ややすれば変化球キャラがドタバタするだけという話に終始しがちだが
そこはぐっと我慢して今はキャラを増やし世界観を固める時期なんだと思えば
楽しめるんじゃないかな。一見めちゃくちゃなキャラ設定もそれほど読者が
置いてけぼり食らうような感じで突っ走るのではなく、ちゃんとこちらが咀嚼するのを
待ってるかのような描写で、この世界に入り込ませるために相当苦労してるんだろうな
でもそれを見せないようにがんばってるなと感じさせます。
まぁ、5～6巻あたりの勢いで突っ走ることができるのもキャラが立って自立して暴れ回れるようになってから
なんだけど、だからこそ出だしの描写が重要なんだなと気がつかされる本巻です。
打ち切りにおびえて稚拙な描写で突っ走るのではなく、じっくりとこの世界を作り上げようとする意思を
ひしひしと感じることが出来たので、星5つでーす
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