Kindleでいつでも閲覧出来る漢方のアンチョコとしては非常に重宝する
私は結構きつい花粉症持ちであり、かつ葛根湯でかえって鼻が詰まって声がで無くなると言うことを以前経験したことがあり、正直漢方に対してあまり良いイメージが無かった。
しかしこの本を読む事により、それが単に自分の知識不足から来るものであることをあっさりと発見できた。
どうして私のような短絡的な知識鹿持つ事が出来ないかと言うと、現行の病院制度で風邪や鼻炎などにかかったときに渡されるのがまず「抗生物質」と「咳止め」であり、漢方を処方されることはよほど「運がよい」事が無いと無いからである。
そしてこれらの西洋医学の薬は確実に体調が「悪くなる」。病院で薬をもらって風邪を治したら、その後1ヶ月体の調子が悪いなんてことはザラであり、下手すると半年くらいずっと絶好調にならない事が多かった。
これは子どもの頃からなぜか、とずっと思っていた反面、家が医者の家系であったためにかえって西洋医学の薬を信じ切るあまり、漢方に対して何らの知識も持とうとしないどころかバカにしている側面があったことは否みようもない。39を目前にして大反省である。
そして、今回の秋の花粉症(ブタクサの残留花粉は都会では11月末まで消えない。この点田舎暮らしは羨ましいはずだったのだが、最近は田舎でもアスファルトで地面を固めるのが流行っている。人間は自分から病気になる環境をつくって喜んでいる。不思議な生き物だ。)の季節、例によって鼻が詰まって声が相手に伝わらない、と言う事を味をもって感じながら「これはひょっとして何かが根本的に間違っているのではないか」と考えるようになった。
そこで、まず「西洋医学」を否定してみよう、と言う気分になった。そう、今年も病院で抗生物質を渡されて、風邪の菌は追い出せたのかも知れないが、アレルギー体質である自分は抗生物質に反応して(正確には抗生物質が体の中の酪酸菌など、カンジダ菌に対抗する菌を全て殺してしまうことによりアレルギーが発生するのだが)、喉が腫れてものを呑み込むことが出来ないと言うことを1週間体験するに至り、堪忍袋の緒が切れたのである。(この本を読んだ後なら銀ギョウ散というクスリを使えば一日でその状況から解放されていたことを知っていたはずなのだが)
まず、一向に鼻が止まらないので風邪を疑い、葛根湯を飲む。二日程服薬して、どうやら体調が多少どころか相当よくなってきたことを感じる。しかし鼻が止まらない(花粉が原因なのであたりまえなのだが、この時点では風邪と区別がつかず)。これは知識が無くてはムリだと判断して、アマゾンで検索したところ、どうやらこの本が「病症と、それに対応する薬」を列挙してくれていると言う事を知る。
半信半疑で、しかしKindleで大した値段でもないことなので買うことにする。(ここ重要。傷寒論はどれでも分厚い本で、安い物でも4000円以上する。素人がおいそれと手を出すにはあまりに残念な値段である)
これが大成功だった。
その日のうちに花粉症には「小青竜湯」が効く、と言う事をみて、早速買って飲んでみる。一日ティッシュの箱3分の1を使う勢いだった鼻水が、それまでのことを考えると嘘のように出なくなり始める。更によく読んでみて、初期の時点では鼻がむずむずし始めたら飲む、くらいのイメージで飲むと良いことを知る。早速買い足して、一日に5包飲んで、次の日の朝に2包飲んだ。これが現時点。ほぼ元気になっている。
嘘みたいだ。
ぼくの今までの人生は、11月の花粉は11月中悩まされてどうにもならない、と言うのが常識だった。それがどうやら「西洋医学に毒された人生」だったと言う事を認識せざるをえない。
花粉のことだけではない。薬を飲んでいるうちにからだのあちこちがおかしいままに放置されており、結局それが不定愁訴という残念な結果を生んでいる事は間違いないのだ。
考えて見ると医者である兄もリボビタンDなどの生薬を毎日飲んでいる。あれは必要だから飲んでいるのであり、良く考えるとあれも漢方の一種なのだ。すると何か?私は今まで家族からそう言ったものを勧められながら、どこかで拒否していた事により現状を招いたと言えなくもないのである。
いわばボタンの掛け違いであろうか。別に西洋医学を全面的に否定する必要も無かったのだが、そう言う気分にでもならない限りこの本を手に取る気にならなかったのはぼくのもの狂いの所為である事はある程度は否めない。
しかし。
現状、そう言う人は世の中に結構多いのではなかろうか。もしそうでなければこの11月、顔を赤くしたまま街中を歩く老若男女の姿の説明がつかない。もしくはマスクをしているのがあたりまえと言った風に街を闊歩する若い女の子達。彼らは皆花粉と闘っている。しかしその知識は世界の半分(つまり西洋)でしかないのだ。
もちろん、東洋医学だけでは対処できないこともたくさんある。ぼくに漢方がやたら速攻で効いているのも、ぼく自身がIGg検査により、アレルギー食品を特定出来ている分だけ「状況を食餌で悪化させない」方法を知っている、と言うのも事実である。(小青竜湯を飲んでも花粉症が良くならない人は間違いなくアレルギー食品を毎日口にしている。)
人生を力強く生きるために、漢方は非常に有効だ。
漢方のことをこれから、もっと勉強してみようと思うようになった。
入門編としては、最適では無かろうか。いきなり人に習いに行くと、「気・血・水」の話から哲学、東洋思想の話に持ち込まれていく可能性があり、こうなってしまうと時間の無駄になる可能性が凄く高い。そうした事を知っておくうえで、この本が最初に手に取られることは非常に重要であると思う。
東洋の薬は、要は体を元気にしてくれれば良いのだ。そしてこの三日の漢方攻めで、ぼくの体はかなり元気になった。これだけでもぼくにとっては立派なエビデンスだ。
繰り返すが、「症状とそれに対応する薬」が列挙されているのは非常に重宝した。感謝して止まない。

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西洋医が教える、本当は速効で治る漢方 (SB新書) 新書 – 2014/5/16
井齋 偉矢
(著)
◎漢方薬は、速効性のある科学的な薬だった!
従来、漢方薬は身体にじっくり働きかけ、体質を改善していく薬という認識が強いが、
実はその誕生時から急性期の病気を標的に開発されてきた。
約2000年前、腸チフスやコレラなど急性疾患で亡くなる人が多かった時代に求められてきた薬なのだから、
漢方はその黎明期から救急医学であった。
あらゆる診療科の急性期の病気に対し、驚くほどの速効性と切れ味を発揮すること、
これが漢方薬の真骨頂である。
最近では、多成分で構成される漢方薬の薬理学的効果が解明されつつあるが
、 実は漢方薬は西洋薬と同じように、東洋思想を抜きに処方することが可能だ。
「サイエンス漢方処方」を提唱する第一人者による斬新な漢方論!
◎さらに漢方薬の科学的証拠(エビデンス)が次々と証明されつつある!
◎著者コメント
「私は日常の診療で、急性の病気に漢方薬を積極的に処方しています。
漢方薬を飲んでもらうだけで、肩こりなら1時間、単純なめまい発作なら2時間、
急な動悸では10分、こむら返りに至ってはわずか5分くらいでよくなります。
また、インフルエンザによる発熱や、ノロウイルスによる下痢・嘔吐も、
ほぼ半日でたいてい鎮静化し、翌朝にはすっかり元気になって、
患者さんたちはもりもり食事をとっています。
こうしたお話をすると、医者を含めて誰もが一様に目をまるくして驚きます」
従来、漢方薬は身体にじっくり働きかけ、体質を改善していく薬という認識が強いが、
実はその誕生時から急性期の病気を標的に開発されてきた。
約2000年前、腸チフスやコレラなど急性疾患で亡くなる人が多かった時代に求められてきた薬なのだから、
漢方はその黎明期から救急医学であった。
あらゆる診療科の急性期の病気に対し、驚くほどの速効性と切れ味を発揮すること、
これが漢方薬の真骨頂である。
最近では、多成分で構成される漢方薬の薬理学的効果が解明されつつあるが
、 実は漢方薬は西洋薬と同じように、東洋思想を抜きに処方することが可能だ。
「サイエンス漢方処方」を提唱する第一人者による斬新な漢方論!
◎さらに漢方薬の科学的証拠(エビデンス)が次々と証明されつつある!
◎著者コメント
「私は日常の診療で、急性の病気に漢方薬を積極的に処方しています。
漢方薬を飲んでもらうだけで、肩こりなら1時間、単純なめまい発作なら2時間、
急な動悸では10分、こむら返りに至ってはわずか5分くらいでよくなります。
また、インフルエンザによる発熱や、ノロウイルスによる下痢・嘔吐も、
ほぼ半日でたいてい鎮静化し、翌朝にはすっかり元気になって、
患者さんたちはもりもり食事をとっています。
こうしたお話をすると、医者を含めて誰もが一様に目をまるくして驚きます」
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2014/5/16
- 寸法10.7 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-10479737733X
- ISBN-13978-4797377330
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商品の説明
著者について
井齋偉矢(いさい・ひでや) 1950 年、北海道生まれ。北海道大学卒業後、同大学第一外科に入局。
専門は消化器外科、肝臓移植外科で日本外科学会認定専門医。
1989 年から3 年間オーストラリアで肝臓移植の臨床に携わる。
帰国後独学で漢方治療を本格的に始め、現在、日本東洋医学会認定専門医・指導医。
2012 年にサイエンス漢方処方研究会を設立し理事長を務める。
医療法人静仁会静仁会静内病院(漢方内科・総合診療科)院長。
専門は消化器外科、肝臓移植外科で日本外科学会認定専門医。
1989 年から3 年間オーストラリアで肝臓移植の臨床に携わる。
帰国後独学で漢方治療を本格的に始め、現在、日本東洋医学会認定専門医・指導医。
2012 年にサイエンス漢方処方研究会を設立し理事長を務める。
医療法人静仁会静仁会静内病院(漢方内科・総合診療科)院長。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2014/5/16)
- 発売日 : 2014/5/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 479737733X
- ISBN-13 : 978-4797377330
- 寸法 : 10.7 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 153,778位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 98位薬草・漢方
- - 293位SB新書
- - 16,788位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2014年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年5月17日に日本でレビュー済み
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西洋医である著者が漢方の有用性に気がついて、
西洋の薬では治せない症状に対してどのように漢方薬を使っているかを書いてある本。
非常に明快で分かりやすい内容で、実際に自分が各種症状になった際には、
使ってみたいと思ったりしました。
個人的には、足がつった時の芍薬甘草湯は本当に効果が高いと思っているので、
足がよくつる人は常備しておいて損がない薬だと思います。
西洋の薬では治せない症状に対してどのように漢方薬を使っているかを書いてある本。
非常に明快で分かりやすい内容で、実際に自分が各種症状になった際には、
使ってみたいと思ったりしました。
個人的には、足がつった時の芍薬甘草湯は本当に効果が高いと思っているので、
足がよくつる人は常備しておいて損がない薬だと思います。
2017年6月26日に日本でレビュー済み
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今まで漢方は良く使ってましたが、どの本を読んでも漢方医学の陰陽、そして気、血、水による説明が哲学的に感じられ、半信半疑で、確かに効くとは思いつつも、信じきれないでいました。
それがこの本では、限りなく西洋医学の用語で科学的根拠を元に、なぜ効くのか、その根拠もはっきり書いてあり、作用がわからない部分はわからないと書いてあり、それも信用できました。
東洋思想を切り捨てることで理解しやすくなり、サイエンス漢方という新しい考えになるのだなと。
なるほど確かに、炎症を抑える役割の西洋医学の薬はないなと、納得しますし。
こんなに素晴らしいものがあり、本書はさらにその手引書がわりに自分で買って試してみることもでき、我が家の医学書になりそうです。
子供の胃腸炎や、不定愁訴、疲れ気味の夫、スポーツで疲れている子供には何を飲ませたらよいのか。
西洋の薬では副作用が心配で、わざわざ飲ませないような時にも、これからはこの本を参考に身体を整えていきたいと思ってます。(漢方が副作用がないというわけではありません)
それがこの本では、限りなく西洋医学の用語で科学的根拠を元に、なぜ効くのか、その根拠もはっきり書いてあり、作用がわからない部分はわからないと書いてあり、それも信用できました。
東洋思想を切り捨てることで理解しやすくなり、サイエンス漢方という新しい考えになるのだなと。
なるほど確かに、炎症を抑える役割の西洋医学の薬はないなと、納得しますし。
こんなに素晴らしいものがあり、本書はさらにその手引書がわりに自分で買って試してみることもでき、我が家の医学書になりそうです。
子供の胃腸炎や、不定愁訴、疲れ気味の夫、スポーツで疲れている子供には何を飲ませたらよいのか。
西洋の薬では副作用が心配で、わざわざ飲ませないような時にも、これからはこの本を参考に身体を整えていきたいと思ってます。(漢方が副作用がないというわけではありません)
2016年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中身は漢方をある程度知っていれば特に珍しい感じもしません。
むしろ、西洋医学ってそんなんだったの?という別の感想が。
ただ、この病気にこの漢方、というのがシンプルにまとめられているので
ちょっとした時に結構便利だなと思いました。
まあ、ネットで調べれば良いと言えば良いんですけど。
むしろ、西洋医学ってそんなんだったの?という別の感想が。
ただ、この病気にこの漢方、というのがシンプルにまとめられているので
ちょっとした時に結構便利だなと思いました。
まあ、ネットで調べれば良いと言えば良いんですけど。
2017年11月12日に日本でレビュー済み
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漢方と言うと飲み続けて体質を変えて行くと言う先入観がありましたが実際にこの本を参考に頭痛や風邪の時の痛みの症状に合わせて試してみてこれほど即効性のあるものとは思っていませんでした
一冊は家に置いて置きたい本です
証など複雑な部分については其ほど触れていないので単純にこの症状ならこれと解りやすく良かったです
基本は啓蒙書ですので漢方に詳しい方があらためて読む必要は無いのかな
一冊は家に置いて置きたい本です
証など複雑な部分については其ほど触れていないので単純にこの症状ならこれと解りやすく良かったです
基本は啓蒙書ですので漢方に詳しい方があらためて読む必要は無いのかな
2016年12月23日に日本でレビュー済み
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この本と、同じ著者・同じ新書の「カラダが瞬時によみがえるサイエンス漢方」を参考にして、漢方薬を3種類服用したところ、3週間程度で膝痛が90%良くなりました!
明らかな水毒体質でふくらはぎのむくみがとてもひどく、そのために膝がかなり痛くなっているのに、弾性ストッキングも防已黄耆湯も効かない。この本に書かれていた「猪苓湯」を試したところ、1週間ほどでむくみが引いてきたのには驚きました! さらに、下半身がとても冷えるので血液の微小循環障害があると考えて「桂枝茯苓丸」と、筋肉痛を治す「麻杏薏甘湯」を合わせて服用したところ、家の中で生活している分には支障がないほどに治りました。特に、「麻杏薏甘湯」の効果に驚き。まだ飲んで6日目ですが、毎日膝痛が薄らいでいくのに驚いたのです。(ちなみに、CM・新聞広告等で派手に宣伝しているS社の「痛□湯」は、「麻杏薏甘湯」に防已を加えただけで、30日分14,000円以上するそう。麻杏薏甘湯だと30日分で4,400円程度。防已はあまり関係なし。)
さらにアマゾンで購入した大谷内輝夫著「図解 ひざ痛・股関節痛は自分で治せる」を参考に「ゆうきプログラム」(体操)を試しましたが、こちらも効果があったと思います。ただ、忙しすぎて毎日はできませんでしたが・・・。
足元から冷える職場で何時間も立ちっぱなしで階段も何回も3階まで昇り降りするので、職場にいるとまだひざ痛が出ますが、かなりましになっています。
あとしばらく服用してみて、徐々に 減薬 → 中止 にもっていこうかなと考えています。漢方薬は身体が自分で治そうとするシステムを賦活するので、いつまでも飲まなくてもいいのです。特に「麻杏薏甘湯」は長い間飲むものではないと思うので。猪苓湯も。これがひざ痛に悩む人の参考になれば幸いです。
明らかな水毒体質でふくらはぎのむくみがとてもひどく、そのために膝がかなり痛くなっているのに、弾性ストッキングも防已黄耆湯も効かない。この本に書かれていた「猪苓湯」を試したところ、1週間ほどでむくみが引いてきたのには驚きました! さらに、下半身がとても冷えるので血液の微小循環障害があると考えて「桂枝茯苓丸」と、筋肉痛を治す「麻杏薏甘湯」を合わせて服用したところ、家の中で生活している分には支障がないほどに治りました。特に、「麻杏薏甘湯」の効果に驚き。まだ飲んで6日目ですが、毎日膝痛が薄らいでいくのに驚いたのです。(ちなみに、CM・新聞広告等で派手に宣伝しているS社の「痛□湯」は、「麻杏薏甘湯」に防已を加えただけで、30日分14,000円以上するそう。麻杏薏甘湯だと30日分で4,400円程度。防已はあまり関係なし。)
さらにアマゾンで購入した大谷内輝夫著「図解 ひざ痛・股関節痛は自分で治せる」を参考に「ゆうきプログラム」(体操)を試しましたが、こちらも効果があったと思います。ただ、忙しすぎて毎日はできませんでしたが・・・。
足元から冷える職場で何時間も立ちっぱなしで階段も何回も3階まで昇り降りするので、職場にいるとまだひざ痛が出ますが、かなりましになっています。
あとしばらく服用してみて、徐々に 減薬 → 中止 にもっていこうかなと考えています。漢方薬は身体が自分で治そうとするシステムを賦活するので、いつまでも飲まなくてもいいのです。特に「麻杏薏甘湯」は長い間飲むものではないと思うので。猪苓湯も。これがひざ痛に悩む人の参考になれば幸いです。
2017年6月2日に日本でレビュー済み
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漢方薬というと副作用が少ないが、体にゆっくり作用するというひとつのイメージがある。それに対して著者は漢方薬は黎明期から急性の病気を標的に開発された側面があり、西洋薬と同じように処方するサイエンス漢方を提唱し、その実践で大きな成果を上げているという。著者は北海道で医療に従事されているが、巻末に著者に賛同して漢方を処方している医院が90箇所あまり記載されている。全国をほぼ網羅しているようなので実際の処方をしてもらうことも可能だろう。これからは医療の大きな選択肢として漢方が脚光を浴びるにちがいない。