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プライズ ~秘密と嘘がくれたもの~ [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | パウラ・マルコヴィッチ, パウラ・ガリネッリ・エルツォク, ラウラ・アゴレカ |
言語 | スペイン語 |
稼働時間 | 1 時間 49 分 |
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商品の説明
第61回ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞作品
社会に背を向け、母親と2人きりで孤独な生活を送る7歳の少女の姿を通して、軍事政権下のアルゼンチンの人々の不安と恐怖を浮き彫りにし、
世界各地で数多くの映画賞に輝いた至極のドラマ!
★女性監督パウラ・マルコヴィッチが記憶と実体験を基に描いた本作。暗闇の時代にもひときわ輝く子供たちの無垢な笑顔に心掴まれる感動ドラマ!
第61回ベルリン国際映画祭において、撮影と美術の2部門で銀熊賞芸術貢献賞を受賞した本作は、現在メキシコを拠点に活動する女性監督のP・マルコヴィッチが、
1970年代の軍事独裁政権下のアルゼンチンで少女時代を過ごした自らの記憶と体験をもとに作り上げた半自伝的ドラマ。
抑圧的な社会体制の中で人々がピリピリと神経をとがらせ、息をひそめるようにして 不安な毎日を送る一方、そんな大人の事情がよく分からないままに
ひとりの少女が書き上げた作文が波紋を巻き起こす様子を静かに描き、軍事政権下の不条理を浮き彫りにさせている。
★天才子役“パウラ・ガリネッリ・エルツォク"の無垢な表情から目が離せない!
幼き主人公セシリアを演じたパウラは本作でスクリーンデビュー。演技とは思えない7歳の少女そのままの仕草立ち振る舞いは観客を魅了し、
フランスのビアリッツ国際映画祭では見事最優秀主演女優賞を獲得! 今後の活躍が期待される若き女優である。
★第61回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(美術賞/撮影賞)受賞!
時代背景を反映したかのような悪天候。荒涼とした風景。それでも、彩度を抑えた映像美に息を飲む。
細やかな演出が絶賛され、本作は見事第61回ベルリン国際映画祭で美術賞および撮影賞で銀熊賞を受賞した!
★世界各国の映画祭で称賛の嵐! !
◇メキシコ・アライエルアワード 金賞 / ◇フランス・ビアリッツ国際映画祭 最優秀主演女優賞 / ◇キューバ・ハバナ映画祭 最優秀演出賞
◇イスラエル・エルサレム映画祭 最優秀作品賞 / ◇ペルー・リマ映画祭 最優秀作品賞 / ◇フランス・パリスシネマ 最優秀若手監督賞
◇アルメリア・エルバン国際映画祭 最優秀作品賞
【ストーリー】
1970年代のアルゼンチンで、世間から身を隠すようにして海辺のボロ屋でひっそりと生きる1組の母子。
けれども7歳の少女セシリアには、なぜ自分たちがそうした生活を送らなければならないのか、その理由がよく分からない。
ある日彼女は、軍人が教室に参列した学校の作文の授業で、軍に入隊した親戚が死んだことを素直に書き綴った文章を先生に提出する。
その晩、それを知った母親は、思わず血相を変えて家を飛び出し…。
原題:El premio 製作:2011年/メキシコ・フランス・ドイツ・ポーランド
(C) México, 2011
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : スペイン語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
- EAN : 4580189028591
- 監督 : パウラ・マルコヴィッチ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 49 分
- 発売日 : 2014/7/2
- 出演 : ラウラ・アゴレカ, パウラ・ガリネッリ・エルツォク
- 字幕: : 日本語
- 言語 : スペイン語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : アメイジングD.C.
- ASIN : B00J8EUH3E
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 164,368位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 16,412位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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監督パウラ・マルコヴィッチの少女時代の実体験を元に描かれた実話ベースの作品、銀熊賞受賞作品だ。
沈黙のリアリティ、説明セリフがないので、観て読み解く力、思考力を必要とする作品です。
この映画の肝は、少女セシリアの両親は「悲観論者」で、父親は軍に殺され、母親も軍に追われてることだ。
日本だって軍国主義の治安維持法による弾圧で何万人も投獄され、千人以上が亡くなった歴史があるから
解ると思うけど、この夫婦は反政府運動を扇動していたんだ、下っ端なら処刑されないし追われることもない。
だから、砂浜に埋めていたのは、発禁本とか軍事政権の検閲に引っかかる印刷物や日記などの文書なんだ。
所持していただけで「悲観論者」とされ投獄、お母さんの場合、お父さんのように処刑される可能性があるんだ。
北朝鮮の孤児たちの餓死とか共食いのニュースを目にしたことがあると思うけど、
お母さんは、セシリアを護りたいから必死なんだよ。
いつも薄曇りの寒々しい静かな海辺の風景、そして窓を打ち破る荒々しい波と暴風の過酷な環境。
シーズンオフの海の家の倉庫に隠れるようにして暮らしている母と7歳の娘セシリア、
辛い生活の中に、母と幼い娘のじゃれ合う姿、愛と温もりだけが救いだ。
驚きは、自然すぎるセシリア役のパウラちゃんの演技、可愛くて、悲しくて、素晴らしかった。
あと、野良犬?放し飼いの黒犬ジムの名演も素晴らしかった。個人的に助演犬優賞をあげたい。
母親は、軍からの表彰は絶対に受け入れることが出来ないんだよね。
でも、セシリアは断れない状況になって…。
セシリアは砂嵐の中、ひとりぼっちで泣き続ける…
胸が締め付けられる…
.
決して暗いわけではなく、無邪気に楽しく過ごす少女。
学校の制服が白衣。
カンニング幇助の罰が、雨の中、校庭を何周も歩かされた挙げ句、ずぶ濡れのまま壁に向かって立たされる。
風邪を引いてしまいそう。
読書が好きで文才がある少女は、ある賞を受賞します。
しかし、それがキッカケで・・・
「サンサーラ」が流れてきそうな「ザ・ノンフィクション」風なストーリー。
最後は・・・
ヒロインが美少女なので、飽きずに最後まで見ることができます。
できますが、何度も繰り返し見るような映画ではありません。
気分が重くなります。
いろいろと考えさせられる映画です。
荒涼とした海岸、砂浜から伸びる道沿いの風景、風の音、波の音、そこに煌めく子供達の笑い声や犬の無垢な鳴き声が、破綻するかしないかの境目を行き来し、実際にあったある時代の空気を詰め込むことに成功しています。
1970年代のアルゼンチンで、軍事独裁政権下で何が行われていたかについてのある程度の知識があると、劇中に散りばめられた色々な要素が徐々に繋がり、全体として得体の知れない恐怖と寒々しさを帯びた時代の空気を知り、また理不尽への怒りや主人公二人のやるせなさをも感じることができるでしょう。
1970年代後半のアルゼンチンは、左派民族主義者のペロン政権をクーデターで倒し樹立された軍事独裁政権下で、後世にGuerra Sucia=汚い戦争とよばれる時代でした。言論が抑圧され、労働組合員やジャーナリスト、学生など数万人に及ぶ反体制派の拉致、拷問、殺害を軍部が実行し、消えた市民は「失踪者」と呼ばれ、言語を絶する恐怖で社会を支配していました。経済政策の失敗の蓄積が積み重なり、愛国精神の鼓舞のためもあって起こしたフォークランド紛争に敗北したことで軍部が失脚し、軍部の責任を問わないことを条件に民政へ移行しますが、21世紀に入り、当時の政治犯罪を訴追すべしとの最高裁判決を受けて、闇に葬られかけていた数々の悪行に再び光が当てられ、当時の大統領や軍首脳などが訴追されてきています。
また、カトリック教会も、「国を愛せ」と信者に求めて軍部に協力し、弾圧を止めようとしなかったことで後に批判され、幾人かの司祭は具体的に誘拐・拷問・殺人に関与したとして2000年代に訴追されています。劇中で、マリア像を見ながら、インディオ系の顔立ちの友達がカトリックの十字の切り方をセシリアに教え、それを覚えたくてベッドの上で繰り返す彼女の横で母親が「やってられへんわ」とただ無言で寝転んでいるシーンは、当時のカトリック教会が果たした役割を暗示するものです。
<以下、ややネタバレ含む>
冒頭、荒涼とした砂浜を、荒れる冬の海を横目にローラースケートを履いて歩く少女をカメラが追い、不協和音を奏でるピアノが響くシーンで幕を開けますが、物語の全体を通じて漂う不穏な空気は、ここから一本の筋を物語の全編を通じて貫きます。徐々に、母子が置いてきたもの、失ってきたものが、母親にとっては残酷に刺さる子供言葉から見えてきます。
従順に政府に協力している教員も、娘の作文に危機を感じた母親の来訪を受けて、彼女たちを危機から救うために僅かな協力を申し出ます。そうしたごく普通の市民の有様も描かれます。
登場人物も台詞も最小限なのに、とてもリアリティに満ちた映画に仕上がっているのは、監督であるパウラ・マルコヴィッチがアルゼンチンで1970年代に少女時代を過ごした実体験に基づいているからだそうです。
軍事政権下(他の人の説明でも読んで下さい)?での言論統制?本を埋める?どうでもよい背景描写だけど
コミュニティがないのに生活出来て、先行き不安の幼い母親の苦悩?
晴れた太陽が一度として出てこない。荒れた海風。色のない砂浜。寒くて寝れない夜。全体的にセピア色
誰かからの信号(ラジオ)を待つけど、そんなの無いのは知っている
どんどんと成長して自分から離れる娘への複雑な想い
で、皆さんが何を感じたのか?何が?誰が?主題だったのか、よくわかりませんでした
全ての映画において時代背景等を理解した上で鑑賞しろなんて無理です
い頃に何かトラウマ抱えているような人が見たらスイッチが入ってしまうかもしれない映画。
主人公であろう女の子の演技は素晴らしく、また、酷なシーンもこなしていたのが凄い。
砂まみれ、水まみれ。
また、音楽がこれが意図なのだろうが、気持ち悪かった。
幼
演技というより、ほとんどカメラを意識しないドキュメンタリー作品の登場人物のように自然で圧倒されます。
おそらく細かい演技指導の賜物、というよりは、この女の子自身の自然な振る舞い自身がそのまま絵になることと、その魅力が発揮できるような環境作りが功を奏しているのでしょう。
日本でも天才子役などと言われる子役たちが時々出てきますが、器が違います。
やはり世界は広いですね。
ただ映画自体は状況がよくわからないまま淡々とストーリーが進行していき、そのまま終わってしまった感があり残念です。
これは見ている私自身が無知なせいもあるとは思いますが、映画にかぎらずアニメだってドラマだって小説だって、その作品単体で評価されるべきであって、見ている側が「この時代のこの国の状況は何々であった。」とか、事前に(または事後に)調べるなりなんなりで、ある程度理解していないといけないってのはストレスを感じますね。
ただこの映画の場合、予備知識があっても厳しいかも、、、。
やはりある程度起承転結がはっきりしたわかりやすい映画の方が単純な私には向いているようです(笑)。
芸術的な作品であり、いい映画とは思いますが万人にはお勧めしません。
監督がアルゼンチン生まれであり、彼女の半生が反映されたもののようだ。
軍事政権下のアルゼンチン。荒涼と、寒々とした海辺。
浜辺のあばら家に住む母娘。二人の会話から、他の土地から来た、何かから逃げ、隠れて暮らしているようだということがわかる。
父親がいないのは軍によって殺されたらしいということも分かってくる。反政府側の立場だったのかもしれない。
まだ7歳なので自分たちの置かれた状況を理解できないセシリア。
母親の苦悩、苛立ちをしっかり表現しているのは監督が成長して同性として母の心を理解できるようになったからであろう。
この映画は母への感謝の気持ちが含まれているように感じた。
主人公の少女セシリア(監督の分身)、些か単調な演出なのに飽きずに最後まで観ることが出来たのはひとえにこのセシリア役の Paula Galinelli Hertzogの演技によるものと言える。
母との関係、友人との会話、犬と戯れる場面、あざとさが感じられず全てが自然体で、このような演技は大人でも出来る役者はそういない。
直接的に政治批判をするのではなく、か弱く、貧しい市井の人を中心に描いた脚本は見事だった。
音楽も最低限にとどめ、ひたすら、セシリアの行動、言葉を見せる演出も丁寧で良かった。
惜しむらくは音響的にバランスが悪く、ノイズもひどかった(これは機材の問題で致し方ないが)点であろう。
あまりサウンドに手を入れることで作り物感が強くなることを危惧したのかもしれない。
それ以外の暗い演出は全てその前振りですので、物語自体は作者は気にしていません。
真面目な枠にはめ込んで常識の範囲内で評価する人がこの世では大半ですが、表面的なものと、その裏と、また本質は全て別物です。