内容紹介
1年以上過ぎた今だからこそ、伝えたいメッセージがある・・・ アメリカより届いた、東日本大震災チャリティーCD グレッチェン・パーラートも全面サポート
[商品番号:KKE-019] [原盤番号:SSC-1313] [Import CD] [日本語帯・解説付] [Sunnyside/King International]
● NYにあるジャズ公演企画団体「ジャズ・ギャラリー」のプログラミング・ディレクターである在米日本人、リオ・サカイリ氏が発起人となって制作された、東日本大震災チャリティーCD。
● 故郷より遠く離れたNYで震災のニュースを知った彼女が、自身の仕事を通じて知り合ったジャズ・ミュージシャン達に、音楽を通じて日本のために何かできないか?と提案した所、声を掛けた皆も同じ考えを持っていた。との事で、本CDの為だけのオリジナル曲を書いてほしいと言う依頼にも多くのミュージシャンから快諾を得ます。
● レコーディング及びリリースまでのプロセス、全てが寄付金と、賛同者達による無償の協力で賄われたため、CDの発表までには時間がかかりました。が、この時間差こそ、現在、アメリカでほぼ忘れ去られている東日本大震災の甚大な被害の現状を改めて知らしめるのには良い機会となったのではないか?との事です。
● 当初は被災された方々にこのCDをプレゼントする。と言う意向でしたが、この傑作CDをより有効に活かすために一般販売し、収益金を、世界100カ国で住宅建築支援を行っている自立支援型NGO団体、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンに寄付する事となりました。
● リオ・サカイリ氏曰く「レコーディング当日は、参加者のみんなの協力のお陰で全てが驚くほどスムーズに運びました。リハーサル無しで、全ての曲を1-2テイクで終了の上、その場に居合わせたミュージシャン達から出たアイディアで曲を形づくって行く場面があるなど、正に皆でつくったCDと言えます。また、一番の仲良しのグレッチェン・パーラートは、初めてCDをプロデュースする私をサポートする為に、朝の9時から夜中の1時の終了時までスタジオでずっと付き添ってくれました。発起人は私ですが、このプロジェクトは参加してくれた皆の協力で完成した共同作品です。」
(下欄に続く...)
アーティストについて
(...上欄からの続き)
● 参加ミュージシャン達やサカイリ氏のファミリーらによる「ガンバレ・ニッポン」と言うメッセージから幕を開ける本作は、アビー・リンカーンのカバー曲M-5を除いては、全てが書き下ろしのオリジナル曲。被災者達が受けた恐怖と絶望に対する共感と励ましと共に、失われた美しい東北の自然の風景に思いを馳せるもの、Homeという場所に対する思い、また不確かながらに未来を語るもの。描く世界はミュージシャンそれぞれですが、その違いこそが巨大な現実そのものであり、同時に、どの曲も、選ばれた言葉が、柔らかなメロディやアレンジ、また歌声と呼応して、アーティストの繊細な思いを描きだします。一方クライマックスとなるサシャル・ヴァサンダニが書き下ろし、自ら歌う「DOVES」は、''3.11以降''の日本人の感覚、心情を直接揺さぶる曲。その美しいメロディーと共に、被災された方々への痛烈な思いを内包させた傑作ナンバー。そこに、幕開けと呼応するガンバレの言葉がかぶるラストは、決して安易でない希望や願いが力強く響きます。
● アメリカと日本。遠く離れていても、未曾有の大災害に対しておそらくは、大変な気遣いも込められて書かれたに違いない詩、曲の数々。それぞれのミュージシャンが万感の思いを込めて贈ってくれた9つの曲は、それぞれが、物語をもち、また9つが連なって大きな物語を創ります。
プロデューサー、リオ・サカイリから日本のオーディエンスへのメッセージ
「HOME - Gift of Music」は、今の私の精一杯の励ましの気持ちを形にしたものです。悲しい気持ちになった時、落ち込んで立ち上がれない時、先が全く見えなくて途方にくれている時にこのCDがほんの少しでも明かりを灯すことができたら嬉しく思います。