MARK SOSKIN とKIETH INGHAM、二人の偉大なピアニストと奏でるふたつの世界。 MARK SOSKINが SETSUKOの為だけにアレンジした“Manha De Carnaval” 等12曲と サプライズの Bonus Track 駅(竹内まりや)の計13曲。 SETSUKOのJazz & Bossaのセンスが煌めく気取りないくつろぎのヴォーカルサウンド。
アーティストについて
木田 折子プロフィール:小学校よりピアノを始め短大卒業後KAWAI音楽教室講師となり、同時に関西音楽事務所に所属しプレイヤーとしてもデビュー。持ち前のタレント性を買われMCとしても活動する。その後甲状腺腫瘍切除によりファルセットを喪失するが、Jazz Vocalist西田あつ子氏との出会い、師事によりJazz Vocalの魅力を知り、諦めていた「歌うこと」への可能性を見いだし研鑽を積む。2009年3月から1年間ニューヨークへ留学、New York Jazz Academyを始めヴォイストレーニングやラテンヴォーカルも学ぶ。2010年にはソロライブをマンハッタンにて開催、帰国する以来、2011年から本格的に日本でもVocalistとして活動を始める。自宅音楽教室でのレッスンを続けながら、ニューヨークを往復し経験を積み、多くのミュージシャン達との出会いの中で、2011年ベニー・グッドマンやペギー・リーとの共演で知られるPianist のKIETH INGHAMやBill Evans のバンドメンバーとして活躍したDrumsのArnold Wise等とDEMO CDの録音をする。さらに、グラミー・ノミニー VocalistでPianist のKARRIN ALLYSONに師事し、今回, Sonny RollinsのバンドメンバーであるPianist のMARK SOSKIN氏との出会いから、ファーストデヴューアルバム“TWO FOR THE ROAD “のレコーディングが実現した。今回のCDではこの二人のPianist達がそれぞれのアレンジと演奏でSETSUKOのハスキーヴォイスの魅力がほんのり煌めくサウンドアルバムになった。
Mark Soskin マーク・ソースキン(ピアニスト、アレンジャー、作曲家、音楽教育家):1953年ニューヨーク・ブルックリン生まれ。コロラド州立大学でクラシック、バークレー音楽院でジャズを学んだ。その後西海岸に移住しでラテンバンド「アステカ」やビリー・コブハムのフュージョンバンドで活躍した。また、音楽性を高く評価したオリン・キープニュースにソニー・ロリンズを紹介され、長期間に渡り共に活動する。世界中で開催されるジャズフェスティバルにも参加し、数多くのトップミュージシャンとの演奏や録音にも参加し自己のCDも多数作成している。現在はテレビ、映画などの音楽、ピアノソロから自己のバンドの演奏を行いながら、マンハッタン音楽院で教えている。
ニューヨークへ留学、マンハッタンでソロライブを行なってきたヴォーカリスト、木田折子さんのファースト・アルバム。アメリカの第一線で活躍するミュージシャンを揃えた現地録音盤。軽く崩して歌うフェイクや肩の力の抜け具合が何とも個性的。全体的には、ゆったりとした歌唱が並んでいますが、「LOVE FOR SALE」や「MY FAVORITE THINGS」といった曲では、スインギーに歌い上げ、ジャズ・シンガーの面目躍如たる好唱。「MANHA DE CARNAVAL」は、MARK SOSKINの心地よいピアノだけの伴奏で始まり、それにハスキーなヴォーカルが加わるといった前半の構成。この辺りを聴くとヴォーカル・ファンとしては、「次回作は是非、ピアノとのデュオ・アルバムを!」と期待したくなります。そんな思いを少しだけ満たしてくれたのがラストに収録された異色のカヴァー曲「Eki」で、両者のコラボレーションは予想通りパーフェクトな仕上がり。勿論、本作では各プレイヤーも随所で切れの良い演奏を展開し、ヴォーカルを強力にバックアップしています。