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あまがさ (世界傑作絵本シリーズ) 単行本 – 1963/8/25
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- 本の長さ32ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日1963/8/25
- 寸法23 x 0.8 x 20.5 cm
- ISBN-104834002977
- ISBN-13978-4834002973
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出版社より

これは3歳モモがはじめて雨傘をさし、手をつながずに1人で歩いた日の話です。

ニューヨーク生まれのモモは、3歳の誕生日に二つの贈り物をもらいます。それは、赤い長靴と雨傘でした。
モモは雨の降る日が待ち遠しくて仕方がないのに、そんな時に限ってちっとも雨が降りません。とうとう我慢ができなくなって、かんかん照りの日や大風の日に、太陽や風をさえぎるために傘を使いたいと言いますが、お母さんから、傘は雨の日までとっておきましょうと言われます。

ぽんぽろ、ぽんぽろ、雨はふしぎな音を奏でます。モモの心は喜びでいっぱい。
幾日もたったころ、ようやく待ち望んだ雨が降ります。モモは喜び勇んで長靴を履き、雨傘を手に外へ。コンクリートの道では、雨のしずくがダンスをしている小人のように跳ね回っています。雨傘の上では、雨が聴いたことのない音楽を奏でます……。
モモは3歳の誕生日に、雨傘と赤い長ぐつをもらって大喜びしました。ところが雨がなかなかふりません。いく日も待ったある日、ついにモモはもらった長ぐつをはき、雨傘をさして街の中を歩きます。ぽんぽろ、ぽんぽろ、雨はふしぎな音を奏でます。モモの心は喜びでいっぱいで、「大人の人みたいにまっすぐ歩かなきゃ」と自分にいいきかせました。これはモモがはじめて雨傘をさし、手をつながずに1人で歩いた日の話です
激動の半生を歩んだ画家が描く、みずみずしい絵本
作者の八島太郎さんは、1908年鹿児島生まれ。東京美術学校(現在の東京芸大)に進みますが、時は日本が軍国主義をひた走っている時代。八島さんは、プロレタリア美術運動に参加して幾度となく検挙され、軍事教練を拒んだことなどから学校も追われます。そして日中戦争さなかの1939年に、同じ志の妻とともにアメリカへ旅立ちます。二人はニューヨークで貧しさと戦いながら絵の修行を重ねますが、やがて日米開戦。八島さんは、ステレオタイプの日本批判が蔓延する中で、日本には戦争に抵抗する人々もいるのだということを訴えるため、自らの体験をまとめた『The New Sun』(あたらしい太陽)を製作し、1943年に出版します。さらに、アメリカの情報機関に属して、一人でも多くの日本人を救うため、日本兵に命の大切さを訴えるビラを作成するなどの活動もしたそうです。 戦後は、アメリカで生まれた娘に故郷の思い出を語っているうち、それを絵本にしようと思い立ちます。そして、1955年刊行の絵本『CROW BOY』(『からすたろう』として偕成社より刊行)がコルデコット賞(アメリカの年間最高絵本を選ぶ賞)にノミネートされ、絵本作家としての地位を確立します。
『あまがさ』は、その3年後の1958年に『Umbrella』というタイトルで刊行され、娘の成長をあたたかく見守る親の愛情に包まれたこの作品は、再びコルデコット賞にノミネートされました。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (1963/8/25)
- 発売日 : 1963/8/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 32ページ
- ISBN-10 : 4834002977
- ISBN-13 : 978-4834002973
- 寸法 : 23 x 0.8 x 20.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 339,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,697位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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不思議な魅力に溢れた絵本です。
モモはニューヨーク生まれの小さな女の子。
父母の故郷である日本の桃を思い出して、モモと名づけられたそうです。
3つのお誕生日にモモは、赤い長靴と雨傘をいただきます。
早く差したくてならないモモは、暑い日も風の吹く日も傘を差したいと駄々をこねます。
そしてとうとう、幾日もたったある朝、雨が降りました。
モモの気持ちに私もうきうきした気持ちを重ねます。
お姉さんになったモモさんの表情には
凛とした強さと、美しさが感じられます。
そんなしっかりしたモモさんですが、
雨傘のエピソードなど、本人は覚えていないといいます。
しかし、親はしっかり覚えていて・・・。
何気ない子どもの日常の行動に、
たまらなくいとおしいという気持ちを抱かれ(たぶん)、
描かれたことに共感しました。
モモのモデルは八島太郎氏の娘、「八島モモ/Momo Yashima」さん。
アメリカで活躍する舞台女優さんだそうです。
でも、初めて一人で傘を差した日は覚えてる。
幼稚園の入園翌日だった。自分のかさを自分で握りしめて。
モモは雨が待ちきれなくて、いろんな理由を付けて傘を差そうとするけれど、
「雨の日まで取っておきましょう」と、お母さんに言われちゃう。
そういうときは、てるてる坊主が天敵なんですね。はやく雨降れ。
そう念じちゃう絵本です。長靴を履こうとするときのモモの笑顔。とっておきの笑顔です。
絵はファンタジック、文章は短め。タイトルのとおり、雨傘のおはなし。傘と雨の奏でる音の描写が美しく胸に響く。大人になった今でも好きな絵本。