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倭人と韓人 (講談社学術文庫) 文庫 – 2003/11/11
上垣外 憲一
(著)
古代、日本列島と朝鮮半島は対等な立場で交易を営んでいた。その交易によって繁栄していた日本海側から大和へと権力が移動していく過程(プロセス)。そして、百済・新羅・高句麗との国際関係を中心に論じた4、5世紀の大和王朝の動向――。
神話・伝承を“歴史”として読み直し、倭と半島の交流の実際や国家形成期の倭を復元する、刺激的かつダイナミックな論考。
神話・伝承を“歴史”として読み直し、倭と半島の交流の実際や国家形成期の倭を復元する、刺激的かつダイナミックな論考。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/11/11
- 寸法10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-104061596233
- ISBN-13978-4061596238
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/11/11)
- 発売日 : 2003/11/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4061596233
- ISBN-13 : 978-4061596238
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 587,100位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 343位古代日本史
- - 1,067位東洋史
- - 1,109位日本史ノンフィクション
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は一般向けの本をあまり出さない方のようですが、研究者としての業績は多く、それを遺憾なく活用した素晴らしい内容です。通説に依らない個性的な見解も多いですが、それぞれに説得力があり、大変参考になりました。日本の古代を解き明かす優れた本の一冊です。
2020年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読んでいる途中ですが、なぜか筆者が仮説を重ねると、それが事実になってしまいます。「~に違いない」「自然の理だろう」などの言い回しを用いて、証拠も無く理論的でも無い事が多く、常に疑問符を浮かべながら読んでいます。
しかし、須佐之男命や神武天皇の話など、日本人や天皇家(本書中では天孫族)の由来や歴史に興味があったので、地理的な考察や、九州の神社や魏志倭人伝などの伝承などを基に話が進められているのは、これまで手塚治虫位でしか日本の歴史に興味を持たなかった中年としては面白いです。
最後に、本書を私なりに捉えると、基本的に筆者は「天皇家は韓人が由来だ」「万世一系と言うために歴史を書き換えている」と言うニュアンスを時々出してきますが、証拠が前記の通り推測の複合のため、読者としては何とも結論づけられません。最近はDNA研究も進んできたので、科学的な本も併せて読んでみたいと思う本です。
しかし、須佐之男命や神武天皇の話など、日本人や天皇家(本書中では天孫族)の由来や歴史に興味があったので、地理的な考察や、九州の神社や魏志倭人伝などの伝承などを基に話が進められているのは、これまで手塚治虫位でしか日本の歴史に興味を持たなかった中年としては面白いです。
最後に、本書を私なりに捉えると、基本的に筆者は「天皇家は韓人が由来だ」「万世一系と言うために歴史を書き換えている」と言うニュアンスを時々出してきますが、証拠が前記の通り推測の複合のため、読者としては何とも結論づけられません。最近はDNA研究も進んできたので、科学的な本も併せて読んでみたいと思う本です。
2019年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豊富な事例を示しながら語られる論考、しかもわかりやすい語り口は初心者にはありがたい。
三韓と倭そして大倭が形作られていく過程の、断片的な知識が腑に落ちるようにつながっていく感じがしています。
三韓と倭そして大倭が形作られていく過程の、断片的な知識が腑に落ちるようにつながっていく感じがしています。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ライフワークの一貫で、参考にいろいろな書籍で多角的に自身の知識再確認に購入致しました。著者解りやすい切り口と文章で読みやすく参考になりました。
2019年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神話を重視しているためか推論に無理がある。是非書き直していただきたいと思う。
著者は最後に、「北方での政治的変動とそれに伴う人口の移動の影響を受けやすい伽耶では、文化・言語の変容が早く進み、一方、北九州の倭人の活動領域が日本列島内に拡がるにつれて、”倭語”と倭人の文化は変容していったのであろう。・・・朝鮮半島との文化上、民族上の差異の感覚は、六世紀の伽耶の滅亡で決定的となったといえる。・・・日本人と韓国人という対立概念を考えるならば、われわれは上限をこの時期に求めるべきなのである。」とし、
解説の井上秀雄氏は「日本と韓国の文化の差異を、言語のみに求めることは、いかがなものであろうか。」としている。
言語は通じなくなったが、日本語に最も似ているのは韓国語であるとする研究結果は多数あり、文化も共通点が多い。核DNAの分析で日本人に最も近いのは韓国人であるとする研究結果が出ている。差異があるのは事実としても、僅かであることを認識すべきと思う。
著者は最後に、「北方での政治的変動とそれに伴う人口の移動の影響を受けやすい伽耶では、文化・言語の変容が早く進み、一方、北九州の倭人の活動領域が日本列島内に拡がるにつれて、”倭語”と倭人の文化は変容していったのであろう。・・・朝鮮半島との文化上、民族上の差異の感覚は、六世紀の伽耶の滅亡で決定的となったといえる。・・・日本人と韓国人という対立概念を考えるならば、われわれは上限をこの時期に求めるべきなのである。」とし、
解説の井上秀雄氏は「日本と韓国の文化の差異を、言語のみに求めることは、いかがなものであろうか。」としている。
言語は通じなくなったが、日本語に最も似ているのは韓国語であるとする研究結果は多数あり、文化も共通点が多い。核DNAの分析で日本人に最も近いのは韓国人であるとする研究結果が出ている。差異があるのは事実としても、僅かであることを認識すべきと思う。
2014年7月11日に日本でレビュー済み
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人に勧められて購入したのですが、まだ読んでいません。もうすこしあとになります
2021年6月25日に日本でレビュー済み
例えば、神話についてどこの国(地方)の神話で同じモチーフが用られているからといって、その神話が伝わったとするのはあまりにも短絡的すぎないだろうか。どこの文化であろうと同じようなかなしもや喜びがある以上、同じようなモチーフの神話が出来上がる可能性があっても不思議はない。
つまり、1それぞれの地域で発生、2本書の主張するように外国からの伝来、3日本から伝わる(平田篤胤的思考)の3つの可能性があるのにもかかわらず、検証もなしに推論する。
また、馬具について「品質の良い半島性のものが輸入され云々」も、そもそも半島のものと日本のものと同じ頃に作られたものが出土してきたので比較したという個所はない。無条件に朝鮮半島の影響をそのまま受けたと言わんばかりの書き方である。
つまり、先進地域は半島でそれを移入したということを論証せずに思考停止のまま推論に推論を重ねている。
この他にも、数は圧倒的に日本国内の方が多いのにもかかわらず、古墳について日本発祥説は全く検討されることなく「伝わった」かのような書き方はいかがなものか。
もう少し、根拠となるものを提示していただきたい。
つまり、1それぞれの地域で発生、2本書の主張するように外国からの伝来、3日本から伝わる(平田篤胤的思考)の3つの可能性があるのにもかかわらず、検証もなしに推論する。
また、馬具について「品質の良い半島性のものが輸入され云々」も、そもそも半島のものと日本のものと同じ頃に作られたものが出土してきたので比較したという個所はない。無条件に朝鮮半島の影響をそのまま受けたと言わんばかりの書き方である。
つまり、先進地域は半島でそれを移入したということを論証せずに思考停止のまま推論に推論を重ねている。
この他にも、数は圧倒的に日本国内の方が多いのにもかかわらず、古墳について日本発祥説は全く検討されることなく「伝わった」かのような書き方はいかがなものか。
もう少し、根拠となるものを提示していただきたい。
2009年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東アジアのひとつの島嶼としてあった日本、未だに日本人のオリジナリティが本当の意味ではっきりしない国、を前提に考えると古代の東アジアの国家形成のプロセスは実際このような感じであったのであろうと思います。何か古代史の日本を少し高い目線から鳥瞰したような印象があります。コメントを読みますと賛否交錯していますが、冷静に日本のルーツを振り返れる一書と思います。