前評判も知らない。 単純に目を引いたから読んでみた。 わたしは、絵も好きだし、漫画もアニメも好きなニンゲンだ。 だから、作家が誰かはどうでもいい。 これは漫画だから作り物でいい。 素直に面白かった。 確かに陳腐だし常套句だし、ドラマチックでもない。 終盤は説明的で折角の世界観を崩してしまっているのは勿体ない。 もっと、もっと面白くできたはず。 そう思わせてくれる作品というのも面白いモノだと思う。
実際、どうだったのか。 それはこの物語を読んだニンゲンが自分で調べてみるといい。 恋に破れ、友に見放され、ただ弟だけがこの世の唯一の味方であったかのような人生はどんなだったか。 それすら、受ける印象は十人十色。
史実と本作品と変わらないのはテオの愛情だと思う。 それさえ描いてあればそれでいい。 漫画だからね。
ただ、この作品に拍手を送りたいのは、これは「今」でも「同じ」ではないか? 評論家の評価した絵を鵜呑みにしていないか? カフェに立ち寄るように画廊に気軽に入れるか? あまり変わっていないのですよ。 今も「芸術」は遠くにある。 それを再確認させてくれたことへの感謝です。
本当にとても気に入りました。 下手(絵やコマ割り、技術)だけれど、魅力的な作品です。
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さよならソルシエ (1) (フラワーコミックスアルファ) コミック – 2013/5/10
穂積
(著)
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画家と画商…ふたりの“ゴッホ”の伝記浪漫
19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!
【編集担当からのおすすめ情報】
デビューコミックス「式の前日」の穂積、初の長編。新境地に挑戦中です!
19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!
【編集担当からのおすすめ情報】
デビューコミックス「式の前日」の穂積、初の長編。新境地に挑戦中です!
- 本の長さ186ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2013/5/10
- ISBN-104091352022
- ISBN-13978-4091352026
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろんな事を考えず・・読んでみました。マンガになって知らなかった人が興味を持つには良い!私は好きです。兄弟って最高!!
2013年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゴッホ兄弟に焦点を当てた漫画というのをそもそも見たことが無かったので、非常に面白いと思いました。
絵柄の味わいに、テオのカッコ良さが引き立って見えます。
兄の画家フィンセントが、史実として伝えられているエキセントリックな人間ではなく、むしろ、絵を描いていられれば後は何も要らないような、無心な子供のように描かれています。
史実では、そんなエキセントリックな兄を唯一擁護し、経済的に支え続けた、やり手の画商として伝えられるテオ。
結局作者は、世界的に有名な画家フィンセントではなく、その兄の傍らに居たテオにスポットライトを当てたかったのでしょう。
天才的な才能を持ちながら、その才能の希少さに自ら気付くこともなく、ただ無心に絵を描き続けるフィンセント。
そんなフィンセントとは対照的な、頭脳明晰でやり手の画商テオ。
そしてフィンセントの才能を誰よりも理解し、その絵を愛し、兄を含めた新進画家達の先導者になろうとする。
そして最後の1頁で明かされる、ただ表舞台に晒しているだけではない、内に秘めたテオの鬱屈した感情。
兄の才能を理解し、その絵を愛するが故に、嫉妬し、けれどその思いを隠し、兄の擁護者となり続ける。
作者の描くテオの人物像に、胸が痛くなりました。
ただ惜しいと思ったのは、テオとフィンセントをクローズアップするばかりに、他の人物像が浅く見えたこと。
敵対する一派のジェロームが、自分を攻撃する新進画家の利き腕を折らせるシーン。
ここはあえて、「絵筆を持つ利き腕を折る事だけは見逃してやる」と、別の腕にしてほしかったと思いました。
ジェロームだって画家であり、絵や芸術を愛する者であるならば、たとえ自分を恨む人間はうとましく思い、自分とは方向性の違う絵を理解出来ないとしても、「絵を描く」ということに対してだけは敬意を払うとか……
主人公の敵側の人間達にも、彼らなりの信念や芸術に対する思いや人間性があることをきちんと描くことで、より非情さが引き立ち、更には主人公側も引き立つものだと思うのですが。
周囲の画家達の中で、ロートレックが目立っているのは、作者の趣味でしょうか。
この時代の画家なら、他にも、例えばゴーギャン等の方が、ゴッホ兄弟と親交があったと思うのですが。
これらの新進作家達も、もっと一人一人個性を持たせて描けば、よりその時代の息吹が伝わってきたかもしれません。
結論としては、やはり、作者は、テオという人物、テオの兄に対する想いを描きたかったんだろうなと思いました。
史実に重ねて見ると、確かに時代考証も人物像も色々と違ってはいますが。
創作世界でのこの時代のパリの雰囲気を味わいながら、テオとフィンセントという人物を見守る、そんな豊かな時間を過ごせました。
史実のゴッホ兄弟のその後の悲劇を知るだけに、この作品のテオとフィンセントの行く末を思うと胸が痛みますが。
それらの悲劇を、この作者はどんな解釈で描くのか、続きに興味も沸いてきます。
この作品に触れた人は、この先、ゴッホという画家の名前を見る度に、その画家の傍らに居続けた弟テオのことを、必ず思い出すことになるでしょう。
絵柄の味わいに、テオのカッコ良さが引き立って見えます。
兄の画家フィンセントが、史実として伝えられているエキセントリックな人間ではなく、むしろ、絵を描いていられれば後は何も要らないような、無心な子供のように描かれています。
史実では、そんなエキセントリックな兄を唯一擁護し、経済的に支え続けた、やり手の画商として伝えられるテオ。
結局作者は、世界的に有名な画家フィンセントではなく、その兄の傍らに居たテオにスポットライトを当てたかったのでしょう。
天才的な才能を持ちながら、その才能の希少さに自ら気付くこともなく、ただ無心に絵を描き続けるフィンセント。
そんなフィンセントとは対照的な、頭脳明晰でやり手の画商テオ。
そしてフィンセントの才能を誰よりも理解し、その絵を愛し、兄を含めた新進画家達の先導者になろうとする。
そして最後の1頁で明かされる、ただ表舞台に晒しているだけではない、内に秘めたテオの鬱屈した感情。
兄の才能を理解し、その絵を愛するが故に、嫉妬し、けれどその思いを隠し、兄の擁護者となり続ける。
作者の描くテオの人物像に、胸が痛くなりました。
ただ惜しいと思ったのは、テオとフィンセントをクローズアップするばかりに、他の人物像が浅く見えたこと。
敵対する一派のジェロームが、自分を攻撃する新進画家の利き腕を折らせるシーン。
ここはあえて、「絵筆を持つ利き腕を折る事だけは見逃してやる」と、別の腕にしてほしかったと思いました。
ジェロームだって画家であり、絵や芸術を愛する者であるならば、たとえ自分を恨む人間はうとましく思い、自分とは方向性の違う絵を理解出来ないとしても、「絵を描く」ということに対してだけは敬意を払うとか……
主人公の敵側の人間達にも、彼らなりの信念や芸術に対する思いや人間性があることをきちんと描くことで、より非情さが引き立ち、更には主人公側も引き立つものだと思うのですが。
周囲の画家達の中で、ロートレックが目立っているのは、作者の趣味でしょうか。
この時代の画家なら、他にも、例えばゴーギャン等の方が、ゴッホ兄弟と親交があったと思うのですが。
これらの新進作家達も、もっと一人一人個性を持たせて描けば、よりその時代の息吹が伝わってきたかもしれません。
結論としては、やはり、作者は、テオという人物、テオの兄に対する想いを描きたかったんだろうなと思いました。
史実に重ねて見ると、確かに時代考証も人物像も色々と違ってはいますが。
創作世界でのこの時代のパリの雰囲気を味わいながら、テオとフィンセントという人物を見守る、そんな豊かな時間を過ごせました。
史実のゴッホ兄弟のその後の悲劇を知るだけに、この作品のテオとフィンセントの行く末を思うと胸が痛みますが。
それらの悲劇を、この作者はどんな解釈で描くのか、続きに興味も沸いてきます。
この作品に触れた人は、この先、ゴッホという画家の名前を見る度に、その画家の傍らに居続けた弟テオのことを、必ず思い出すことになるでしょう。
2014年6月28日に日本でレビュー済み
レビューを見てると、めちゃ評価は低いんだなぁ。びっくり。
確かに史実と違う!って思うかもしれないけど…。漫画なんだから。フィクションもまぁ当たり前でしょうー、てかもっと変えてる作品もあるじゃん。と流してしまうんだけど、それじゃだめ?
私としてはとても面白い作品だと思いました。
弟テオの、爽快なやり口、兄に向ける絶対的な信念、そして愛情。何よりキメ顔がちょい悪そうだけど格好いい。
ほっこりエピソードもありますし。
私はオススメです。
(なんか、1位!とか無駄にプッシュするから叩かれちゃうんじゃないかなぁと思うんですが。普通に、表紙とかあらすじに惹かれた人が買えばいいよ、漫画ってものは。)
確かに史実と違う!って思うかもしれないけど…。漫画なんだから。フィクションもまぁ当たり前でしょうー、てかもっと変えてる作品もあるじゃん。と流してしまうんだけど、それじゃだめ?
私としてはとても面白い作品だと思いました。
弟テオの、爽快なやり口、兄に向ける絶対的な信念、そして愛情。何よりキメ顔がちょい悪そうだけど格好いい。
ほっこりエピソードもありますし。
私はオススメです。
(なんか、1位!とか無駄にプッシュするから叩かれちゃうんじゃないかなぁと思うんですが。普通に、表紙とかあらすじに惹かれた人が買えばいいよ、漫画ってものは。)
2014年4月19日に日本でレビュー済み
近年の漫画は、なんていうか、
とても勢いのある漫画が多くなってきましたね。
ただただ、連載のために描く漫画じゃなくて
漫画という一つの作品を感じさせられます。
芸術にふさわしいです。
私の好きな漫画、 バクマン、ヒカルの碁 に似た作品です。
素晴らしいの一言。
この著者の漫画を他にも読んでみたいです。
とても勢いのある漫画が多くなってきましたね。
ただただ、連載のために描く漫画じゃなくて
漫画という一つの作品を感じさせられます。
芸術にふさわしいです。
私の好きな漫画、 バクマン、ヒカルの碁 に似た作品です。
素晴らしいの一言。
この著者の漫画を他にも読んでみたいです。
2013年5月12日に日本でレビュー済み
有名な画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟、テオの伝記漫画ということで期待しつつ手に取りました。
期待されているマンガ家さんですよね、この作者。
私が今まで想像していたテオドルス・ヴァン・ゴッホは、精神的に脆く激しい兄を、時には叱り時には慰め、最後まで献身的に支え続けた、弟というより母のような位置にいた感じだと思ってました。
しかし、この話のテオはそのイメージを180度覆してくれます。
洞察力に優れ、権威ある古いパリの画壇をあざ笑い、新しい芸術を切り開こうとする様は、まるで鋭いナイフのようで、痛快であり、怖くもあり。
兄のヴィンセントだけでなく、他の画家たちをも圧倒する絶対的な強ささえ感じます。
ストーリー的には面白いですよ、今までなかった話で進んでいきます。
…ただ、それはあくまで「マンガ」として。ノンフィクションとしてはあり得ない話ばかりです。
主役(ゴッホ兄弟)の個性をいいようにだけ押し出して、敵対する者(これだと古い画壇)を徹底的に悪役にする。
本人が持っていたであろう信念(ヴィンセントだと、「目に見たものを描きたい」、テオだと「新しい芸術を広めたい」だと思いますが)を軸にだけしといて、後は読み手が目を引くエンターテイメント性を強く押す(事実だろうとなかろうと)。
近年の大河ドラマみたいに感じました。伝記に近いようで、遠い感じ。
あと、他のレビューにも書きましたが、最近の漫画家さんって、実在の人物でも、自分が描きたいように描くんですね。
テオはともかく、ヴィンセントは肖像画の面影が全くない、ただのぼんやりしたとろいお兄さんになってます。
仲間の画家として、ロートレックが出てますが、彼はケガのため足の成長が止まり、背は子供くらいしかなかったはず。
それが全く感じられません。(遠目に他の画家と並ぶとさすがに差はつけてますが、椅子に座ってたり、アップだと違いが皆無。申し訳程度にステッキ持ってますが、使ってる様子もなし)
キレイですが、喜怒哀楽の乏しい人たちの集まりに感じます。当時のパリの活気がないんですよね…。
いち画商の弟と画家の兄の話と割り切ると、★5くらいに面白いです。
ただ、有名なゴッホ兄弟の伝記と言われれば、★は1程度でしょう。
これからこの穏やかなヴィンセントが、精神を蝕まれ、あの有名な事件を起こし、自分で死を選ぶところまでどう変わっていくか、テオ自身も兄の死後、精神の病・梅毒を抱え、死に向かうという激しさ、悲しさをどう出していくつもりか楽しみでもありますが。
…そこまで描かないかな…静かなままフェードアウトしそうな気がします…。
期待されているマンガ家さんですよね、この作者。
私が今まで想像していたテオドルス・ヴァン・ゴッホは、精神的に脆く激しい兄を、時には叱り時には慰め、最後まで献身的に支え続けた、弟というより母のような位置にいた感じだと思ってました。
しかし、この話のテオはそのイメージを180度覆してくれます。
洞察力に優れ、権威ある古いパリの画壇をあざ笑い、新しい芸術を切り開こうとする様は、まるで鋭いナイフのようで、痛快であり、怖くもあり。
兄のヴィンセントだけでなく、他の画家たちをも圧倒する絶対的な強ささえ感じます。
ストーリー的には面白いですよ、今までなかった話で進んでいきます。
…ただ、それはあくまで「マンガ」として。ノンフィクションとしてはあり得ない話ばかりです。
主役(ゴッホ兄弟)の個性をいいようにだけ押し出して、敵対する者(これだと古い画壇)を徹底的に悪役にする。
本人が持っていたであろう信念(ヴィンセントだと、「目に見たものを描きたい」、テオだと「新しい芸術を広めたい」だと思いますが)を軸にだけしといて、後は読み手が目を引くエンターテイメント性を強く押す(事実だろうとなかろうと)。
近年の大河ドラマみたいに感じました。伝記に近いようで、遠い感じ。
あと、他のレビューにも書きましたが、最近の漫画家さんって、実在の人物でも、自分が描きたいように描くんですね。
テオはともかく、ヴィンセントは肖像画の面影が全くない、ただのぼんやりしたとろいお兄さんになってます。
仲間の画家として、ロートレックが出てますが、彼はケガのため足の成長が止まり、背は子供くらいしかなかったはず。
それが全く感じられません。(遠目に他の画家と並ぶとさすがに差はつけてますが、椅子に座ってたり、アップだと違いが皆無。申し訳程度にステッキ持ってますが、使ってる様子もなし)
キレイですが、喜怒哀楽の乏しい人たちの集まりに感じます。当時のパリの活気がないんですよね…。
いち画商の弟と画家の兄の話と割り切ると、★5くらいに面白いです。
ただ、有名なゴッホ兄弟の伝記と言われれば、★は1程度でしょう。
これからこの穏やかなヴィンセントが、精神を蝕まれ、あの有名な事件を起こし、自分で死を選ぶところまでどう変わっていくか、テオ自身も兄の死後、精神の病・梅毒を抱え、死に向かうという激しさ、悲しさをどう出していくつもりか楽しみでもありますが。
…そこまで描かないかな…静かなままフェードアウトしそうな気がします…。
2013年7月28日に日本でレビュー済み
ゴッホの手紙、が翻訳されてから弟テオの存在ははっきりとしていて、それは画家の絵を知ろうとする者の知識に入ってきていたはずです。
ゴッホと日本とのそもそもの出会いは白樺派の人々によります。山下清氏を見出したことで知られる式場隆三郎博士なども科学者の視線で芸術を紹介しました。
牧師の子ゴッホという精神主義尊重の線は、どこかに潜在してきています。しかし、ゴーギャンとの事件や発狂の印象が、多くの人から「学ぶ人ゴッホ」の記憶を薄めているのでしょう。
本作では、兄フィンセントの姿はまず「さ迷える人」です。しかし人の生の真実を描いてしまう人です。弟テオは兄の絵が「多くの人の人生を救う」だろうと予言します。
この透明な緊張感は、本作もまた美術の中に、また他の種類の芸術の傍らに立つことを証し立てているのだと思います。
ゴッホと日本とのそもそもの出会いは白樺派の人々によります。山下清氏を見出したことで知られる式場隆三郎博士なども科学者の視線で芸術を紹介しました。
牧師の子ゴッホという精神主義尊重の線は、どこかに潜在してきています。しかし、ゴーギャンとの事件や発狂の印象が、多くの人から「学ぶ人ゴッホ」の記憶を薄めているのでしょう。
本作では、兄フィンセントの姿はまず「さ迷える人」です。しかし人の生の真実を描いてしまう人です。弟テオは兄の絵が「多くの人の人生を救う」だろうと予言します。
この透明な緊張感は、本作もまた美術の中に、また他の種類の芸術の傍らに立つことを証し立てているのだと思います。
2016年4月16日に日本でレビュー済み
一気に読み終えました。
レビューが低いのに,びっくりしました。
レビューが低いのに,びっくりしました。