全てが黒白写真で構成された、端島の記録です。
明治時代から炭坑として、設備を充実化され続けた端島。
大都会並みの高層アパートが立ち並び、実際に暮らしている端島の方々を多く見られます。
まさに、生きていた端島の歴史がこの写真集に凝縮されています。
明治時代や大正時代の写真も登場したことには、度肝を抜かれました。
端島が成長する過程の時代は、写真に記録することが国家事業並のことだったからです。
途中で倒壊した体育館や、ビルより高く打ち上げられる波の姿も捕らえられています。
自然の猛威と戦うための様々な工夫がなされていたり、子供達の遊ぶ姿や学校で学ぶ姿。
あの人工島で生まれ育った子供達は、現在も生きており、端島は大切な生まれ故郷です。
廃墟となった端島の姿は多く見かけていますが、呼吸をしていた端島の姿が見られることに、私は感激しました。
収録されている写真の多くは、昭和30年代です。
残念ながらそれ以前の写真は少ないです。
理由を聞いたことがありませんが、恐らく敗戦後、軍の圧力で写真とネガを処分させられたのでしょう。
端島には強制連行された中国や朝鮮半島の方々の暮らしや働きぶりがあり、その記録を連合軍に没収されるのを怖れたものと思われます。
端島の生活水準は高く、昭和30年代に何とビールで晩酌をしているお父さんの姿まで掲載されています。
内地であれば、とてつもない贅沢です。限られた世界で生きる代償とも言えるでしょう。
驚異的な最新鋭設備の詰まった端島。
日本の近代化に寄与した端島を、「軍艦島」とは私は呼びたくない。
端島は敵艦と戦う島ではなく、台風や炭坑のガス爆発など、自然災害などと戦った島なのですから。
端島で生まれ育った方々を、私は幸せな方々だと思います。
収録された写真のように、別の端島の写真が公表されないかと、私はとても期待しています。
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軍艦島海上産業都市に住む (ビジュアルブック水辺の生活誌) 単行本 – 2004/10/14
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- 本の長さ93ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2004/10/14
- ISBN-10400008495X
- ISBN-13978-4000084956
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
高度経済成長の直前、日本の西端の超密度空間に、生活の熱気と産業の力強さが溢れていた。海底炭鉱の島「軍艦島」閉山から21年。長崎県端島の人々の生活を写真で追う。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2004/10/14)
- 発売日 : 2004/10/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 93ページ
- ISBN-10 : 400008495X
- ISBN-13 : 978-4000084956
- Amazon 売れ筋ランキング: - 423,528位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 54位九州・沖縄の日本史
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2022年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
欲しかったこの本が本屋さんではなかなか見つからなかったけど、中身を確認なしでAmazonで購入してみたら、ドキドキするような写真や、文面。
よかったです
よかったです
2015年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さい頃から廃屋を覗くのが好きでした。
廃れた建物自体にも魅力はありましたが、見たいのはそこに居た人々の暮らしぶりなのです。
しかしそれは、想像するより他に術のないこと。
端島もそうです。
崩壊寸前になった島の現在は見られますが・・・
私が本当に見たいのは、当時の人々の暮らしぶりでした。
その欲求を叶えてくれるのがこの本ですね。
実に活き活きとした、究極とも言える人間の暮らしがそこにあります。
その狭さゆえ、その短さゆえに凝縮された人間の営み。
眺めていて、嬉しくなってくるのです。
私のような昭和世代の懐古主義を満たし、若者達にはあるべき人の生き方を提示してくれる。
端島という本当に小さな島を通して、様々な事を現代の人達に訴えかけてくる。
本誌は、それらを伝える為に十分な構成になっていると思います。
多くの人が手にとって欲しい一冊ですね。
廃れた建物自体にも魅力はありましたが、見たいのはそこに居た人々の暮らしぶりなのです。
しかしそれは、想像するより他に術のないこと。
端島もそうです。
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その欲求を叶えてくれるのがこの本ですね。
実に活き活きとした、究極とも言える人間の暮らしがそこにあります。
その狭さゆえ、その短さゆえに凝縮された人間の営み。
眺めていて、嬉しくなってくるのです。
私のような昭和世代の懐古主義を満たし、若者達にはあるべき人の生き方を提示してくれる。
端島という本当に小さな島を通して、様々な事を現代の人達に訴えかけてくる。
本誌は、それらを伝える為に十分な構成になっていると思います。
多くの人が手にとって欲しい一冊ですね。
2013年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
端島の情景に引き込まれます。
もうほとんど見ることの出来ない小さい頃の昭和の景色に浸れます。
もうほとんど見ることの出来ない小さい頃の昭和の景色に浸れます。
2013年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人々が生き生きと暮らしていた様子がよくわかる写真があって良かったです。
2021年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほとんど見た事ある写真。各カットのキャンプションもあっさり。説明も足りない。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時軍艦島に住んでらした方が撮った写真だけあって、生活の息吹が伝わってきます。炭鉱で働いていた方の苦労や家族の毎日の生活の工夫、このころの、日本の勢いが感じられ見入ってしまいます。軍艦島に行かれる方は、ぜひこの写真集を見てから行かれる事をお勧めします。島の見方が変わると思います。
2011年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
狭い空間で人が生活するシーンをある映画で見たことがある。その映画の題名も内容も忘れてしまったがそのシーンだけなぜか頭に残った。後日それが軍艦島というところであること知った。長い間、立ち入り禁止であった軍艦島だが一部が訪問できるようになって観光地になっている。しかし、そこで見に行けるのはあくまで廃墟としての軍艦島である。
本書は、軍艦島での生活を撮影した写真を基に、軍艦島での生活を記述した貴重な本である。密集した空間、嵐になると押し寄せてくる波で水没する場所、子供達の生活、炭鉱での仕事。モノクロの写真と、その写真に関しての文章とが、軍艦島での生活を伝えてくれる。巻末には、住んでいた人の座談会についても収録されている。
本書は、軍艦島での生活を撮影した写真を基に、軍艦島での生活を記述した貴重な本である。密集した空間、嵐になると押し寄せてくる波で水没する場所、子供達の生活、炭鉱での仕事。モノクロの写真と、その写真に関しての文章とが、軍艦島での生活を伝えてくれる。巻末には、住んでいた人の座談会についても収録されている。