故郷の悲劇を知らずに大人になってしまいました。
齢60歳で、この本によって初めて150年近く前
の理不尽な悲惨な歴史を知ることができました。
この長編は、一応小説の体裁にはなっているものの、
いろいろな明治維新前後のドキュメンタリー本と作
者自身の取材で得られた情報に埋めきれない部分を
作者の想像で補ったものです。
従って、一般的な小説と思って読むと、少々退屈で
あることは否めませんので、その点を事前に承知の
うえご購入されることをおすすめします。
私が、この小説で感じた点は次のとおりです。
'1 明治維新とは、日本が近代化するプロセスの中で
最悪の選択肢で強行されたものであった
'2 長州(プラス一部薩摩)出身者、それも決して優
れたとはいえない人物によって日本が動かされ、
二度の対戦の悲劇や今の安倍某に至るまで取り返
しのつかない150年の愚かな政治が今も続いて
いるということです。これ以上日本がダメにならな
いよう大久保利通の縁戚に連なる人物は早期に政界
から追放されるべきだと思います。先祖は立派だっ
たのに残念なことです。
教科書を含め、従来の近代日本史の歴史観は薩長か
ら見た身勝手な脚色が色濃くなっていますので、
客観的な日本の近代史を知る上で、本書を読まれるこ
とをお勧めします。

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会津士魂 13 鶴ヶ城落つ (集英社文庫) 文庫 – 1999/7/16
早乙女 貢
(著)
天皇に忠を、幕府に孝を尽くし、士道を貫いた会津藩主従が、なぜ“朝敵”なのか―。埋もれた維新史の真実に迫る巨編。各巻末に著名人のエッセイ付き。第23回吉川英治文学賞受賞作。(解説・高橋千劒破)
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1999/7/16
- ISBN-104087488284
- ISBN-13978-4087488289
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1999/7/16)
- 発売日 : 1999/7/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4087488284
- ISBN-13 : 978-4087488289
- Amazon 売れ筋ランキング: - 395,499位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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