2010年に発売していたなんて、今頃になってようやく知ったのがすごく出遅れてしまった感もあるけど、
それでも知れて良かった!という感じ!
彼らはジュラヘヴィ期(それがいつかは謎)から眠りについていた恐竜で、近年、メタリックな卵から孵ったらしい。
この商品画像がつまりその卵(メタリック)なのでしょうね。
そんなジュラヘヴィ期からやってきた恐竜の王の末裔がHerra Hevisaurus(Mr.ヘヴィサウルス:ボーカル)みたいですね。
アルバムタイトルのKuninkaatがフィンランドの「王」ということで、このアルバムタイトルにもなっている
Track.03「Jurahevin Kuninkaat」はメタルの王道ともいうべき楽曲で、メタルらしい重厚感が素晴らしい1曲。
なるほどこれがメタリック恐竜の王様か!
Track.04「Kapteeni Koukku(フック船長)」はライブで「フック船長」がステージに出てきて、ドラマーの「コンピモンピ」と殺陣を演じたりします。
以降のアルバム作品でも、CDの「物語色」が益々強くなって、1作の長編ボイスドラマの合間合間にメタルを聴くような構成になったりもするのですが、このアルバム(こちらは1stアルバムです)ではまだ、短編の絵本を何冊か読んだような構成のように感じます。
Track.05「Viimeinen Mammutti」は、オフィシャルPVも公開されているので、是非ネットで検索して見てみてください。タイトルは「最後のマンモス」。マンモスにおやすみなさいと告げる感動的なバラードです。
Track.06「Morri-Moykky」はとても展開が面白みのある感じで、民謡や童謡のようなメロディーラインを感じます。それはどの部分のメロディにも言えるのですが、サビで転調した後は個人的にクリスマスのような空気を感じます。と思って調べてみたら「MorriMoykky」は実際に現地の唱歌の一種みたいですね。それをメタルアレンジしたようです。とても楽しい曲です。
ちなみにオススメはTrack.13「Louhikaarme Ja Ritari」で、この1曲のためにアルバムを買ったといっても過言ではありません。
おそらくアイアンメイデンのThe Trooperのオマージュなのですが、更にキャッチーにした感じもしますね。全パートソロなどもあってライブ映像もかっこよかったです。
着ぐるみバンドですけれども、「中の人」はメタル界の有名人ばかりで作品としては申し分なく、子供向けだけあってとっつきやすい感じもしますから、メタルの初心者向けとしてもうってつけであるように思います。
トラックリスト (オススメ=★)
1. Syntytarina
2. Jee Hevisaurus ★
3. Jurahevin Kuninkaat ★
4. Kapteeni Koukku ★
5. Viimeinen Mammutti
6. M'rri-M'ykky ★
7. L'ksyj' Tulee
8. Intiaanin Sotahuuto ★
9. Rupu-Rupu M'rk'
10. Haloo Haloo
11. Popkornipulla ★
12. Rosvolaulu
13. Louhik''rme Ja Ritari ★
14. Dinosaurusten Maa