近年では「一次史料」の解読が盛んに行われているようです。
この本の著者白峰教授の「一次史料」の見直しによる関ヶ原合戦も、学会では支持者が増えていると聞きます。
ある事件が起きてから、時間が経った時期に書かれた資料は信頼性が低い、というのが近年の歴史学会の考え方のようです。現在伝わっている「関ヶ原合戦」も、江戸時代後期や旧日本陸軍がまとめた物です。特に旧日本陸軍が編纂した資料などは宛てになる物ではないことは有名です。なぜならば自分の都合がよいように解釈しているです。
この本は大変に大変に興味深く、読み終わった後も残しておきたい本です。
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新解釈 関ヶ原合戦の真実 脚色された天下分け目の戦い 単行本(ソフトカバー) – 2014/10/10
白峰 旬
(著)
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これまで関ヶ原合戦に関する書籍は多数刊行されてきた。また、雑誌の特集やテレビの歴史ドラマや映画の
題材としても、繰り返し放送されてきた。
しかし、このお馴染みの合戦ストーリーは本当に歴史的事実であるのか。
本書は、あくまでも一次史料により、これまで繰り返し再生産されてきたお馴染みの物語を真っ向から否定
し、本当の関ヶ原合戦の事実を考察するものである。
❖ 小早川秀秋への「問鉄砲」はフィクション
❖ 小山評定は歴史的事実ではない
❖ 徳川側の視点で書き替えられた逸話や布陣図が流布
❖ 生駒利豊書状や細川忠隆の首注文史料がすさまじい白兵戦を物語る
【目次】
序 章関ヶ原合戦はどう語られてきたのか
1 江戸時代の軍記物が作り出した虚偽に満ちた関ヶ原合戦像
2 軍記物が描く関ヶ原合戦はフィクションである他
第1章関ヶ原合戦当日の虚像を剥ぐ
1 先手勢による白兵戦のすさまじい実態
2 細川忠隆の軍勢の首注文他
第2章関ヶ原合戦以前の通説を正す
1 小山評定は歴史的事実ではない
2 家康方諸将の構成と兵力数
第3章小早川秀秋を裏切らせた「問鉄砲」はフィクションである
1『日本戦史 関原役』における「問鉄砲」の記載
2 諸史料における「問鉄砲」の記載他
第4章『日本戦史』の布陣図に歴史的根拠はない
1 超有名な『日本戦史』の布陣図に渦巻く数々の疑問
2 江戸時代に流付した関ヶ原合戦の布陣図の内容検討
3『日本戦史』の布陣図は近代のオリジナル他
終 章すりかえられた天下取りの戦い
題材としても、繰り返し放送されてきた。
しかし、このお馴染みの合戦ストーリーは本当に歴史的事実であるのか。
本書は、あくまでも一次史料により、これまで繰り返し再生産されてきたお馴染みの物語を真っ向から否定
し、本当の関ヶ原合戦の事実を考察するものである。
❖ 小早川秀秋への「問鉄砲」はフィクション
❖ 小山評定は歴史的事実ではない
❖ 徳川側の視点で書き替えられた逸話や布陣図が流布
❖ 生駒利豊書状や細川忠隆の首注文史料がすさまじい白兵戦を物語る
【目次】
序 章関ヶ原合戦はどう語られてきたのか
1 江戸時代の軍記物が作り出した虚偽に満ちた関ヶ原合戦像
2 軍記物が描く関ヶ原合戦はフィクションである他
第1章関ヶ原合戦当日の虚像を剥ぐ
1 先手勢による白兵戦のすさまじい実態
2 細川忠隆の軍勢の首注文他
第2章関ヶ原合戦以前の通説を正す
1 小山評定は歴史的事実ではない
2 家康方諸将の構成と兵力数
第3章小早川秀秋を裏切らせた「問鉄砲」はフィクションである
1『日本戦史 関原役』における「問鉄砲」の記載
2 諸史料における「問鉄砲」の記載他
第4章『日本戦史』の布陣図に歴史的根拠はない
1 超有名な『日本戦史』の布陣図に渦巻く数々の疑問
2 江戸時代に流付した関ヶ原合戦の布陣図の内容検討
3『日本戦史』の布陣図は近代のオリジナル他
終 章すりかえられた天下取りの戦い
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社宮帯出版社
- 発売日2014/10/10
- 寸法13 x 1.5 x 18.9 cm
- ISBN-104863669283
- ISBN-13978-4863669284
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商品の説明
出版社からのコメント
従来の関ヶ原合戦像に疑問を呈する意欲作。新出の一次史料や同時代史料を駆使した検証によって、数々の
名場面の虚像がはがされ、徳川史観に基づいた「脚色」が浮かび上がっていく……。
今後、関ヶ原合戦を論じる上で避けて通れない一冊である。
名場面の虚像がはがされ、徳川史観に基づいた「脚色」が浮かび上がっていく……。
今後、関ヶ原合戦を論じる上で避けて通れない一冊である。
著者について
1960年、三重県四日市市に生まれ。1985年、上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。
1998年、名古屋大学にて博士(歴史学)の学位取得。別府大学文学部史学・文化財学科教授。
著書に『日本近世城郭史の研究』(校倉書房)、『豊臣の城・徳川の城―戦争・政治と城郭』(校倉書房)、
『幕府権力と城郭統制―修築・監察の実態―』(岩田書院)、『新「関ヶ原合戦」論―定説を覆す史上最大
の戦いの真実』(新人物往来社)など。
1998年、名古屋大学にて博士(歴史学)の学位取得。別府大学文学部史学・文化財学科教授。
著書に『日本近世城郭史の研究』(校倉書房)、『豊臣の城・徳川の城―戦争・政治と城郭』(校倉書房)、
『幕府権力と城郭統制―修築・監察の実態―』(岩田書院)、『新「関ヶ原合戦」論―定説を覆す史上最大
の戦いの真実』(新人物往来社)など。
登録情報
- 出版社 : 宮帯出版社; 四六版 (2014/10/10)
- 発売日 : 2014/10/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 244ページ
- ISBN-10 : 4863669283
- ISBN-13 : 978-4863669284
- 寸法 : 13 x 1.5 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 369,118位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 260位戦国・安土桃山時代
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラマなどで描かれてる名場面がフィクションである事はわかりました。
一次資料を基に考証した結果、「小山評定」や「問鉄砲」が無かったとの結論は多分正しいのでしょう。
家康の思惑通りの戦では無かった事もわかりました。
しかしそこまでです。
他の方のレビューでも書かれてますが、家康が上杉に対して戦を仕掛けた理由が今一つ理解出来ない。
豊臣恩顧の武将は既に家康への大老としての忠節を誓っているのだから、危ない橋を渡って自軍として出陣させるメリットとは何だったのか?
結果、毛利石田連合に公儀から除外される。
大義名分を失った家康側に従う理由は無いのに、豊臣恩顧の武将達は家康無しで何故戦いを強行しなければならなかったのか?
家康についた武将は改易の恐れはあるものの、上杉討伐に参加してない小早川秀秋に寝返るメリットはあるのか?
立場上は公儀である毛利が上の状態での密約を反故にして出陣した家康を、吉川広家は何故攻撃しなかったのか?
圧倒的に有利なハズの西軍が何故負けたのか、戦いの目的は何だったのか、謎は深まるばかりです。
通説の一部を明らかにされた結果、関ヶ原合戦というものがわからなくなりました。
一次資料を基に考証した結果、「小山評定」や「問鉄砲」が無かったとの結論は多分正しいのでしょう。
家康の思惑通りの戦では無かった事もわかりました。
しかしそこまでです。
他の方のレビューでも書かれてますが、家康が上杉に対して戦を仕掛けた理由が今一つ理解出来ない。
豊臣恩顧の武将は既に家康への大老としての忠節を誓っているのだから、危ない橋を渡って自軍として出陣させるメリットとは何だったのか?
結果、毛利石田連合に公儀から除外される。
大義名分を失った家康側に従う理由は無いのに、豊臣恩顧の武将達は家康無しで何故戦いを強行しなければならなかったのか?
家康についた武将は改易の恐れはあるものの、上杉討伐に参加してない小早川秀秋に寝返るメリットはあるのか?
立場上は公儀である毛利が上の状態での密約を反故にして出陣した家康を、吉川広家は何故攻撃しなかったのか?
圧倒的に有利なハズの西軍が何故負けたのか、戦いの目的は何だったのか、謎は深まるばかりです。
通説の一部を明らかにされた結果、関ヶ原合戦というものがわからなくなりました。
2015年7月30日に日本でレビュー済み
素人中の素人です。
東京で開催された大関ヶ原展を見に行って、関ヶ原合戦って面白いな〜と思ったので、夏の旅行は関ヶ原に行くことにして
その前に何冊か関が原に関する本を読みあさっていた所で出逢った一冊です。
ちょうど関が原合戦に関する知識も少しずつ備わってきたかなあ???というところに、この一冊は衝撃的。
下記事実、こういった本を読む玄人の方々には周知の事実なの・・・?
恥ずかしながら、私は初めて知りました。大関ヶ原展の前に読んでおきたかったよ〜!!!
・小山評定は無かった(!!!)
・小早川は昼までうじうじ悩んでいたのではなく、朝開戦と同時に裏切った(!!!)
・よって問鉄砲は嘘
・よって三成がしっかり布陣する余裕も無く、開戦と同時にほぼ西軍の敗戦が決まった。
・よって島津の「敵前をゆうゆうと去ったという「退き口」」はむしろ敵前を突破して逃げるしか無かったというかたち
・盤石な家康と分の悪い光成、ではなく、大義も無く危うい立場の家康 VS 盤石な石田三成+毛利軍 という構成だった
→家康が反乱軍になりかねないかなり危うい立場だった(!!!)
・福島VS宇喜多で開戦した
・三国黒は創作
・東軍西軍とは当時は呼んでいない
本書からこう読み解いたけれど、間違っていたらご指摘ください。
<すべては江戸時代のバンザイ家康!でねじ曲げられた>
本書は関ヶ原合戦の時代に限りなく近いものを一次資料として信ぴょう性が高いと位置付け、
現在に及ぶいわゆる「関ヶ原の常識」を否定している。
関が原のエピソード等々は全て、あとあと「家康」を「神君」に飾り立てる為のフィクションであったと、是正するのが本書のテーマ。
うーん、私、けっこう騙されまくってました。
まあ…「龍馬が行く」を読んで「龍馬ってこんな人だったんだ!」って信じちゃう人もいるくらいなので、
それより400年程前の時代の関ヶ原合戦ですから、捻じ曲げられたものを是正するのは大変ですよね。(司馬先生は大好きですよ!)
ちなみに、著者は「超家康嫌いなのか…笑?」と思えるくらい、バンザイ家康の関ヶ原をスバズバと斬っていきます。
西軍派の私としては気持ちいいですが、家康派の人はどうでしょう
※本書の是正内容は全て根拠を述べています、感情論で否定している本ではありませんのでご安心ください。
<歴史の楽しみ方を考えさせられました>
バサラとか戦国無双とか、戦国武将をイケメンに描いて女子が沸く「歴女」を叩いている玄人の方も、
実際は、現在よく語られている関が原合戦についてを「さぞ自分は知っている」ふうに語っているだけで間違いだらけかも???
そう考えると歴史って、当時その場にいた人間ですら全部を把握できたわけでもないし、正解なんて無い、そこが面白いんですね。
「俺の知識・見解が正解!」なんて誰も言えない。
読了後、引き続き関ヶ原合戦の様々な資料を見続けると「これ本当は歪められた嘘なんだよなあ」なんて思うと
がっかりしたり、憤ったり、悲しい気持ちになったりすることが少しだけありました。
でも、そんな歪められた情報そのものも歴史で、意図があり、そこには人がいて考えがあって、
それをまるっと楽しんだり、深堀りしたり、考えたり、是正するための資料を更に漁ったり検証したり、それが面白いんですねー。
ド素人の私としては、歴史をさらに楽しむことのできるスパイスを教えていただいたことにも感謝です。
実際本書も、否定されることもあると思いますが、
やはり真実はこれから先もずっと追い、その過程が楽しみたいと思います。
長文失礼いたしました。
東京で開催された大関ヶ原展を見に行って、関ヶ原合戦って面白いな〜と思ったので、夏の旅行は関ヶ原に行くことにして
その前に何冊か関が原に関する本を読みあさっていた所で出逢った一冊です。
ちょうど関が原合戦に関する知識も少しずつ備わってきたかなあ???というところに、この一冊は衝撃的。
下記事実、こういった本を読む玄人の方々には周知の事実なの・・・?
恥ずかしながら、私は初めて知りました。大関ヶ原展の前に読んでおきたかったよ〜!!!
・小山評定は無かった(!!!)
・小早川は昼までうじうじ悩んでいたのではなく、朝開戦と同時に裏切った(!!!)
・よって問鉄砲は嘘
・よって三成がしっかり布陣する余裕も無く、開戦と同時にほぼ西軍の敗戦が決まった。
・よって島津の「敵前をゆうゆうと去ったという「退き口」」はむしろ敵前を突破して逃げるしか無かったというかたち
・盤石な家康と分の悪い光成、ではなく、大義も無く危うい立場の家康 VS 盤石な石田三成+毛利軍 という構成だった
→家康が反乱軍になりかねないかなり危うい立場だった(!!!)
・福島VS宇喜多で開戦した
・三国黒は創作
・東軍西軍とは当時は呼んでいない
本書からこう読み解いたけれど、間違っていたらご指摘ください。
<すべては江戸時代のバンザイ家康!でねじ曲げられた>
本書は関ヶ原合戦の時代に限りなく近いものを一次資料として信ぴょう性が高いと位置付け、
現在に及ぶいわゆる「関ヶ原の常識」を否定している。
関が原のエピソード等々は全て、あとあと「家康」を「神君」に飾り立てる為のフィクションであったと、是正するのが本書のテーマ。
うーん、私、けっこう騙されまくってました。
まあ…「龍馬が行く」を読んで「龍馬ってこんな人だったんだ!」って信じちゃう人もいるくらいなので、
それより400年程前の時代の関ヶ原合戦ですから、捻じ曲げられたものを是正するのは大変ですよね。(司馬先生は大好きですよ!)
ちなみに、著者は「超家康嫌いなのか…笑?」と思えるくらい、バンザイ家康の関ヶ原をスバズバと斬っていきます。
西軍派の私としては気持ちいいですが、家康派の人はどうでしょう
※本書の是正内容は全て根拠を述べています、感情論で否定している本ではありませんのでご安心ください。
<歴史の楽しみ方を考えさせられました>
バサラとか戦国無双とか、戦国武将をイケメンに描いて女子が沸く「歴女」を叩いている玄人の方も、
実際は、現在よく語られている関が原合戦についてを「さぞ自分は知っている」ふうに語っているだけで間違いだらけかも???
そう考えると歴史って、当時その場にいた人間ですら全部を把握できたわけでもないし、正解なんて無い、そこが面白いんですね。
「俺の知識・見解が正解!」なんて誰も言えない。
読了後、引き続き関ヶ原合戦の様々な資料を見続けると「これ本当は歪められた嘘なんだよなあ」なんて思うと
がっかりしたり、憤ったり、悲しい気持ちになったりすることが少しだけありました。
でも、そんな歪められた情報そのものも歴史で、意図があり、そこには人がいて考えがあって、
それをまるっと楽しんだり、深堀りしたり、考えたり、是正するための資料を更に漁ったり検証したり、それが面白いんですねー。
ド素人の私としては、歴史をさらに楽しむことのできるスパイスを教えていただいたことにも感謝です。
実際本書も、否定されることもあると思いますが、
やはり真実はこれから先もずっと追い、その過程が楽しみたいと思います。
長文失礼いたしました。
2017年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み物として大変面白かったです。
白峰教授の書籍をまた読みたいと思います。
白峰教授の書籍をまた読みたいと思います。
2018年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小山評定・問鉄砲・布陣図に対する批判は、後世の軍記物の系統を丹念に追っており素晴らしいと思います。
しかし家康が公儀の座を追われた故に清洲の諸将への指揮もできなかったとか、賊軍だから旗を巻いてコソコソと西上せざるを得なかったといった論は疑問です。もしそこまで公儀でなくなったことが重大事であるなら、清洲の諸将が放置状態にされてもなお家康側で一貫したことや、細川幽斎の長期抵抗や京極家の離反、ほかの方も指摘されているように小早川が家康に寝返ったことなどが説明し難いと思います。
しかし家康が公儀の座を追われた故に清洲の諸将への指揮もできなかったとか、賊軍だから旗を巻いてコソコソと西上せざるを得なかったといった論は疑問です。もしそこまで公儀でなくなったことが重大事であるなら、清洲の諸将が放置状態にされてもなお家康側で一貫したことや、細川幽斎の長期抵抗や京極家の離反、ほかの方も指摘されているように小早川が家康に寝返ったことなどが説明し難いと思います。
2016年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
天下か分け目の関ヶ原の戦いは、一般に言われているのと異なる部分があることを、資料によって説明。
2022年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どんでん返しが、とかの本屋さんのポップに期待して読みましたが。失敗。作者は中世日本の読み物が、そこそこ面白かったのですが。本作で、2度と読まないでしょう。