性同一性障害かと思ったら中性の話であったよ。
ノンフィクションかと思ったら、事実をもとにしたフィクションであったよ。
そんなんでちょいと拍子抜けというか、アレでしたが、妻の設定から心理がなかなか面白く読めました。夫はファンタジーで終わっちゃったような気もする。つうか、終盤の手術は無理なんじゃないかと思うと、ちょっと入り込めないのねん。
30年位前に上原きみ子が描いてた中性の漫画をもっぺん読みたいなあ。読みきりなのか連載だったのかすら解らぬが。

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世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語 単行本 – 2003/7/1
世界14ヵ国で翻訳出版!
献身的な愛と、性の違和感について書かれた真実の人間ドラマ。
「お願いがあるの」
あの日の午後、グレタが寝室から声をかけなかったら……。
すべては、バルト海から風が吹きつける、あの寒い午後に始まった。絵のモデルとなる女性が来られなくなり、妻が思いついたのは、夫に女性用のストッキングと靴を穿いてもらうことだった。夫は承諾するが、それが20世紀初めの、もっとも激しく奇妙な愛の物語の始まりになるとは知る由もなかった。 デンマーク人の画家アイナー・ウェゲナーと、やはり画家で、アメリカ生まれの妻グレタ。事実に基づいて書かれた本作は「愛する人の変化に、どう対処するか?」を問いかけてくる。グレタが授けたリリーという名前で、女性の服を着るようになっていくアイナー。ゲームのような夫婦関係は、やがてそれぞれに大きな決断を迫るのだった。リリーをモデルにしたおかげで、グレタの絵の才能は花開く。フランス人の美術商が彼女の絵に目を付け、夫婦はパリへ移り住むが、ふたつの大戦に挟まれたパリの自由な空気はリリーをさらに解放し、アイナーの存在は徐々に記憶のなかに消されていく。ドレスデン婦人科病院での、ある外科手術を知ったグレタの勧めで、アイナーは、永遠に「リリー」になるべくドイツへと旅立つが……。
テーマは複雑で深遠。
愛に対するエバーショフの知的で巧みな探究により、この小説は、注目に値する「事件」となるだろう。
――(ニューヨーク・タイムズ)
献身的な愛と、性の違和感について書かれた真実の人間ドラマ。
「お願いがあるの」
あの日の午後、グレタが寝室から声をかけなかったら……。
すべては、バルト海から風が吹きつける、あの寒い午後に始まった。絵のモデルとなる女性が来られなくなり、妻が思いついたのは、夫に女性用のストッキングと靴を穿いてもらうことだった。夫は承諾するが、それが20世紀初めの、もっとも激しく奇妙な愛の物語の始まりになるとは知る由もなかった。 デンマーク人の画家アイナー・ウェゲナーと、やはり画家で、アメリカ生まれの妻グレタ。事実に基づいて書かれた本作は「愛する人の変化に、どう対処するか?」を問いかけてくる。グレタが授けたリリーという名前で、女性の服を着るようになっていくアイナー。ゲームのような夫婦関係は、やがてそれぞれに大きな決断を迫るのだった。リリーをモデルにしたおかげで、グレタの絵の才能は花開く。フランス人の美術商が彼女の絵に目を付け、夫婦はパリへ移り住むが、ふたつの大戦に挟まれたパリの自由な空気はリリーをさらに解放し、アイナーの存在は徐々に記憶のなかに消されていく。ドレスデン婦人科病院での、ある外科手術を知ったグレタの勧めで、アイナーは、永遠に「リリー」になるべくドイツへと旅立つが……。
テーマは複雑で深遠。
愛に対するエバーショフの知的で巧みな探究により、この小説は、注目に値する「事件」となるだろう。
――(ニューヨーク・タイムズ)
- 本の長さ413ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/7/1
- ISBN-104062110229
- ISBN-13978-4062110228
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
世界で初めて性転換手術を受けた男の物語。「女になろう」と決めた男と、その妻。二人は手術を引き受けてくれる病院を一緒にさがす。困難を乗り越えるまでの究極の夫婦愛と人間ドラマ。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/7/1)
- 発売日 : 2003/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 413ページ
- ISBN-10 : 4062110229
- ISBN-13 : 978-4062110228
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,595,481位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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星5つ中3.5つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年8月1日に日本でレビュー済み
ネタばれになるので詳しくは書けませんが、邦題が適切であるかどうかに疑問はあります。が、ちょっとかわってはいるもののせつない愛の物語であるのは間違いありません。夫の女性化に伴う妻の葛藤がそれほど明確に書かれていなかった(正確には、あまり葛藤していなかったというべきかも)のは意外でした。というか、夫(しかも特殊な夫)にこれほど献身的な妻っているものでしょうか(笑)。このような内容の小説について、本書中では「性同一性障害」というある意味タイムリーな用語が用いられていないことに良識を感じたということもコメントしておきたいです。