200頁に満たない本だが、当時の観覧者の立場から地下展示の様子がよく分かる。
DNAの模型と民俗学資料の位置関係はこの本でしかわからない。
これを超えるには動画しかないだろう。
生命の樹は是非復元して欲しい。

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岡本太郎と太陽の塔 (小学館クリエイティブビジュアルブック) 大型本 – 2008/5/30
平野 暁臣
(著)
永久保存が決まり、1995年に補修工事を終えた「太陽の塔」の全てを解説。初公開となる初期スケッチや写真、設計図などを用いて、岡本太郎が太陽の塔に込めたメッセージを探ると共に、失われてしまった太陽の塔内部展示を誌面上にて再現。詳細な解説と、ビジュアル両面から岡本太郎の代表作に迫る。また、美術界や建築界の著名人から寄稿をつのり、太陽の塔が持つ価値を再確認する。
- 本の長さ175ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館クリエイティブ(小学館)
- 発売日2008/5/30
- ISBN-104778036018
- ISBN-13978-4778036010
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一冊まるごと太陽の塔!太陽の塔には内部空間があった!太陽の塔はなぜ壊せなかったのか!?70年当時の貴重な写真や資料を発見。岡本太郎が構想したテーマ館の設定資料を公開。
登録情報
- 出版社 : 小学館クリエイティブ(小学館) (2008/5/30)
- 発売日 : 2008/5/30
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 175ページ
- ISBN-10 : 4778036018
- ISBN-13 : 978-4778036010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 908,443位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2011年3月22日に日本でレビュー済み
太陽の塔の外観、万博での姿、バックストーリーだけではなく
内部にあった「生命の樹」の詳細図、太陽の塔の図面まで収録された
太陽の塔の決定版と言える一冊です。これを見れば気分は大阪万博!
ですね。
内部にあった「生命の樹」の詳細図、太陽の塔の図面まで収録された
太陽の塔の決定版と言える一冊です。これを見れば気分は大阪万博!
ですね。
2017年11月11日に日本でレビュー済み
「太陽の塔」は、岡本太郎の造形性と思想性とが結実された傑作である。ただし、「太陽の塔」の内部に関しては、当時の日本を代表するような複数の知識人の思想が総合的に反映されているため、岡本の思想が純然とあらわされているとは言い難い。一方、「太陽の塔」の外観は、背面の「黒い太陽」以外は、岡本がテーマ展示の総合プロデューサーを打診された頃(1967年6月)からのデッサンが残されており、ほぼ岡本独自の思想性によるものと言えるのだ。こうした事実が、本書籍を通して知ることができる。ただし、1967年10月の「太陽の塔」原型制作中の岡本太郎の記録写真に観られる原型に直接描かれている下書きに関し、「花柄模様」という記述(143頁)は、そろそろ改められるべきである。そもそも、原型の下書きには「花柄」を構成する文様単位は何一つ描かれてはいない。この部分の執筆者の知識が不足していたのであろう。その後の調査で、岡本敏子が当該写真に「生命の樹を象徴」と記した資料が発見され、山下裕二監修の『日本美術全集』(小学館)でも紹介されている。「花柄文様」ではなく、生命の樹の枝と葉が下書きされていたのだ。これは、1967年に「太陽の塔」に関するプロジェクトが最初に公式発表されたとき以来、一貫して岡本自身が「(仮称)生命の樹」を造るとして記者発表していた事実と重大な関係がある。「太陽の塔」は「(仮称)生命の樹」だったのであり、その基本モチーフは「樹木」であるのだ。「太陽の塔」=「アセファル(無頭人)説」「縄文土偶説」「仮面説」「トーテムポール説」などには、上述の「太陽の塔」=「生命の樹説」のような明確な証拠・物証が無く思弁的である。一方、上述の「生命の樹説」には、明確な記録がある上に、岡本敏子によるメモ書きまでそろっていて実証的である。このことは日本のお堅い学会である美術史学会においても発表報告されており異論は出されていない。「太陽の塔」=「生命の樹」説以上に実証的で説得力のある理論は他には見出せない。「太陽の塔」に関する出版関係者は、この部分の修正を至急行わないと、今後、岡本太郎という偉大な芸術家の業績の評価を、著しく損なわせる元凶となるだろう。事実、「太陽の塔」をイエス・キリストと千手観音と重ね合わせて謎解きをする思弁的な書籍を出版した門外漢の学識経験者も存在し、予備知識のない人々ですら呆れている状況にあるのだから。