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戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809)) 新書 – 2005/8/26

4.0 5つ星のうち4.0 22個の評価

織田信長と友好関係を保ち、領地を拡大させてきた北条氏。しかし、本能寺の変によって、この状況は一変する。北条氏と佐竹・宇都宮氏など関東諸勢力との戦いは熾烈をきわめ、両陣営の背後では、羽柴秀吉、徳川家康が蠢き、激しい外交合戦が繰り広げられる。戦国時代末期、「関東統一」を夢見る北条氏とそれにあらがう戦国武将たちとの戦いを追いながら、次第に秀吉の圧力に抗しきれなくなっていく北条氏の挫折を描く。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2005/8/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/8/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121018095
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121018090
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 22個の評価

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齋藤 慎一
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年4月15日に日本でレビュー済み
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『沼尻合戦』という戦国関東地方の歴史に埋もれた合戦を丹念に分析し、複雑怪奇な東国情勢を、分かりやすく鮮やかに描き出した快作。

南関東を基盤とする北条氏が北進、佐竹・宇都宮ら北関東連合の領主たちを徐々に圧迫し、ついに天正十二年、両軍は下野国沼尻で対陣する。

これは、同年に行われた小牧・長久手の家康軍対秀吉軍の代理戦争でもあった。

合戦は引き分けに終わるものの、北条方は巧みな戦後処理で勢力を広げ、北関東連合は窮地に陥る。

北条の関八州制覇がなる直前、徳川を屈服させた秀吉が「北条征伐」を敢行し、佐竹らのピンチを救う。

好著ではあるが、筆者が「北条の夢」とやらに過剰に感情移入していることにはやや引っ掛りを覚える。北関東の領主たちから見れば、北条は侵略者以外の何者でもないだが。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北条市の本って本当にないですね。もっとあっても良いと思うのですが。
2010年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関東を統一してその盟主になるという宿願のため
北条は織田家と縁戚になり、その分国となっても構わないと表明し信長と誼を通じていた。
しかし本能寺の変を経て、家康と紆余曲折を経て同盟したのちは、
自らの武力で統一を図るべく北関東にさかんに侵出する。
北関東の中小大名たちは結束してこれに立ち向かうが、敵わず端から陥落していく。
彼らは最後の頼みとして、家康と当時敵対していた秀吉にすがりつく。

その後、小牧長久手の戦い後の中央政権での政治力学の変化に対応しきれず、
結局北条氏は滅亡の道を歩むことになる。
本著では秀吉の小田原出兵が確定的になるあたりで記述が途切れているが、
その後の北条氏のなれはても続けて読みたいところであった。若干途絶した印象。

著者は「沼尻の戦い」と小牧長久手の戦いの対立構図が連動していると説いているが、
北条が結局この戦いで和睦しながら北関東の一部の所領を手に入れたことと、
家康の助勢に向かうことができなかったことを比較すると、
後者のほうが、北条のその後の行く末により影響が大きい要因であったように思われる。
そういう意味では沼尻の戦いという「目先の利益=関東統一」となる野望に捉われすぎて、
大局的な情勢分析力に欠けていた、と言わざるを得ない。

続編に期待したい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西国偏重史観が常識となっているる世の中に一石を投じる研究書。
副題に「北条の夢」とある通り、関八州独立国家を目指した小田原北条家が独自のビジョンを掲げ、早雲以来の統一事業を成し遂げんとするその最終過程を描ききっている。
従来、各地の市史や町史を通じて断片的にしか捉えられなかった過程を、独自の解釈を交えつつ、大きなスケールでまとめている。
むろん、これまでにないテーマであり、戦国史ファンも刮目する事実が次々と突きつけられる。確かに題材は上級者仕様だが、古文書も現代文に読み下しているため読み易く、何よりも、そのスリリングな展開は凡百の歴史小説を遥かに凌駕している。
戦国時代は信長や秀吉だけのものではなかった。東国には東国の覇権構想があった。その最終段階が小田原合戦であり、そこで敗者となったがゆえに、「北条の夢」は永遠に封印されるかに見えた。その封印を解いたのが本書である。
これを読まずして戦国時代は語れない。
39人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月1日に日本でレビュー済み
 著者は江戸東京博物館の学芸員。
 群馬県の『藤岡町史』編纂に関わったところ、小田原の北条氏が主役となった沼尻の合戦にまつわる大量の資料があらわれ、そこから本書が生まれたという。小牧・長久手の戦いと同時期に北関東で起こった戦いなのだが、両者は密接に連動しており、またこれがのちに秀吉の小田原攻めを引き起こしたのだとされる。
 そのあたりの事情が異様なくらいに詳細に解説されていく。無数の一次資料が使われ、誰がいつどこでどうしたのか、その意図や影響関係、時代の趨勢との関係などが示されている。近年の戦国期研究はここまで進んでいるのかと驚かされた。
 ただ、北条氏について、ディテールを通して全国的な視点で位置づけるという試みはおもしろいものの、どこまで成功しているか。
 なお、かなりこの分野に詳しいひとでないと読むのが大変だと思う。
2005年10月14日に日本でレビュー済み
周縁の事件を孤立させずに、全体のなかでの位置づけを行っています。
つまり「沼尻の合戦」という地方の紛争を
「小牧・長久手の戦い」という中央の紛争に一直線につなげ
それが結局「北条の夢」を瓦解させることになったということです。
ここに歴史のダイナミズムを感じました。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月5日に日本でレビュー済み
他の方々が述べられている通り、戦国時代を『戦』のみでなく『外交』の面からも眺めた非常に興味深い本でした。
ただ、歴史事項の羅列が多く、その事項に対する意義や評価がおざなりになっている感も否めません。まるで年表を見ている気分でした。
もちろん、いままであまり重要視されていなかった事柄を大きく取り上げたりと内容自体にはとても満足していますが、これは読者を選ぶ本だと思います。
ゆえに万人受けするような本ではないので評価を下げました。戦国史、とくに末期の関東情勢にとりわけ興味のある方以外にはおすすめできません。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年1月9日に日本でレビュー済み
本書は、小牧・長久手の戦いと同時期に関東で起こった沼尻の合戦に着目し、
関東における中世の終焉と近世の幕開けを考察した内容です。
「豊臣の天下」と「北条の夢」という視点が興味深く、
「北条の夢」に抗う佐竹氏や宇都宮氏などの大名級から土豪まで、
また「北条の夢」に乗って生き残りをかけた諸勢力まで詳しく述べています。
「豊臣の天下」についても、各種の惣無事令を考察し、
関東から陸奥までを秀吉がどのような計画で治めようとしていたのか興味深い内容でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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