マスコミには、出てこない、本質論と毒舌ぶりです。
対談だから、特に、わかりやすいのかもしれません。
特に高橋洋一氏は、消費税8%アップに時期尚早として反対しただけでなく
消費税UP後のGDP停滞を見事に的中させています。
伊藤元重東大教授、土居丈朗慶応教授、高橋進日本創建理事長等々、
8割以上のエコノミストが財務省のお先棒を担いで
「消費増税の影響は、軽微でGDPに影響を与えない」と大合唱しながら
7,8,9月のGDPマイナス成長をみて、自分のマクロ見通しをなぜ誤ったのかを反省もせず
「消費税10%の延期は、やむをえないですね」と、
まだ良識派ぶって、TV等で、コメンテーターとして御託を並べています。
凡俗の似非エコノミストと異なり
高橋節(武士)の、経済学者=元財務省エコノミスト=数学者としての、
視点の確かさとマクロ経済学の知識の深さ、
時流に媚びないぶれなさは、本物です。
最後の竹中平蔵氏の談話は、
よほど凡俗の似非エコノミストに腹が立っていたのだろうが
痛快で面白い。
「批判は簡単だ。相手と反対のことを言っているだけだ。」という。
1)じっくり政策を進めているときは、「遅すぎる早くやれ」
迅速に進めているときは、「拙速だ。急がなくていい。」
どこの組織にもいる、「失敗したときの弁明だけを考える」無能人間の本質を突いている。
2)誰も反対できない意味のない「永遠の真理」をいって、良識派ポーズをとり批判した気になる。
「もっと庶民の目線で」
「もっと長期的展望をもって」
「もっと戦略的に」
3)相手にレッテルをはって、「批判する自分をいつも相手より優位で正しい位置におきたい」ポーズをとる。
「アメリカ原理主義だ」
「新自由主義だ」
高橋+竹中の痛快な毒舌の連続で、落語のようにしばし楽しめます。
この二人には、このような大衆向けの本もわかりやすくてありがたいが
資料を的確に示したアカデミックな、1970年から現在までの、日本経済通史を書いて欲しいですね。
後進のエコノミストの必読書となるようなものを、要望しておきます。
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日本経済のシナリオ 単行本 – 2014/9/26
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【この経済には「台本(シナリオ)」がある?】
消費増税、成長戦略、年金問題、etc…
最強経済ブレーンが明かす!
マスコミもエコノミストも言えない
日本経済「25の真実」とは?
---
経済にはいつも「シナリオ」がある。
それはエコノミストが語るような「予測」のことではない。
「経済をこのような方向に持っていく」という具体的な筋書きだ。
日本経済の舞台裏で数多くの「台本」を書いてきた
2人の最強経済ブレーンが語る!
エコノミストの予測や、マスコミの報道が語ろうとしない
「日本経済の真実」とは?
竹中平蔵×髙橋洋一のぶっちゃけ経済会議、
いよいよ、ここに開幕!!
消費増税、成長戦略、年金問題、etc…
最強経済ブレーンが明かす!
マスコミもエコノミストも言えない
日本経済「25の真実」とは?
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経済にはいつも「シナリオ」がある。
それはエコノミストが語るような「予測」のことではない。
「経済をこのような方向に持っていく」という具体的な筋書きだ。
日本経済の舞台裏で数多くの「台本」を書いてきた
2人の最強経済ブレーンが語る!
エコノミストの予測や、マスコミの報道が語ろうとしない
「日本経済の真実」とは?
竹中平蔵×髙橋洋一のぶっちゃけ経済会議、
いよいよ、ここに開幕!!
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/中経出版
- 発売日2014/9/26
- 寸法13 x 1.3 x 19.3 cm
- ISBN-104046005920
- ISBN-13978-4046005922
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商品の説明
著者について
竹中平蔵(たけなか へいぞう)
慶應義塾大学総合政策学部教授、
グローバルセキュリティ研究所所長、博士(経済学)。
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業。
日本開発銀行設備投資研究所、大蔵省財政金融研究室主任研究官、
ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学教授などを経て、
2001年に発足した小泉純一郎内閣で経済財政政策担当大臣、
金融担当大臣、郵政民営化担当大臣、総務大臣などを歴任、
小泉内閣の「構造改革」を主導した。
第2次安倍内閣では「産業競争力会議」および
「国家戦略特別区域諮問会議」のメンバーとして活動。
そのほか、アカデミーヒルズ理事長、株式会社パソナグループ取締役会長、
社団法人日本経済研究センター研究顧問などを兼任。
『ニュースがもっと面白くなる! 竹中教授の経済教室』(KADOKAWA 中経出版)ほか著書多数。
髙橋洋一(たかはし よういち)
嘉悦大学教授、大阪市特別顧問、
株式会社政策工房代表取締役会長、博士(政策研究)。
1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。
1980年、大蔵省(現・財務省)入省。プリンストン大学客員研究員時代、
のちにFRB議長となるベン・バーナンキ教授の薫陶を受ける。
内閣府参事(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官、
内閣参事官(総理補佐官補)などを歴任。
2007年に財務省が隠す国民の富「霞が関埋蔵金」を公表し、一躍、脚光を浴びる。
現在、大学で教鞭をとるほか、政策関係者向けのコンサルティング、
民間企業・非営利団体向けのサポートを行っている。
『消費増税でどうなる? 日本経済の真相【2014年版】』(KADOKAWA 中経出版)ほか著書多数。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/中経出版 (2014/9/26)
- 発売日 : 2014/9/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4046005920
- ISBN-13 : 978-4046005922
- 寸法 : 13 x 1.3 x 19.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 777,678位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,884位経済学・経済事情
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アベノミクスに一定の評価を与えつつ、
増税を批判し、地方分権や社会保障改革などこれから必要な改革を解説している。
特にマスコミへの批判は痛烈。
集団的自衛権など重要な政策の報道はほんのわずかで
野々村議員の号泣会見ばかりを長々と取り上げるマスコミの
ジャーナリズム精神の低さは誰もが辟易とするところだろう。
2人の主張の根底にあるのは「もっと世界を知るべき」ということ。
海外の豊かさを知れば決して日本は成熟しているとは言えないはずで、
マスコミも海外を知らないから海外と比較した政策の批評をできないし、
未だに著名な日本人記者が生まれない。
海外へ視野を広げる重要性を改めて感じ、刺激になった。
ちなみに、竹中さんがスウェーデン経済を専門に勉強していたのは初めて知った。
スウェーデンの企業救済に対するスタンスや社会保障の話など、結構面白い。
意外と面白かったのは、小泉元首相のリーダーシップ術。
大局をしっかり握り、細かいことは優秀な適任者に丸投げ。
やや独特ではあるが一つのリーダー像として参考になる。
特に、リーダーは何でもかんでも自分でやろうとしてはいけないというのはまさに同意。
個人的にはほぼ同意できて参考になったが、
いつもの事ながらやや小泉政権時代の話に偏りすぎに思える。
功績のある2人の貴重な対談なので、過去よりも今の政権運営の話にもっと頁を割いて欲しい。
増税を批判し、地方分権や社会保障改革などこれから必要な改革を解説している。
特にマスコミへの批判は痛烈。
集団的自衛権など重要な政策の報道はほんのわずかで
野々村議員の号泣会見ばかりを長々と取り上げるマスコミの
ジャーナリズム精神の低さは誰もが辟易とするところだろう。
2人の主張の根底にあるのは「もっと世界を知るべき」ということ。
海外の豊かさを知れば決して日本は成熟しているとは言えないはずで、
マスコミも海外を知らないから海外と比較した政策の批評をできないし、
未だに著名な日本人記者が生まれない。
海外へ視野を広げる重要性を改めて感じ、刺激になった。
ちなみに、竹中さんがスウェーデン経済を専門に勉強していたのは初めて知った。
スウェーデンの企業救済に対するスタンスや社会保障の話など、結構面白い。
意外と面白かったのは、小泉元首相のリーダーシップ術。
大局をしっかり握り、細かいことは優秀な適任者に丸投げ。
やや独特ではあるが一つのリーダー像として参考になる。
特に、リーダーは何でもかんでも自分でやろうとしてはいけないというのはまさに同意。
個人的にはほぼ同意できて参考になったが、
いつもの事ながらやや小泉政権時代の話に偏りすぎに思える。
功績のある2人の貴重な対談なので、過去よりも今の政権運営の話にもっと頁を割いて欲しい。
2016年7月6日に日本でレビュー済み
2年ぶりに読み直したが、改めて正しさを再認識した。
高橋
・官僚は、自分達に不都合な情報を抜き取ったものをマスコミに提供する。
マスコミが情報に集まる様は、まるで「鳩の豆まき」だった。
・「川を上り、海を渡れ」とは、歴史を遡り、国際比較をしろという事だ。
・日本は、1990年代から20年間も経済成長しなかった。
経済成長すれば、格差も財政赤字も、かなり解決する。
・軽減税率だと金持ちにまで恩恵を与えるから、貧しい人だけに
給付金を出す方がいい。
・財務省は、税収をワザと少なく見積もり、超えた分をばら撒く事で、
権限強化に使う。
・海外では、地方議員はボランティアか年収で数十万だ。
日本の平均700万円とは大違いだ。
・権限が欲しい中央と、責任逃れしたい首長のせいで、地方分権が進まない。
税金も地産地消の方が、無駄がない。
・日本の学者は、役所のポチばかりなので、役に立たない。
・役所は、天下りを救命ボートのように必要なものというが、
それが豪華すぎるのが問題だ。
・経済とは、経世済民の学問であり、政策にどう生かすかが大事。
日本の経済学者のほとんどは、これができず、我々の批判ばかり。
・日本の新聞は、増税やむなしと報道するが、新聞代は軽減税率を要望している。
・小泉総理のように丸投げできるブレーンを探すのが政治家の仕事だ。
・借金は、身分相応ならあっても構わない。大事なのは、額ではなく、GDP比率。
・今の日本経済は、アクセルを踏みながら、増税というブレーキも踏んでいるのと同じ。
・世界的に例のない政策は、危険だ。
厚生年金基金も20年前につぶれると自分は言っていたが、実際につぶれた。
地方交付税も地産地消にするべきだ。
・政府の法案では、発送電分離は「法的分離」で同じ会社内の事だから、意味がない。
・日本の原発には保険があるが、政府の拠出を当てにしているから、保険料が不当に
安くなっている。正しく計算すれば、原発は淘汰される。
・歳入庁をつくれば、税や社会保険料の増収、生活保護不正受給の防止、
など社会保障の問題の解決に画期的なことだ。
・小泉改革で格差拡大というのは、大嘘で実際には格差縮小していた。
・ピザの切り分けの議論ではなく、経済成長させてピザを2枚にすればいいことだ。
・大蔵省には変人枠があり、自分はそれで入ったと担当者から言われた。
・竹中叩きの元をたどれば、既得権者の情報操作だ。
竹中
・役所は、マスコミの無知な部分を利用している。
・会議から、根回しという予定調和を排除する事が大事。
・減税は、利益を出している企業や所得のある個人が恩恵を被るが、
補助金では、成果のない人も対象になるので経済的に非効率だ。
・スウェーデンの自動車メーカーのサーブが、リーマンショックで潰れた時も、
「弱い企業を残すべきではない」と国は救済しなかったが、日本は、JALを救済した。
日本は、企業に対し、甘すぎる。
・デンマークやフランスでは、民間が港湾や水道事業を海外展開している。
日本では、官が天下り先の温存の為、こうした事業を抱え込んでいる。
・小泉総理が5年5ヶ月やった退職金は、700万円なのに、
知事は4年で4000万円ももらう。
・政治家も役人もマスコミも学者も経済人も国民も、みんなが悪い。
・高橋のような数学科出身の異才でも、省益に背くと排除される。
・ダイバーシティ(多様性)がある方が、組織において収益率が高くなる。
・日本のメディアは、競争不要で最後の護送船団だ。
・小泉内閣では、増税しなかったのに、基礎的財政赤字が28兆円から6兆円まで縮小した。
・入国管理法は曖昧で、人材の多様性を妨げている。
高橋
・官僚は、自分達に不都合な情報を抜き取ったものをマスコミに提供する。
マスコミが情報に集まる様は、まるで「鳩の豆まき」だった。
・「川を上り、海を渡れ」とは、歴史を遡り、国際比較をしろという事だ。
・日本は、1990年代から20年間も経済成長しなかった。
経済成長すれば、格差も財政赤字も、かなり解決する。
・軽減税率だと金持ちにまで恩恵を与えるから、貧しい人だけに
給付金を出す方がいい。
・財務省は、税収をワザと少なく見積もり、超えた分をばら撒く事で、
権限強化に使う。
・海外では、地方議員はボランティアか年収で数十万だ。
日本の平均700万円とは大違いだ。
・権限が欲しい中央と、責任逃れしたい首長のせいで、地方分権が進まない。
税金も地産地消の方が、無駄がない。
・日本の学者は、役所のポチばかりなので、役に立たない。
・役所は、天下りを救命ボートのように必要なものというが、
それが豪華すぎるのが問題だ。
・経済とは、経世済民の学問であり、政策にどう生かすかが大事。
日本の経済学者のほとんどは、これができず、我々の批判ばかり。
・日本の新聞は、増税やむなしと報道するが、新聞代は軽減税率を要望している。
・小泉総理のように丸投げできるブレーンを探すのが政治家の仕事だ。
・借金は、身分相応ならあっても構わない。大事なのは、額ではなく、GDP比率。
・今の日本経済は、アクセルを踏みながら、増税というブレーキも踏んでいるのと同じ。
・世界的に例のない政策は、危険だ。
厚生年金基金も20年前につぶれると自分は言っていたが、実際につぶれた。
地方交付税も地産地消にするべきだ。
・政府の法案では、発送電分離は「法的分離」で同じ会社内の事だから、意味がない。
・日本の原発には保険があるが、政府の拠出を当てにしているから、保険料が不当に
安くなっている。正しく計算すれば、原発は淘汰される。
・歳入庁をつくれば、税や社会保険料の増収、生活保護不正受給の防止、
など社会保障の問題の解決に画期的なことだ。
・小泉改革で格差拡大というのは、大嘘で実際には格差縮小していた。
・ピザの切り分けの議論ではなく、経済成長させてピザを2枚にすればいいことだ。
・大蔵省には変人枠があり、自分はそれで入ったと担当者から言われた。
・竹中叩きの元をたどれば、既得権者の情報操作だ。
竹中
・役所は、マスコミの無知な部分を利用している。
・会議から、根回しという予定調和を排除する事が大事。
・減税は、利益を出している企業や所得のある個人が恩恵を被るが、
補助金では、成果のない人も対象になるので経済的に非効率だ。
・スウェーデンの自動車メーカーのサーブが、リーマンショックで潰れた時も、
「弱い企業を残すべきではない」と国は救済しなかったが、日本は、JALを救済した。
日本は、企業に対し、甘すぎる。
・デンマークやフランスでは、民間が港湾や水道事業を海外展開している。
日本では、官が天下り先の温存の為、こうした事業を抱え込んでいる。
・小泉総理が5年5ヶ月やった退職金は、700万円なのに、
知事は4年で4000万円ももらう。
・政治家も役人もマスコミも学者も経済人も国民も、みんなが悪い。
・高橋のような数学科出身の異才でも、省益に背くと排除される。
・ダイバーシティ(多様性)がある方が、組織において収益率が高くなる。
・日本のメディアは、競争不要で最後の護送船団だ。
・小泉内閣では、増税しなかったのに、基礎的財政赤字が28兆円から6兆円まで縮小した。
・入国管理法は曖昧で、人材の多様性を妨げている。
2016年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
竹中大臣の話とかが書いてあるので 根暗な学者よりよいですが、ちょっと甘いというか楽天的な感じもします。
すべて筋書通りにいったらそもそも 経済活動の日々の努力も要らないんじゃないかとも思えます
すべて筋書通りにいったらそもそも 経済活動の日々の努力も要らないんじゃないかとも思えます
2014年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年4月1日に政府が8%への消費税増税を実施したが、そもそも財政健全化とは何だろうか。
『ケインズ財政の破綻』(ブキャナン バートン ワグナー著 水野正一 亀井敬之訳 日本経済新聞社 1979年)によると、〈古典派の経済観では、家計と財政の健全な運営は基本的に同じであると考え、(中略)経済には本来自律的回復力があり、むしろ、政府の浪費こそが経済の攪乱要因の最たるものであるから、(中略)経済の繁栄を維持するためには、予算の均衡が必要であるとする考え〉(前掲書149ページ)とのことだが、消費税増税によって〈過去33年で最悪の数字が出た〉(36ページ)のはまさしく経済思想のなせる業といえよう。
消費税の問題は主要メディアがとりあげないので、評者は興味本位で本書を購入したのだが、著者の自慢話と自己弁護にうんざりした。経済を勉強したい読者は本書より、素直に経済政策の入門書を購入するのが良いと思う。
評者が唯一興味深く読んだのが、片方の言う自分への批判は〈レッテル貼り〉(207ページ)とのことだが、本書のプロフィールによると〈アカデミーヒルズ理事長、株式会社パソナグループ取締役会長、社団法人日本経済研究センター研究顧問〉(前出)とあり、お笑いの勉強にはなった。
日本経済のシナリオに変化がなければ、不況下の消費税増税という珍しい社会実験がはじまる。それは古典派の言う〈自律的回復力〉(前出)の実験でもある。
どんな結果になるか評者にはわからないが(嘘)、経済思想の落とし穴にはまらないように勉強しなければと思う。
『ケインズ財政の破綻』(ブキャナン バートン ワグナー著 水野正一 亀井敬之訳 日本経済新聞社 1979年)によると、〈古典派の経済観では、家計と財政の健全な運営は基本的に同じであると考え、(中略)経済には本来自律的回復力があり、むしろ、政府の浪費こそが経済の攪乱要因の最たるものであるから、(中略)経済の繁栄を維持するためには、予算の均衡が必要であるとする考え〉(前掲書149ページ)とのことだが、消費税増税によって〈過去33年で最悪の数字が出た〉(36ページ)のはまさしく経済思想のなせる業といえよう。
消費税の問題は主要メディアがとりあげないので、評者は興味本位で本書を購入したのだが、著者の自慢話と自己弁護にうんざりした。経済を勉強したい読者は本書より、素直に経済政策の入門書を購入するのが良いと思う。
評者が唯一興味深く読んだのが、片方の言う自分への批判は〈レッテル貼り〉(207ページ)とのことだが、本書のプロフィールによると〈アカデミーヒルズ理事長、株式会社パソナグループ取締役会長、社団法人日本経済研究センター研究顧問〉(前出)とあり、お笑いの勉強にはなった。
日本経済のシナリオに変化がなければ、不況下の消費税増税という珍しい社会実験がはじまる。それは古典派の言う〈自律的回復力〉(前出)の実験でもある。
どんな結果になるか評者にはわからないが(嘘)、経済思想の落とし穴にはまらないように勉強しなければと思う。
2016年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済の考え方(見方)を、対話形式で理解しやすく解説している(経済音痴のわたしにはとても読みやすい)
2019年11月21日に日本でレビュー済み
この本も出てから大分時間たつ。竹中平蔵氏の欠点ではないが近年限界が目立つのだ。彼は確かに天才にみえるが最初の予想や予測が外れると後のケアが甘い。予想や予測が外れたら天気予報ではないのだから外れてやむおえないですまないのが経済と経済学と経済学者の責任であり義務である。後からの追加説明では予想したとは言いがたい。竹中平蔵氏には予想が外れたときにどうするのかの考えを現実的かつ具体的に今後の著書に生かしてほしい。最新の著書も内容が古い。今のままでは若い経済学者たちに勝てないと考える。