最近は海洋堂のお株を奪う突飛なキャラクターをも多々モデル化しているfigmaがなんとジョージ・A・ロメロ監督・ダリオ・アルジェンド製作「ゾンビ(Dawn of The Dead)」の主役の一人、デビッド・エンゲ演じるヘリコプター・パイロットのスティーブンことフライ・ボーイが哀れにもゾンビ化した後の姿をfigma化。
付属の頭部パーツと取り換えると着弾し脳漿をブチまけるシーンと、映画内でマチューテ(山刀)を頭部に受けて動きを停止するレニス・ライズ扮する通称マチューテ・ゾンビにする事が出来ます。
本体の表情と付属の小物、リボルバーと渇きかけた血糊が付いたマチューテも良く出来ています。
ベルト下から鼠蹊部に掛けてのパーツを軟質にする事で、股を広げたり、かがめたりするポーズが従来より取り易くなっています。
但し、大腿部をと腰部を固定するパーツは従来通りのボール・ジョイント式で、あまり大きく動かすとはずれ易くなっています。
首も余り大きく前後には動きません。
後、私が手に入れた個体は、マチューテ・ゾンビの視線が完全に右側に寄っており、見本と映画のシーンとは少々乖離していました。
それでも個人的には大変満足な一品でした。
他のフィギュア、刃物や銃を持った物と組み合わせる事によって、非常に楽しめるヤラレキャラとなっています。
それにしても主演のピーター、ロジャーの格好良いSWAT隊員よりこちらの方が先にフィギュア化されたのには驚きました。
少々スティーブンが可哀そう過ぎますし、決して万人向けでは御座いませんが、スリリングな面白いシューティング系としてゾンビ物を捉えて楽しめる方にはお薦めです。