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あの日の僕らにさよなら (新潮文庫) 文庫 – 2012/12/24
平山 瑞穂
(著)
- 本の長さ398ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2012/12/24
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101354839
- ISBN-13978-4101354835
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2012/12/24)
- 発売日 : 2012/12/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 398ページ
- ISBN-10 : 4101354839
- ISBN-13 : 978-4101354835
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 814,999位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しめました。読後感、とっても良かったです。映画化とかないのかなぁ
2014年5月30日に日本でレビュー済み
2007年に『冥王星パーティ』として出た(私が買った)ときは、やや抽象的なタイトルと意図不明のカバーデザインが災いしてか、散々な販売成績だったと聞いているが、その後改題のうえ文庫化され、最近では本屋の平台に並んでいたりするから(また買った)、たぶん一押し商品ということなのだろう。
中身はよい本なので売れるのはうれしいが・・・
それにしても、これは昔の恋人や自分にどうケジメをつけるかという「訣別」の物語のはずだが、それに「昔の恋人に電話したくなる本、No.1」という臭いコピーはどういうこと?
この帯から、何かスイートで胸キュンな恋愛小説を期待した人は騙されたと思うんじゃあないか?
それと、「さよなら~」ならいいが、「~にさよなら」は明らかに語呂が悪い。『あの日の僕らにさようなら』だろう。編集者が付けたんだろうけど。
平山氏は実力のある作家だし、期待もしているので、出版側の販売戦略でかき回してほしくないなあ、と思ったりする。
所詮、小説は売れてナンボなのか?
わたくし的には、売れなくてもいいから^^;、この小説は幻の名作『冥王星パーティ』のままでよかった。
中身はよい本なので売れるのはうれしいが・・・
それにしても、これは昔の恋人や自分にどうケジメをつけるかという「訣別」の物語のはずだが、それに「昔の恋人に電話したくなる本、No.1」という臭いコピーはどういうこと?
この帯から、何かスイートで胸キュンな恋愛小説を期待した人は騙されたと思うんじゃあないか?
それと、「さよなら~」ならいいが、「~にさよなら」は明らかに語呂が悪い。『あの日の僕らにさようなら』だろう。編集者が付けたんだろうけど。
平山氏は実力のある作家だし、期待もしているので、出版側の販売戦略でかき回してほしくないなあ、と思ったりする。
所詮、小説は売れてナンボなのか?
わたくし的には、売れなくてもいいから^^;、この小説は幻の名作『冥王星パーティ』のままでよかった。
2015年1月4日に日本でレビュー済み
恋愛はそう上手く行くもんではありません。
ましてや、初恋が完璧にこなしたという人は、誰もいないはず。
というか、上手くいかない恋愛だからドラマチックであり、小説になるわけですね。
そんな物語を中心で回してくれるのは、翔子というダメンズウォーカー。
そしてもうひとりの主人公は、彼女にとって最初のダメンズである、衛。
物語は3部構成ですが、
大きく分けると、前半が彼女、彼の学生時代の恋愛パート。
後半が、過去の恋愛をビデオ判定で振り返るような、答え合わせパート。
前半では、翔子にしろ衛にしろ、何気ないキッカケや、ニアミスだらけです。
そんな中、いくつもの分岐点を通過していきます。
後半で、大人となった今の時点から、過去の選択を振り返るわけですが、
2人とも勿論、いい大人。焼け木杭に、、というわけでもありません。
ただ、素直に当時表現しきれなかった想いを伝え合います。
過去を振り返る事に、何か新しい意味はないのかもしれませんが、
昔の未熟な自分というのは、原点であり、皆密かに大事にしているものです。
今に不安があれば、そこに立ち戻って考る事は、魅力的な事かもしれません。
この本が刺さるのは、過去の自分が恋しい人や、今が不安な人でしょう。
キャッチーな帯の割に、裏切られる事はなかったかな。
ましてや、初恋が完璧にこなしたという人は、誰もいないはず。
というか、上手くいかない恋愛だからドラマチックであり、小説になるわけですね。
そんな物語を中心で回してくれるのは、翔子というダメンズウォーカー。
そしてもうひとりの主人公は、彼女にとって最初のダメンズである、衛。
物語は3部構成ですが、
大きく分けると、前半が彼女、彼の学生時代の恋愛パート。
後半が、過去の恋愛をビデオ判定で振り返るような、答え合わせパート。
前半では、翔子にしろ衛にしろ、何気ないキッカケや、ニアミスだらけです。
そんな中、いくつもの分岐点を通過していきます。
後半で、大人となった今の時点から、過去の選択を振り返るわけですが、
2人とも勿論、いい大人。焼け木杭に、、というわけでもありません。
ただ、素直に当時表現しきれなかった想いを伝え合います。
過去を振り返る事に、何か新しい意味はないのかもしれませんが、
昔の未熟な自分というのは、原点であり、皆密かに大事にしているものです。
今に不安があれば、そこに立ち戻って考る事は、魅力的な事かもしれません。
この本が刺さるのは、過去の自分が恋しい人や、今が不安な人でしょう。
キャッチーな帯の割に、裏切られる事はなかったかな。
2015年10月8日に日本でレビュー済み
平山瑞穂さんの著書は「忘れないと誓ったぼくがいた」が、初めでした。
それを読み、本当にいい意味で印象深い内容だったので、その後、平山瑞穂さんの著書を色々読んでます。「忘れないと誓ったぼくがいた」にもレビューしてます。
平山瑞穂さんの描くストーリーは、ノンフィクションでもなく「物語」ですが、読んだ中のどの本も、物語であり非現実的な現象やストーリーであっても、主人公や登場人物達の気持ち・内心・感情など、色んな立場の人の、色んな思いや想いが、本当に「現実!」です。
純粋で真っ直ぐに物事を捉える人・違う視点の裏から観る人・人間らしい?嫉妬や皮肉など、「人間」なら誰でもが納得「有る」様な、現実的な背景が伝わってきます。
色んな登場人物の視点に立って読んでると、自分も感情移入したり、納得したり、時には「そういう考え方もできるんだ!」「そっちからの視点で観ると、違う考えや感情も持てるんだ」などと、なるほど!と思える、リアル感を感じられる内容の著書が多い様に感じます。
読書はそうしたくても、毎日朝から晩までずっとできる訳でもないので(現実の生活もありますし)読める時は読むなら、ストーリーの面白さ・感情移入ができるのは勿論の事、読後に、何か読んでためになる印象が残る読書がしたい!と思うのが、私の私感ですが、物語や小説を読むなら、こちらの著者は、かなりお薦めできると思います。感情だけでなく、人間の記憶に関わる内容の本も、多数あります。
この本自体のレビューと言うより、こちらの著者のレビューみたいになってしまいましたが、この著書も、勿論読みました。
実際に起きたノンフィクションなども、よく読むのですが、フィクションなら、平山瑞穂さんの著書はお薦めです♪
それを読み、本当にいい意味で印象深い内容だったので、その後、平山瑞穂さんの著書を色々読んでます。「忘れないと誓ったぼくがいた」にもレビューしてます。
平山瑞穂さんの描くストーリーは、ノンフィクションでもなく「物語」ですが、読んだ中のどの本も、物語であり非現実的な現象やストーリーであっても、主人公や登場人物達の気持ち・内心・感情など、色んな立場の人の、色んな思いや想いが、本当に「現実!」です。
純粋で真っ直ぐに物事を捉える人・違う視点の裏から観る人・人間らしい?嫉妬や皮肉など、「人間」なら誰でもが納得「有る」様な、現実的な背景が伝わってきます。
色んな登場人物の視点に立って読んでると、自分も感情移入したり、納得したり、時には「そういう考え方もできるんだ!」「そっちからの視点で観ると、違う考えや感情も持てるんだ」などと、なるほど!と思える、リアル感を感じられる内容の著書が多い様に感じます。
読書はそうしたくても、毎日朝から晩までずっとできる訳でもないので(現実の生活もありますし)読める時は読むなら、ストーリーの面白さ・感情移入ができるのは勿論の事、読後に、何か読んでためになる印象が残る読書がしたい!と思うのが、私の私感ですが、物語や小説を読むなら、こちらの著者は、かなりお薦めできると思います。感情だけでなく、人間の記憶に関わる内容の本も、多数あります。
この本自体のレビューと言うより、こちらの著者のレビューみたいになってしまいましたが、この著書も、勿論読みました。
実際に起きたノンフィクションなども、よく読むのですが、フィクションなら、平山瑞穂さんの著書はお薦めです♪
2014年3月19日に日本でレビュー済み
私には、学生時代のほろ苦い恋の物語には到底思えませんでした。作者は何を伝えたかったんだろう?
都筑祥子というただのろくでもない女の話をつらつらと書いてあるだけで、彼女の魅力が全く伝わらないし、なぜ男たちが彼女に惹かれるのかも理解できなかった。
要は、清楚に見える外見てこと?
その失恋を大人になるまで引きずっている桜川も意味不明。そんなにひどい経験でもないし、ただの失恋でそこまでろくでなしになるか?
読んで損した
都筑祥子というただのろくでもない女の話をつらつらと書いてあるだけで、彼女の魅力が全く伝わらないし、なぜ男たちが彼女に惹かれるのかも理解できなかった。
要は、清楚に見える外見てこと?
その失恋を大人になるまで引きずっている桜川も意味不明。そんなにひどい経験でもないし、ただの失恋でそこまでろくでなしになるか?
読んで損した
2014年11月13日に日本でレビュー済み
高校時代に仲良くなりながら、ある事件をきっかけに疎遠になった二人は、紆余曲折の十数年を経て思いがけない再会を果たすのですが・・・。
人づきあいの下手な(というかほとんどできない)主人公たちが双方の視点で交互に綴っていくストーリーは、一度として恋愛小説の常道に収斂することなく、むしろどんどんそこからはずれていきます。
ちょっとベタなタイトルなので、それに惹かれて軽い気持ちで読みはじめると、大きく裏切られるかもしれません。実際、とても読み応えのある本でした。
かなり登場人物の内面に踏み込んだストーリーだし、その登場人物がみな相当「変わった」キャラクターの持ち主ばかりですから。でも、そんな登場人物の心理描写にそれなりに共感できたりするのは、読んでいるぼく自身も相当変わってるっていうことでしょうか。
ストーリーはどんどんあらぬ方向に行ってしまうように見えて、いったいこの話どうなっちゃうんだろうと思いつつも、結末が知りたくてたどりついたラスト。それは、もちろんノーテンキなハッピーエンドであるはずはなく、ほろ苦く、それでも前向きな余韻を残して、好感が持てました。
人づきあいの下手な(というかほとんどできない)主人公たちが双方の視点で交互に綴っていくストーリーは、一度として恋愛小説の常道に収斂することなく、むしろどんどんそこからはずれていきます。
ちょっとベタなタイトルなので、それに惹かれて軽い気持ちで読みはじめると、大きく裏切られるかもしれません。実際、とても読み応えのある本でした。
かなり登場人物の内面に踏み込んだストーリーだし、その登場人物がみな相当「変わった」キャラクターの持ち主ばかりですから。でも、そんな登場人物の心理描写にそれなりに共感できたりするのは、読んでいるぼく自身も相当変わってるっていうことでしょうか。
ストーリーはどんどんあらぬ方向に行ってしまうように見えて、いったいこの話どうなっちゃうんだろうと思いつつも、結末が知りたくてたどりついたラスト。それは、もちろんノーテンキなハッピーエンドであるはずはなく、ほろ苦く、それでも前向きな余韻を残して、好感が持てました。
2014年9月28日に日本でレビュー済み
万人受けする作品ではない、かも。
星3以下ににしても5にしてもいいような、そんな気持ち。
ただ、とても印象的な作品でした。
3章構成で、高校時代の祥子と衛~大学時代の祥子~28歳の衛と祥子 という流れ。
大まかいうと、周囲に振り回され、傷つき、自我が崩壊しかけた祥子が、前を向き
立ち直ろうとするまでを描いた話。
ほんとにもう祥子の周りは男も女もろくでなしばかり、記号のような存在で
『ちょっとひどくない?』と思う部分もありました。この辺は好みが分かれるかも。
ただ、だからこそ作中での祥子の孤独感がくっきり浮かび上がってくるようにも感じました。
(ちなみに、その後の衛も『ちょっとひどい』ですね)
ただ読後感は意外なほどすっきり。単純かもしれなけれど、『自分も頑張ろう』なんて思いました。
後年、自分が辛いときなんかに再読すると、どんな気持ちになるのかな、なんて思ったりします。
人には薦めづらいけれど、自分の中でちょっとだけ大切にしたい小説です。
星3以下ににしても5にしてもいいような、そんな気持ち。
ただ、とても印象的な作品でした。
3章構成で、高校時代の祥子と衛~大学時代の祥子~28歳の衛と祥子 という流れ。
大まかいうと、周囲に振り回され、傷つき、自我が崩壊しかけた祥子が、前を向き
立ち直ろうとするまでを描いた話。
ほんとにもう祥子の周りは男も女もろくでなしばかり、記号のような存在で
『ちょっとひどくない?』と思う部分もありました。この辺は好みが分かれるかも。
ただ、だからこそ作中での祥子の孤独感がくっきり浮かび上がってくるようにも感じました。
(ちなみに、その後の衛も『ちょっとひどい』ですね)
ただ読後感は意外なほどすっきり。単純かもしれなけれど、『自分も頑張ろう』なんて思いました。
後年、自分が辛いときなんかに再読すると、どんな気持ちになるのかな、なんて思ったりします。
人には薦めづらいけれど、自分の中でちょっとだけ大切にしたい小説です。
2015年5月23日に日本でレビュー済み
良意味で、普段そんなに本を読まない自分にとっては、重い本でした。
この本を読んだら、人生はそんなに綺麗じゃないんだなって思いました。私は今10代最後の歳ですが、高校生活で散々傷ついたので、余計そう感じます。
どうしてこんな風になってしまったのか、やり直すためにはどこまで戻ったら完璧にやり直すことができるのか、と考えることがあります。
祥子の、「人生にやり直しはきかない。その時その時に自分がベストだと思う選択をして今ここに自分がいるのだから、そこからまた前を向いて歩いていくだけだ」といった趣旨の言葉が心に残りました。
いくら高校3年間で傷ついたからといって、その過去が変わるわけじゃないし、ここからなんとか生きていこうと思います。
この本を読んだら、人生はそんなに綺麗じゃないんだなって思いました。私は今10代最後の歳ですが、高校生活で散々傷ついたので、余計そう感じます。
どうしてこんな風になってしまったのか、やり直すためにはどこまで戻ったら完璧にやり直すことができるのか、と考えることがあります。
祥子の、「人生にやり直しはきかない。その時その時に自分がベストだと思う選択をして今ここに自分がいるのだから、そこからまた前を向いて歩いていくだけだ」といった趣旨の言葉が心に残りました。
いくら高校3年間で傷ついたからといって、その過去が変わるわけじゃないし、ここからなんとか生きていこうと思います。