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土橋章宏

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幕末まらそん侍 (ハルキ文庫と 6-1 時代小説文庫) 文庫 – 2015/6/13

土橋章宏 (著)

67

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風雲急を告げる幕末の世。安政二年(1855年)、安中(群馬県)藩主・板倉勝明は、
藩士の心身鍛錬を目的として安中城内より碓氷峠の熊野神社までの七里余り(約30キロ)の
中山道を走らせた。“安政の遠足"とも呼ばれ、日本のマラソンの発祥である。
美しい姫をめぐりライバルとの対決に燃える男。どさくさ紛れに脱藩を企てる男。
藩を揺るがす隠密男。余命を懸け遠足に挑む男。
一ヶ月に渡るマラソン大会の勝者となる者は？そして安中藩の未来は？

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本の長さ

271ページ
言語

日本語
出版社

角川春樹事務所
発売日

2015/6/13
ISBN-10

4758439133
ISBN-13

978-4758439138
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 角川春樹事務所 (2015/6/13)
発売日 ‏ : ‎ 2015/6/13
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 271ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4758439133
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4758439138

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- - 324位時代小説文庫
- - 650位ハルキ文庫

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土橋章宏

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t8

読後感スッキリ

2018年4月12日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

肩肘張らずに気軽に楽しく読めました。
読んだあともとて満足しました。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ABCマート

幕末国を揺るがすペリー来航の頃

2019年2月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

平穏な徳川時代が、終わりに近づく。某藩では、訓練に名を変えて、殿様が部下の侍に遠足（とおあし、マラソン）を計画する。その中で、脱藩、愛びき、隠密が出て来たり、いろんな物語が、進んで行く。映画にもなるのでしょうか。映画を見る前に読むか、映画を見てから読むか。あなた次第です。

2015年11月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

楽しく読みました。群馬に住んでいますので、興味深い内容でした。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

にあぁ

つまらなくはない

2015年8月3日に日本でレビュー済み

それほど集中しなくても読めるので、移動中の時間つぶしに。
5章からなる短編集だが、それぞれ伏線となって、長編の各章の役割も果たしている。
よく練られていると思う。

それなりに面白いし、じわっと来る場面もある。
それでも、爆笑はしないし、泣けるわけでもないし、我が家の狭い本棚の中でずっと置いておこうとは思わないので、年末の大掃除時に古本屋さんに「迷わず」出すとは思うが。
悪くはなかった。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

mikisan21

良かったですよ

2014年9月1日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

安中藩の遠足にまつわって、藩士の数々のエピソードを紹介した面白い本です。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

川村康宏

江戸時代のマラソン侍の話

2014年11月9日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

江戸時代にマラソン大会があったなんて、本当かまことか。
まことに楽しい時代小説。

2019年1月17日に日本でレビュー済み

　引っ越し大名、高速、を読んで、土橋さん。すっかり大好き。
　まるでハズキルーペの宣伝みたいですが、お気に入り。
　で、この作品。迷わず手に取りました。

　お話は群馬県、安中藩の板倉家。勝明が幕末、黒船がやってきたころ、
遠足を企画する。
　安中藩から碓氷峠。その坂道を城中の全ての武士に言い渡し、全員は
走れないので、順番に。
　その中から5つのストーリー。
　最後に踊るのは、甚内なのか又兵衛なのか、それとも伊助なのか。
　勝明が目論む本当の意図とはいかに。
　という、短い5つのストーリーがやがて糸で結ばれ、いつのまにか
大きな網のようになって、碓氷峠の夜空のような感覚。

　100点。実はもっとつけたい。
　高速、はこれホントなのかなあって感じでしたが、二作とも、とっても
面白く、引っ越し大名は、普通に秀作でした。
　この作品、その期待度からは、序盤。全く論外かと思わせるものでしたが、
やられました。
　槍の又兵衛、そして勘兵衛のせがれ伊助のストーリー。ここまでの語りが
全部が全部、覆いかぶさってきて、私は涙が出ました。
　つまらなくはなかったとか、そんなコメントがありましたが、私はやっぱり
昭和なのかなあと、つくづく思ってしまいました。
　昭和の方、お勧めです。お読み下さい。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

うつつ

エンターティメント時代劇

2015年1月25日に日本でレビュー済み

　舞台となった安中藩は新島襄の出身藩だそうで、たまに彼のことに触れていますが登場することは在りません。他桂や井伊も触れる程度には出てきますが、メインの登場はなく、幕末ものとして読む人には物足りないでしょうね。ですが物語としては十分に面白いです。時代小説ですが、硬い表現がないのでさくさくよめますし、じっくり腰をすえて読書、という本ではなく休憩時間などに気軽に読める感じです。
　内容は5章からなっており、それぞれに別々の主人公が立てられています。とはいえ、登場人物は各話横断して登場し、ある話ではなさけない面しか見せなかったある人物が、その後の話で汚名返上とばかりに活躍したりするのでそれぞれのキャラクターの名前は記憶しておくと面白いです。コメディあり、恋愛あり、どんでん返しあり、ですがどの話も結構感動する要素があり、ほろりとさせられます。
以下各章の紹介です。
第１章「遠足」片桐と黒木というライバル関係の二人があこがれの姫をめぐってマラソンで競う話です。片桐は卑怯者ですが明るい卑怯者なので、この話の中で私は一番好きかも知れません。勝敗はいかに？
第2章「逢引き」江戸で剣の修行中に茶屋の娘にほれ込んでしまった石井という侍がマラソン中に脱線し、妻を捨て駆け落ちを試みる話です。
第3章「隠密」安中藩に潜入していた幕府隠密の唐沢が、報告書に対する反応が余りに薄いのでマラソンを企画した藩主のことを「乱心した」と報告してみたところ、幕府からの刺客がやってきて…
第4章「賭け」マラソンで1番をとるであろうとうわさされている足軽の侍が、八百長を持ちかけられます。金の魅力（彼のうちは貧乏）とプライドとの葛藤の中、走ります。　
第5章「風車の槍」亡き父の変わりにマラソンを走ろうとする子ども侍と子どもの父とライバル関係にあった老人の交流・・・＋今までの登場人物が一挙登場し、話は思いがけない方向に展開していきます。

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