当方、旧作のクリアしており、今作も全アイテム・イベント回収、本編クリアまでプレイしました。
あの名作、ムジュラの仮面の携帯機3DS版です。
ベースは基本的には前作と大幅な変更は有りませんが、一部、細かな点のブラッシュアップがされています。
気になった変更点
■アイテムショートカットの見直し（X/Y割り当て、I/IIタッチ用スロットで計4スロットに、オカリナ・写し絵は別途、専用スロット有り）
■クロックタウンの銀行の位置が変更（西エリア→南エリア時計台裏）
■一部消費アイテムの販売価格が低下（適正価格になりました）
■現在時間が分単位で視認可能に
■一部ダンジョンのはぐれ妖精の位置変更
■一部ダンジョンの構成変更（※終盤のグレートベイのダンジョン等）
■理不尽に難易度を高くしていた要素の修正（例：デクナッツ執事のイベント：火柱トラップ → ただの壁）
■時計台中にゴシップストーン追加・・・物語進行に行き詰ったときのヒント（ほぼ答え）や、ハートのカケラの位置、はぐれ妖精の位置を教えてくれる
■時の重ねの歌で1時間単位で時の進行を調整可能に
■かけ声、SEの一部マイナーチェンジ
■セーブのタイミング変更（時の歌演奏 → 大翼の石像をチェック）
■新プレイスポット「つりぼり」（沼、海）追加
■一部イベントの報酬に「つりぼりチケット（無料券）」に変更など、入手アイテムを全体的に見直し
■新あきビン入手イベント追加(あきビン入手総計6個 → 7個)
■落とし穴落下時のダメージがゼロに。（昔はハート1個減少）
■デクナッツリンクの花ジャンプ時、着地地点を見下ろす視点の追加、デクの実攻撃も行いやすくなった
■ゾーラリンクの泳ぎモーション変更（ゆっくりに）
■ゴロンリンクの丸まり動作保持の仕様が変更
■団員手帳に「事件」「うわさ」「解決済」のリストが追加等、サブイベントの詳細を逐次蓄積されるように。
■団員からうわさを聞くことができ、うわさによってイベントの取り逃しチェックが可能に
■ダンジョンのボスそれぞれに共通する目玉（弱点）が追加。
■ダンジョンのボスの行動パターン、攻略法が変更
旧作特有のほぼノーヒントによるマップ探索が、
ある程度、街や現地の話からヒントを得られるように変更がなされております。
さらに、どうしても詰まってしまったという場合には時計台のゴシップストーンから答えを得ることができる形になりました。
今のゲームに求めるニーズの変更によるものか、
旧作と比較して、かなりの新設設計になっております。
また、理不尽に難易度を高くしていた仕掛けなどが弱体化しましたので、相対的に難易度の低下となった印象があります。
しかしながら、ベースがムジュラですので、他シリーズと比較すると難易度は高く感じます。
また、仕様面としまして、ゾーラリンクの操作が大きく変更になり、水中の操作性が悪くなった印象があります。
（シールドを展開している間、旧作の泳ぎと同一のモーションになります）
泳ぐ速度が遅くなったことで、爽快感はなくなりましたが、高速が故に発生する瞬間的判断はある程度不要になりました。
ただし、水流が強い場所に関して、綺麗に泳ぐのが難しくなった印象です。
本作は、3日後に月が落下する運命を背負った世界を舞台に、
それを防ぐためにリンクが冒険を繰り広げられます。
恐怖を前面に出しており、他作品のゼルダにはあまりないダークな雰囲気がかもし出されております。
時のオカリナのような広大なマップを縦横無尽に駆けるものとは異なり、
どんなに離れた場所にいても、空を見上げれば日に日に大きくなる月が存在し続ける、
そんなクローズドサークルを彷彿とさせる恐怖がございます。
時間は3日間しかなく、時を操る能力を得た主人公、リンクが、
時間を進めたり巻き戻したりしながら少しずつ攻略をしていきます。
時間を巻き戻すことで各種消費アイテムなど（デクの実やルピー、住民の記憶、ダンジョンなどの仕掛け）を失いますが、
実績は残ります。（弓などのアイテム、ダンジョンクリアの証、ハートのかけら、団員手帳の書込状況）
常に、時間と相談をして、物語を進めるか、時間をまき戻すかの選択が悩ましいところです。
ムジュラの仮面の醍醐味といえば、やはり街の住人のゴシップや観察でしょう。
単純なサブイベント制覇だけならば、団員手帳に沿って行動を行えば埋めることは可能ですが、
それ以外の時間でも3日間を時間通りに行動を取っております。
何気ない日常会話に、思いもよらぬ人間関係が垣間見えたり、深い裏設定などがふんだんに含まれており、
月の落下に恐怖、心配をしながらも日々を気丈に生きる住人の人間味溢れる人々の行動に次第に愛着が生まれます。
3日間だけの物語ですが、それぞれの住人にドラマがあり、非常に濃密な3日間を過ごすことになります。
また本作の面白さは、そういった住人のふれあい、観察、そしてリンクの介入による未来の変化を楽しむところにあります。
そして困っている人を助けることで感謝されますが、それらも時間を巻き戻すことで全てがなかったことになる。
物語にプレイヤーが感情移入しやすい作品ですのでこの一種の物悲しさが、このゲームを語るには欠かせません。
私自身、一通りプレイしてしまったのでサクサクと進めてしまったのですが、
是非、旧作を未プレイの方には悩みながら、試行錯誤しながらのプレイ強くお勧めしたいです。
私も記憶を全て消して、またもう一度プレイしたい欲求があります。
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メーカーによる説明
【月の落下で消滅する世界。残された時間は、あと3日】
2000年にNINTENDO64で発売された『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』が装いも新たにニンテンドー3DSで登場。リファインされたグラフィックと、ムジュラを遊びつくしていただくために手を加えたさまざまな改良と共に甦った、新しいムジュラの仮面。
３日間システム
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月が落ちるまでの3日間という時間制約の中で、ダンジョンでの冒険や人々との出会いを通じて物語が進み、徐々に謎の全貌が明らかに3日間を何度もループしながら、破滅の連鎖を断ち切ることが、本作の目的 |
1日目の朝に時間を巻き戻す「時の歌」制限時間はゲーム内の時間で72時間 |
ダンジョンを攻略し、少しずつ核心に迫る |
"仮面"と"お面"
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「デクナッツ仮面」で滑空本作のもう一つの特徴は、リンクの姿や能力を変化させる「仮面」と、独自の効果を持つ「お面」を活用したアクション/謎解き |
「ゾーラの仮面」で潜水 |
はぐれ妖精を引き寄せる「大妖精のお面」 |
人々との絆がつむぐ物語
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冒険の拠点となる「クロックタウンには」、個性的な人々が暮らしており、彼らの人生に介入する事で、さまざまなサブストーリーが展開される |
行方不明の町長の息子を探すことに。結婚式が迫っているとか・・・。 |
見聞きした「じけん」は団員手帳に記録していつでも確認 |
【遊びやすくなったムジュラの仮面】
- 団員手帳でイベントを管理
- ヒント映像で冒険をサポート
- Newニンテンドー3DSのCスティックで視点を自由に操作
- ゲームバランスの調整
～物語～
旅の最中、不気味な仮面をかぶった「スタルキッド」に急襲されたリンク。スタルキッドを追い、辿り着いたのは「クロックタウン」と呼ばれる町。どこか奇妙なこの世界は、月の落下にとって、あと3日で滅びる運命にあった・・・。
(c)2000-2015 Nintendo
イメージ付きのレビュー
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