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「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち 単行本 – 2008/2/25

4.5 5つ星のうち4.5 16個の評価

子供の教育にぎりぎりまでエネルギーを注ぐ母親たち。しかしそこに格差と葛藤が充満している。これ以上、彼女たちを追い詰めるな!

家庭が子供をしっかり教育しろという圧力が現代日本では著しく高まっている。しかし家庭での教育には、逃れがたい家庭間の差異や、その責任を担う母親にとっての多くの悩みが観察される。「家庭教育」を背負う母親たちの実態と、それが子供に及ぼす影響を、インタビュー調査と大量アンケート調査の結果を駆使して明らかにする。

[関連書] 同著者編 『女性の就業と親子関係」 (勁草書房刊)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 勁草書房 (2008/2/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/2/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 244ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4326653337
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4326653331
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 16個の評価

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本田 由紀
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年10月13日に日本でレビュー済み
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近代では、国家は「男は仕事、女は家事・育児に専念する」という均質的で
画一的な国民を生産し続けた。そのほうが統治において効率的だからである。

無論、仕事や家事、育児に没頭することは絶対的に悪いことではない。そこに
しか幸福を感じられない観念が問題なのである。

脱近代・ポスト近代では、従来とは異なる能力(コミュニケーション能力・創
造力など)が求められているのだ。そしてそれらの能力は家庭の経済資源、文
化資源などで差が出るという研究も出てきている。

そして最も影響が大きいのが、子どもの育て方であると語られている。「きっ
ちり」育てると、学力は高いが自己肯定感は低い。「のびのび」育てると、学
力は低いが肯定感は高いという傾向があり、母親はどちらの育て方をするべき
なのか葛藤に苛まれることになるのである。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年5月7日に日本でレビュー済み
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親が答え合わせして、間違いを直させて提出する宿題。
漢字は留めや払いなど正しく書けるよう日ごろからよく見て下さいと保護者会で言われたり。
子どもの頃、こんなに親に勉強みてもらったっけ? 
小さなことかもしれないけど、何か引っかかってました。
「家庭教育」が政策的に強調されていたんだ、言われてみればその通り。
フルタイムで働く母である私は、子どもに申し訳ないのかなと、これまで罪悪感なきにしもあらずでしたが、この本を読んで、ちょっと肩の荷が降りました。
母親インタビューなど調査をさらに広く行い、本田さんにはどんどん発言してほしいです!
他の方が書いていたように、確かに「硬い」というか、専門的で読みにくいところはありましたが、
熱意が伝わり、(問題は根深いけど)読後感は爽快でした。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本文のあちこちに「本研究では」という文言があることからも分かるとおり、基本的には研究書である。だから、専門用語もかなり出てくる。しかし、丁寧に読めば十分理解可能であり、扱っている問題が著者から内発的に出てきたと思われることもあって、「なるほど!」と伝わるもののある本である。

まず、家庭教育に、階層による格差はないか、母親は自分のキャリアと家庭教育をどのように考え人生の選択を行っているか、そもそも、どのような家庭教育を行うかという点について迷いはないか、などをオリジナルなインタビュー研究で探っている。

後半は、内閣府が行った「青少年の社会的自立に関する意識調査」のデータを用いて、家庭教育のあり方と、子供のたどる人生の道筋との関連を探っている。

特に重い結果だと思われる部分は、母親が、子供の教育のために社会参画を制限せざるを得なくなっている姿と、「きっちり型」子育ての方が、「のびのび型」子育てよりも学歴が高くなる結果を生んでいること、そしてその逆に、「のびのび型」子育てを受けた子供の方が無業者になりにくいことなどである。更には、近年、企業が新規採用に際して重視している「コミュニケーション能力」は「のびのび型」の子育ての方が育みやすい、という記述もある。(つまり、学歴を高くするための子育てと、無業にしない、あるいは最近求められている人材を作るための子育ては矛盾をはらむということだ。)

このような結果は、ともすると「だから家庭教育を重視しなければならない」という、著者の求めるものとは反対の解釈を生みかねない諸刃の剣だが、それを敢えて示した上で、家庭教育を過度に重視すると、社会の階層化や少子化に拍車を掛けかねないこと、男女共同参画社会への妨げになることなどを指摘して、社会制度のあり方をも論じているのが、この著者の面目躍如といったところだろう。力作だ。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 計量データ解析については、あくまで統計データであって、ある傾向を示唆するにすぎないという視点なく分析しているように見受けられるので減点一つ。

 定性分析(各階層の母親の子供の教育への姿勢のインタビュー)は、読み物としてはそれなりに興味深いが、経済的富裕層の家庭の母親が、お金をかけて子供に多様な学校外教育を受けさせたいという答えはどこにでもありがち。

 本当に子供の将来を真剣に考えている母親が悩んでいるのは、子供が成人年齢に達したとき、自分の力で生きていける力をもつ人間に育てるために、母親である自分に何ができるかということ。これは金銭を支払う学校外教育で得られるものではない。つまり教育=学校外教育に依存する学校の成績・お勉強というありきたりな見方でしかでしかないので星一つ減点。

 「のびのび教育」でもなく「しめつけ教育」でもなく、学び方を学ぶ姿勢を子供に伝えることができれば、芸術であれ、スポーツであれ、学校偏差値であれ、学校外教育費をかけずともトップレベルの結果を出している人々がいるということが視野に入っていない。また、独学で結果を出している人々が研究対象からまったく外されている。

 大学の研究者がこのような本を出していることが、逆に、普通の家庭に、お稽古ごと、塾や予備校に子供を行かせて、お金をかけなければ子供に未来はないかのような意識を植えつけ、学校外教育費への支出を過熱させているとはいえないだろうか。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年10月8日に日本でレビュー済み
「親がだめだから子もだめになる」「家庭教育がだめだから学校も荒れる」そんな社会的な「非」常識を正してくれる本である。きちんとしたデータを下に、いかに今の日本の家族が(親が)追い込まれているかを提示してくれる本田さんの研究のスマートさが随所に現れる。研究書ともいえるが十分に一般の読者が理解できる内容である。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年8月8日に日本でレビュー済み
1.結論―長所星5つ、短所で星1つ減らして、星4つ。
2.理由
(1)短所
調査が不十分なところ。インタビューのサンプルがあまりにも少ない。ゆえに、星1つ減らす。
(2)長所
分析が興味深いところ。
(ア)まず、インタビューのサンプルが少ないことは指摘したが、内容は良い。母親(母親の影響が大きいそうだ)がいかに苦労して子育てをしているかが垣間見える。未成年の人に読んでほしいと個人的には思った。
(イ)第3(文字化けの可能性があるので、数字で示した)部で指摘されている「きっちり」型と「のびのび」型の対比もよかった。「きっちり」型のほうが中3時の成績がよく、学歴もよくなる一方で、「のびのび」型のほうがポジティブな性格になり、社会でも求められ(人間力)、なおかつ無職(悪いわけではないが、客観的に成功とは言い難いという趣旨のことがこの本に書いてある)になりにくいそうだ。要はバランスの問題だが、母親にとっては葛藤が避け難く、大変のようだ。
(ウ)この調査結果に基づく提言も、それなりの説得力があった(実践可能かは別)。
(エ)安易に結論を急がず、慎重な分析にも好感を持った。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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