御嶽山、日の出山に足を踏み入れると、神様の領域へ入らせて頂いたという感覚が身を包みます。
その感覚に身を委ね一歩ずつ山道を歩き進めながら感じることは、近づきすぎてはならぬという畏敬の念
拝読後、何故、そのような感覚になるのか得心いたしました。
浅田次郎さんのご著書は時に魂の奥に響きすぎて二度読むことが出来ないものもあります。
胸が締め付けられ苦しすぎるのです。これもまた得心。
山そのものが神である。改めて気付かせてもらえます。
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神坐す山の物語 単行本 – 2014/10/21
浅田 次郎
(著)
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奥多摩の御嶽山にある神官屋敷で物語られる、怪談めいた夜語り。
著者が少年の頃、伯母から聞かされたのは、怖いけれど惹きこまれる話ばかりだった。
切なさにほろりと涙が出る極上の短編集。
著者が少年の頃、伯母から聞かされたのは、怖いけれど惹きこまれる話ばかりだった。
切なさにほろりと涙が出る極上の短編集。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2014/10/21
- 寸法18.8 x 2 x 12.8 cm
- ISBN-104575238783
- ISBN-13978-4575238785
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2014/10/21)
- 発売日 : 2014/10/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4575238783
- ISBN-13 : 978-4575238785
- 寸法 : 18.8 x 2 x 12.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 87,014位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,146位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、東京都出身。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 終わらざる夏 上 (ISBN-13: 978-4087713466 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月14日に日本でレビュー済み
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2015年5月26日に日本でレビュー済み
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このシリーズといいますか、一連の「御山」物が好きでよく読んでいます。
今回、「天切り松」の最新刊も同時に購入し、続けて読んだのですが、やはり向こう程は洗練されておらず、また当然ながら世界観も確立された感じがありません。
したがって、ホラー物に(そう括ってよいか分かりませんが)必須な没入感が今一つな感じでした。
比較対象が「天切り松」シリーズでは致し方ないわけですが。
ただ、繰り返し楽しめるという点では抜きん出ていると思います。
オチを知っているホラーなのに繰り返し楽しめる内容、こういう点では実に秀逸な作品だと思います。
今回、「天切り松」の最新刊も同時に購入し、続けて読んだのですが、やはり向こう程は洗練されておらず、また当然ながら世界観も確立された感じがありません。
したがって、ホラー物に(そう括ってよいか分かりませんが)必須な没入感が今一つな感じでした。
比較対象が「天切り松」シリーズでは致し方ないわけですが。
ただ、繰り返し楽しめるという点では抜きん出ていると思います。
オチを知っているホラーなのに繰り返し楽しめる内容、こういう点では実に秀逸な作品だと思います。
2023年5月19日に日本でレビュー済み
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日本語がとにかく美しいと感じた。
また、御嶽山の神聖な風景や草いきれなどがリアルに伝わってくる描写力はさすがだと思う。
私の心にはあまり残らなかったが、一読の価値あり。祖父母を思い出させる懐かしい日本がそこにあった。
また、御嶽山の神聖な風景や草いきれなどがリアルに伝わってくる描写力はさすがだと思う。
私の心にはあまり残らなかったが、一読の価値あり。祖父母を思い出させる懐かしい日本がそこにあった。
2023年4月24日に日本でレビュー済み
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200年300年と続く武蔵御嶽神社、御師がいまも多数いる宿坊の一つを舞台にした物語。
お歴はもっと古いし ※紀元前91年 日本らしさしかない物語は、いまは失われていく一方の、らしさを懐かしむ物語に溢れています。
御嶽に再訪したし、お山の美しさに感動もした。この物語を読んで、まだ知らない景色に会いたくてまた御嶽に行ってしまう。
お歴はもっと古いし ※紀元前91年 日本らしさしかない物語は、いまは失われていく一方の、らしさを懐かしむ物語に溢れています。
御嶽に再訪したし、お山の美しさに感動もした。この物語を読んで、まだ知らない景色に会いたくてまた御嶽に行ってしまう。
2022年12月17日に日本でレビュー済み
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神様のいる山、御岳山のお話。
これを読んでから登るか、登ってから読むか・・・ですね(笑)
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2014年11月7日に日本でレビュー済み
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流石は本職の作家、と思わせる、こなれた文章で、読んでいて疲れないのが、何よりだった!。
一編各々のストーリーももの悲しく、しかも登場人物たちが優しく、しかも、辛さや弱さを抱えているのが、ホッとさせられた。
生きることが上手でない、そんな人に薦めたい本です。
一編各々のストーリーももの悲しく、しかも登場人物たちが優しく、しかも、辛さや弱さを抱えているのが、ホッとさせられた。
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2020年12月25日に日本でレビュー済み
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浅田次郎さんの美しい日本語
娘が成長したら読ませたい一冊
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2017年12月30日に日本でレビュー済み
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「あやし うらめし あな かなし」の続編のイメージで読みました。
山深い地の神官の一族のひとり(少年)が、年長者に語り聴かされたり、自身が体験した話です。
浅田次郎さん自身の生い立ちと重なるそうです。
「あやし うらめし・・」は怪談というより、あわれ・理不尽・不思議な話で、
少し前の時代になら、本当にあったであろうと思える内容でした。
魔に憑かれ、自らの腕を喰らう少女。
心中で生き残り、水さえ与えられず死を待つ娘。
バッグに入れて持ち歩き、何度か読み返しました。
今作は、亡霊や霊魂とのかかわりに話が片寄っているように感じます。
私は「あやし・・」のほうが好きです。
山深い地の神官の一族のひとり(少年)が、年長者に語り聴かされたり、自身が体験した話です。
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魔に憑かれ、自らの腕を喰らう少女。
心中で生き残り、水さえ与えられず死を待つ娘。
バッグに入れて持ち歩き、何度か読み返しました。
今作は、亡霊や霊魂とのかかわりに話が片寄っているように感じます。
私は「あやし・・」のほうが好きです。