「オイディプス王」と「コロノスのオイディプス」の書かれた時期は
アテナイの繁栄と滅亡の時期に重なるということです。このことから島田氏はさらに
現代の日本に重ね合わせて、われわれも繁栄の高度成長時代を過ごし、失われた20年という
衰退の時期を経験し、ひょっとして滅亡にむかう分岐点に立っているかもしれない。
そういった観点で、(目先のもうけ主義や狭量なナショナリズムに自己陶酔することなく)
オイディプスの生き方を学び自分たちの身の処し方の参考にしなさいと呼びかけています。
2015年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私事で恐縮ですが、私自身かつて島田先生の講義された大学に在籍しておりました。
しかし、学部が違うため受講出来なかった苦い思い出があります。
このオイディプス王のテキストを求めたのは、この絶好の機会を逃したくなかっただけでなく、かつて参加していたワークショップのテーマがオイディプス王だったので、あの当時のおさらいの為でもありました。
現段階では二回目の放送が終わったばかりですが、この演劇が2500年前に書かれたものでありながらも、テーマが古びていない事に改めて驚かされます。
如何にしても逃げられない運命が物語の核としてあり、メリハリのきいた起承転結や、予定調和を嘲笑うような巧妙などんでん返し…。
もうお見事と言うしかありません。
これらは現在の演劇やオペラのみならず、ドラマ、文学、クラシック音楽、劇画(不条理もの以外は)にも様々な形で通じているように感じます。
テキストの最終回(四回目)まで拝読しましたが、実は最終回こそが一番の要ではないかと思います。
あえて具体名は挙げていませんが、現代の日本が暴走する事の愚を説いておられます。
これを警告と傾聴し襟をただすか、政治家でもないのに…と軽くあしらうかは、読者の皆様の判断に委ねますが、なかなか鋭いご意見です。
しかし、学部が違うため受講出来なかった苦い思い出があります。
このオイディプス王のテキストを求めたのは、この絶好の機会を逃したくなかっただけでなく、かつて参加していたワークショップのテーマがオイディプス王だったので、あの当時のおさらいの為でもありました。
現段階では二回目の放送が終わったばかりですが、この演劇が2500年前に書かれたものでありながらも、テーマが古びていない事に改めて驚かされます。
如何にしても逃げられない運命が物語の核としてあり、メリハリのきいた起承転結や、予定調和を嘲笑うような巧妙などんでん返し…。
もうお見事と言うしかありません。
これらは現在の演劇やオペラのみならず、ドラマ、文学、クラシック音楽、劇画(不条理もの以外は)にも様々な形で通じているように感じます。
テキストの最終回(四回目)まで拝読しましたが、実は最終回こそが一番の要ではないかと思います。
あえて具体名は挙げていませんが、現代の日本が暴走する事の愚を説いておられます。
これを警告と傾聴し襟をただすか、政治家でもないのに…と軽くあしらうかは、読者の皆様の判断に委ねますが、なかなか鋭いご意見です。
2024年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話が比較ばかりで全く作品の内、細部に行かずに終わった。4章はオイディプス王ではなくて同作家の別作品の説明になる。
父殺しの話、構成がスターウォーズと一緒だね!現代でも通じるね!みたいな話の連続でした。比較ではなく批評が欲しかった。
父殺しの話、構成がスターウォーズと一緒だね!現代でも通じるね!みたいな話の連続でした。比較ではなく批評が欲しかった。
2015年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
放送では、オイディプスのあらすじ紹介がメインだったが、
こちらのテキストのほうは、背景などをさらに突っ込んで解説している。
読みやすいかというと、実は、読みづらいテキストなのだが、
それも背景情報をなんとか読者に伝えようという誠意からくる、詰め込みの結果かもしれない。
こちらのテキストのほうは、背景などをさらに突っ込んで解説している。
読みやすいかというと、実は、読みづらいテキストなのだが、
それも背景情報をなんとか読者に伝えようという誠意からくる、詰め込みの結果かもしれない。
2018年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
流石に、世界的な名作だと思います。実際に読んでみては、大変良かったと思う。
2018年3月6日に日本でレビュー済み
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物語についての説明やオイディプス王自体についての解説などは基本知識のない自分には本当に勉強になりました。買ってよかったと思います。
2015年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
島田雅彦の解説が冴え渡る。
ギリシア悲劇を今日生きる私たちにも手に取るように分からせてくれた島田氏への敬意と
今も昔も人間の心理は変わらないと教えてくれたソポクレスに感謝。
ギリシア悲劇を今日生きる私たちにも手に取るように分からせてくれた島田氏への敬意と
今も昔も人間の心理は変わらないと教えてくれたソポクレスに感謝。