「社長が変われば会社は変わる!」というタイトルはついているが、
経営管理や人事や経営戦略のことは、あまり書かれていない。
突き抜けたキャラの著者が老舗に入り、周囲に迷惑を振りまきながら
しだいに成長していき、会社も様変わりしていく――という
ドキュメンタリーだと言ってもいい。
著者の「奮闘記」でもある。
著者は、「私は経営者であらねばならない」などと気張ったりしない。
「広告塔でOK!」といういさぎよさと行動力で、
古い体質の老舗をどんどん変えていってしまう。
その過程は、読んでいて痛快である。
通り一遍の経営論を読むより、ずっと面白くて役に立つ。
最初は、カバーに女性著者の写真を載せて、
ああ、最近よくやる手かな、と思ったが、この著者、決して美人ではないのが、
逆にいいんだな。だけど愛嬌がある。
停滞気味の中小企業の経営者は、騙されたと思って読んでみてほしい。
きっと何かが得られるはずだ。

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社長が変われば会社は変わる! ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革 単行本 – 2007/9/14
石渡美奈
(著)
自らが広告塔となってアピールし、古い体質だった社内を徹底的に改革して、ひと昔前までは「オヤジたちの安価なビール代替飲料」でしかなかったホッピーを、若者や女性にまで支持されるオシャレなアルコールとして大躍進させ、5年間で年商3倍、年30%の増益を果たした「お騒がせ看板娘」の成功秘話を大公開。中小企業経営のカリスマ、小山昇氏も瞠目する、創業97年の老舗メーカーを大変身させた、その大胆経営改革とイメージ戦略とは?
テレビ東京系列『ルビコンの決断』でドキュメンタリードラマにもなった石渡美奈副社長の話題の著作!
テレビ東京系列『ルビコンの決断』でドキュメンタリードラマにもなった石渡美奈副社長の話題の著作!
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2007/9/14
- ISBN-104484072211
- ISBN-13978-4484072210
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商品の説明
レビュー
老舗メーカーを立て直せ!3代目がむしゃら娘の挑戦!
下町の居酒屋で人気を誇る飲み物“ホッピー”。
ビールと同じホップと麦芽が原料、焼酎にホッピーを入れるとビールと同じ味になる。
ビールがまだ高価だった戦後間もない頃、仕事の後の一杯を楽しむ労働者の味方だった。
そんなホッピーを作っていた老舗メーカー(現ホッピービバレッジ)にある日、若い女性がやってきた。その女性こそ創業者一族の3代目、石渡美奈である。
「パパの後を継ぎたい」突然の申し出に父親の社長もびっくり。何の苦労もしてこなかったお嬢様の美奈が“労働者の飲み物”を作る会社を継ぐ・・・。そのころ会社は空前の“サワーブーム”に押され、業績悪化に陥っていた。
渋々ながらも父親から入社の許しを得た美奈のホッピー改革がはじまった。
最初は失敗ばかり。彼女が開発した新製品はホッピーファンから拒絶され大損。
しかし、彼女のバイタリティーは着実に実を結ぶ。
インターネットでの宣伝、TVへの出演、人目を引く派手な運搬トラック・・・。
ホッピーの売り上げがV字回復した。
その実績をベースに彼女は副社長に就任。
ホッピー改革の熱はさらに高まり、ついに暴走がはじまる。
現場を無視した暴虐無人な振る舞い、彼女を支え続けたベテラン社員への非礼・・・。
ホッピー最大の危機が訪れた・・・…・ --経済ドキュメンタリードラマ『ルビコンの決断』(5/14放送分より)/テレビ東京系列
下町の居酒屋で人気を誇る飲み物“ホッピー”。
ビールと同じホップと麦芽が原料、焼酎にホッピーを入れるとビールと同じ味になる。
ビールがまだ高価だった戦後間もない頃、仕事の後の一杯を楽しむ労働者の味方だった。
そんなホッピーを作っていた老舗メーカー(現ホッピービバレッジ)にある日、若い女性がやってきた。その女性こそ創業者一族の3代目、石渡美奈である。
「パパの後を継ぎたい」突然の申し出に父親の社長もびっくり。何の苦労もしてこなかったお嬢様の美奈が“労働者の飲み物”を作る会社を継ぐ・・・。そのころ会社は空前の“サワーブーム”に押され、業績悪化に陥っていた。
渋々ながらも父親から入社の許しを得た美奈のホッピー改革がはじまった。
最初は失敗ばかり。彼女が開発した新製品はホッピーファンから拒絶され大損。
しかし、彼女のバイタリティーは着実に実を結ぶ。
インターネットでの宣伝、TVへの出演、人目を引く派手な運搬トラック・・・。
ホッピーの売り上げがV字回復した。
その実績をベースに彼女は副社長に就任。
ホッピー改革の熱はさらに高まり、ついに暴走がはじまる。
現場を無視した暴虐無人な振る舞い、彼女を支え続けたベテラン社員への非礼・・・。
ホッピー最大の危機が訪れた・・・…・ --経済ドキュメンタリードラマ『ルビコンの決断』(5/14放送分より)/テレビ東京系列
著者について
1968年東京生まれ。1990年立教大学文学部卒業。日清製粉、広告代理店を経て、1997年に家業であるホッピービバレッジ(旧コクカ飲料)に入社、広報宣伝を担当する。2003年副社長に就任、現在にいたる。
登録情報
- 出版社 : CCCメディアハウス (2007/9/14)
- 発売日 : 2007/9/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4484072211
- ISBN-13 : 978-4484072210
- Amazon 売れ筋ランキング: - 380,001位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 595位ビジネス人物伝 (本)
- - 52,587位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通のOLだった著者が、
家業を継ぐことになってからの奮闘記です。
失敗も隠さず、正直に書かれていて
私は好感を持ちました。
先日、出版記念セミナーというのに参加してきましたが、
一般消費者でしかない私に対しても
新卒の方中心の運営メンバーが至れり尽くせりで、
本書の中身に嘘がないことを改めて感じました。
いい会社でした。
家業を継ぐことになってからの奮闘記です。
失敗も隠さず、正直に書かれていて
私は好感を持ちました。
先日、出版記念セミナーというのに参加してきましたが、
一般消費者でしかない私に対しても
新卒の方中心の運営メンバーが至れり尽くせりで、
本書の中身に嘘がないことを改めて感じました。
いい会社でした。
2007年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は彼女の営業ツールですが、本の内容でなく、彼女のたくましい生き方には良くも悪くも感心しました。内容は、ホッピーの宣伝が半分。自分の部下、家族、付き合いのある取引先などにたいするよいしょが半分、っと完全に自分の都合だけで書かれています。経営改善のドキュメンタリーを期待すると、正直、そうとうがっかりします。ただ、この人、悪意はなく、根っからの商売人、しかも営業マンとして最高に優秀なのは間違いない。この本は彼女の営業ツールですが、本の内容でなく、彼女の傍若無人なエネルギーには、成功者のひとつのプロトタイプを見るようで興味深い点もあります。
2015年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石渡社長の体験談が書かれている本で、いろいろと真似をしたい部分がありました。とっても参考になりました。ありがとうございました。
2009年1月30日に日本でレビュー済み
改革を進めるリーダーにお勧めします。
本書では、小山昇氏を師事するホッピービバレッジ三代目による、
自社と自分の改革の足跡が紹介されています。
会社は「経営トップの判断でしか、変わらない」。この言葉の下に
工場長やスタッフ、そして小山氏がどのように三代目を正しく判断
できるよう磨いていくかが見ものです。
三代目と小山氏とのやり取りが実録形式で残されていることが大変
ありがたいですね。「真似は最高の創造」「学ぶことは真似ぶこと」
などの実行の大切さを重んじる小山氏の主張が理解しやすいです。
そして、「人の気持ちをいかに大事にする」ことが大切か三代目が
気づき、実行を通じて「形から入って心に至る」ようになります。
最初は、創業家の威を借りて形を押し付けることも赤裸々に綴られて
いますので、仕事やプロジェクトが円滑に進まないかたも是非ご一読
ください。人の振りみて我振りなおせ、にも使えます。
本書では、小山昇氏を師事するホッピービバレッジ三代目による、
自社と自分の改革の足跡が紹介されています。
会社は「経営トップの判断でしか、変わらない」。この言葉の下に
工場長やスタッフ、そして小山氏がどのように三代目を正しく判断
できるよう磨いていくかが見ものです。
三代目と小山氏とのやり取りが実録形式で残されていることが大変
ありがたいですね。「真似は最高の創造」「学ぶことは真似ぶこと」
などの実行の大切さを重んじる小山氏の主張が理解しやすいです。
そして、「人の気持ちをいかに大事にする」ことが大切か三代目が
気づき、実行を通じて「形から入って心に至る」ようになります。
最初は、創業家の威を借りて形を押し付けることも赤裸々に綴られて
いますので、仕事やプロジェクトが円滑に進まないかたも是非ご一読
ください。人の振りみて我振りなおせ、にも使えます。
2007年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
団塊の世代の退職など世代交代が大きな課題となっているが、同族企業がほとんどの中小企業にとっては跡継ぎ息子(娘)への円滑な事業承継というのが、関係者(継がせる側、継ぐ側、残る社員など)にとって非常に悩ましい問題となっている。日本交通においては、老舗企業の跡継ぎとして外資系コンサルから転身して後を継いだ若手社長が、ベテラン社員との確執を乗り越え、ようやく軌道に乗せつつある。本書も例外に漏れず、沈滞したムードの老舗企業の跡継ぎ娘として入社し、ベテラン社員の反発や若さから来る空回りなど数々の失敗を重ねた末、ようやく上昇気流に乗せて行くまでの軌跡を、余すことなく彼女自身の言葉で綴られている。
本書において好感が持てるのは、彼女が自分の未熟さや失敗を隠すことなく書いていること、そして何より「ホッピーが好き!」、「多くの人にホッピーを飲んでいただきたい!」という想いが文脈からあふれ出ていることである。女性の跡継ぎ経営者という点で珍しかったこともあり、マスコミに取上げられるなどの追い風があったことも確かだが、決して浮かれず足元を固めようという姿勢にも共感した。
アルフィーの高見沢氏やビジーフォーのグッチ裕三(本書では”祐三”と誤字ですが・・・)などもホッピーのファンだった、というエピソードにはびっくりでした。名古屋住まいの私としては、次回”山ちゃん”に行ったときには、必ずや「ホッピーを飲もう!」そんな気にさせてくれる本でした。
蛇足ながら、懸念事項を一つ。この本が売れることで講演依頼が殺到するでしょう。そちらにのめり込み過ぎて本業がおかしくなる、ということがないよう、くれぐれも程ほどに…。
本書において好感が持てるのは、彼女が自分の未熟さや失敗を隠すことなく書いていること、そして何より「ホッピーが好き!」、「多くの人にホッピーを飲んでいただきたい!」という想いが文脈からあふれ出ていることである。女性の跡継ぎ経営者という点で珍しかったこともあり、マスコミに取上げられるなどの追い風があったことも確かだが、決して浮かれず足元を固めようという姿勢にも共感した。
アルフィーの高見沢氏やビジーフォーのグッチ裕三(本書では”祐三”と誤字ですが・・・)などもホッピーのファンだった、というエピソードにはびっくりでした。名古屋住まいの私としては、次回”山ちゃん”に行ったときには、必ずや「ホッピーを飲もう!」そんな気にさせてくれる本でした。
蛇足ながら、懸念事項を一つ。この本が売れることで講演依頼が殺到するでしょう。そちらにのめり込み過ぎて本業がおかしくなる、ということがないよう、くれぐれも程ほどに…。
2009年7月4日に日本でレビュー済み
ホッピー製造会社の3代目跡取り娘(副社長)が記したホッピー再生のエッセイ。廃業寸前の会社に飛び込み、失敗を繰り返し、株式会社武蔵野の社長小山昇氏の指導を受けながら会社を再生させる軌跡を辿る。
そして、小山氏の指導を受ける立場からの武蔵野経営塾の凄まじさを垣間見ることもできる1冊。述べ17日間の講習(泊まり込みも含む)に150万円払っても会社の再生をかけて参加する経営者達。ホッピーミーナの奮闘記も良いが、株式会社武蔵野に興味がある人にもお勧めできる。
そして、小山氏の指導を受ける立場からの武蔵野経営塾の凄まじさを垣間見ることもできる1冊。述べ17日間の講習(泊まり込みも含む)に150万円払っても会社の再生をかけて参加する経営者達。ホッピーミーナの奮闘記も良いが、株式会社武蔵野に興味がある人にもお勧めできる。
2010年7月16日に日本でレビュー済み
経営はTVゲームではないのです。
リセットして旨くいっても、後継者に恵まれない
企業は滅亡あるのみです・・。
そういうことを読みこなせるのは少数かもと
思わせるほどの軽薄短小な内容^^
リセットして旨くいっても、後継者に恵まれない
企業は滅亡あるのみです・・。
そういうことを読みこなせるのは少数かもと
思わせるほどの軽薄短小な内容^^