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青い光に魅せられて: 青色LED開発物語 単行本 – 2013/3/1
赤崎 勇
(著)
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購入オプションとあわせ買い
ノーベル物理学賞受賞者が、自ら語る開発秘話!
赤﨑勇教授、天野浩教授らの研究グループは、
こうして世界初の「青い光」を実現させた。
――すると、それまでのLEDでは見たことがないような、
目に沁みるような鮮やかな青い色が、目に飛び込んできました。
このときの感動は、生涯忘れません。
このコバルトブルーの青い光を見て、私は、ようやく念願だったpn接合を
実現したことの喜びをかみしめました。――(本文より)
照明、信号、スマホ、パソコン、ブルーレイ……。
今や、私たちの生活に発光ダイオード(LED)は
欠かすことができません。
しかし、LEDは長らく光の三原色(赤、緑、青)のひとつ、
青色がそろわなかったため、白い光を手に入れることができませんでした。
青色LEDは、その実現の難しさから、「夢の技術」と言われてきたのです。
では、どうやってその「夢」は、「現実」となったのか。
2014年ノーベル物理学賞を受賞した赤﨑勇教授自らが、
幾多の困難にもくじけず、青色LEDの基礎技術を確立させた道程を語ります。
赤﨑勇教授、天野浩教授らの研究グループは、
こうして世界初の「青い光」を実現させた。
――すると、それまでのLEDでは見たことがないような、
目に沁みるような鮮やかな青い色が、目に飛び込んできました。
このときの感動は、生涯忘れません。
このコバルトブルーの青い光を見て、私は、ようやく念願だったpn接合を
実現したことの喜びをかみしめました。――(本文より)
照明、信号、スマホ、パソコン、ブルーレイ……。
今や、私たちの生活に発光ダイオード(LED)は
欠かすことができません。
しかし、LEDは長らく光の三原色(赤、緑、青)のひとつ、
青色がそろわなかったため、白い光を手に入れることができませんでした。
青色LEDは、その実現の難しさから、「夢の技術」と言われてきたのです。
では、どうやってその「夢」は、「現実」となったのか。
2014年ノーベル物理学賞を受賞した赤﨑勇教授自らが、
幾多の困難にもくじけず、青色LEDの基礎技術を確立させた道程を語ります。
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2013/3/1
- 寸法13.8 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104532168511
- ISBN-13978-4532168513
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対象商品: 青い光に魅せられて: 青色LED開発物語
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2013/3/1)
- 発売日 : 2013/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 241ページ
- ISBN-10 : 4532168511
- ISBN-13 : 978-4532168513
- 寸法 : 13.8 x 2.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,899位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,497位科学読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2014年、ノーベル物理学賞受賞。
名城大学教授(終身)、名古屋大学特別教授・名誉教授。工学博士。1929年鹿児島県生まれ。京都大学理学部卒業。神戸工業(株)、名古屋大学、松下電器産業(株)東京研究所を経て、1981年名古屋大学教授(工学部電子工学科)、1992年名城大学教授(理工学部)。1998年結晶成長学国際機構Laudise賞、2000年度朝日賞、2004年文化功労者、2009年京都賞、2011年IEEE Edison Medal受賞、2011年文化勲章受章。IEEE(米国電気電子学会)ライフフェロー、NAE(米国工学アカデミー)外国人会友(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年4月14日に日本でレビュー済み
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都内を歩いていると、至る所にLEDが点灯していて本当にLEDは照明の世界に革命を起こしたと実感します。この青色LEDの発明が1970年ごろから延々と続けられ、多くの人のアイデアと努力の積み重ねで実現したことが良くわかります。1970年代にエピタキシャル基板に、宝石であるサファイアを使おうという発想が素晴らしいと思います。
2020年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
赤崎先生の幼少期から大学生、研究者へと成長していく過程が
詳細に分かるきちょうな書籍だと思います。若かりし頃の失敗
談などもあって楽しめます。
詳細に分かるきちょうな書籍だと思います。若かりし頃の失敗
談などもあって楽しめます。
2015年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3人の日本人に与えられたノーベル物理学賞。この本を読むとそれぞれの歴史的役割(報道から受ける印象とちょっと違う真実)がわかります。
2021年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不可能と言われた青色LEDを当時の主流に逆らい、自分を信じて研究を続け、開発に成功した赤﨑勇先生の(半)自伝。
(半)と書いたのは、本書が赤崎先生ご本人により書かれた物ではなく、インタビューにより記者がまとめた物であるからである。自伝を他人が描くことが難しいのは承知するが、それでも、文章が読みにくく、”物語”と消しているのに、話に全くのめり込めない。物書きのプロが書いているのだとしたら残念である。
以上の点を除けば、内容は幼少期から松下電機時代、名古屋大学時代と順を追っており、開発の難しさ、それを支えてくれる環境の素晴らしさなど、探究心をもち目標に向かって努力を続ける赤崎先生の人生を知れて良かったと思う。
(半)と書いたのは、本書が赤崎先生ご本人により書かれた物ではなく、インタビューにより記者がまとめた物であるからである。自伝を他人が描くことが難しいのは承知するが、それでも、文章が読みにくく、”物語”と消しているのに、話に全くのめり込めない。物書きのプロが書いているのだとしたら残念である。
以上の点を除けば、内容は幼少期から松下電機時代、名古屋大学時代と順を追っており、開発の難しさ、それを支えてくれる環境の素晴らしさなど、探究心をもち目標に向かって努力を続ける赤崎先生の人生を知れて良かったと思う。
2014年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の生い立ちから、青色LEDの開発に成功するまでが丁寧に書かれており、この本が今回のノーベル物理学賞受賞以前に書かれたものですが、ひたむきに真摯に開発に取り組んでおられた様子がよくわかり、やはりノーベル賞に値する方だと痛感しました。単に成功物語ではなく、研究開発技術者とはこうあるべきだというメッセージであり、読むに従いこうありたいと実感します。
2014年10月25日に日本でレビュー済み
ノーベル賞の受賞会見で、赤崎勇氏はこれからの若い研究者に次のような
メッセージを送りました。
「はやりの研究にとらわれず、自分が本当にやりたいと思うことをやりなさい。
そうすれば例えなかなか結果が出なくとも続けることができる」
そのおだやかな表情を見て、この本を読みたくなりました。
当書は、85歳を超えたいまでも研究を続けられている赤崎先生の子供のころから
今までを、インタビュー形式で話を聴いてライターがまとめたもので、
いわば「語りおろし」というものです。やはり先生の業績に触れるときは専門用語も
出てきますが、高校生や文科系のひとも理解できるようにわかりやすい図などを
使って丁寧に説明されています。
私が知りたかったことは赤崎先生がなぜ誰も見放した窒化ガリウムに固執したのか
ということです。青色を出せる材料としては、炭化ケイ素やセレン化亜鉛、
窒化ガリウムが注目されていましたが、窒化ガリウムはきれいな結晶を作るのが難しく、
多くの研究者が開発を断念していました。先生は子供のころからチャレンジ精神旺盛で、
まず一番にむつかしいことからやるという考えの持ち主でしたので、それも大きな理由の
ひとつかもしれません。また1970年代の終わりに欠陥だらけの窒化ガリウムの結晶の
中に、顕微鏡で見ないとわからないほんの小さなきれいな結晶を見つけて啓示を受けた
こともおおきな理由のひとつです。でも、もうひとつありました。
実は、先生は17年間松下電器の研究所に勤めておられました。
そのとき、営業担当者と開発担当者の会議の中で、
「コンシューマー製品はどこでどのような使われ方をするかわからないから
タフな(=強靭な)材料やデバイスを使わないとだめだ。」
ということをたたきこまれました。従って高温で加工しても壊れにくく硬くて丈夫で、
いったん作れば安定する窒化ガリウム以外の材料には目もくれなかったそうです。
企業の中で、大学の研究室では学べないことを学んだことがいい結果につながった
とおっしゃっています。
松下電器(いまのパナソニック)の物づくりの伝統が赤崎先生のノーベル賞につながったと
したらパナソニックも嬉しいでしょう。ただ、最後まで赤崎先生を支援して、青色LEDの
実利を得るところまでいかなかったのは残念だったと思います。企業における研究部門の
むつかしいところです。
一生を研究に捧げ、しかもまだ新しい研究を続けておられる先生を日本人として
誇りに思います。冒頭の若い研究者への言葉は、よく見れば、現在の先生自身への
言葉でもあるんですね。
メッセージを送りました。
「はやりの研究にとらわれず、自分が本当にやりたいと思うことをやりなさい。
そうすれば例えなかなか結果が出なくとも続けることができる」
そのおだやかな表情を見て、この本を読みたくなりました。
当書は、85歳を超えたいまでも研究を続けられている赤崎先生の子供のころから
今までを、インタビュー形式で話を聴いてライターがまとめたもので、
いわば「語りおろし」というものです。やはり先生の業績に触れるときは専門用語も
出てきますが、高校生や文科系のひとも理解できるようにわかりやすい図などを
使って丁寧に説明されています。
私が知りたかったことは赤崎先生がなぜ誰も見放した窒化ガリウムに固執したのか
ということです。青色を出せる材料としては、炭化ケイ素やセレン化亜鉛、
窒化ガリウムが注目されていましたが、窒化ガリウムはきれいな結晶を作るのが難しく、
多くの研究者が開発を断念していました。先生は子供のころからチャレンジ精神旺盛で、
まず一番にむつかしいことからやるという考えの持ち主でしたので、それも大きな理由の
ひとつかもしれません。また1970年代の終わりに欠陥だらけの窒化ガリウムの結晶の
中に、顕微鏡で見ないとわからないほんの小さなきれいな結晶を見つけて啓示を受けた
こともおおきな理由のひとつです。でも、もうひとつありました。
実は、先生は17年間松下電器の研究所に勤めておられました。
そのとき、営業担当者と開発担当者の会議の中で、
「コンシューマー製品はどこでどのような使われ方をするかわからないから
タフな(=強靭な)材料やデバイスを使わないとだめだ。」
ということをたたきこまれました。従って高温で加工しても壊れにくく硬くて丈夫で、
いったん作れば安定する窒化ガリウム以外の材料には目もくれなかったそうです。
企業の中で、大学の研究室では学べないことを学んだことがいい結果につながった
とおっしゃっています。
松下電器(いまのパナソニック)の物づくりの伝統が赤崎先生のノーベル賞につながったと
したらパナソニックも嬉しいでしょう。ただ、最後まで赤崎先生を支援して、青色LEDの
実利を得るところまでいかなかったのは残念だったと思います。企業における研究部門の
むつかしいところです。
一生を研究に捧げ、しかもまだ新しい研究を続けておられる先生を日本人として
誇りに思います。冒頭の若い研究者への言葉は、よく見れば、現在の先生自身への
言葉でもあるんですね。
2013年4月15日に日本でレビュー済み
発光ダイオード(Light Emitting Diode=LED)のうち、青色LEDは実用的に使えるほど高い輝度が実現できず、世界の研究者が必死になってその実現に取り組んでいた開発テーマである。この本の著者の赤崎勇博士は、40歳になってから青色LEDの開発に取り組み、ほぼ20年かかってついに世界で初めて実用化に耐える技術開発に成功した。
その開発研究の有様だけでなく、子供のころの成長過程から学生時代そして社会人になり、大学と企業を往復しながら青色LED開発に取り組んだ研究生活を興味ある筆致で進めている。
青色LEDの研究開発では窒化ガリウムを材料として成功したものだが、一時はほとんど見込みがない材料として世界中の研究者から見放されていた。
しかし赤崎博士は、当時、研究者の多くが眼を付けていたセレン化亜鉛に比べて窒化ガリウムの結晶は、物理的にも化学的にも安定してしかも熱伝導率も高いことに期待をかけていた。高品質単結晶を実現できれば、きわめて安定した素子になるという信念を持って実現を追求していく。
そこに至る試行錯誤とすさまじい執念をもって研究に取り組む姿、そして同じ分野でひたむきに活動する研究者たちの群像は、読んでいて感動を覚える。その一方で、人間の先入観がいかに研究現場ではマイナスになるか、研究評価の在り方などでも多くの示唆に富む場面を書いている。
赤崎博士は企業から名古屋大学に戻り、研究と教育に打ち込むことになるが、研究室の運営や人材育成でも並々ならぬ配慮と努力をしたことが淡々として筆の運びで語られていく。
この本はノーベル賞受賞候補者として取りざたされている赤崎博士の研究人生を語ったものだが、それだけではなく日本の研究現場の風土を背景に真の研究の在り方や課題に取り組む姿勢を実体験をもとに語ったものであり、非常に厚みのある内容で埋められている。
また、赤崎博士の研究生活を通して日本の科学研究現場に横たわっている課題を余すところなく語った点でもこれまでにない優れた科学啓発書になっている。 学生や若い研究者には是非とも読んでもらいたい本である。
その開発研究の有様だけでなく、子供のころの成長過程から学生時代そして社会人になり、大学と企業を往復しながら青色LED開発に取り組んだ研究生活を興味ある筆致で進めている。
青色LEDの研究開発では窒化ガリウムを材料として成功したものだが、一時はほとんど見込みがない材料として世界中の研究者から見放されていた。
しかし赤崎博士は、当時、研究者の多くが眼を付けていたセレン化亜鉛に比べて窒化ガリウムの結晶は、物理的にも化学的にも安定してしかも熱伝導率も高いことに期待をかけていた。高品質単結晶を実現できれば、きわめて安定した素子になるという信念を持って実現を追求していく。
そこに至る試行錯誤とすさまじい執念をもって研究に取り組む姿、そして同じ分野でひたむきに活動する研究者たちの群像は、読んでいて感動を覚える。その一方で、人間の先入観がいかに研究現場ではマイナスになるか、研究評価の在り方などでも多くの示唆に富む場面を書いている。
赤崎博士は企業から名古屋大学に戻り、研究と教育に打ち込むことになるが、研究室の運営や人材育成でも並々ならぬ配慮と努力をしたことが淡々として筆の運びで語られていく。
この本はノーベル賞受賞候補者として取りざたされている赤崎博士の研究人生を語ったものだが、それだけではなく日本の研究現場の風土を背景に真の研究の在り方や課題に取り組む姿勢を実体験をもとに語ったものであり、非常に厚みのある内容で埋められている。
また、赤崎博士の研究生活を通して日本の科学研究現場に横たわっている課題を余すところなく語った点でもこれまでにない優れた科学啓発書になっている。 学生や若い研究者には是非とも読んでもらいたい本である。
2015年2月21日に日本でレビュー済み
青色LEDの基礎技術を確立させた不屈の研究者。学生時代の生い立ちから戦後の劣悪な環境にもめげずに、一筋に目指す難題に取り組み、世界中の研究者が諦めて見捨てた研究を続けて、夢を実現させていった足取りを語る。
光る半導体をやります。まだやってるの? と言われても動じない。本書を世に送るに当たって赤崎先生が一番に考えていたことは、一般読者に多少なりとも半導体について、LEDについて分かって貰おうということなのだ、と読みながら感じた。
この気持ちが伝わってくるゆえに、分からない私も熱心に図を見つめ、理解しようとしながら読んだ。
終章にいたり、60歳過ぎて賞を貰うようになった、自分は賞に関係ない人間だと思っていた、と書いている。ノーベル賞受賞では、ビックリされたことだろう。私生活には全く触れていない。大病をされたようだが、高熱でうなされているときにも天井に論文が見えたという。しかし、その大病の病名はない。わざと書かなかったのか、書き忘れたのだろうか。たぶん、青い光に比べれば、取るに足らぬ事だったのだろう。
青い光を求める孤独な旅姿を、我ひとり荒野を行く、と書いている。
光る半導体をやります。まだやってるの? と言われても動じない。本書を世に送るに当たって赤崎先生が一番に考えていたことは、一般読者に多少なりとも半導体について、LEDについて分かって貰おうということなのだ、と読みながら感じた。
この気持ちが伝わってくるゆえに、分からない私も熱心に図を見つめ、理解しようとしながら読んだ。
終章にいたり、60歳過ぎて賞を貰うようになった、自分は賞に関係ない人間だと思っていた、と書いている。ノーベル賞受賞では、ビックリされたことだろう。私生活には全く触れていない。大病をされたようだが、高熱でうなされているときにも天井に論文が見えたという。しかし、その大病の病名はない。わざと書かなかったのか、書き忘れたのだろうか。たぶん、青い光に比べれば、取るに足らぬ事だったのだろう。
青い光を求める孤独な旅姿を、我ひとり荒野を行く、と書いている。