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雪の似合う良い時期に、新しく、理想的な完成をしたウィンターソングです。
これまでNegiccoの楽曲の大半を作成して来た「SideBの王」コニー氏による、久しぶりのタイトル曲。
今までと違うのは、全てを行わず、編曲をオリジナル・ラブ田島貴男氏へ委ねた点です。
従来通りコニー氏が全てを完成させても、それもきっとファンは誰も不満を持つものになることはないでしょうが、田島貴男氏が編曲を行うことにより、楽曲の可能性は魅力となって世界を広げました。
Negiccoが更に一段上がるのに、これはきっと理想的な形だったはず。しかも、初めて聴くのに、こういう曲をウィンターソングに欲しかった、そんな不思議な感じ。
今作は「音楽への愛情」と言えるような歌詞が含まれず、徹底して女の子の歌詞にされています。それも、露骨に男性ファンへ媚びるようなイヤラシイものではなく、恋人もしかして妻が、想い抱いていてほしい感情。結構、男の理想なのかもしれませんが、それをNegiccoはちゃんと受け止め、表現してくれました。これは、彼女たちの経験（歳）があるからこそ出来ることでしょう。また、「連れて行って 未来まで」この言葉が、一番よく似合う年頃なのかもしれません。
愛情を表現するのが冬なら、光り輝く雪、青い空、スピード感、これ以上の舞台は他にはない。「光のシュプール」なら、今そう思わせてくます。
何より、この曲を楽しむなら、冬が始まった今からが最高の時期です。
