世の中にNHK的健全さを求める人は、手に取らない方がいいです。あと、気の弱い人が読むと卒倒するかも知れません。
そこまで残酷な描写が果たして必要なのだろうか?と言う疑問もなくはないが、その辺りは、日本人と白人との感性の違いだろうか。
そこを理解せずして、国際社会で生き抜いていけないと、思うけど理解出来てないのでアメリカに、おんぶ抱っこになってるようです。
まあ、それはともかく前半部では読むのを止めようかな、とさえ思ったけど、我慢して読むと、この作品の深みと味わいがしっかりと伝わってくる。
最大の復讐の標的である兄を簡単に殺さず、計略で冤罪に追い込み、長期にわたって刑務所に収監させることで(フランスは死刑制度を廃止した、先進国で実質おこなってるのはアメリカと日本のみ)アレックスが復讐を果たすのは、カタルシスを覚える。
なんで兄を殺さないんだ?と言う無邪気なレビューもあったけど、ここを理解しないまま、レビューで適当に評価されるってのも作者にとってはツライだろう。
ま、しかしそんなこと言ってたら、作家はやってられないんで、気にしてないか。
似たようなフランスのサスペンス「ブルックリンの少女」の方がまだマイルドでお洒落な印象。
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その女アレックス (文春文庫) 文庫 – 2014/9/2
ピエール ルメートル
(著),
橘 明美
(翻訳)
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「週刊文春2014年ミステリーベスト10」堂々1位! 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位。
早くも3冠を達成した一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。
未曾有の読書体験を、貴方もぜひ!
早くも3冠を達成した一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。
未曾有の読書体験を、貴方もぜひ!
- 本の長さ457ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2014/9/2
- 寸法10.7 x 1.9 x 15.3 cm
- ISBN-10416790196X
- ISBN-13978-4167901967
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2014/9/2)
- 発売日 : 2014/9/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 457ページ
- ISBN-10 : 416790196X
- ISBN-13 : 978-4167901967
- 寸法 : 10.7 x 1.9 x 15.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 94,515位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 560位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 1,287位文春文庫
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー

5 星
中盤から謎が一転する展開が秀逸
読んだ後で知ったのですが、本書はカミーユ警部シリーズ第2作目の作品という事でした。しかし、前作を読んでなくても楽しめる内容です。パリの街中で見知らぬ男に誘拐された女性アレックス。誘拐されたアレックスは男から数々の拷問を受けることになります。当然警察もアレックスの保護に動き出すのですが、捜査が進むうちに何やらきな臭い事実が判明していくという筋書きです。今作では、パリ警視庁のヴェルーヴェン班のメンバーに加え、予審判事が初登場します。少年漫画のキャラクター的な個性に富んでいるメンツなので、読んでいる内に情が沸いてきます。ストーリーが始まってからほどなくして、アレックスと警察の視点がザッピング的に入れ替わる構成になっており、テンポのいい物語に引き込まれました。しかし中盤からアレックスをめぐる謎が一転します。そして真実が明らかになるにつれそれまで引っかかっていた謎が少しずつ解き明かされるさまが圧巻の内容でした。なんといっても、とにかく謎に次ぐ謎とスリルの連続で、最後までハラハラさせられます。監禁されたアレックスの描写がもう痛そうでならないという・・・・。こういう描写が苦手でなければお勧めの作品です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書店で平積みでおすすめされていたので気になり
Kindleで購入しました。
タイトルにも書きましたが、痛い~~~ひぃ~~~~っと
なる描写があるので、苦手な方は注意…というか読めないかなと思います。
お話自体は面白いので一読の価値ありです。
3部作の2作目だということを知らずに読みましたが
問題なく楽しめます。
カミーユがやけにひねくれ者すぎてるところが気になりましたが、悲惨な過去とそのルックスを鑑みると仕方がないのかな?
刑事たちの、お互いを心から信頼しあっている感じはとても好きでした。
みんないいやつなんだよなぁ。
あとがきで翻訳者の方が、この小説の映画化について
触れていたけどその後どうなったのかな…。
Kindleで購入しました。
タイトルにも書きましたが、痛い~~~ひぃ~~~~っと
なる描写があるので、苦手な方は注意…というか読めないかなと思います。
お話自体は面白いので一読の価値ありです。
3部作の2作目だということを知らずに読みましたが
問題なく楽しめます。
カミーユがやけにひねくれ者すぎてるところが気になりましたが、悲惨な過去とそのルックスを鑑みると仕方がないのかな?
刑事たちの、お互いを心から信頼しあっている感じはとても好きでした。
みんないいやつなんだよなぁ。
あとがきで翻訳者の方が、この小説の映画化について
触れていたけどその後どうなったのかな…。
2022年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物の描写、町の名前がフランスなので難しかったけれど、街が頭の中に浮かんでくるような小説でした。
前半も苦しくて怖くて痛い。後半は、もっと怖いし、辛いし、痛すぎる。
ルメートル、恐ろしいです。
前半も苦しくて怖くて痛い。後半は、もっと怖いし、辛いし、痛すぎる。
ルメートル、恐ろしいです。
2020年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最終章途中で先が読めて、まさかこのまま終わらないよな?
高評価だし、どんでん返しあるだろうとワクワクしてたらそのまま終わった・・・
この小説はラストより主人公の様変わりしていく状況に読者が抱く印象の変化を楽しむ内容だと感じます。
読後はスカッとするか、いやいやその終わり方は完全な解決じゃないとモヤモヤするかの二択になると思われます。
私は後者でした。
高評価だし、どんでん返しあるだろうとワクワクしてたらそのまま終わった・・・
この小説はラストより主人公の様変わりしていく状況に読者が抱く印象の変化を楽しむ内容だと感じます。
読後はスカッとするか、いやいやその終わり方は完全な解決じゃないとモヤモヤするかの二択になると思われます。
私は後者でした。
2020年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
”悲しみのイレーヌ”は、題名や表紙の絵がネタばれだろ・・とか、昔の”とある映画”と比較したりしているレビューを読んでるうちに、ああ、そういうこと、、とわかってしまい、ネタばれしてるのはあなた達レビュアーなんじゃないの・・?って感じで、前述の”とある映画”を観た際もエンディングに気分が重くなったので、途中で読むのをやめてしまいました。
主なキャラクタの人物描写、カミーユとの出会いや関係性は読んだ後だったので、本作、すんなり入っていけました。
何とも陰惨なストーリ展開で、これがどこにどういうふうに着地するのか、??でしたが、ハハ~、そうくるか・・と、第III部ですべてが明らかになりました。
SOSを出しているのに誰からも手を差し伸べられなかった人生、、最後に正義の裁きが下りました。合掌。。。
単に架空の話ってことではなく、こういうことって世界のどこかで起こっている・・、組織的に行われている場合さえあるってこと、、グロいストーリですが、我々が済む世界に現実にある暗部です。
この後、”母なる・・”を挟んで、”傷だらけのカミーユ”で完結するようですが、前二作で精神が崩壊するような悲劇に遭い、その傷を抱えて辛い事件に臨んだカミーユですが、題名を見ると、第3作でも幸せにはなれないような予感ですねぇぇ。。。
でもきっと読むと思いますが。。。
主なキャラクタの人物描写、カミーユとの出会いや関係性は読んだ後だったので、本作、すんなり入っていけました。
何とも陰惨なストーリ展開で、これがどこにどういうふうに着地するのか、??でしたが、ハハ~、そうくるか・・と、第III部ですべてが明らかになりました。
SOSを出しているのに誰からも手を差し伸べられなかった人生、、最後に正義の裁きが下りました。合掌。。。
単に架空の話ってことではなく、こういうことって世界のどこかで起こっている・・、組織的に行われている場合さえあるってこと、、グロいストーリですが、我々が済む世界に現実にある暗部です。
この後、”母なる・・”を挟んで、”傷だらけのカミーユ”で完結するようですが、前二作で精神が崩壊するような悲劇に遭い、その傷を抱えて辛い事件に臨んだカミーユですが、題名を見ると、第3作でも幸せにはなれないような予感ですねぇぇ。。。
でもきっと読むと思いますが。。。
2023年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
序盤の誘拐事件の展開も十分に楽しめる。けど、その先が、え?どゆこと?って面白い
2023年6月2日に日本でレビュー済み
言いたい事はだいたいタイトルに書きました。
こういう、作中の様々な描写に、
なんとも言えんもやもや少なくなく、
これでもかな残酷な描写や、
そのくせオチでは半端に綺麗ごとでまとめようとする安置さも感じる作品は、
自分は尊敬できません。
これを読んで、
村上春樹のピンボールのナルシズムは、
ある意味正々堂々としたナルシズムだったのだなと感じた。
本書たる、
そのアレのナルシズムはもっとこう、一見わかりづらいが、変に狡猾で、
さりげない尊大さが散見される。
こう言う、枝葉の部分の凝り方があざとい小説を恥ずかしげもなく執筆できる度胸はすごいと思う。
こういう、作中の様々な描写に、
なんとも言えんもやもや少なくなく、
これでもかな残酷な描写や、
そのくせオチでは半端に綺麗ごとでまとめようとする安置さも感じる作品は、
自分は尊敬できません。
これを読んで、
村上春樹のピンボールのナルシズムは、
ある意味正々堂々としたナルシズムだったのだなと感じた。
本書たる、
そのアレのナルシズムはもっとこう、一見わかりづらいが、変に狡猾で、
さりげない尊大さが散見される。
こう言う、枝葉の部分の凝り方があざとい小説を恥ずかしげもなく執筆できる度胸はすごいと思う。
2017年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書が大変評判で、
レビューなどは読まない方が楽しめるとのことだったので
何も知識がないまま読んだのですが、
本書には「悲しみのイレーヌ」の関係者がでていて
ネタバレになっていることがわかりました。
(登場人物紹介のところからでています)
「悲しみのイレーヌ」がデビュー作なので、
こちらをフレッシュに読書したいのであれば
「悲しみのイレーヌ」から読んだ方がいいと思います。
本書の内容については、他の方がたくさん書かれていいるので
軽くふれる程度にしておきますが、
陰惨でなんともやりきれない気持ちになります。
またすべて読んだあと、その表現はどうなんじゃとか、
あいつらはなぜ殺されないのだとか
と気になる部分もありますが
大変計算された構成です。刑事たちのキャラクターも面白くて気に入りました。
だからこそ「悲しみのイレーヌ」から読めばよかったなあと後悔しています。
外国小説は文章が読みにくいことが多いのですが、
本書は大変読みやすい文章でした。
レビューなどは読まない方が楽しめるとのことだったので
何も知識がないまま読んだのですが、
本書には「悲しみのイレーヌ」の関係者がでていて
ネタバレになっていることがわかりました。
(登場人物紹介のところからでています)
「悲しみのイレーヌ」がデビュー作なので、
こちらをフレッシュに読書したいのであれば
「悲しみのイレーヌ」から読んだ方がいいと思います。
本書の内容については、他の方がたくさん書かれていいるので
軽くふれる程度にしておきますが、
陰惨でなんともやりきれない気持ちになります。
またすべて読んだあと、その表現はどうなんじゃとか、
あいつらはなぜ殺されないのだとか
と気になる部分もありますが
大変計算された構成です。刑事たちのキャラクターも面白くて気に入りました。
だからこそ「悲しみのイレーヌ」から読めばよかったなあと後悔しています。
外国小説は文章が読みにくいことが多いのですが、
本書は大変読みやすい文章でした。