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吉野家の経済学 文庫 – 2002/1/1
- ISBN-104532191084
- ISBN-13978-4532191085
- 版New
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2002/1/1
- 言語日本語
- 本の長さ277ページ
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2002/1/1)
- 発売日 : 2002/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 277ページ
- ISBN-10 : 4532191084
- ISBN-13 : 978-4532191085
- Amazon 売れ筋ランキング: - 458,715位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年静岡県生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授、総合研究開発機構(NIRA)理事長。安倍政権の経済財政諮問会議議員。経済学博士。専門は国際経済学、ミクロ経済学。ビジネスの現場を歩き、生きた経済を理論的観点も踏まえて分析する「ウォーキング・エコノミスト」として知られる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『日本経済を創造的に破壊せよ!(ISBN-10: 4478024251)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年5月3日に日本でレビュー済み
学生バイトの夏休みとセール繁忙期のタイミング相関関係。
400→280円値下げで爆増する客足。速攻で品切れパンク。テイク
アウト弁当、やむなく中止。売切れ好評だって?悔し涙の店員。
フムこりゃ例えば「スーパーの特売タマゴお一人様ワンパック限定」
の法則と同じか。10円単位の値下げと客足リサーチ・相関グラフで、
ハジキ出した280円マジック。価格を変えることは、会社を変えること。
徹底した改革。トラック運ちゃんの台車とバリアフリー搬入路。
係長クラスになると忽然と消える吉牛ファンを逃すな。
おお!読んでて自然と「絵」が頭に浮かぶぞ!わかり易い経済学だな。
最もパフォーマンスを発揮できるブランドとは?吉野家社長による
ブランド理論は単純明快なるほどだな。わかり易い語り口を持つトップ
には、カリスマを感じてしまう。ただアメリカ帰り社長の何気に
カタカナ語には、少し食傷したな。
またフランチャイズの徹底した合理化の一方で。マニュアル人間の
弊害がズバズバ指摘されているのも、オモシロ恐ろしい。部下を型に
ハメ込み過ぎると、イザという時、どんなハメに陥るのか?タメになるなぁ。
PS●マニュアルなんかに自分の想像力・可能性を縛られてたまるか。
この本を読んで俺は、マニュアルを造る(書換える)側になってやると、密かに決意した。
400→280円値下げで爆増する客足。速攻で品切れパンク。テイク
アウト弁当、やむなく中止。売切れ好評だって?悔し涙の店員。
フムこりゃ例えば「スーパーの特売タマゴお一人様ワンパック限定」
の法則と同じか。10円単位の値下げと客足リサーチ・相関グラフで、
ハジキ出した280円マジック。価格を変えることは、会社を変えること。
徹底した改革。トラック運ちゃんの台車とバリアフリー搬入路。
係長クラスになると忽然と消える吉牛ファンを逃すな。
おお!読んでて自然と「絵」が頭に浮かぶぞ!わかり易い経済学だな。
最もパフォーマンスを発揮できるブランドとは?吉野家社長による
ブランド理論は単純明快なるほどだな。わかり易い語り口を持つトップ
には、カリスマを感じてしまう。ただアメリカ帰り社長の何気に
カタカナ語には、少し食傷したな。
またフランチャイズの徹底した合理化の一方で。マニュアル人間の
弊害がズバズバ指摘されているのも、オモシロ恐ろしい。部下を型に
ハメ込み過ぎると、イザという時、どんなハメに陥るのか?タメになるなぁ。
PS●マニュアルなんかに自分の想像力・可能性を縛られてたまるか。
この本を読んで俺は、マニュアルを造る(書換える)側になってやると、密かに決意した。
2022年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
400円の水準になっている牛丼の価格。過去は各社価格競争で280円だったなぁ、と思い返しながら読みました。
吉野家のマニュアルや流通、価格設定について詳しく書かれている。「マニュアルと言っても、現場では手順を記憶しているのではなく、身体で覚えている、身体が自然と動く」という表現をしていたことが印象的。たしかに、実際に店舗で注文していても、注文に対して反射的に行動していることが伺える。牛丼いっぱいを、あの速さで、正確な分量で提供できるのは、多くの飲食店がある中でも、吉野家のオペレーションとマニュアルが習熟していることの裏返しなのかもしれない。
しかし、今は同じ牛丼、同じオペレーションでも価格は400円。利用する立場にとっては、その価格差ほどの価値の向上は感じ取れていないのも本音。人件費や原材料の高騰、という言葉だけでなく、そこに価値の向上も加えた値上げを期待してはいけないのだろうか。この点、「身体で覚えている、身体が自然と動く」ことが、逆に考えることの障壁になっているのかもしれない。
吉野家のマニュアルや流通、価格設定について詳しく書かれている。「マニュアルと言っても、現場では手順を記憶しているのではなく、身体で覚えている、身体が自然と動く」という表現をしていたことが印象的。たしかに、実際に店舗で注文していても、注文に対して反射的に行動していることが伺える。牛丼いっぱいを、あの速さで、正確な分量で提供できるのは、多くの飲食店がある中でも、吉野家のオペレーションとマニュアルが習熟していることの裏返しなのかもしれない。
しかし、今は同じ牛丼、同じオペレーションでも価格は400円。利用する立場にとっては、その価格差ほどの価値の向上は感じ取れていないのも本音。人件費や原材料の高騰、という言葉だけでなく、そこに価値の向上も加えた値上げを期待してはいけないのだろうか。この点、「身体で覚えている、身体が自然と動く」ことが、逆に考えることの障壁になっているのかもしれない。
2007年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年商800億円を超える吉野家DCを支えるのは、一杯280円の
牛丼だった。本の書かれた2001年当時、デフレトレンドに
のって一杯400円の牛丼を280円にした吉野家だが、なぜ
270円でもなく、290円でもなく、280円に値下げする必要が
あったのか? そして、280円にしたことで、3倍になった
顧客にどのように対応を進めていったのか? など、
マクロ経済の陰に隠れた“現場”が鮮やかに描かれる。
上記「並盛り280円のドラマ」の他、「定食と牛丼とご飯の関係」
「盛りつけの秘技」「倒産からの再生劇」
「ファストフードのブランド戦略」など、吉野家を
テーマにした現場のマネジメントと会社経営の関係を
通し、経済が見えてくる本。
内容はぐんぐん引き込まれるほどおもしろいし、社長でありながら、
これだけ現場を具体的に語れる安部修二社長もただ者ではない
というのがよく伝わってきます。
読み終わったら、本で得たうんちくを吉野家で確かめたくなる
一冊です。
牛丼だった。本の書かれた2001年当時、デフレトレンドに
のって一杯400円の牛丼を280円にした吉野家だが、なぜ
270円でもなく、290円でもなく、280円に値下げする必要が
あったのか? そして、280円にしたことで、3倍になった
顧客にどのように対応を進めていったのか? など、
マクロ経済の陰に隠れた“現場”が鮮やかに描かれる。
上記「並盛り280円のドラマ」の他、「定食と牛丼とご飯の関係」
「盛りつけの秘技」「倒産からの再生劇」
「ファストフードのブランド戦略」など、吉野家を
テーマにした現場のマネジメントと会社経営の関係を
通し、経済が見えてくる本。
内容はぐんぐん引き込まれるほどおもしろいし、社長でありながら、
これだけ現場を具体的に語れる安部修二社長もただ者ではない
というのがよく伝わってきます。
読み終わったら、本で得たうんちくを吉野家で確かめたくなる
一冊です。
2015年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変面白い読ませて頂きました。満足の一冊です。また掘り出し物があったら購入します
2010年1月20日に日本でレビュー済み
前半は吉野家の店舗サービスのマニュアル化や効率的な流通、価格設定などの話題。
凡そ想定される内容であったが、店舗での流れ作業がここまで詳しく定められていて
現場の店員たちは息苦しくならないのかと心配になる。
記憶をいちいち思い出すのではなく、身体で覚える、身体が自然と動くという域まで
達しないとこうしたマニュアルの完全な実践は無理であろう。
昭和の体育会系のノリでこなせた話なのかもしれないが、今に合っているのか…。
後半はちょっと時代が遡るが、会社更生法の適用を受けた時の話。
まさに体育会的かつ非論理的な「努力」のベクトルが、完全に裏目に出た結果。
倒産をはさんでの人間模様が興味深い。
しかしこうした痛い思いをして、組織全体が人間的な冷静さを取り戻したのではないか。
狂牛病騒動より前に発行された著書であるが、
どうも組織に残っていた悪しき柔軟性のなさが混乱を招いたように思えてならない。
多角化にもあまり成功しているように思えない。
本書をもう一度今の経営陣が読み返せば、多くの教訓が得られることと思う。
凡そ想定される内容であったが、店舗での流れ作業がここまで詳しく定められていて
現場の店員たちは息苦しくならないのかと心配になる。
記憶をいちいち思い出すのではなく、身体で覚える、身体が自然と動くという域まで
達しないとこうしたマニュアルの完全な実践は無理であろう。
昭和の体育会系のノリでこなせた話なのかもしれないが、今に合っているのか…。
後半はちょっと時代が遡るが、会社更生法の適用を受けた時の話。
まさに体育会的かつ非論理的な「努力」のベクトルが、完全に裏目に出た結果。
倒産をはさんでの人間模様が興味深い。
しかしこうした痛い思いをして、組織全体が人間的な冷静さを取り戻したのではないか。
狂牛病騒動より前に発行された著書であるが、
どうも組織に残っていた悪しき柔軟性のなさが混乱を招いたように思えてならない。
多角化にもあまり成功しているように思えない。
本書をもう一度今の経営陣が読み返せば、多くの教訓が得られることと思う。
2005年11月12日に日本でレビュー済み
WBSでもおなじみの伊藤元重先生と吉野家・安部社長の対談本。
本書で再々指摘される牛丼単品ビジネスのリスクが顕在化してしまったのが米国産牛肉禁輸問題ですが、ようやく輸入解禁も目途が立ち、吉野家の株価も復活しました。
店内のオペレーションから吉野家の歴史までこれ一冊で吉野家がわかる。
会社更生法申請時の経過も生々しい。
本書で再々指摘される牛丼単品ビジネスのリスクが顕在化してしまったのが米国産牛肉禁輸問題ですが、ようやく輸入解禁も目途が立ち、吉野家の株価も復活しました。
店内のオペレーションから吉野家の歴史までこれ一冊で吉野家がわかる。
会社更生法申請時の経過も生々しい。
2005年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉牛大好きです。この間の1日限りの復活の際も当然並んで食べました。想定以上の来客のためオペレーションはうまくいってなかったような・・・。
しかしこのことも経営にフィードバックしていくのだろうと考えながら退屈せず並んでいました。牛丼280円への値下げまでのプロセスを中心に非常に深い話が書いてあります。
今回のBSEでの苦境も乗り切ってしまえば,メニュー多角のためのノウハウとして蓄積されるのでしょう。
現場感に満ちた「経済学」として非常に興味深い本でした。
しかしこのことも経営にフィードバックしていくのだろうと考えながら退屈せず並んでいました。牛丼280円への値下げまでのプロセスを中心に非常に深い話が書いてあります。
今回のBSEでの苦境も乗り切ってしまえば,メニュー多角のためのノウハウとして蓄積されるのでしょう。
現場感に満ちた「経済学」として非常に興味深い本でした。