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巨大戦艦ビスマルク: 独・英艦隊、最後の大海戦 (ハヤカワ文庫 NF 269) 文庫 – 2002/7/1
- 本の長さ484ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2002/7/1
- ISBN-104150502692
- ISBN-13978-4150502690
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アイスランド沖海戦時に戦艦ビスマルク舷側に白黒のストラップ迷彩塗装があったかどうかを調べるために購入しましたが、豊富な写真と海戦図、詳細な技術的事項の記述があり、戦艦の技術資料としても最高です。懸案の迷彩ストラップ塗装はノルウェー停泊時に灰色に塗りつぶされたとあり、プラモデルの塗装には反映できました。
2016年1月26日に日本でレビュー済み
他の艦船関連の書籍では知ることのできない、内側から見た一戦艦の戦史です。戦前の、駆逐艦とのほっこりさせるエピソードには、ドイツ海軍にはこんな風習があったのかと驚かされます。沈没に至った戦闘の描写のシーンでは、艦の機能が次第に失われ最期を迎えるまで、その後の英国艦による乗員の救助から英国移送に至るまで息も継がさず読み進めました。著者の海軍士官としての、戦前はもちろん戦後も含めた、英海軍士官との関係については、敵味方を超えたシーマンシップを感じます。敗戦側の手記ですが読後になにかすっきりした気分になります。
2006年3月14日に日本でレビュー済み
著者が大戦勃発まで在英駐在武官だったこと、また就役前から初期テスト終了までリンデマン艦長の個人的な副官を務めたこと、そして主砲射撃管制に精通していたことにより、戦艦ビスマルクが建造された外交的背景から戦艦の内部構造、さらに2度の水上戦闘に至るまで、読者に判りやすく説明することに成功している。
沈没した艦に乗り合わせた人物が当時のできごとを記す場合、思い入れのあまりつい感傷的な調子になりがちだが、本書においては心配無用。戦後外交官に転進してから得た膨大な資料と自らの記憶を突き合わせ、戦闘場面を見事なまでに冷徹に描ききっている。最先任者としての責任感もあるのだろうが、駐在武官時代から積み上げた識見や人脈によるものが大きいと思われる。
もちろん海の男たちの物語ゆえ、人情味あふれる挿話もそこかしこにちりばめられており、なかには抱腹絶倒すること請け合いのものもある。それらの端々に、著者の艦長に対する敬愛がにじみ出ており、いつしか読者はビスマルクの乗組員になったような気分を味わえる。
総じて、第二次大戦の軍艦記として屈指の出来栄えと言ってよく、軍艦好きならば徹夜で読んでも眠くならないほどの魅力を秘めた名作である。
沈没した艦に乗り合わせた人物が当時のできごとを記す場合、思い入れのあまりつい感傷的な調子になりがちだが、本書においては心配無用。戦後外交官に転進してから得た膨大な資料と自らの記憶を突き合わせ、戦闘場面を見事なまでに冷徹に描ききっている。最先任者としての責任感もあるのだろうが、駐在武官時代から積み上げた識見や人脈によるものが大きいと思われる。
もちろん海の男たちの物語ゆえ、人情味あふれる挿話もそこかしこにちりばめられており、なかには抱腹絶倒すること請け合いのものもある。それらの端々に、著者の艦長に対する敬愛がにじみ出ており、いつしか読者はビスマルクの乗組員になったような気分を味わえる。
総じて、第二次大戦の軍艦記として屈指の出来栄えと言ってよく、軍艦好きならば徹夜で読んでも眠くならないほどの魅力を秘めた名作である。